シンガポール航空 ファーストクラスラウンジの奥の間 プライベートルーム

さぁ、やってきましたシンガポール。
ファーストクラスラウンジの中のファーストクラスことシンガポール航空の“The Private Room”に潜入してきます。

ファーストクラスラウンジの中のファーストクラスラウンジというのはどういうことかというと、SQのファーストクラス/スイート搭乗客しか入れないエクスクルーシブなラウンジということなんす。
スターアライアンスのダイヤモンドメンバーや他社のファーストクラス利用客、ガチ富豪が集うSQのソリティアPPSクラブメンバーですら入れないくらいの狭き門。

コンセプト的にはロンドンヒースローのBAコンコルドルームや、ドーハのQRアルサファラウンジ的な。アルサファラウンジがラウンジの概念を覆すほど衝撃的だったんで、否が応でもプライベートルームへの期待も高まります。


エントランスはラウンジターミナル3にあるSQシルバークリスラウンジ。プライベートルーム・ファーストクラスラウンジ・ビジネスクラスラウンジともにこちらのシルバークリスラウンジの入口から入室します。


中に入ると、左がビジネスクラスラウンジ、右がファーストクラスラウンジと運命の分かれ道的に分岐。エントランスの時点で既に高級感があって、プライベートルームに対する期待のハードルが更に高まります。


受付を済ますと、Fラウンジの奥に広がる秘密の空間へとエスコートされます。


Fラウンジの奥に隠れたプライベートルーム。秘密の花園。奥の院。秘め処へ。

ひだり みぎ
プライベートと銘打たれることだけあってガラガラ…というかワイしかいなくて文字通りプライベートな空間になってました。



Fパッセンジャーはやはりお一人様が多いということか、一人掛けの座席が多め。高級ホテルのロビーラウンジって感じっすね。ただ、やはりブリティッシュエアウェイズのコンコルドルームやカタール航空のアルサファラウンジを経験してると、んんん??これで終わり?ってな拍子抜け感は否めない。業深いぜアルサファさんよ!


2009年のドンペリヴィンテージを一杯頂いたところで、高級レストランかのようにセットアップされたダイニングスペースへ。広さや豪華さと言った面では確かに他社のF客専用ラウンジに負けるけど、確かにリラクシングなプライベート感という点では素晴らしい。ワイがシャンパンをグビる音まで周りに漏れてしまうくらいの静寂に包まれてます。ここにクチャラーが出てきたらそれはもう悲劇w

ひだり みぎ

中華ありインド料理ありとメニュー内容はやはり機内より遥かに充実してるけど、ランチタイムだからか全体的に凡庸な印象。冷静に考えればオーダーメイドでこれだけ豊富なメニューが揃ってるってだけで凄いんですけどね。ちょっと期待しすぎたかもしれない。


シェフステーションから福建麺、メインから魚粥を注文してみたのですが、これはオーダーチョイスミスった系かも。機内食の点心からの流れで中華に攻めたかったのですが…美味しくなくはなかったのですが、普通に街中でも食べれるレベルでした。


気を取り直してアイスで〆る。神聖な場所だけあって、アイスはもちろん崇高なるハーゲンダッツ様でした。


まぁいい、これからまたF飯が待ってますからね。


では、ドバイへと行って参ります!

搭乗記 シンガポール航空 SQ001 B777-300ERファーストクラス 香港⇒シンガポール

黄金週間を迎えてひっそりと出国、ユーラシア大陸最西端へ。
今回のテーマは美味いや美味いやウマイヤ朝ということで、かつてウマイヤ王朝の勢力下にあったイベリア半島と北アフリカで美味いものを食い倒してきます。


先ずは香港からSIN-DXB-IST-BCNと小刻みにフライトを乗り継ぎポルトガルへ。

本日一発目のフライトは香港発のSQ1便。

初めてのSQファーストクラスを前に、空港に着くなりウキウキテンションに。今回はいつものブルーカーペットではなく、レッドカーペットのカウンターでチェックインをお願いします。


今日はホングコング→シンガポー→ドゥバァイまで。
エミレーツのように機材変更による強制ダウングレードが無く安心しましたが、ちょうど今日から香港のシルバークリスラウンジが改装工事の為にクローズに入ったとの悲報を受け軽ーく撃沈。代替ラウンジは大衆的なクレカラウンジだし…。幸先悪すぎぃぃぃ。

ラウンジ


とてもじゃないがPlaza Premiumのラウンジは入室できる状態じゃなかったので、仕方なくスタアラパワーを使ってTGラウンジへと逃げ込むことに。


TGラウンジでは誰もいないファーストクラス専用のスペースを使わせてもらえました。
初めからTGラウンジへのインビを出せば良いのに、なぜに代替ラウンジがクレカラウンジなんでしょうか。同じスタアラ系列のTGラウンジよりプラザプレミアムの方が使用料が安いんすかね?


