搭乗記 中東発の民間航空会社 ジャジーラ航空 ビジネスクラスラウンジは?

酒ダメ娯楽ダメ観光ダメと無いもの尽くしのクウェートからの脱出フライト。中東初の民間航空会社として設立されたクウェートベースのJazeera Airwaysで260マイル南の島国バーレーンへ。


クウェートからバーレーンは羽田-伊丹程度の距離。オイル業界の需要に支えられているのか複数の航空会社がフライトを飛ばしてる。


意外なのは以遠権を使ってクウェート⇒バーレーン区間を飛ばすKLMオランダ航空。バーレーンからアムステルダムに飛ぶ前にクウェートで乗客を拾っていくらしい。ロイヤルダッチシェル関係?

クウェート国際空港


ジャジーラ航空はクウェート国際空港の第5ターミナルを利用。

ひだり みぎ
第5ターミナルはジャジーラ航空専用として2018年5月に完成したばかりらしい。


怒涛のジャジーラジャジーラジャジーラ。A320/A320Neoのみを保有するLCCらしく、就航地は中東メイン。LCCとは知らずに発見した自分涙目w

ひだり みぎ

JAZEERA。JAZEERA。この専用ターミナルは一年弱という短期間での突貫工事で仕上げ、2018年5月に完成したらしい。ありえないスピード…印パ系出稼ぎ労働者オツっす。


ひだり みぎ
チェックイン完了。荷物検査後の制限エリアに進むと、一応カフェや免税店なんかも並んでた。新しい空港だけあって無料wifiも飛んでます。


さて、ビジネスクラスラウンジへ…って、ラウンジはどこ?ビジネスクラス発券時にラウンジの案内があったので楽しみにしてたのに、どのスタッフに聞いてもラウンジなど無いという。Business Class Loungeって標識まで作っておいて…


ジャジーラ専用のターミナルが完成してから半年以上も経つのにラウンジは未完成とかやる気ないにも程があるし、ラウンジが無いのにラウンジの案内を出してくるとかどういうこと?ジャジーラの職員に問い合わせても、「ラウンジはありません。」の一点張り。


いやいや、おたくのホームページに

Lounge at Jazeera Terminal 5, Kuwait International Airport. Lounge access is available complimentary to all Jazeera Business Class passengers.

って記載されてるじゃん!ってジャジーラ航空のホームページを指し示してみせても「でも、ラウンジはありません。」の一点張り。「新しいターミナルだから、まだラウンジが完成してないんですか?」って聞いても、「ラウンジはありません。」……
謎の湾岸クオリティ、ほんと意味分からない。

フライト クウェート⇒バーレーン


ラウンジは諦め、出発ゲート前で時間を潰す。こんな柔らかくて可愛らしいアラビア語のフォント初めて見た。


ひだり みぎ
黒装束の人々に紛れてバスでご搭乗。石油富豪の奥様方なのか、乗客はアラブ人女性が殆どでした。これは意外。



ビジネスクラスは欧州域内の短距離便で見られるような、3列席の真ん中を強制ブロックする仕様でした。ちなこの日のC席はワイの貸し切りでした。


お見合い席ならぬ、アクリル板越しの刑務所面会席。非フレンドリーな客室乗務員が真正面に座り、かなーり気まずいので1A席はお勧めできませんw


ひだり みぎ
LCCなので機内食は有料。ラップがKD1.0(≒JPY360)~、サンドイッチがKD1.5(≒JPY540)~。


機内サービスは機体していませんでしたが、出発前にはコーヒーが出てきました。使い捨てのミニカップで出てくるあたりLCCですが。

ひだり みぎ

空気霞みきったクウェートを脱出。開放的な中東の楽園バーレーンへ!


お腹減ったので、シートベルトサインが消えるなり速攻でサラダをオーダー!…すると、ビジネスクラスは食事が付いてるとの嬉しいお知らせが。しかもちゃんとメニューまで用意されている。やるやんジャジーラ!


