ピサヌロークの町をレンタサイクルでウロウロ

特に観光名所の無いのんびりとした田舎町ピサヌローク。世界遺産のある世界的観光名所であるスコータイへの中継地点だけに町の中では観光客の姿も時折見かけるが、町の規模は非常に小さく、ゆっくりと南北に流れるナーン川から鉄道駅を中心に市街地が申し訳程度に広がっている程度。本当に見所らしい見所の無い平凡な所なんだけど、折角なんで自転車をレンタルして町を徘徊してみることに。

レンタサイクルはトップランドホテルの目の前にある旅行代理店で借りることができる。
ひだり みぎ
すっごい生活感があって入るのが憚られるような店内で契約を締結。24時間レンタルで100バーツだったかな。他に原付が200バーツで、シビックが1700バーツで貸し出しているようだが、ピサヌローク市内を見て回るには自転車で十分。


残念ながら自転車の種類は選ぶことができず、シマノ製6段変速ギア搭載のマウンテンバイク一択だった。カゴ付きのママチャリの方が便利なんだけどな。

ギアの機能やタイヤ・チェーン・ペダルに問題が無いことを確認し、いざ出発。
ひだり みぎ
出発と言っても目的地がある訳ではないので、適当にナーン川の対岸へ渡って川沿いを流してみることに。ピサヌロークの名刹ワット・プラ・シー・ラタナ・マハタートやナイトマーケットもナーン川に面してるし、この街を歩く時の大きな目印になる川なんで、川沿いに走ってりゃ何か見所に引っかかるだろう。


典型的なタイの地方都市といった平凡な街並みの中を川に沿って南下。


すると、急に視界が開けて鬱蒼な緑に包まれた遺跡が見えてきた。


中途半端に再現されたこの遺跡、地図にも載ってないので名称は不明。今では寂れた一地方都市に過ぎないピサヌロークだが、嘗てはクメール帝国による統治時代から政治的・軍事的に重要な都市として栄え、スコータイ王朝時代には首都になったこともある古えの都。探せば幾らでも嘗ての繁栄の跡を見つけることができるのかもしれない。


タイでは様々な姿形を表した仏像を見かけるが、この遊行仏はスコータイ王朝が独自に創出したものらしい。悟りを啓いて仏陀となられた御釈迦様が意を決して初めての説法に出かけるための第一歩を踏み出した瞬間の動的姿を表したものらしいが、どことなく表情が冴えない気が…。よく見たら両足が揃っていて未だ第一歩を踏み出せてない!遊行仏じゃなくてただの立像だった。

ひだり みぎ
何の説明書きも無く残された何百年前の遺構が子供の遊び場と化してるんだから凄いわ。ピラミッド風建築物に登ったりかくれんぼしたり。地元民にとってはアスレチックパーク感覚なのかな。


遺跡を歩き回って疲れたんで、遺跡の前を流れるナーン川の畔で休憩。ナーン川ってチャオプラヤーの最大支流の一つらしいけど、すっごく流れが緩やかで、もう少し下流に行けば水上生活者もいるそうだ。

ひだり みぎ
川沿いで暫し物思いに耽った後は、町で一番賑やかな鉄道駅周辺をぶらついてみる。まぁ賑やかと言っても交通量も多くなくのんびりしたもんですがね。ロータリーの中心に設けられたクリスマスツリーだけは気合入ってますけど。


駅舎の左右にはちょっとした商店街になっていて、衣類や生活用品を扱う個人経営の小店舗が並んでいる。


ベタなパンツを100バーツで購入。このパンツ、軽いしかさばらないし旅行中は重宝するんですよ。使い捨てだと思えば幾らでも汚せるし。

ひだり みぎ
漫画屋なんかもあったり。品揃え凄すぎだろ。今日から俺はの全巻セット、日本語版あったら買いたかったわ。



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【2016年スコータイ・ピサヌローク旅行記】






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