ドバイ国際空港第一ターミナル マルハバラウンジ(Marhaba Lounge)

さて、本日はターキッシュエアラインズCクラスでドバイからイスタンブールを経由してバルセロナへと向かいます。


脳内地図上ではUAEとトルコってそんなに距離的に離れてなかったんですが、意外と遠くてイスタンブールまで5時間弱もかかります。まぁトルコって言ってもイスタンブールは最もヨーロッパ寄りのことにあるので、これくらいかかっちゃうんすかね。

バルセロナへは5時間弱+4時間弱とTK2発。今は改悪されちゃいましたが、ビジネスクラス2発で25,000マイルはお得だったよなー。

ひだり みぎ
で、ここで問題。窓側席を予約してたんですが、イスタンブールでの乗り継ぎ空港がSAWからISTに変更されたのに伴って機材も変わったらしく、事前予約が取り消されてしまってたみたい。そして、この日はド満席なので2-3-2の真ん中席しかないという悲報を受ける。そういやなんかトルコ語で案内来てたけど、完全に無視してたわ。


まぁ騒いでもわめいてもしょうがないんで、気を取り直してTK指定ラウンジのマルハバラウンジへ。TKと同じくスタアラ系のルフトハンザラウンジは残念ながら営業時間外。

マルハバラウンジ 第一ターミナル コンコースD


安定安心のゲルマンラウンジではなく、マルハバラウンジというローカル感丸出しのラウンジへ。どうせクレカラウンジなんだろうなーと過度の期待はしないようにしてたけど、エントランスはなかなかどうして良い感じ。

ひだり みぎ
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観葉植物も置かれてたり、パーテーションで仕切られたセミプライベートな空間も用意されてたりと、中も結構いい感じじゃないっすか。くっそ広いわりにガラガラだし。


でも、朝6時を過ぎたあたりから一気に混雑し始めてきたので、ビジネスクラスの乗客専用の奥の間、Reserved Areaへ。


ひだり みぎ
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おー、ミールも中々。中級ホテルの朝食程度には揃ってます。決して美味しくは無いけど、胃袋を満たすには十分な内容。唯一美味いと思えたのはツナチーズラップくらいかな。


中東ならではの定番、干からびるくらいに干し倒された干し柿みたいなデーツやアラビックコーヒーも用意されてます。


冷蔵庫にはビール(ハイネケン・アムステル)、リンゴジュース、アップルジュース、トニックウォーターにジンジャエールが。EVERVESSの缶の幾何学模様とアラビア語がめっちゃ神聖な感じして、聖なる命の水感ある。


もちろん、イスラム圏ですけどビール以外にスピリッツやリキュールも用意されてます。

思ったよりは普通のラウンジで、搭乗開始までの時間をまったりと過ごすことができました。

宿泊記 ドバイのエアポートホテル Holiday Inn Express Dubai Airport

東京⇒香港⇒シンガポールと飛行機を乗り継ぎやってきたドバイですが、ここもまた単なる経由地点。明朝には今度はイスタンブールへと飛び立つので、今回はドバイ市街には入らず空港内または空港近くのエアポートホテルで夜を明かすことに。

空港に泊まる場合

空港に泊まる場合の選択肢はざっくり3パターン。
1. Dubai International Hotel
2. Sleep ‘n Fly
3. Marhaba Lounge

1. Dubai International Airport
空港の制限エリア内にあるホテルなので、UAEに入出国せずトランジット可能という利便性が最大の利点。

ただ、一泊AED550(≒JPY17,000)~というコストが難点。

2. Sleep ‘n Fly
もう少し経済的なオプションとして、所謂スリープポッド的な施設も空港内にあるようです。

参照:https://sleep-n-fly.com/price/
2-3時間のトランジットならスリープポッドでも耐え得るかもですが、10時間弱だとちょっときついか…

