宿泊記 インターコンチネンタル グランドスタンフォード香港

今回の香港滞在期間中は尖東のインターコンチネンタル グランドスタンフォードに泊まります。

ここ、今だと長期割引でめちゃくちゃ安く泊まれるんですよね。長期って言っても月極とかじゃなく7日~だし、めっちゃお得。


引用元:https://www.hongkong.intercontinental.com/offers/
ハウスキーピングのサービスが週二回だけだったり色々と制約はあるものの、15連泊で以上でHK$630~は鬼安い。毎日4点までランドリー無料だし。香港で仕事してたら、ここに住みたくなるレベル。

ワイが泊った時は宿泊レート2倍以上したので、なんだか悔しくなってきますね笑

HK$1,000台中盤なら全然コスパ良くて大満足なレベルではあるんですが。スパイアアンバサダーならHK$135の飲食券が2枚貰えますし(2019年の話)。

部屋(プレミア・サイド・ハーバービュー)

ひだり みぎ
飲食券をもらえただけでなく、もちろん部屋もビクトリアハーバー側にアップグレード頂けました。中に入るとテレビのスイッチが入り、名前入りお出迎えメッセージが流れます。もちろんウェルカムフルーツとウォーターもプリセット済。日本人スタッフも勤務されてますし、サービスの質は非常に高いです。安定安心のインターコンチネンタルクオリティ。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ひだり みぎ
サイドハーバービューなので一部展望が遮られていますが、香港らしさを感じるには十分です。

プール・ジム


減点があるとすれば、ルーフトップのプールが小さすぎる点でしょうか。ジムも手狭で、いつ行っても筋トレガチ勢の白人様がウホウホと全力トレーニングしていて利用しにくいし。今さら室内プールを作るわけにもいかないし、外部と提携するのも難しそうなので、こればっかしは諦めるしかなさそうです。

周辺環境

飲むところも食べるところも徒歩10分圏内に多くありますし、出前オプションも豊富。

試しに出前アプリ見たら富士山55に「二郎系ラーメン」ってあって、ジロリアンわい大興奮。


前に香港にあった混乱ラーメンが無くなってしまいましたからね…


こんなん見たら行かないわけにはいかないじゃないですか。実店舗に全力ダッシュで向かいましたよ。


でも全然全然。富士山級のマシマシてんこ盛りを期待していたのですが、完全なる外れ二郎でした。日本のフジヤマ55はガッツリしたインスパイア系のラーメン出すって聞いてたんだけどなぁ。

六両三


欲求不満の胃袋を満たすため、コンシェルジュに勧めてもらった台湾飯屋へ。

ひだり みぎ
台湾の定番B級グルメをガチって作ってみましたみたいなコンセプト?魯肉飯と紅焼牛肉麺、主張が強い中にも優しさが感じられるような絶妙な味付けで、大変おいしゅうございました。

Dada Bar

ひだり みぎ
味付け濃いめの麺を食べた後は、Luxe Manorの二階にひっそりと入るジャズバーで一杯。


第一次世界大戦下の鬱屈とした現実に対する反動として広まった虚無主義的芸術運動(ダダイズム)をデザインテーマとしたバーらしく、アングラ感がパないっす。

ひだり みぎ
怪しい雰囲気ではあるが、カクテルの美味さはガチ。アングラ感を掻き立てる歌い手と常連客との微妙過ぎる掛け合いや、狭いホールに響きわたるねっちょりみっちょりとした歌声、恍惚の表情で愛情のこもった拍手を喝采する常連客と思しきBBA3名…。ワイも謎の中毒性に侵されそうになりました。

所感

ビクトリアハーバーのザ・香港的夜景を部屋から眺めてウットリするのにも良し、猥雑な尖沙咀の夜の街で飲み歩くのにも良し。個人的には香港でも好きなホテルの一つです…って、今回ほとんどホテルの紹介してないっすねw

【InterContinental Grand Stanford HongKong】

所在地:#70 Mody Rd, Tsim Sha Tsui, HongKong.
電話番号:+852 2721 5161

香港国際空港の面白土産屋さん G.O.D(住好啲)

この日は、香港国際空港から日本への移動日。


ちょこちょこっとした香港らしい土産物(しかも非食品系という縛り条件付き)を調達しろという課題を与えられたので、キャセイの“WING”の手前にあるG.O.D.(ジーオーディー、住好啲)ことGoods of Desireに立ち寄ることに。
この日は他都市からのトランジット。わざわざ空港の外に出てまで買いに行くのが面倒なので、空港で買っちゃえばいいやと横着しちゃいましたw


もうここはホングコングファンにはお馴染みのブランドっすね。市内も多くの店舗を構える、香港ならではのユニークな商品を取り扱う雑貨店です。

ひだり みぎ
レトロな香港雑貨の数々が並ぶ店内。ダブルハピネスをあしらったおめでたそうなスマホケースや、各干支をモチーフにした縁起物のマグカップ、オールド香港スタイルのレトロなコースターなどなど。ユニークで実用的な小物類がびっしりと並んでます。



