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名キャラクターの宝庫 スリ・ヴィラマカリアマン寺院(シンガポール)


リトルインディアを歩いていると、大通り沿いの住宅地の一角に一際目を引く目立ちたがり屋な建物が出現した。

紅白の縦縞に塗り分けられためでたそうな外壁に、色とりどりの神像がてんこ盛りとなった塔門…これが1881年にインドのベンガル地方からの移民労働者たちによって建立されたこのスリ・ヴィラマカリアンマン寺院であるようだ。


入り口の上に趣味の悪いファサード看板が如く設けられている物体はゴープラムと呼ばれる塔門。ドラヴィダ様式独特の建築スタイルで、細かな表情やボディーラインまでリアルに表現されたヒンドゥーの神々や神聖なる動物達の彫像で埋め尽くされている。初めてこのド派手な楼門を見たのはクアラルンプールだったかな、ガツンと痛く衝撃を受けたのを覚えている。


下から見上げると凄まじいまでの威圧感。生き生きとした極彩色の神様達が今にもこぼれ落ちてきそうなたっぷり感が堪らない。

ひだり みぎ
中央の楼門だけでなく、寺院の至る所にこれでもかと言わんばかりにへばり付いてるw。他の寺院と神々の数で競争でもしてたのだろうか。


すっごく特殊で敷居の高そうな寺院だけど、ヒンドゥー教信徒以外の一般客にも開放されているとのことなので、靴を脱いで入ってみる。


中央の広間に入ると、正面に3つの祭壇が見える。中央には女神・カーリー、左には学問の神・ガネーシャ、右には軍神・ムルガンというヒンドゥー神が祀られているそうだ。普通はヒンドゥーの三巨頭と言ったらシヴァ・ヴィシュヌ・ブラフマーなんだけどね。ここでは強烈キャラのカーリーやムルガンがラインナップに採用されており、他のヒンドゥー寺院より内容の濃い出来となっている。

こちらの写真(左)は奇怪なポーズで男を踏みつつ祭壇を護る破壊と創造の神・シヴァの像らしい。日本人的な感覚からすると悪鬼以外の何物でもない。
ひだり みぎ
シヴァは様々な神を兼務してて二つ名も多く、舞踏の神様としても知られている。彼のダンスが宇宙のリズムであり、彼のダンスが終われば世界が滅び、そしてまた踊り始めて新たなる世界を創造するのだとか。生命の生成と消滅、死と復活という生命の輪廻、永劫の生と死のリズムを象徴してるのだろうか。


世界を滅ぼす「終末ダンス」を踊りまくるダンシングシヴァ。象徴的な姿だからか、この造形のシヴァ像は様々なヒンドゥー寺院で見ることができる。

ひだり みぎ
しかしまぁ様々な像が並んでおり、なんかもう悪趣味なテーマパークに見えてきた。キャラクター多すぎだろ。

ひだり みぎ
へそ出しルックで獅子を従えているのは殺戮の女神・ドゥルガー。どの神も鮮やかな色で彩どられ、プリッとした豊満な体をしててちょっとセクシー。肉感的だね。

ひだり みぎ
女神の活躍が目立つスリ・ヴィラマカリアマン寺院だが、男だって負けちゃいない。ほら、フレディマーキュリーの控えめな活躍ぶりを存分に拝んでください。


遠目で寂しそうにどこかを見つめながらも献身的に殺戮の女神を支えるフレディ。お腹や乳の膨らみ具合だったり髭の整い方がリアルすぎてドン引き。尻に敷かれたうだつの上がらんドMなダメ旦那を見ているようだ。


猿王・ハヌマーンの御姿も。

強烈な役者揃いのスリ・ヴィラマカリアマン寺院にあって、一番強烈なのはコイツ。女性の腹を裂き内臓を暴き、二の足で屍を踏みにじりながら更なる生贄を欲するかのように舌を出すヒステリーババア。こんなんダメだろ。トラウマレベルの怖さで、思わずひれ伏しちゃうわ。

こいつは一体誰なんだ?パッと見は血と殺戮を好むバトルモンスター・カーリーだけど肌の色的に違うし、同じく無慈悲で好戦的なドゥルガーかと思ったら獅子を従えてないので違うっぽいっぽい…。気になってネットで調べたらペリヤッチなる名前が挙がっているが、そんな名前そもそも他では聞いた事ないし…。まぁここでは色を塗り間違えたカーリーということにしておこう。

という訳で、御茶目なキャラや物騒なキャラまで盛り沢山なスリ・ヴィラマカリアマン寺院。死体を踏んずけたり内臓を抽出したりと日本の神様とは比べ物にならないくらいスケールがデカくて残酷な神々が躍動する姿を楽しめます。

【スリ・ヴィラマカリアマン寺院(Sri Veeramakaliamman Temple)】

住所:141 Serangoon Road,Singapore
開館時間:5:30-12:15 16:00-21:00

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