3. Marhaba Lounge
プライオリティパスで入れるマルハバラウンジが24時間オープン。ただ、横になれるような休憩室は無いのと、ホテル難民的な利用客が多くいる可能性もあるのが致命的な欠点。

んー、どれも嫌っすね。ってことで、空港近くのエアポートホテルまで検討範囲を広げてみることに。

Holiday Inn Express Dubai Airport

プレミアイン、ミレニアムエアポートホテル等々、ノンチェーンのローカル経営っぽいエアポートホテルがいくつかある中に、IHG系のHoliday Inn Expressを発見。ちょうどIHGのステータスポイントも貯めたいところだったし、今回はホリデイインエクスプレス ドバイ エアポート(Holiday Inn Express Dubai Airport)に泊まってみることにしました。


インターコンチネンタルのUS$83も驚きですが、ホリデイインエクスプレスはUS$32と鬼安いっす。


しかも、第1ターミナル・第3ターミナルとホテルとを結ぶ無料のシャトルバスが24時間走ってます。


運行頻度は1時間に1本と公式サイトにはあるけれど、ホテルの案内には30分毎と書かれてました。
参照:https://www.ihg.com/hotels/jp/ja/dubai/dxbga/hoteldetail


時刻表も無ければ乗り場も曖昧で少々不安でしたが、ターミナルを出たところで30分ほど待ってたらHIEXのロゴ入りバスがやってきました。


バスに乗ってしまえば早いもので、ターミナル1からたかだか5分ほどでホテルに到着。看板のアラビア語が風情たっぷりです。

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館内は3,000円そこらのホテルとは思えないくらいクオリティ。没個性なホリデイインエクスプレスにしては珍しく、アラビアン要素があちらこちらに散りばめられてます。

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アラブな設え。


周囲に何もないですが、ロビーの一角に24時営業のコンビニが入ってるので、飲み物やスナックなんかは調達可能。


ハード的には悪くないのですが、300を超える部屋数があるのにフロントが1-2名対応で、チェックインもチェックアウトも長く待たされました。IHGメンバーの優先レーンも全くもって機能してなく、チェックインなんて30分ほど待たされましたわ。

ロビーバー


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ロビーバーも明らかにスタッフが足りてない状態で、カウンターに10分以上座っててもオーダー取られませんでしたw 基本的に皆さん意識低いんで、こちらから働きかけないと何もやってもらえないです、このホテル。

部屋

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うーん、ロビーが良かっただけに部屋にも期待してたんだけど、妙にじめじめするし、なぜか蚊が大量に飛び交ってる…これなら空港野宿の方が快適に休めたかもしれんw



ウッディなテイストは悪くないんですけどね。


窓の防音も完璧で、目の前が空港なのに静けさは保たれているし。



バスルームは換気が効いてないのでちょい不快。かつ、タオルも開業以来入れ替えてないんじゃないの?ってくらいくたびれ切ってました。

ホテル⇒空港

翌朝は4時にチェックアウトしようとしたところ、15分ほど待たされました。

無料シャトルバスも絶望的に手際悪くて、荷物詰載せきれないどうしようどうしようと慌てふためいたり、荷物運搬用トレーラーがうまく接続できなかったり。おいおいしっかりしてくれよ。

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更には、ターミナル1で乗ってくる客の席が無く揉めたり…

出発時には時間に余裕をもって出かけた方が無難かと思います。

朝食

朝早く出発した為に朝食は食べれませんでしたが、レビューを読む限り凄そうです。

「朝食も素晴らしいです。アラブのブリトーは息子の腹を征服しました。すべてが完璧です。」

息子の腹を征服したアラブのブリトー食べたかった!

