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コーン島とソムパミットの滝


チャリでデット島を横断し、続いてソムパミットの滝や仏印統治時代の蒸気機関車などの見どころがあるコーン島へと向かう。シーパンドーンには複雑な支流が絡み合ったメコン川の中に大小あわせて約4000もの島々があると言われているが、コーン島とデッド島の2つを抑えておけばまぁ十分だろう。

メコン川に隣り合って浮かぶデット島とコーン島を繋ぐのは旧鉄道橋。フランスが植民地時代に敷設された鉄道の跡地だが、鉄道路はそのまま道路として利用されているので、こいつを渡ってコーン島に上陸する。
ひだり みぎ
この鉄道橋周辺はゲストハウスの密集地帯になっていて、メコン川沿いには川にせり出た安宿に寄宿する沈没者らしき白人旅行者の姿も多く見かける。昼間っからハンモックに揺られて日向ぼっこののんびりとした生活。羨ましい限りであるが、一週間もこんな生活をしていたらすっかり堕落しきって社会復帰できなくなるに違いない。こののんびりとした雰囲気、麻薬のようなものだ。


橋のたもとにある写真手前の小屋が島の管理局で、橋を渡って島に入ろうとすると管理員に呼び止められ、入島料として20,000Kip(≒200円)を徴収される。この20,000Kipのチケットでソムパミットの滝へもエントリーできるので、滝に行かれる方はチケットは無くさないように。


こちらは旧線路橋から100m程コーン島内に入ったところに1両だけポツンと残されている蒸気機関車。今やサビサビっでボロッボロの状態となっているのが、それが逆に何とも言えない迫力をかもしだしている。

コーン島では水田が広がり、人々は投網による漁業のほかに米の生産で生計を立てているようだ。白人がたまーにあるいている姿を除くと、観光地らしい雰囲気は一切感じないが、逆にその素朴さが外国人を引き付けている。

コーン島もデット島に負けじと非常にのんびりとした雰囲気で、メコン川に囲まれた田園風景の中のラオス人の生活を垣間見ながら、のんびりサイクリングを楽しむことができる。ただし、自転車の質の悪さと未舗装の道路によりケツを痛めること必至なので、時間があればチャリに頼らず島内をゆっくり歩いて回るのも悪くない選択肢かと。鉄橋からソンパミットの滝までは2km弱だが、のんびりと散歩を楽しむのも乙なものだろう。


自転車で1時間も走れば1周できてしまうような小さな島でこれだけ小さくて旅行者に人気の場所とあれば、すぐに島全体がツーリスティックになってしまうと思うのだが、この島には素朴な島の人の生活が残っている。この未開な桃源郷的空気が魅力なのだろう。ホテルもリゾート的なホテルはなく、素朴なバンガロータイプの安宿しかないようだ。ここにいると日本にいる時のような時間と仕事に追われる日々で成り立つ豊かさが本当に人間にとって幸福なんだろうか?って哲学的な事を考えさせられる。毎日やれ納期だ!会議だ!来客だ!クレームだ!と仕事に追い立てられ、時間が高速に過ぎていく日々がウソのよう。って思う矢先に納期確認の電話が入ってるし。こんなラオスの片田舎の島にまで容赦なく追いかけられるんだから堪らんわ。

熱帯特有の重くてべっとりした空気に時折吹く心地良い風、川の流れる音と時々聞こえる船のモーター音、そして家々から聞こえてくる親子の嬌声…この素朴でのんびりとした雰囲気が旅人を癒し惹きつけるのだろう。ここを楽園として長逗留するバックパッカーが多くいるのも頷ける。


チャリを駐輪場に置き、歩いて川の流れる音のする方へと向かう。

耕運機などの文明の利器が無いここでは水牛が耕運機代わり。水浴びしながら出番待ち。

ひだり みぎ
お目当ての滝が見えてきた。滝の上流は岩場になっており,ここで流れは本流といくつかの枝葉に分かれている。流れ下るという表現がぴったりで,日本でいうナメ滝に近い。乾期のせいか水量が少なくちょっと物足りないが、周囲の景色と合わせ一級品の観光資源といえる。


流れも激しいし岩がごっつごつしてて、こりゃあ船の航行は難しい。そりゃあフランスも諦めますわ。


滝のすぐ傍にビーチがあるというので行ってみたら工事中…透き通る海水に白い砂浜なんてのを想像して行くととんだ期待外れに終わってしまう。熱帯特有のギラギラと輝く太陽の熱くて刺すような光のシャワーを浴びながらてくてくと歩いてきたのにガッカシだ。


そんなこんなでコーン島で素朴なメコン川流域の雰囲気を体感し終え、ナーカサンへ戻る為にデット島の埠頭から小舟をチャーター。60,000Kipとのことだったが、Kipが尽きたので200タイバーツでお支払。バイクに乗せられ民家脇に停泊させた男の小舟へと乗り込む。


こいつに乗れと。

ひだり みぎ
真っ赤なガソリンを持ってきてエンジンを回す。

ひだり みぎ


投網や定置刺し網で漁をする人々,洗濯や水浴びをする人々など川に寄り添って生きている人々の生活の一端が恒間見られる。またこのあたりは人や荷物を乗せた舟の往来も多く,川の風景と合わせ飽きることがない。

ナーカサン村に到着。こっからまた3時間かけてバイクでパークセーに戻る。日焼けで腕が相当に痛いし、夕暮れまでには戻れそうにないので交通量が少なく街灯もない田舎道を暗がりの中をバイクで走ることになりそうだ。

ひだり みぎ
パークセーまでは150Km弱あるので、ガソリンを満タンに。スタンドでは犬が絡んでくるも、勇敢な子供が獰猛な犬を撃退してくれた。


陽が沈んでいく…

ひだり みぎ
結局日暮れまでに帰れず、真っ暗な田舎道をただ一人バイクで走ることに。基本的に一本道なので迷うことはなかったが、真っ暗闇の中から山賊の急襲を受けそうで怖かったし、途中スコールに逢ってずぶ濡れになるなど大変な思いをした。日焼け(というか火傷)した腕が雨水で滲みて痛いのなんのって。


夜8時前、無事に真っ暗闇のパークセーに辿り着く。


ホテルに戻って見てみると、なんとまあ腕がこんがり焼けちゃって!完全にポッキーですわ。

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コメント

  1. 匿名 より:

    ……こちらは旧線路橋から100m程コーン島内に入ったところに1両だけポツンと残されている蒸気機関車。今やサビサビっでボロッボロの状態となっているのが、それが逆に何とも言えない迫力をかもしだしています。