この週末は福建省の厦門へのブラリ旅を楽しんでみることに。
上海と福建省なんて目と鼻の先程度の距離で週末ブラリ旅行には丁度良いかと思ったんだけど、距離にして510マイル、飛行時間にして1時間50分と意外と遠かった…
この路線は上海航空・厦門航空・中国東方航空・春秋航空・山東航空・吉祥航空…上海虹橋・浦東⇒厦門は全6社が26の直行便を飛ばしているけれど、今回は南方航空修行も兼ねCZにマイルと修行用セクターが加算される厦門航空と中国東方航空を利用した。
宿はSPG系列のウェスティン・シェラトン・メリディアン、IHG系列のインディゴ・クラウンプラザ、ヒルトン系のコンラッド・ダブルツリーWuyuan Bay・ダブルツリーHaicang 、アコー系のプルマン・メルキュールと選択肢が豊富だが、今回はまったりとシティリゾート的ステイが楽しめそうなメリディアンに泊まってみることに。
厦門高崎国際空港から約8km、仙岳公園内の小高い丘の中にひっそりと建つリゾートホテル風のメリディアン厦門。2010年開業とまだまだ新しいし、小高い丘の中腹にある為に中国とは思えぬ静けさが保たれている。逆に、大通りに出るまで丘を600-700メートル下る必要があるので、ぶらりとコンビニに買い物に行くというには不便。
ロビーは吹き抜けで天井も高く広々としていて、地球儀やら天体風の球体が多数吊るされ不思議空間系となっている。太陽系ではななそうだが、どこか他の宇宙空間でも表現しているのだろうか。ひっそりとした静けさも相まって、中々に独特な雰囲気が感じられる。
部屋:デラックス
スイートナイトアワードの申請をしてみたものの、残念ながらスイートルームが満室状態とのことで敢え無く却下された。ジュニアスイートでも1泊1,000元以下という御手頃価格な上、全部で23部屋しか無いらしいんで仕方が無い。スイートを占拠する長期滞在のプラチナ会員も多いみたいだし。
肝心の部屋の中はメリディアンらしく暗めの照明とメリハリの利いたハイセンスなインテリアでまとめられているのだが、間接照明で薄ぐらい中に下品な色調のLEDライトが灯っていて凄くラブホテルっぽいうか…。残念ながらベッドボードのイルミネーションが全てを台無しにしてしまっている。
岩壁みたいなデコレーションが施された壁の一部がライトアップされていたり、薄暗い中で間接照明が多用されていて、洒落ていると言えば洒落ているんだが…。中高年や家族連れには落ち着かないヤングでアバンギャルド系な部屋だと思う。西洋人はこういうライトアップを好むのかな。
独特のセンスはクローゼットの壁紙やクッションの柄にも見ることができる。
ウェルカムフルーツに手書きのウェルカムレター(超達筆)。この他、クラブ特典としてチェックイン日に2pcsの無料アイロンかけサービスを受けることができる。
バスアメニティはメリディアンのスイートルームでよく見るCinq Mondes。全体的に清潔でバスタブもあるし、水周りは及第点。
部屋の一番の魅力は開放感あるバルコニーだろうな。丘の斜面を利用して滝なんか作っちゃったりと、ホテル敷地内は思ったよりもリゾートリゾートしてる。心身ともに疲れ切った社畜サラリーマンの静養地としてはちょうど良い環境だ。
クラブラウンジ
朝食:06:30-10:30
アフタヌーンティ:14:30-16:30
ハッピーアワー:17:30-19:30
一部スペースが2フロアの吹き抜けとなった開放感あふれる空間。スタッフは朝も夜もフレンドリーで、ビールの売り子のように「ビールはもう一杯如何ですかー」なんて積極的に声をかけてくれる。
食事は微妙。点数が少ないうえ、ホットミールはピザやらミニバーガーやらチキンウイングやらスプリングロールやら、やたらとアメリカンジャンクなメニューばかり揃えられている。味付けもやたらと濃かったし、自分の口には合わなんだ。
ドリンク。テキーラショットで泥酔してたフランス人集団がラウンジスタッフにもテキーラショットを強制しようとしてて、断られて逆上してた。おー、怖い。
雑な盛り付け方と画質の悪さで、写真で見るとより一層美味しくなさそうに見える。チーズケーキくらいかな、美味かったのは。
朝食
広い朝食会場の至る所に三等身の不細工でな人形が配員されている。もちろん生身の人間のスタッフもいるにはいるのだが、挨拶は無いは席への誘導は無いわと、人形並みにぶっきら棒。客よりも自分を優先するような態度で仕事しているし、印象はすこぶる悪い。
ホットミールは美味しくないが、中国風ハンバーガーと練乳揚げ饅頭という小生好みのメニューもあったので、個人的には満足度は高かった。
アイオープナーのモクテルも全メニュー美味い。特に「クコとキャロットのスムージー」「マンゴーとライムのカクテル」の二品がサッパリしててマイウ―。
プール
ヒノキのスチームサウナがあったのは良かったが、水が生ぬるくて気持ち悪かった。
朝は仙岳公園内の散歩道を探索。車に引かれる心配も電動バイクの引っ手繰りに逢う心配もオッサンに痰をカーッペされる心配も無く静かに散歩できるのは有難い。
丘の上にあり、厦門の街を往来する飛行機も眺められたりと、シティリゾート的なホテルで十分にマッタリすることが出来る。
シティライフを満喫したいならシェラトンが第一候補になるかと思うが、厦門でシティリゾートでの週末ステイを満喫したいという方にはメリディアンがお勧め。カテゴリー2で週末なら3,000ポイントで泊まれますし。
【メリディアン厦門】
Booking.com
住所:福建省厦門市冠軍路7号南山
TEL:+86-592-7709999
チェックイン:15:00
チェックアウト:12:00
総部屋数:342室
SPGカテゴリー:2
Booking.com
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