無難な文具。A4のクリアファイルは一個HK$28。
同じく香港の空港内にあるペニンシュラのブティックストアや上海灘とは違って手頃な価格帯だし、Discover HongKongと比べるとユニークで面白みのある土産が揃う。ちょっとネタ感が強すぎだけど、アジアン雑貨が好きな方には喜んでもらえるんじゃないでしょうか。


無難じゃないボクサーパンツ。これはユニークすぎて喜ばれんか。


エプロンはあアリ?モダンなチャイナドレスなんかもあったります。

ひだり みぎ
飛行機関連はバゲージタグやアイマスク。Out of Serviceのアイマスクは流石に草w


結局、唐楼やネオン街など、香港人の普段の生活をモチーフにしたクリアファイルとお茶を調達。クリアファイルやレトロパッケージの香港製ソープなどは自分ようにも買っちまいましたわ。

ちな、クリアファイルは全14種類っす。

出典:G.O.D.公式ホームページ

アジアン雑貨好きにはお勧めのお店です。香港出国前に香港らしい土産物を調達する必要に迫られた際には是非こちらへお駆け込み下さい。

【G.O.D. 香港国際空港第1ターミナル支店】

所在地:ゲート2・キャセイのWINGラウンジの近く
営業時間:07:00-23:00

市内のG.O.D.各店舗の情報:

港珠澳大橋のバスを利用してみた 香港からマカオ・珠海へのアクセス向上?

時系列的にはぐっちゃぐちゃになっちゃいますが、ツイッターでお問い合わせを頂きましたので、先日つぶやいた港珠澳大橋に関するエントリーを先にアップさせて頂くことにします。

港珠澳大橋とは

港珠澳大橋とは、その名が示す通り、香港と珠海・澳門を結ぶ橋のこと。
中国共産党が主導するベイエリア(大湾区)経済圏構想の中の中核インフラプロジェクトとして、1,100億元(≒1兆7,000万円)もの工費と9年もの年月をかけ築かれた。橋の管理局の説明(自慢)に拠ると、この橋の建設に用いられた鉄鋼量は実に40万トン、エッフェル塔55本相当という巨大公共事業となったらしい。しかも、橋だけでなく、珠海とマカオ側の沖には、これまた巨大なイミグレ施設を建てる為に人口の島まで作っちゃってますからね。スケールが色々とおかしい。

香港・マカオと中国本土の一体化を進めて巨大経済圏を形成するという中共ならではの超壮大な国家戦略。広東省の主要9都市に香港とマカオを加え入れたこの経済圏を、2035年までに世界最先端の技術が集約するハイテクメガロポリスと変革させるという。

GDP規模で1兆5,000億ドル超、人口規模で7,000万人…東京湾やサンフランシスコのベイエリアなんか比較にならない程の経済規模を誇る経済圏ができあがる。1国2制度なんかクソくらえ!ということで、これから香港・マカオ・中国間で人・物・金が円滑に回るように現行の法的制度にもメスが入っていくことになるのでしょう…
出典:HSBC

で、この橋、マクロ的に考えたら非常に大きな意味のある公共事業ということはわかるのですが、一般市民にはどういったメリットがもたらされるのか。

メリット
1. 香港⇔マカオ・珠海の移動が安くなる
香港空港からフェリーでマカオに向かう場合、運賃はHK$270(珠海はHK$260)~。バスだといずれもHK$71~で移動可能。

2. 香港空港からの夜間の移動が便利に
空港発マカオ行きフェリーは最終便が22:00発(珠海行きは20:10発)だが、バスは24時間運行。

マカオ行きフェリーの時刻表:https://www.turbojet.com.hk/jp/routing-sailing-schedule/hk-airport-macau/sailing-schedule-fares.aspx
珠海行きフェリーの時刻表:https://www.cksp.com.hk/en/route/hk_from_guangdong_and_macao/shipingline_price_hk_m
デメリット
1. 橋までの移動が面倒
フェリーだと香港に入国する必要もなくマカオへと移動できるし、飛行機への預入荷物もバゲージスルーでマカオまで運ばれる。
一方、橋への移動の場合は空港で香港に入国した後、荷物をピックアップしてからイミグレへと移動することになる。
橋が完成したことでフェリーの待ち時間もなくなりマカオへの移動がスムーズに!と紹介するメディアも目にしたが、橋は空港と直結してる訳じゃないですからね。空港での香港入国・預入荷物のピックアップ・イミグレまでの移動・香港出国・バスの出発待ちにかかる時間と手間を考えると、時間帯によってはフェリーの方が早いし楽。

また、香港市内からの移動にも難がある。香港からマカオ・珠海へのアクセスが劇的に改善されたなんて言われてるけど、決してそんなことはない。

地図を見れば一目瞭然だけど、香港側の橋の起点は香港の端の端。香港市内から橋を利用しようとすると、1時間かけてランタオ島のイミグレまで行き、香港を出国してバスに乗りなおし、40分かけて橋を渡ることになる。一方、フェリーなら香港市内からマカオまで70分だし、香港市内からだとマカオ行きのフェリーは24時間運航。