【ホリデイインエクスプレスドバイエアポート(Holiday Inn Express Dubai Airport)】

公式サイト:https://www.ihg.com/hotels/jp/ja/dubai/dxbga/hoteldetail
所在地:Oppo Dubai Int’L Airport Terminal 3 – Dubai
電話:+971 4 290 0111

ドバイ エミレーツ航空 巨大なビジネスクラスラウンジ コンコースA・B・C

テヘランからエミレーツでドバイへと移動してきたワイ。微妙にドバイ市内に繰り出してウェイウェイするには時間が足りないので、香港への乗り継ぎ便の出発までエミレーツのビジネスクラスラウンジを使い倒させて頂くことに。

ビジネスクラスラウンジといっても、エミレーツ航空が使用する巨大なドバイ空港の第3ターミナル内はコンコースA、コンコースB、コンコースCと3つの区画に分かれていて、それぞれにエミレーツのラウンジが運営されています。
まぁ一つのターミナルに3カ所のビジネスラウンジを展開するエアライン自体は他にもあるかと思いますが、凄いのはその規模。
なんと3つのラウンジトータルで収容人数4,600人ですとwww いくらエミレーツ航空の本丸ドバイ空港だからといって、4,600人はちょいやりすぎですw

そんな圧倒的規模を誇るエミレーツ航空のドバイビジネスクラスラウンジ。今回は時間が無駄にあったので、3ヵ所全てを軽ーく見て回ることにしました。

コンコースA ビジネスクラスラウンジ


先ず到着したのはコンコースAのラウンジ。エントランスの作りは往路で利用したファーストクラスのラウンジと一緒ということもあって期待がもてます。


最下層は一般フロアの免税店フロアで、ワンフロア下がファーストクラスラウンジファーストクラスラウンジファーストクラスラウンジ。
今回はエミレーツ側の都合(機材変更)によりファーストクラスから強制ダウングレードさせられたわけですが、そんな状況でも勿論ファーストクラスには入れないわけですからね…。テヘラン⇒ドバイ、ドバイ⇒香港の両方をダウングレードとか鬼すぎます。


ビジネスクラスもFと同じで1フロアを丸々占めてます。このコンコースのラウンジだけで2,500人以上を収容できるとか、小さな町ですよね。アライアンスにも加盟していないので利用客もそこまで多くないと思うのですが。とりあえず大きいものを作りたがるUAEの国民性によるところなのでしょうか。

ひだり みぎ
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幾何学模様がふんだんに取り入れられてお洒落なラウンジ内。ラウンジとはかくあるべき!という感じで利用客も少なく落ち着いた雰囲気が保たれてます。詰め込み過ぎで大衆食堂みたいな雰囲気になっちゃってる羽田・成田のラウンジも見習って欲しい。



入って早速視界に飛び込んできたお酒の数々。イランでは禁酒してましたけど、ここで解禁。


ミールセクションは「Middle Eastern and Western」「Asian and Desserts」「International」「Salads and Light Bites」と4コーナーにざっくりと分かれてます。「中東と西洋」とか、ざっくりしすぎですけどね。

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種類はすっごく多くて、変わり種でいえばお好み焼きソースの日式炒飯なんてものもありました。こんな野郎飯みたいな居酒屋メニュー出してくるとか、シェフ日本食通すぎでしょw

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他にもインディアンなチキンカレー、タイのイエローカレー、カレー風味の炒め物などなどビジネスクラスのラウンジとしては充実のラインナップが揃ってました。ちょっとカレーを推しすぎですけどね。


そして、ここでも歓喜のアイス食べ放題コーナーが…。種類も7種類あって迷います。

バニラ
スイスチョコレート
ストロベリー
アラビックコーヒー&デーツ
ピスタチオ
ラズベリー(シャーベット)
マンゴー(シャーベット)


テヘランでアイス2個食べたテヘランでアイス2個食べたテヘランでアイス2個食べたばかりだけど、アラビックコーヒーのアイス食べたい!と誘惑に負けてアイスを掬ってたら、使用人みたいな腰の低い男性がすっ飛んできて、「ごめんなさい!私がやります!お任せあれ!」とw これくらい自分でできるのに、セルフサービスじゃないんすねw