ラウンジではココナッツアイスとココナッツカレーを頂き搭乗口へ。

フライト シンガポール航空 B777-300ER HKG⇒SIN ファーストクラス

ファーストクラスのアブレストは1-2-1の2列で合計8席(今は1-2-1の1列、合計4席に改装されてるらしい)。

参照:

どうせ短距離区間のFクラスなんてガラガラだろ!そうたかを括って遅めにゲートへと向かったのですが、搭乗してみたら既に8席中5席が埋まってました。しかも、ワイみたいなマイル乞食の底辺パッセンジャーではなくマジモン有償客っぽいオーラムンムンの白人と華僑ビジネスマンたちで。こんなガチな雰囲気とか聞いてないぞw ワイだけ場違いじゃないっすか!
ひだり みぎ

シートスペックを見ると、ピッチ=67インチ(170センチ)、座席幅=35インチ(90センチ)、フルフラット時のベッド長82=インチ(203センチ)。どことなくファブリックの質感を含めたデザインテイストがヨーロッパの高級車っぽいと思うのは、設計がBMWの関連会社による案だからでしょうか。組み立てという旨味の無い部分だけはジャムコが請け負ったみたいなんですが、肝心の設計開発の部分だけ外されるとか、さぞ悔しかっただろうなー。


ドンディスサインがあったり、ヘッドフォンのフックがあったりと実用的。自動車の3眼ヘッドライトみたいな照明の具合も良い感じです。

ひだり みぎ

スリッパや靴下はオットマン横の収納にぶっこまれてました。ノイキャンヘッドホンはバング&オルフセン。ボーズ慣れしてると装着感に少し違和感を覚えましたが、ノイキャンレベルは流石に高かった。


SQ001、Welcome Aboard!


Welcome Aboard!
ウェルカムドリンクはクリュッグで行こうと思ってたけど、わざわざワイの為だけにボトルを開けてもらうのもなんだったので、隣の白人富豪が飲んでたワインに乗っからせてもらうことに。2008 Chateau Rauzan-Segla Margaux、シャネルのオーナー一家が所有するシャトーのワインっすね。富豪がサムズアップ&ウィンクでお勧めしてくれましたw

他にも各国の有名ワインが目白押し。ファーストクラスとビジネスクラスとの差という意味では、シートよりワインリストの内容の方がデカいっすね。

2009 Dom Perignon
2004 Krug
2015 Chalone Estate Chardonnay, Monterey County (USA)
2015 Selbach Oster Zeltinger Sonnenuhr Riesling Spatlese (Germany)
2016 Winzerverein Deidesheim Deidesheimer Herrgottsacker Riesling Kabinett (Germany)
2008 Chateau Rauzan-Segla, Margaux (France)
2016 Albert Bichot Corton Grand Cru, Burgundy (France)
2016 Clonakilla O’Riada Shiraz, Caberra District (Australia)
2007 Robert Mondavi Cabernet Sauvignon, Napa Valley (USA)
Dow’s 20 Year Old Port, Douro (Portugal)

勿論、シンガポールスリングやダイキリといった混ぜ物もオーダー可能。シルバークリススリングなるオリジナルカクテルもありました。

そしてお楽しみの機内食…

朝食仕様のはずなのにサパー!?いや、何故だかサンフランシスコ⇒香港便のメニューを渡されてたらしい。気を取り直して香港⇒シンガポール便のメニューを再チェック。


Fresh Juice
・Orange
・Apple
・Tomato

Fresh Fruits

Appetiser:
・Special K (シリアル)
・Bircher Muesli
・Fruit Yoghurt
・Natural Yoghurt

Main Cource
・Lychee Bay Style Congee
・Grilled Ricotta Pancakes
・Selection of Dim Sum
・Fresh Eggs