選択したのはチーズ&マッシュルームサンドイッチ。クウェート人ホワイトワーカーのオフィスランチみたいというか、そこらへんのスーパーで買ってきたようなサンドイッチとスターバックスのコーヒーという内容でした。


1時間程のフライトなので、まぁ確かに機内食を出せるとしてもサンドイッチくらいですよね。サンドイッチをかっ喰らってる間に速攻でバーレーンに着きました。


駐機場からターミナルへのバスはビジネスクラス専用のがあった。逆に、アウェーで用意できるC席専用バスを本拠地クウェート用意できないんだ…

宿泊記 やっぱりお酒は禁止 JWマリオット クウェート

クウェート2日目はJWマリオットクウェートシティへとマットレスラン。


先ずはサルヒア・コンプレックス(Salhia Complex)というホテル直結のモールへ。これまた高級で凄いのなんの。


ニューイヤーセールの棚に900ディナール(≒32万円)の香水の小瓶が何気なく置かれてて目を疑ったわ。希少性のある材料を用いてると店員が言ってたけど、ちょっとかがせてもらったら、そこらへんのアラブのおっさんの匂いとの違いが自分には分からず…

ひだり みぎ
外に出てホテルの外観を見てみても、バブリーな感じっす。明らかに一泊目に泊まったコートヤードとは客層も違くて、石油王っぽいアラブ人や石油買い付け担当みたいな白人の姿もちらほらと。

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お上品なロビー。フロント脇に掲げられた王家の方々のポートレイトからしてコートヤードとは高級感が違いますw

部屋:エグゼクティブスイート

フロントスタッフはコートヤードと同じくオール出稼ぎ組で、今回は湾岸戦争直後からクウェートに住み着いているという大ベテランのインドネシア人マダムが担当してくださった。

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ここでもやはりアンバサダーステータスは強く、オイルエグゼクティブでもないただのしがないサラリーマンなのに、エグゼクティブスイートにアップグレード頂いてしまった。テラマカシッ!

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窓の外のビューも楽しめますよ~なんて聞かされていたけど、カーテンを開けると霞んだテレコムタワービュー。どれだけ景色が良くても、

ひだり みぎ

通常のデラックスルームの2部屋分かな。リビングだけで3人掛けのソファ×1、1人掛けソファ×1、木製チェア×3と一人で泊まるのに座るところありすぎぃぃw

ひだり みぎ
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水周りはリビングに比べて若干手狭だけど、アラブ人富豪が好きそうな上品な空間に仕上がってる。

プラチナ会員用ベネフィット

ひだり みぎ
ラウンジでのフルサービスの他、ロビーフロアのオシャレレストランでの朝食も付けて頂けます。

ただ、気になるのはAppetizers and Hors D’oeurvesというところ。Evening CoctailやHappy Hourと表現されていないあたり、やはりアルコールは提供されないのか…

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また、これは凄いなーと思ったのは空港へのシャトルバスサービス。空港空港から20kmも離れてるのに一時間に一本の頻度で無料の空港送迎バスを走らせてるのは素晴らしい。
宿泊前にゲストリレーションズのマネージャーからメールを貰ってたんだけど、無料空港送迎の情報を教えてもらいたかったわ。そうすれば昨晩もこちらに泊まってたのに。

エグゼクティブラウンジ

ひだり みぎ
朝食:06:00-10:30
アフタヌーンハイティ:15:00-17:00
オードブル:17:30-19:30
イブニングデザート:19:30-21:30

アフタヌーンハイティー:
ひだり みぎ
ハイティーのサービスがあるとのことでラウンジに来てみたが、なんともしょうもない内容。17:30からのオードブルに期待して、ここはスルー。


イブニングオードブル:

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スパークリングワインはありますか?スパークリングウォーターならあります。ビールはありますか?ノンアルビールならあります…

ということでMoussyなる中東で人気の麦茶で乾杯。お食事は種類が少なかったですが、アルコールが無い分ミールにお金を回せるのか、なかなか美味しかったです。

朝食

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朝食はロビーフロアのレストラン“Crossroad”で。