コンコースB ビジネスクラスラウンジ

ちゃっかりピスタチオとバニラのアイスも堪能してすっかりご満悦のワイ。ここで胃袋のペース配分を考えコンコースBのラウンジへと引っ越すことに。
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コンコースBのラウンジはAと比べると少し狭いかな…

と思いきや、奥に無限のスペースが広がっていた。
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突き当りが見えませんw


良い感じの雰囲気のコンコースBラウンジ。コンBラウンジだけの特徴として、モエシャンによる「エミレーツ専用シャンパンラウンジ」コスタコーヒーによる「バリスタサービス」VOSSによる「VOSS Health Hub」というサービスが楽しめるようです。特にモエシャンラウンジは「イエロー、ロゼ、ネクター、グランヴィンテージの4種類が揃う世界で唯一の空港ラウンジ!」と結構なPRがされてましたが、いっても大衆的なモエシャンですからね…。クリュッグとかならひれ伏しますが。


コンコースAにはない美味しそうなオードブルもあったので、ここでちょい小腹を満たします。

コンコースC

そして今回の終着駅となるコンコースCのラウンジへ。


ターミナルの端っこに位置している故にか、一番こじんまりとしていて落ち着けます。ただ、今回はゲートがコンコースCだったから立ち寄ってみたけど、ゲートが以外なら敢えてくる必要はないかと。

所感

3ヵ所ともミールは充実してましたし、今回は季節的には空いていたので良かったです。
ファーストクラスラウンジの方が微妙にデカいだけだったということもありますし、ラウンジはビジネスクラスで十分という印象を受けました。

搭乗記 エミレーツ航空 B777-300ビジネスクラス テヘラン⇒ドバイ

さぁ、今回の旅行もいよいよ大詰め。
「イランどうだった?」「イラン人どう思う?」「イランの食事どうだった?」「イラン近代文化の象徴とされる宮殿に行った?どうだった?」「イランの博物館はどうだった?」ホテルから空港へ向かうタクシーの運転手から無限に放たれてくるイランに関する質問をさばき切り、テヘラン⇒ドバイ⇒香港⇒羽田と小刻みに飛行機を乗り継ぎ東京へと戻ります。

帰りもテヘラン⇒ドバイ・ドバイ⇒香港も元々はエミレーツのファーストクラス!…だったはずなのですが、エミレーツ名物の機材変更による強制ダウングレードでビジネスクラスになってしまいました。


F機材が飛んでるから旅行の〆をテヘランにした自分ほんと涙目w テヘラン⇒香港でF機材飛ばしてるのを発見した時はめっちゃテンション上がったんですけど。


チェックインでは、「オウ、涙を拭けよ!」とばかりに親切に対応して下さるアーリア人女性に癒されました。涙を拭いて飛んできます。


香港までは通しのチェックイン、Fからスライドしてきたからか、座席は指定せずとも1Aになっていました。エミレーツ都合のダウングレードですが、もちろんドバイでの使用ラウンジもビジネスクラス。涙は拭いたがテンションだだ下がり。

テヘラン エマーム・ホメイニ空港(IKA) CIPビジネスクラスラウンジ


拍子抜けするくらいあっさりと出国審査と保安検査を終え、グランドフロアにあるFirst &Business Class Loungeへ。

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もちろんアルコールは無いですが、敵国のコカ・コーラは置いてありました。ザムザムコーラじゃないんすね。その他は派手な蛍光色の激アマドリンクやイラン産のノンアルコールビール、フルーツジュースなどが供されています。


HEYDAY!イランのノンアルビールですが、これがまたくっそマズかったw

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最高なのはアイスのバラエティーの豊富さね。外気温0℃でもがっつり頂きまっせ。


シュークリームのようなアイスに、ピスタチオとバニラアイスを包んだもっちり系アイス。アイスのレベルの高さにイランの国力の高さを感じます。こんだけ美味いアイスを作れればアメリカとも渡り合っていけますねw

