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バンコクのスーツ詐欺(!?)1


今回はお姉ちゃんとデートを楽しんでいるであろう同僚をほったらかして、一人で観光地を周ってきたのですが、そこで一つ面白体験をしました。ネット上でも頻繁に見かける『スーツ仕立て詐欺!!!

完璧に他の被害者が書き残した体験記通りに事が進んでいったので、面白くなってついていってみることにしました。

事の発端、それは国立博物館の拝観を終えて、サイアム博物館に移動する為にタクシー待ちをしていた時のこと。一人の40代後半から50代前半くらいの日焼けで真っ黒な男に声をかけられました。

男『あなた、仏教徒かな?』
私『いいえ』
男『私、この横の大学の教職員なんです。』 と言って頼んでもないのに身分証明書を見せてくる。
男『あなた、日本人ですよね?あぁ~~!日本人は仏教徒が多い!今日はハッピーブッディストの日なんですよ!この後どうするんですか?』
私『サイアム博物館に向かいます。』 

男『あぁ~。サイアム博物館は昼休みに入っちゃうよ!それよりちょっと地図見せてみ!』と言って私の地図を見て、勝手に色々と書き込む。
男『先ずこのスタンディング仏陀を見に行く。そしてこの仏陀も見に行く。そして最後にいい情報だ。今日はハッピーブッディストの日だから、スーツ国営工場の直営店でセールをしているんだ。今日がセールの最後の日だよ。君は何てラッキーなんだ! I’m happy for you!!』

だからハッピーブッディストデーって何だよ!!!

立て続けに男

『仏陀2か所にスーツ屋さん、そしてサイアム博物館を周るトゥクトゥクを40バーツで手配してあげるから!』

これが俗に言うスーツ仕立て詐欺か!!このトークの怪しさに冒険心を掻き立たされたのと、移動の足を40バーツ(120円)で手配してくれるとのことで、話に乗ってみることにした。スーツ屋は見ても気に入らなかったと言って帰ればいいんだし。

そして、男がタイミング良く横を通ったトゥクトゥクを捕まえて、運転手と交渉。見事40バーツで話がまとまりました。

男『楽しんで来い!仏教徒として仏陀に観光客が行ってくれて嬉しい。』とか殊勝なことを言って送り出されました。

男を残して走り出すトゥクトゥク。
IMG_6380
何だか陽気な運ちゃんです。

IMG_6384
念の為にライセンス番号も撮っておく。

仏陀1の見学を無事に終え、仏陀2へ移動。敷地内に入ると入り口横の通路で一人の男が祈りを捧げている。私に気が付く男。すると…

男『お祈りに来たんだろう?こっち来いこっち来い。』と言って腕を掴まれ、強制的に仏陀へ祈りを捧げることに。とりあえず目を瞑ってやり過ごす私。

30秒くらいが経過したであろうか。

男『OK! 君は仏教徒かい?』 今度の男は30代中盤くらいであろうか。服装も髪型も小奇麗な格好をしています。
私『いや、違います。』
男『君、日本人だろ?日本は神道に仏教にキリスト教がごちゃ混ぜになってるって聞いたけど、仏教徒は全人口の何%くらいなんだ?日本は大乗仏教だろ?』
私『いや、仏教徒じゃないから詳しいことは分からんよ。』
男『じゃあ君はどうしてここに来ているんだい?』
私『実はかくかくしかじかで…道端で会った大学の教職員である仏教徒に紹介されたんだ。』

この私の反応を見てやたらとテンションが上がる男。
男『あぁ~!ラッキーだね!今日は実はハッピーブッディストの日なんだ!』
出た!ここでもハッピーブッディスト攻撃!!大学の教職員の話ときちんと統合が取れています。
男『この後はどうする予定なの?』 地図を見せて、教職員に書いてもらった場所に行くことを告げる。すると、テンション大爆発!目が輝きだしました。

男『何でこの場所知ってるの!??もしかして、今日の新聞読んじゃった??』
私『いや、これもさっきの男に紹介してもらったんだけど』
男『あぁぁぁ~!ラッキーだね!実は今日がハッピーブッディストの日で、今日がスーツの大売出しの最終日なんだ。ここは基本的には先進国向けの輸出品しか取り扱ってないんだけど、年に一回は国内向けに大安売りをしているんだ。実は俺も昨日行ってきて、スーツ4着も仕立ててきたんだ。ここのスーツの生地、何だかわかるかい?』

私『ウール?ナイロン?あ、シルクでしょう!』
男『No no no, think harder!! (もっと考えろよ!)最高級の生地なんだ。』
私『カシミヤ?』
男『ビンゴーーー!!!昨日はスーツ上下にワイシャツ・ネクタイ・ベスト一式を揃えたんだ。私はバンコク国際銀行の行員で、日本や北米にもちょくちょく出張に行ってるんだ。4月には京都のみずほ銀行にも行って来たんだ。世界中見て来たけどカシミヤのスーツをこんなに安く仕立てられるところは無いよ!!』
男『早く!早くしないと!今日が大売出し最終日だから!乗り遅れるな!』と突如として私を急かす男。

駐輪所に戻ると、運転手が待っています。
IMG_6419
運転手『次、どこ行くんだっけ』
私『サイアム博物館ですよ。』
運転手『いやいや、最初の男が言ってたのは違うでしょ!地図見せて!ほら、ここでしょ、この有名なスーツ工場の直営店!』
そんなに必死にならなくても…大学の教職員と寺院の銀行員と運転手が三位一体で繋がっているのか???

続く

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コメント

  1. SECRET: 0
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    >ひろばさん
    ご忠告頂き有難う御座います。やっぱり新興国での移動の足はメーター制タクシーが基本ですよね。初めてのバンコク観光で、自分の中で冒険心を抑えきれなかったようです。全てを警戒していたら旅を心から楽しめなくなり難しいところですが、次回からはもう少し気をつけるように致します!