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雰囲気あるわー。

ひだり みぎ
ナッツ類すっごい色々あって質も高かったのが個人的にはポイント高い。

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ただ、肉も野菜も卵もホットミールが全て冷めきってしまっているのは非常に残念だった。中東ではアツアツの料理を食べないのかな?と思うくらい、ことごとく冷え切ってしまっていました。

プール

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プールは室内のみで、営業時間は06:00-23:00。

所感

普通に優秀なホテルですが、有償だと1泊3万円はやっぱり高い。
アジアは勿論、他の中東諸国と比べてもクウェートのグローバルチェーン系ホテルのレートは高めです。ラウンジでのアルコール古事記もできないですが、ホテルでまったり滞在というのにも不向き。来る前から分かりきっていたことではありますが、残念ながらクウェート自体が観光で来るようなところでは無いっすね。

まぁ明日は中東の遊び場バーレーンだから、クウェートで溜めたストレスをバーレーンで思いっきり発散してきたいと思います!

【JW Marriott Kuwait City(JWマリオットクウェートシティ)】

所在地:Al Shuhada Street Safat, Kuwait City
電話: +965 2245 5550
HP:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/kwijw-jw-marriott-hotel-kuwait-city/

何もない野郎だけの町 クウェートシティを歩く

なーんにも無いクウェートシティを歩く。

ひだり みぎ
先ずはクウェートタワーからクウェート湾の海岸に沿ってアラビアンガルフストリートを西へ。

スーク・シャルク(Souq Shark)


クウェートタワーから1.5kmほど歩くと、海辺に広がるスーク・シャルクというオシャレモールが見えてきた。


これがまぁバカでかい。娯楽ダメ、酒ダメ、女ダメと息抜きが難しいクウェート。溜まったストレスをショッピングで発散するのが世界でも屈指の産油国にいるクウェート人富裕層スタイルらしい。でも、純粋なクウェート人ってそもそも人口が少ないんで、でっかいモールを作ったは良いけど中はすっからかん。いくつかのモールに入ってみましたが、どこも閑古鳥が鳴いてました。


ひだり みぎ
寧ろ賑わっていたのは高級モール併設の生臭い香りぷんぷんの魚市場。クウェートの築地的存在らしく、魚市場横の漁港で荷降ろしされた獲れたての魚介類がこれでもかと並んでいた。


魚市場だけじゃなく観光客に求めやすいデーツなんかも売られてる。
一口にデーツといっても千を超える品種があってだね…そう熱心に語り始めてなかなか開放してくれないデーツ市場の店主の情熱に負け、デーツ5種類各50gづつお買い上げ。


伝統的な魚市場と背景の高層ビル群のコントラストが印象的。クウェートシティの街中には近代ビル郡が立ち並んでいて、少なくとも遠目には湾岸戦争の傷跡は一切感じられません。

ひだり みぎ
スークシャークから更に南西へと歩いていくと、クウェート中央銀行本店や証券取引所などがある金融街にぶちあたる。


クウェート湾岸銀行本店。それぞれの金融機関の本店ビルは近代的ながらもイスラム要素満載で、建物ウォッチングしてるだけで意外と楽しめる。


ここら辺はドーハっぽいかな。でもドーハよりは閉鎖的というか、なんとなく閉塞感を感じるのはなんだろう。ちょっと雰囲気が重苦しいというか。


金融街真っ只中でも人が殆どいないゴーストファイナンシャルタウン。たまーに人を見かけたと思ったら、ほぼ間違いなく印パあたりから流入してきた肉体労働者。清掃員や建築作業員、警備員、タクシー運転手などなど、日中から屋外で仕事する労働者たちはみな外からやってきた働き盛りの野郎ども。ちょっとむさ苦しさを感じますw