Assorted Bread Rolls and Breakfast Pastries

Coffee and Tea

うーん、やっぱり朝食仕様だとちょっと損した気分になるというか…メインのインパクトには欠けますよね。ワイは朝からステーキとか全然食べれるんですけど、粥・パンケーキ・点心・卵料理と軽めのメニューが中心です。


SQ本拠地ラウンジでの来るべきフードファイトに備えて、ここでは抑え目にフルーツと点心だけで行くことに。一日にファーストクラス2発というスケジュールだと、胃袋のペース配分を考えないといけないですからね。



メインの点心は蝦餃子、鮮竹巻、野菜餃子、揚げ豚餃子、糯米鶏という定番ラインナップなんですが、ヨーロッパの高級創作チャイニーズで出てくるような意識高い系なプレゼンテーションでご登場。見た目的な特別感はありましたが、味は平々凡々でございました。

ひだり みぎ
機内食はちょいと物足りなかったですが、でもやっぱりキャビン内の雰囲気とお酒のラインアップは良いですよね。キャビンアテンダントさんもすこぶる親切ですし、暫くここでまったりしてたいわー…と思いつつも、無情にも飛行機は入港待ちタンカーが群れを成すアジアのハブ・シンガポールへとランディング。

さぁ、シンガポール航空のFパッセンジャーだけが入室を許可されるファーストクラスラウンジの中のファーストクラスラウンジこと“The Private Room”に潜入していきますよ。

シンガポールで飲むインフューズドビール Alchemist Beer Lab

シンガポールでの宿はJWマリオット。

ちょうど近くにインフュージョンバーなる珍しいビアバーがあるとコンシェルジェに教えてもらったので、ちょこっと覗きに行ってみることに。

JWマリオットと同じくMRTエスプラネード駅直結の複合施設・South Beachの中にあるビアバー、その名もAlchemist Beer Lab(アルケミスト ビア ラボ)。日夜ビールの研究に勤しむ研究者の工房的な名前で良いじゃないっすか。なんか白衣を着たアインシュタインみたいな従業員が出てきそうだし。

因みにInfusued(インフューズド)とは浸すという意味で、フルーツを浸して作るデトックスウォーターのようにビールにフルーツやスパイス、ハーブなどを漬け込んで作るビールがインフューズドビールと呼ばれている。薬味の配合加減で簡単に味を変えられる手頃さもあり、これからこのようなビールを扱うバーも増えてくるのではなかろうか。
ひだり みぎ
店内に入るなり、フレンドリーなスタッフがニコニコ笑顔で声をかけてくれ、優しく各ビールの説明をしてくれる。白いロングコートを身にまとった化学工場の研究員さんみたいな堅苦しいスタッフ揃いという訳ではなく、普通に学生のような若くて可愛らしい女の子が対応してくれました。

オリジナルビールを取り扱うビアバーかと思っていたが、ビール以外にもオリジナルカクテルやスピリッツ系ドリンクのメニューも充実。

こちらはビールとカクテルの専用メニュー。ビールは8種類のインフューズドビール(Draft Cocktail)に9種類のクラフトビール(その内3種類は季節限定)があり、それぞれ180ml×4のテイスティングセットも用意されている。

インフューズドビールは常時全種類が揃っている訳ではないけれど、この日のラインナップは柚子酒+梅酒+ウォッカ+ブランデー+赤ワイン+シトラス+シナモン+リンゴ+オレンジ+ペールエールで作るSangrita、スタウトにミントとマシュマロを浸したObamaなど、パンチの効いたレシピとネーミングの品ばかり。真っ黒スタウトがObamaとネーミングされてるのには笑ったわ。

インフューズに使う材料が様々であれば、ベースとなる飲料の種類も様々。ブロンドラガー、ペールエール、スタウト、ジンジャービールといったところだけでなく、苦みが少なく飲みやすいサイダーベースのレシピも用意されている。気になるビールがあれば試飲もさせて頂けるので、お気に入りのビールを見つけてから注文すれば良い。


ひだり みぎ
クラフトビールのサーバーも揃っている。ジンジャー、エクストラペールラガー、ゴールデンエール、ペールエール、アメリカンIPA、ドライアイリッシュスタウト、ケルシュ、ライトエールと、クラフトビールメーカーらしいツボを押さえたラインナップ。