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ロゴがグリコにクリソツですが、おそらくきっとローカルメーカー製ですw

フライト:テヘラン⇒ドバイ


いやー、搭乗してびっくり。ぴっしりとスーツを決めた金持ちそうなペルシャ商人が多かったので混んでるかなーと覚悟してたんですが、C席の搭乗者数4人とガッラガラ。こりゃあF機材なんか飛ばしませんわ。

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機材はB770-300。残念シートではありますが、ドバイまで2時間程度のショートフライトですし、隣席が空いてるんで全然オッケー。レッドアイのドバイ⇒香港でコイツが来たらキツいですけど。



出発は燃料の補給に時間がかかって多少遅れたけど、無事にテイクオフ。周りは清々しいほどに何もないっすねw


砂漠の中に突如として現れた白銀のナマック湖。首都テヘラン以外にも見所が豊富すぎます。イラン。

機内食

機内食はランチ仕様で、メインは3択。最後までエキゾチックなムードで行きたかったのでケバブを選択。

Appetiser:
Percian Salad

Main Dish:
Kabob Koobideh
Butter Chicken
Cod a lamoricaine

Dessert:
Faisalieh Kashta


これがまた大当たり。ちょっと固いけどジューシーな肉の塊にパサパサピラフ、そして濃厚なサフランのクリームソース、それぞれの個性が良い感じにマッチした上品なペルシャ料理でした。


このピスタチオの削りカスが乗った謎のデザートも激うま。中にクリームチーズが入ってました。飛行機で食べたペイストリーでは人生で一番といっても過言じゃないレベル。

アプローチ


大満足の機内書を食べ終えた頃には、ペルシャ湾を越え、乾いたアラブ半島の大地が見え始めました。

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対岸の祖母浮くなイラン側とは大違いで高層ビルが立ち並ぶ賑やかなアラブ世界に上陸。

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圧倒的人工感。


蜃気楼っぽくブルジュハリファなどドバイ市街の高層ビルが陽炎で揺らめいてる様が幻想的。

あー、今回の旅行ももうすぐ終了だー。

搭乗記 エミレーツ航空B777-300ER ファーストクラス ドバイ⇒イスタンブール

この日はドバイからエミレーツ航空のフライトでイスタンブールへ。

残念ながらイスタンブール新空港(IST)・アタトゥルク空港(ISL)行き機材にはファーストクラスが設定されていなかったので、イスタンブールのアジア大陸側の旧市街地にあるサビハギョクチェン空港(SAW)へと飛ぶことに。次のイスタンブール⇒バクーのフライトはヨーロッパ大陸側のISTから出るのに…
SAW⇒IST乗り継ぎの絶望感たるや、上海の浦東⇔虹橋のそれをも上回るので、今回は流石にイスタンブールで一泊することにしました。


中東のドバイからヨーロッパへの玄関口・イスタンブールへは1845マイル、約5時間のフライト。F付き主要機材をイスタンブールのメイン空港であるIST/ISLではなく小さくしょぼいSAWへ回すということは、IST便よりもSAW便の方がF需要が高いということなんすかね。それか、エコ需要が強いが為に、Y席を多く詰め込めるF付き機材にしたのか。

イメージ的には、ISTが羽田や虹橋で、SAWが成田や浦東枠みたいな?
因みに、エミレーツはSAWにはデイリーでフライトを飛ばしていますが、この日のSAW便は大型機材を飛ばす必要が感じられないほどガラガラでした。
サビハギョクチェン空港を羽田や虹橋と同列で比較するのは羽田と虹橋に失礼か。格的には茨城空港や南通空港くらい?