グランドモスク


こちらはクウェートタワーと並ぶクウェート観光の二大巨頭・グランドモスク。ただでさえ観光地が無いというのに閉まってて敢え無くエントランスで撃沈した。

中に入るには09:30~、17:00~のガイド付きツアーに参加するしかないんだと。それぞれ1時間半に渡ってガッツリとモスクツアーをしてくれるらしい。17:00~の部で時間が取れそうだったら戻ってこよう。

スーク


グランドモスクの南側は地元民御用達のスークになっている。


お洒落シーシャ屋。


そしてスパイシーな香りを放つ香水や沈香屋が多いこと多いこと。アラブ人って女性だけでなく男性も普通にパフューム使ってますからね。世界のマーケット的にみても人口一人当たりの香水消費量は湾岸諸国がトップだそうです。

クウェート国立博物館(サドゥハウス)

モスクを抜けると、クウェート国立博物館が見えてきた。国立と言うからさざ素晴らしい博物館なのだと思いきや思いっきりショボい。
ひだり みぎ
一部工事中っぽいけど入れました。入場無料。受付で名前とか記帳するんだけど、全然訪問客がいなくて可哀想になりました。そうだよな、観光地が無い上にホテルや物価も無駄に高いし、こんなとこ普通の旅行者は来ませんわ。

でも、館内を歩いてみて納得。見た目だけでなく中身もショボい。国立博物館で一人も観光客も見かけなかったのはクウェートが初めてだ。
ひだり みぎ
人形のリアルさだけは高レベルw

サルヒア・コンプレックス

利用者数0の国立博物館に衝撃を受け、これはもうこれ以上観光を楽しもうとしても仕方がないと諦めホテルへと向かう。

宿泊先であるJWマリオットもサルヒア・コンプレックスというモールに直結。これまた高級で凄いのなんの。


Dolce and Gabbanaもゴールデン。


何気ないニューイヤーセールの棚に900ディナール(≒32万円)の香水の小瓶が置かれてて目を疑ったわ。希少性のある材料を用いてると店員が言ってたけど、ちょっとかがせてもらったら、そこらへんのアラブのおっさんの匂いとの違いが自分には分からず…

聞いていた通り、やっぱりクウェートは観光で来るところじゃなかったです。禁酒もガチでホテルのクラブラウンジでも飲めなかったし、現地富裕層の皆様みたいに買い物でストレスを発散するような財力も無いですし…
そもそも国自体がアブダビやドバイと違って観光客に別に来てもらわなくて結構という姿勢ですからね。ワイが超大口の石油の買い付け業者だったりしたら超ド派手な接待を受けるようなことになるのでしょうが…

ならばわざわざ行かなきゃよかっただろ!…ええ、これも至極全うなご意見でございます。ワイみたいに怖いもの見たさでネタの為とか、もしくは渡航国数稼ぎの為といった目的でなければわざわざ来る必要のない場所であるかと思います。

クウェート唯一の観光名所? クウェートタワー

正月早々やってきたクウェート。世界遺産も無ければ観光名所も無いので外に出ても仕方ない。かといってお酒も飲めなければ娯楽もないのでホテル周辺でまったりという訳にもいかん…。なんでワイはこんな退屈な場所に来てしまったのだと自らの選択を呪い、ただただ暇を潰す為だけに外に出る。

ひだり みぎ
宿泊先のコートヤードホテル幸いにして市街地ド真ん中という立地。とりあえず何かしら観光的な見所がないかとフロントのフィリピン人に訪ねると、「うーん、私て半年だから分かりません」と笑。代わりにやってきたコンシェルジュ(またしてもフィリピン人)が代打で回答してくれることになったけど…「んー。クウェートタワーですかね?」と自信なさげにお答え頂きましたw で、最後に付け加えるように、「クウェートは観光地じゃありません」とw 知ってたけど、コンシェルジュから改めて聞かされると悲しくなりますねw

でも、ホテルに籠っててもそれこそ仕方がないので、コンシェルジュが消去法的にお勧めしてくれたクウェートタワーを目指すことに。てか、クウェートタワーくらいコンシェルジュに聞かなくても知ってましたけどねw