とりあえずSangritaの330mlゴブレット(SG$18)とクラフトビールサンプラー($28)をオーダー。他のインフューズドビールもいくつか試飲させてもらったけど、個人的には残念だけど普通にクラフトビールの方が口に合うという結論に。まぁこればっかしは人それぞれの味覚の問題なんでね。

ミールはディナーメニューが18:00にならないとサーブできないとのことだったので、スナックのCrispy Salmon Fish Skin($9)とWagyu Beef Quesaddila($15)を注文。


正直ミールも微妙。

所感

ビールの種類が増えることは大いに結構だけど、どこまでいってもインフューズドビールってビールベースのカクテルだわ。マーケティング次第で一定の需要を創り出していけるのかとは思うけど、ビール好きなワイは普通にビールを飲んでる方が良かった。

【Alchemist Beer Lab】

住所:#B1-16 South Beach Avenue, 26 Beach Road
電話:+6563864365
営業時間:16:00-01:00(月-木)・16:00-02:00(金土祝)
休業日:日
ホームページ:https://www.tab.sg/

中国南方航空 シンガポールー広州 A319 ビジネスクラス搭乗記 チャンギdnataラウンジ

シンガポール出張を終え、南方航空にて広州へと移動する。
広州-シンガポールは一日平均8便(シンガポール航空=2便・スクート=2便・南方航空=4便)飛んでるんだけど、広州での仕事終わりに飛べる夜便は南方航空しかないので、広州からシンガポールに飛ぶ際にはいつも糞機材(A320・A319・B737)を飛ばす南方航空の利用を余儀なくされている。南方航空は良い機材も多数保有してるんだけど、東南アジア路線はほぼ100%糞機材をあててくる。キャセイのように当日サプライズでの機材変更も殆ど無い。

ひだり みぎ
南方航空が乗り入れるチャンギ航空の第一ターミナルへ。今回の機材もA319と知りテンションの上がらない中、SATS premier Check-inでサクッと搭乗手続きを済ませて制限エリアへと進む。こうなったらラウンジで焼け食いだー。


CZ搭乗の場合、ラウンジはdnataを使うことになる。dnataラウンジは自前ラウンジを持たない弱小スカイチーム系各社の共有ラウンジかと思ってたら、CXのダイヤ修行でお世話になったご高齢のスカイビューラウンジが遂にお逝きになられたので、dnataはJALやキャセイといったワンワールド系も含めた非常に幅広い航空会社に使われているんだな。その上、プライオリティパスやダイナースの所有者まで入れるので、時間帯によっては混雑必至。

【dnata利用対象航空会社・対象カード】
Air Asia Red Carpet
Myanmar Airways International
Cathay Pacific
Air France
KLM Royal Dutch
Air Mauritius
Bangkok Airways
China Southern Airlines
Druk Air
Delta Air Lines
Finn Air
Fiji Airways
Xiamen Airlines
Air Asia Red Carpet Passengers
Japan Airlines
Priority Pass
Lounge Key Credit Card Programme
Lounge Pass
Lounge Club
DINERS Credit card
Priority Pass
Flio
Marhaba
JCB Credit Card
Dragon Pass
Lounge Buddy
No 1 Traveller
*JALも2017年7月27日からSATA⇒dnataに指定ラウンジが変更となっている)
参照:チャンギ空港公式ウェブサイト


場所は出国審査後の免税手続きカウンター脇のエレベーターを上った先。JALの公式ページに載ってた案内画像が参考になる。それにしても、ご老体を圧して頑張ってたスカイビューラウンジがひっそりとこの世を去られてたとはな…。CXとはご無沙汰だし、JL利用時は他のラウンジに入ってたから知らんかった。恩師の訃報を死後暫く経過してから知ったような感じで無性に寂しい思いになる。


3タミのdtanaはお世話になったことがあるが、第1ターミナルのdnataは初めて。こちらは860㎡で収容キャパ200人超とかなりの規模で奥行きの深いラウンジになっている。

