続いては中洲の外にあるワット・プーカオトーンへと向かう為、おんぼろチャリを一路北へと走らせる。
激しく濁っているオールドロップリー川を越えて初めて中洲の外に出た。
暫くすると、左手に立派な造りの門を発見。
地図には何もかかれていない場所にあるようだが、入ってみると綺麗に区画された敷地内には新し目の建物が幾棟か建っている。どうやら遺跡ではなくて現役の寺院のようである。
巨大化したニワトリの親分夫婦とその子分たちに敬礼で迎えられているようで不気味だ。
参拝客はおろか僧や警備員すら人っ子一人いないがどうなっているのだろうか。
一つ扉が開いていた建物があったので入ってみると、おばあちゃんが一人で内職中であった。私が入室すると一瞬驚いた顔をしたが、直ぐに笑顔を見せて迎え入れてくれた。もしかしたらオープン前の寺院とかでまだ入場禁止とかなのかな。結局、この広い敷地内で見たのはこのおばあちゃん一人だけだった。
お供え物はすっごく俗世的で、シャンプーやリンス、ハンドクリームが殆どを占めている。美容に縁のある仏様が祀られているのであろうか。
こちらは曜日毎の仏像と賽銭箱。タイの寺院ではしばしば曜日毎の守護仏に熱心に拝んでいる人の姿が見られる。我々日本人が血液型占いをするようにタイの人達は自分が生まれた日の曜日を大切にして、お寺に行けば自分の曜日の仏像に拝み、占いでは自分の曜日をネタにするのである。以前に取引先のタイ人に曜日を聞かれた際に答えられなかったのだが、その際にその取引先の女性から受けた冷ややかな軽蔑的な眼差しは今でも覚えている。タイでは余程の気違い以外は自分の生まれた日の曜日を知っているそうだ。タイに来られる方々、自分の誕生日の曜日を確認してから渡航下さい。
因みに現在のプミポン国王は月曜日の生まれでシンボルカラーは黄色。公務員は月曜に黄色のポロシャツを着用するよう推奨されているそうで、一時期『月曜日=黄色のポロシャツ』という方程式が定着し過ぎ、黄色のポロシャツの価格跳ね上がったそう。その為、悪質な便乗値上げを防ぐべく、一時的にポロシャツの価格を400バーツ以上にすることを禁ずる法律まで作られたそうだ。
この異常な黄色シャツ着用率は偶然ではないのである!黄色のポロシャツはタイでは正装と定められているので、スーツの代わりにもなるらしい。
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