クウェートタワーとは?
1979年に完成。1990年~1991年の湾岸戦争でイラク軍に侵略された際に激しい損傷を受けるも復旧。クウェートシティ内外に電力と水道水を供給する主要インフラとしての機能も果たす実用的なランドマークタワー。あれ、見た目的に美しいだけじゃないんすよね!
ひだり みぎ
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コートヤードからクウェートタワーは直線距離で3kmほどだけど、渋滞で交通止めになってたり迂回させられたりでもう大変。目の前に見えるクウェートタワーに向かって歩いてるはずなのに、通路が塞がってたり迂回路だらけで中々近づけない。なんだったら寧ろタワーから遠ざかってる気さえしてきた…クウェート、工事しすぎ!


目の前に来たのに塀に阻まれたり…


一時間ほど歩いてやっとタワーの根元まで見れるビーチ沿いの通りまで辿り着いた。


ひだり みぎ
哀愁漂うクウェートビーチ。なんだろう、この寂しさを覚えるビーチ。

ひだり みぎ
すえた匂いに淀んだ空気、更には廃業寸前の遊園地まで…なんともワンダフルなビーチです。


アクアパークも寂れてるし…ビーチ周りには見所が無かったので、早速クウェートタワーに上ってみることに。

ひだり みぎ
三基の塔から成る串団子みたいなクウェートタワー。最も高い塔の球形部分は回転展望台、二番目に高い塔の丸いのは給水タンクになってるらしい。全部で三本ある塔の中で一番高い塔は高さ187mで、123m地点にある回転展望台へはお金を払って上ることができる。


見る角度によって絵が変わって面白い。


球体を上から見下ろしてみるともっと面白い。外で見るのは南アジアからの出稼ぎ労働者ばかりだけど、あー、やっぱりここもイスラム圏なんだなと。


塔の足元ではせっせと汗臭くせっせと働くの出稼ぎ労働者の方々。こういった方々の肉体労働によりクウェート経済が支えられています。

展望台の入場料は3ディナール(≒1,100円)。球体内には朝食(8ディナール)、昼食・夕食(8ディナール)のビュッフェレストランもあるそうだが、朝食はホテルで食べてきてしまったので入場料のみお支払い。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
拘束エレベーターで展望台に上ってみたけど…窓の汚れと空気の淀みのダブルパンチで視界は優れず。展望台なんだから窓くらい磨いて下さいよ…とお願いしたいところですけど、砂嵐とかでメンテしてもしても追いつかないのかな。


せっかくのクウェートのスカイラインが煤けて見えてしまうのは非常に勿体ない。


アクアパーク。冬季期間中は閉じているのか、利用客がいる様子もアトラクションが稼働している様子も一切ない。


球内部は2層構造。上層は自動回転床で30分ほどで1周する仕様になっていて、微妙に酔いますw

これでクウェート観光終了w…ってのも折角ここまできたのに寂しすぎますので、ここからは適当に地図見ながらクウェート中心部を歩いてみることにしました。

【Kuwait Tower】

展望台入場料:3ディナール(≒1,100円)
営業時間:09:00-23:15

宿泊記 モール直結で交通至便 コートヤード クウェートシティ

クウェート初日は寝るだけだったので、空港からのアクセスが良さげなコートヤードに泊まることに。クウェートのホテルってコスパ最低で有償だとコートヤードで2万円とかしたので、ここぞとばかりにポイントを放出しての特典泊。

ひだり みぎ
最寄りのバス停からホテルまでは徒歩5分。高層ビルが立ち並ぶクウェート市街地ド真ん中をとぼとぼと歩いて今宵の宿泊先へと向かいます。


近代的な高層ビル群が集中する立地にあるコートヤードクウェートホテル。コートヤードってどうしてもマリオットの下位互換版中流ブランドって印象なんですが、ここクウェートのコートヤードは思いのほか立派。