ひだり みぎ

雰囲気もシックで良いじゃないですか。ドバイベースのdnataの運営ラウンジなんで、もっと富豪感ある造りかと思ってた。

肝心のミールラインナップを見てみよう。
ひだり みぎ
ひだり みぎ

サテー・ビリヤニ・カレー等々、この日は何故かインド風味で味付け濃い×見た目茶色い系な料理が多かった。パイまでカレー味だったしw。担当シェフがインド人だったのかな。

ひだり みぎ

続いてドリンク。ビールはタイガーとハイネケンの二種類で、他にもワイン・ジン・ウィスキー(シーバス12年)・ウォッカ等々があり、テンションが上がるような上質なものは置かれていないが、基本的なものは抑えてある印象。

ラウンジスペック。今回はホテルを出る前にシャワーを浴びてきたので利用せんかったが、シャワールームを見たところ非常に綺麗清潔に管理されていた。

今回はCZ利用だったのでdtanaに来たけれど、空いてるなら全然アリ。でも、ワンワールド午後~夜便利用時はやっぱりカンタス一択だろうし、プライオリティパスの利用者なら充実したミールラインナップを誇るプラザプレミアムを利用した方が良いだろうな。決してdnataも悪いラウンジではないんだけど、チャンギには優れたラウンジが多いので。


さあて、腹を思いっきり満たしたし、いよいよ御搭乗…という訳にはいかず、いつものゲート前保安検査で長蛇の列に引っかかる。搭乗前検査があるんで、SINではラウンジのビールを大量にくすねるなんてことは止めましょうね。


本日の機材は小さな小さなA319。同じA320ファミリーのA321とほぼ同じの外れシートで広州までの4時間を飛ぶことになる。いつもこの路線のC席はガラガラで今回も隣が空席だったのがせめてもの救いか。


ただ、食事はシンガポール搭載のチキンライスが積まれていて南方航空の機内食にしては珍しく美味。さっきラウンジで思いっきり腹を満たしてきたというのに、ここでも見事完食を果たす。


到着は暴風雨の影響で遅れに遅れ、駐機場に着いた頃には時計の針は23:30を指そうとしていた。


沖停めだった為に到着後はバスでの移動となるのだが、ここでエコ客用のバスを先に出発させるという意味不明な対応を受け、イミグレでの行列に巻き込まれることに。ただでさえこの時間って大量のアフリカンが税関でつっかえてくれ長蛇の列ができるというのに…。中国でのZビザ(就業証)持ちは外国人でも自動化ゲートが使えるようになったらしいので、早急に登録しにいかんとな…。

ホリデイイン シンガポールアトリウム クラブフロア宿泊記(Holiday Inn Singapore Atrium)

インディゴカトン・バガボンドホテルとシンガポールでのホテル宿泊記の投稿を連発してきて、そろそろ別のネタに移りたいところなんだが、そういやシンガポールではホリデイインにも泊まってたので、こちらのホテルの記録も残しておこうと思う。
シンガポールにはHoliday Inn Singapore Orchard City CentreHoliday Inn Singapore Atriumの二箇所あるが、今回利用したのは後者のアトリウムの方。以前にシンガポールの駐在員に連れられホリデイインの1階にあるアンさんのコンビニで両替をしたことはあるけれど、宿泊での利用は初めて。今回も自分以外の人間が予約してくれたので泊まってみたが、正直、ホリデイインって余り積極的に泊まりたいと思えるブランドじゃないので…

場所はクラークキーの西側の外れの外れ、アウトラムロード(Outram Road)とザイオンロード(Zion Road)の間の静かな立地にある。MRTの最寄駅からは若干の距離があるので、ホテルへの移動はバス・タクシーまたはホテルが用意するオーチャード(コンコルドホテル)とMRTクラークキー駅行きのシャトルバスに頼ることになる。

【無料シャトルバス巡回運行スケジュール】
Holiday Inn Singapore Atrium発 10:15、11:15、12:15、13:15、19:15
オーチャード・ロード発 10:25、11:25、12:25、13:25、19:25
MRTクラークキー駅発 10:35、11:35、12:35、13:35、19:35
要事前予約。運航時間は変更される可能性あり。

ひだり みぎ
この日はタクシーでホテルへと移動。27階建ての円柱型の建物が特徴的で、遠くからでも直ぐ分かる。

世界各国から集結した国際的なフロントスタッフのチームは皆さんお若いのに至極優秀。事前に到着時刻を連絡していたからか、速攻で部屋に通された。中国のホリデイインだと深夜便で疲れてるところ、あーだこーだとスタッフがテンパって長いこと待たされることもあるので…