機材は長距離機フライト用のB777-300ER。沖止めスポットへとバスで移動します。


豪華なファーストクラス専用車での移動なら沖止めも悪くないっすね。流石はエミレーツです。

ちな、エミレーツのB773ERは新型と従来型の2種類が同時に運用されてて、当然ながら機内での快適度合いは新型が上。オイルマネーに物を言わせて最新機材を投入するだけでなく、バンバンと革新的なアイディアを具現化していくエミレーツは本当凄いっす。
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メルセデス・ベンツSクラスのデザイン哲学にインスピレーションを受けデザインされたというB777-300ERの新型ファーストクラス“Game Changer”が来ないかなーなんて淡い期待を抱いてましたが、こんなマイナー路線に花形機材があてがわれる訳もなく。旧型機材へと乗り込みます。


B777のファーストクラスは1-2-1が2列の計8席と、14席のファーストクラスシートが積まれるA380に比べてより濃密なサービスが期待できるかもしれません。

エミレーツ航空A380のファーストクラスの搭乗記はこちら。



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シートは香港⇒ドバイと同じく1A。今回はワイ以外に若い女性がもう1人いるだけで、乗客2人に対して2人のCAさんが付きっきりというマンツーマンの専属対応となりました。

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A380とシートデザインのコンセプトは同じですが、2階部分に詰め込まれたA380よりはキャビンが全体的のスペースにゆとりがある印象を受けます。


コーランの視聴もばっちり。

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美味しくないスナック盛りや、美容意識ゼロのおっさんには使い道のないコスメもA380の物とほぼほぼ同じ。B777とA380との最大の違いはバーラウンジとシャワーが無いことでしょうか。
5時間もフライトではシャワーも浴びないし、ファーストクラスならオンデマンドで飲みたいドリンクをいつでもお願いできるので、バーとシャワーが無くても特に問題はありません。


テイクオフの時の振動や騒音レベルはA380の方が小さくて、乗り心地という点ではやっぱりA380に軍配が上がりますでしょうか。

ただ、静粛性が劣る分、二重窓のA380と比べると外の景色は撮りやすいっすね。A380は二重窓の上に内窓から外窓までの幅が大きくて、窓の外の写真は非常に撮りずらいので。

さらばパーム・ジュメイラ。やっぱり旅行者とすれば景色の写真を撮りやすいにこしたことないっす。

あわよくばバグダッドの様子も上空から激写したかったけど寝落ち。

まぁ無事に高射砲を喰らわずイラク領空を通過できたから良しとする。


ワイの為だけにボトルを開けてしまって大変申し訳ないが、無事を祝ってテセロンlot29で乾杯。肴はトラディショナルアラビアンアペタイザー3種盛り。


続いて冬眠明けのクマがごとくオーシャントラウトをペロッと平らげ…


間髪入れずにナイルパーチの直火焼きを飲み込むように一瞬で完食。

美味い美味くないは別にして、5時間程度のフライトなのに食のオプションがやたらと多いのは相変わらず凄いっすね。
アペタイザー:
キャビア盛り
ビーフコンソメ
トマトスープ
トラディショナルアラビアンメッゼ
オーシャントラウト
ビーフカルパッチョ
季節のサラダ

メイン:
ドルマ(ラム肉のロールキャベツ)
アラビアンスタイルキャセロール
ナイルパーチ直火焼き
リコッタチーズとマッシュルームのラビオリ
ローストサーモン


チーズボードも6種類w 座席数はA380より少ないですが、メニューの充実ぶりは変わりませんでした。


選りすぐりのチーズをつまみに、ボトルを開けた責任を取るべくぐびぐび行っちゃいます。料理は地上で食べた方が断然美味しいけど、コニャックとチーズのセレクションは素晴らしかったっす。


コニャックを飲みながらエキゾチックなイラン映画を見てるとあっという間にびっしりと小さな家屋が詰め込まれたイスタンブールの旧市街地へのアプローチが始まりました。良い時間というのは早く過ぎさってしまうものですね。


新しく開港したイスタンブール国際空港とは違って小さくショボいサビハ・ギョクチェン国際空港着。いやー、やっぱりエミFの酒とチーズは良いっすね。