ルメリディアン鄭州 スイート宿泊記 洛陽・鄭州・開封旅行12

鄭州二泊目の宿は幾つかの候補と迷った挙句、ルメリディアン鄭州(鄭州建業艾美酒店)にすることに。

SPG系列のシェラトングランドとアコーホテルズ系列のソフィテルと迷った末、結局、超モダン路線なスタイルで評価の高かったメリディアンを選択した。あと、もう少し郊外まで選択肢を広げれば、世界のSPGホテルの中でも随一の安さを誇るアロフト鄭州上街も選択肢に入ってきたんですけどね。

一泊なんと3,018円。価格面は大いに魅力的ではあったが、翌日の飛行機で広州に戻る計画だったので、今回は空港からのアクセスが悪過ぎるアロフトの利用は見合わせることに。

ということで開封から戻ってきた足でそのままメリディアンへ。

鄭州東駅からの道中、一度は宿泊を検討したシェラトングランド鄭州の横を通過。こちらもSPGカテゴリー2とは思えない立派な外観だった。ザ・シェラトングランド的な。ただ、この日は端午節旅行を〆るべく思い出に残るようなエッジーな宿泊を求めていたので、やっぱり選ぶべきは尖がりデザインが面白そうなメリディアン。

鄭州東駅からタクシーで僅か10分(20元)、メリディアン鄭州に到着した。ニュータウンに位置することから古都の風情を感じるには場違いとなるが、徒歩圏内には飲食店・ショッピングモールがあり不便の無い場所にあると言えるでしょう。鄭州空港からはタクシーに乗っても30分弱(120元)の距離だし、鄭州東から高速鉄道に乗れば11元(高速鉄道運賃)で空港まで移動することもできる。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
いやー、それにしても凄い。三国志の主要舞台・中原の地にもこんな近代的なホテルが出来るようになったんだな。しかも中国系設計事務所によるデザインだってさ。先に泊まった超高層型ホテルのJWマリオット鄭州といい、河南省都として反転する鄭州の勢いを感じる。


2013年オープンのメリディアン。当時の完成予定図は更に斬新な内容となっていた。エネルギッシュでダイナミックなデザイン。後ろの集合マンションが若干共産圏を感じさせるけど、誰もこの絵を見て中国内陸地のホテルだとは想像もできないでしょう。

ひだり みぎ
ロビーも超絶スタイリッシュで、ここが中原の地であることをすっかり忘れさせてくれる。ここに最安値13,000円~もしくはスターポイント3,000~で泊まれるんだから中国でのホテル修行は止められない。

ひだり みぎ


ひだり みぎ
大陸では珍しい黒色を基調とした現代的センスで纏められた館内。ツアー客は下層階の部屋に押し込められているのか高層階は宿泊客も疎らで不気味なほどの静けさが漂っている。


この日はバグなのかスイートが安く、最安値のクラシックルームとの値差が僅か3,000円程度だった。スイートスポットプロモで得られる3,000ポイント(≒7,000円のポイント価値)付きと考えるとスイートの方が断然お得だったので、ここはスイートで予約することに。更に上のクラスのスイートへのアップグレードも期待されたが、残念ながら空室無しとのことで今回は予約をしていたルメリディアンスイートがそのままあてがわれることに。

ひだり みぎ
ビックリしたのはエレベーターから部屋へと向かうホールウェイ。建物の真ん中がガラス張りの吹き抜けになっているのだが、妖しげなピンクの照明に照らされた吹き抜けを囲うガラスに真っ赤のペンキがスプラッターな感じでデコレーティングされていてサイコパスの館かのよう。これは流石に悪乗りし過ぎか…。

部屋:ルメリディアンスイート

プレジデンシャルスイート(1部屋、400㎡)・アンバサダースイート(4部屋、150-175㎡)・エグゼクティブスイート(2部屋、140㎡)と比べたら見劣り感の否めないルメリディアンスイートだが、これでも90㎡と十分すぎる広さを誇る。
ひだり みぎ
先ずは入って右手のリビングルームから見ていこう。ロビーと同じくブラックを基調とした落ち着き有るある空間の中に、ホワイトとブルーのインテリアがバランスが配されている。やっぱりメリディアンは色の使い方が上手だなーと改めて感心させられる。