【主なIHGスパイアアンバサダー特典】
500ポイントもしくはウェルカムドリンククーポンの選択制
16:00までのレイトチェックアウト(部屋に空きがあれば)
ホテル内レストランで飲食代金が25%オフ

ひだり みぎ
建物は1985年とフロントスタッフの大多数より高齢そうだけど、2015年にリノベーションされているのでロビー周りについては建物の劣化は余り気にならない。某日系航空会社のクルーも皆さんこちらにお泊りでしたし、変なホテルではないでしょう。

ただ、筒状の建物の中央吹き抜けアトリウムというスタイルには時代を感じる。


最上階までずーっと吹き抜けで、部屋は外周部分にのみ設けられるというドーナツみたいな造りですからね。エレベーターでドーナツの穴の部分を昇降するのもちょっとしたアトラクション感覚でワクワクするw

部屋:エグゼクティブスイート キングベッド

517ある客室の殆どは面積30㎡で、ビューやラウンジアクセス有無の条件によって「スーペリア」「デラックス」「エグゼクティブルーム」の3カテゴリーに分けられる。その他、10部屋だけだけど二部屋分を使ったスイートもオンラインで予約可能。自分の場合はスパイアだからか、今回の宿泊時はエグゼクティブルームからエグゼクティブスイートにアップグレード頂けた。10部屋しかないというのに…恐縮である。

ドアを開け、正面右手がベッドルーム。

ひだり みぎ
全客室にデータ使用無制限・日本を含む11カ国への無料国際電話がかけられるスマホが用意されている。

ひだり みぎ
ドアを開け正面がシンプルな装いのリビングルーム。エアコンのカビ臭さが若干気になったが、数分経てば忘れる程度。

ひだり みぎ

ウェットエリア。バスタブはあるけれど、アホみたいに浅いので入浴は断念。1週間弱の滞在に備えて持参したダブが持ち腐れに…

ひだり みぎ
二箇所ある便座もバスタブ同様不自然に低くて短足な自分にも使いずらかった。

ラウンジ

エグゼクティブルーム宿泊客は最上階27階のクラブラウンジを利用することができる。参考までに、今回滞在した際の最安値カテの一泊あたりの宿泊費用はIHG会員専用事前割引レートでSG$161、エグゼクティブルームのレートはSG$207。その差はSG$46(≒3,800円)。ラウンジを毎朝毎晩使い倒すんであればエグゼ利用もアリじゃないでしょうか。
ひだり みぎ

スタッフによるきめ細かなサービスは望めないが、冴えない見晴らしの部屋と違って最上階市街地向きのラウンジからの眺めは良いし。

カクテルアワー。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
ひだり みぎ
仕事終わりに立ち寄ってもいつも白人様に食い散らかされた後の残飯しか残ってなかったのは残念極まりない。

朝食。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
優雅なラウンジ飯という訳にはいかないが、最低限のメニューは揃ってる。ほんとギリギリ最低限だけど。

プール・ジム

プールが改修中の為、ルーフトッププールまたはホリデイインエクスプレスクラークキーのプールを使ってくださいとのことだった。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
ルーフトッププールは安全確保の為に19:00クローズで仕事終わりに使えなかったし、HIEXクラークキーまでの移動の足は用意されてないなど、ちょっとプールのイノベ中の対応は頂けなかった。

所感

まぁ典型的なホリデイインクラスで可もなく不可もなくという評価。ただ、シンガポールだから仕方がないとは言え、ホリデイインと言えば一泊5,000円という中国大陸的感覚が染み込んでしまった自分にはホリデイイン一泊税サ込みで15,000円も払うと言うのはなんだか屈辱的にすら感じられるw 自分で予約できるのであれば、もう少し追加のお金を払ってでもインターコンチネンタルに泊まるかな。

ホリデイイン シンガポール アトリウム/ Holiday Inn Singapore Atrium


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住所:317 OUTRAM ROAD, SINGAPORE 169075
TEL:6733-0188
ホテルホームページ:こちら
チェックイン/アウト:14:00/12:00
IHG特典宿泊必要ポイント数:35,000


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