ひだり みぎ
低層階の部分はショッピングモールになっているようで、セキュリティを受けてモール内へ。真っ黒い天使の輪を付けた王族ピクチャーがどんな商品や広告よりも大きく張り付けられてるあたり、中東のペルシャ湾側に戻って来たなーという気にさせられます。

モール内からはホテル専用のエレベーターに乗ってロビーフロアへ。ここでもバッチリとロイヤルファミリーの記念写真が並ぶ。
ひだり みぎ
忠誠心あるなー。でもフロントスタッフは出稼ぎのフィリピン人とインドネシア人というアジアンチーム。ここクウェートもカタールと同じく出稼ぎ労働者がバンバン入り込んできてるんだけど、印パ系は工事現場などの肉体労働、アジア系はメイドを含むサービス業という棲み分けがあるらしい。そういや次の日に泊まったJWマリオットもフロントチームはインドネシア人3人態勢だったわ。


プラチナギフトは選択肢のセンスが良い。500リワードポイントなんて貰ってもしょうもないので夜食としてフードアンドドリンクを選択。デーツとキウィの生絞りジュースを部屋まで届けてもらうことに。

マリオット系ホテルのプラチナウェルカムギフト、昔は充実してたよなーとしみじみ思う。普通にワインボトルが貰えたりもしてたし。

部屋:ディプロマティックスイート

ひだり みぎ
今回は寝るだけの利用だったので期待もしていなかったのだが、ディプロマティックスイートなる(コートヤードにしては)素晴らしい部屋をご用意頂いた。



全体的に暗めのトーン。

ひだり みぎ
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ボトル水を予め冷蔵庫にぶっこんでくれてるのはあり難かった。前の宿泊客がいれっぱなしにしたのが放置されてるだけかもしれんが。

ひだり みぎ
それにしても、中東のホテルってなんで便座もビデもこんな低いところが多いのだろうか。男が小便したらスプラッシュするやんけ。小便は座ってする派が主流なのか?


と、ここでやってきたプラチナギフト。これがまた凄いのなんのって、ギンギンに冷えたのが山盛りデーツが運ばれてきて、とてもこれは食い切れんw 1個目は美味しく食べれるけど、すぐ飽きるような味っすからね。3個以上食べるとただのねちょねちょした茶色い物としか体が認識しなくなるw

クラブラウンジ


コートヤードですが、クラブラウンジがありました。華やかさ皆無w

ひだり みぎ
朝食:06:30-11:00
ハッピーアワー:16:30-18:00
上記時間帯以外は基本的に無人で、カードキーを使って入室するパターン。まぁクッキーにリンゴ・オレンジ、ソフトドリンクが置いてあるくらいなのでわざわざラウンジに来る必要もないでしょうが。

朝食


朝食は、ホテル建物の中央吹き抜け部分の底にあるアトリウムラウンジで。某欧州系航空会社のCAさんもお泊りになられているようで、コーヒーを制服に思いっきりこぼしてらっしゃいました。


オムレツの具材をeverythingでお願いした結果、憎っきハラペーニョの辛さに悶え苦しむ中東での朝(昨年のオマーンに続き2年連続2回目)。


シャクシューカなる中近東料理が美味しかった。スパイスをきかせたトマトソースに半熟卵をぶっこんだような料理。


新鮮やさいw


ペストリーやフルーツの質もまずまず。コートヤードにしては十分及第点を与えられる内容です。

プール

ひだり みぎ
プールは屋外のみ。ルーフトップで景色は良いが、50℃超えの夏は暑すぎてちょいきつそう。

所感

立地は良いし、ホスピタリティや朝食には大満足。でもやっぱりどう見積もっても2万円の価値はない。クウェートのホテルは高杉晋作なので、ポイント泊が正解でしょう。

【Courtyard Hotel Kuwait(コートヤード クウェートシティ)】

ウェブサイト:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/kwicy-courtyard-kuwait-city/
所在地:Shuhada Street Dasman, Kuwait City
電話:+965 2299 7000