シートも長テーブル+オフィスチェア・ダイニングテーブル+ダイニングチェア・オットマンソファ・フロアソファと種類が豊富で、一人での滞在には何とも持て余してしまう。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
エスプレッソだけでなく本格的な茶器まで用意されている。


おっ、流石メリディアンのスイートルーム、無駄に土器まであるやんけなんて思って触ってみたら安っぽい紙パルプ製だった。照明なんか当てて如何にも骨董品ぽい演出してるくせに。


ウッディな薫り漂うウォークインクローゼットも広々。バスローブの質感も最高だし言うことない。

ひだり みぎ
リビングルームもブラックな空間に純白ベッドとレッドのランプシェードが浮かび上がっていてお洒落。


ひだり みぎ
ベッドサイドテーブルのランプやデジタル時計なんかも一々スタイリッシュで憎いね。

ひだり みぎ
バスルームは縦目地をずらした白いタイル×白いマーブル床×オフホワイトで丸みあるフィルムのバスタブと一転して白一点攻め。清潔感が強調されている。

ひだり みぎ
この壁のタイルがまた良いアンティーク感を醸し出してて良いんですよね。部屋の全体的な雰囲気とは若干マッチしないけど、良いものは良いということで。


ただ、今年の春くらいからメリディアンのスイートルームで出されていたCinq Mondes Soins Du Spaのアメニティを見なくなった点だけは残念でしかない。前まで非スイートで出されていたメリディアンオリジナルのバスアメニティも無くなったのか、今はスイート・非スイート関係なくMalin + Goetzのブランド品を使うメリディアンが圧倒的に多くなってしまった。

クラブラウンジ


ひだり みぎ
ひだり みぎ
クラブラウンジは27階。採光が素晴らしくて開放感がある。


あと、アイスが終日提供されているのが個人的にポイント高い。ドリアン味は食べて直ぐうげぇ~ってなったけど。

イブニングカクテル
ひだり みぎ
ひだり みぎ
ひだり みぎ
ホットミールも美味しいし、サラダも生野菜を大皿に入れるだけではなく、マッシュルームサラダ・タイ風ポークサラダ・ガーデンサラダと非常に手の込んだ料理となって供されていたのが今更ながら健康に気を付けだした三十路のオッサンには嬉しいところ。フルーツもデザートも美味しかったし、終日のアイスサービスもあって非常に満足度の高い内容かと。

ひだり みぎ
ドリンクも充実。モヒートを作ろうとしてたら気さくな女性スタッフが代わりに腕を振るって作ってくれたりしたし、居心地良いラウンジだった。利用客も少なかったし。

朝食

ただ、翌朝の朝食がね…。端午節の関係か、ガラガラだと思えたホテルが実は中国各地から鄭州に集結してきた大量のツアー客がホテルに押し寄せていたようで…朝食会場はカオスだった。
ひだり みぎ
まず、エントランスで2分程待ったのにスタッフが来てくれなかったので勝手に入らざるを得なかった。「Please wait to be served」って書いてたんですが、2分待って誰も来ないのだから仕方ないでしょう。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
食い散らかす客、食い散らかされたプレートを放置するスタッフ、補充されないミールにドリンク、朝食会場の一部に設けられたキッズスペースから乱入してきて奇声をあげながら走りまわる子供たち…ラウンジも端午節でクローズの為、朝食難民になってしまった。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ミールの補充も全然間に合ってないし…SPGホテルの朝食でここまで醜い体験をしたことは今までにも記憶にないレベル。

その他館内施設

ひだり みぎ
ひだり みぎ
朝食会場の入り口の直ぐ横にカフェ・ラティトゥード34があったので、仕方なくここでクラブサンドイッチを食べてから空港へと向かうことに。

朝食会場がこんなに混雑してなければ素晴らしいステイだったんだけどなー。スタッフも皆さん愛想があって可愛かったフレンドリーだったし。惜しい!

ルメリディアン鄭州(鄭州建業艾美酒店)


Booking.com



住所:鄭州市中州大道1188号
電話:0371-55998888
チェックイン/チェックアウト: 15:00/ 12:00
SPGカテゴリー:2
公式ウェブサイト:こちら


Booking.com

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。