なので、アクセスが改善されたのは、香港空港付近からの移動に限った話だと個人的には思う。

特に、夜間に香港空港に着いてからの移動は随分と楽になった。前までは22:30香港着のJL735便での移動後にマカオに行こうとすると、香港市内に出てからフェリーに乗り継がねばならなかったのでね。

実際に橋を使ってみた

実際にワイもJL735便での香港への移動後に橋を渡って珠海に行ってみることにした。何故にマカオでなく珠海?それはホテルが安いからw


セントレジスがマカオだと8万円だったところ、マカオから直線距離で5kmしか離れていない珠海だと2万円だったので。

ここからは時系列で。

香港空港からバスで香港口岸(イミグレ)へ


JL735便で成田から香港へ。香港空港お得意の“離発着便混雑”が発動して着陸が若干遅れるも、22:35に香港国際空港にランディング。降機後、日々の通勤で鍛えられた健脚を活かしたダッシュで香港市内の各地域行きのバスターミナルへと向かう。

E道でスムーズに香港入国、預入荷物も無くノンストップで香港空港内のバスターミナルへ。

B4のバスでイミグレ(香港口岸)へ。B4のバス乗り場はターミナルを出て右手の横断歩道を渡り、右方向にちょっと行ったところになる。看板が多くあるので、迷うことはないでしょう。

23:00、ちょっとだけ息を切らし始めたところでバス停着。
ひだり みぎ
イミグレ行きのバスも24時間運行。夜間でも頻繁に走ってるので心配無用。

以下、香港特有の時間帯カテゴリーがめっちゃ細かい時刻表。
平日(月ー金)
05:30-06:15   15分間隔
06:15-09:35   8-10分間隔
09:35-16:00   12分間隔
16:00-20:00   8-10分間隔
20:00-00:00   12分間隔
00:00-00:30   15分間隔
00:30-05:30   30分間隔

土日祝日
05:30-06:15   15分間隔
06:15-00:30   8-10分間隔
00:30-05:30   30分間隔

運賃は6香港ドル(≒85円)。香港のバスはお釣りがでないので、小銭を用意しておくかオクトパスカードを用意しておいた方が良いでしょう。「釣りは要らねぇぜ」というマハラジャ様は100ドル札でも1,000ドル札でもぶっこんで頂いて結構です。多く払う分には乗車拒否されることはありません。

23:03、イミグレ行きのB4のバスに乗車。

香港口岸イミグレ


23:15、港珠澳大橋の香港側の橋の起点となる香港口岸着。たかだが橋の為の専用イミグレーションのくせして空港みたいな規模でワロタw


夜間だからか人も多くなく、サクッと香港を出国する。さっき空港で入国したばかりなんですけどね。
やっぱりこれが香港空港から直接バスに乗れれば便利なんだけど…深センみたいに、空港からダブルナンバーの車で直接中国側のホテルにドアドアで移動できるスカイリモのサービスが増えてくれれば便利なのに。

日中はイミグレの人も多いだろうし、荷物が多かったりしたら多少値が張っても空港発のフェリーに乗っちゃうかも。

出国後は発券機で珠海行きバスの乗車券を購入。有人カウンターもあるので、現金やクレジットカードでの購入も可能。

先述の通り、運賃はフェリーと比べて格段に安い。最大のメリットはこの価格だろうな。24時間開通で深夜便でもこの運賃とか驚きだわ。

日中(06:00-00:00): 65香港ドル(≒910円)
深夜(00:00-06:00): 70香港ドル(≒980円)

所要時間は約40分。今のところ、厳しい車両制限が敷かれてるので橋が渋滞する心配はない。一本道のイージーコースだからいくら阿保なドライバーが多い国とはいえ事故による渋滞もないだろうし。まぁ平気で中央分離帯を突破して反対方向に突っ込んじゃうような信じられん事故も頻発するような国なので、運転ミスにより海にダイブみたいなニュースが出てきても驚きはしないが。あとは橋の途中でバス炎上とか。この国で事故の可能性を考え出すときりがない。


発券機の近くにはサークルKやおにぎり屋さんもあるが、残念ながら営業時間外で閉まってる。お店は24時間オープンに対応してないのか!


夜間だと自販で辛うじて飲み物を買えるくらい。

ひだり みぎ
発券後、マカオ行きと珠海行きに分かれてバスに乗る。


23:25、検札。

香港から橋を渡って珠海へ


23:26、乗車。この時間帯でも3台のバスがスポットに待機していた。


21:00-23:59までは10-15分間隔で運行してるらしい。24:00-05:59も15-30分間隔とか、凄すぎるわw


座席に張られた広告はやっぱり不動産関連。橋去橋返即日来回、珠海にもう一戸のマンションはいかが?1平方フィート(0.092平方メートル)あたり2,300元から。最低780平方フィートなので、3,000万円から。確かに豚箱でも数千万する香港と比べれば安いっちゃ安いが、中国だと買えるのはあくまで土地の使用権だしな。

23:30、最後の座席が埋まったところで出発。
ひだり みぎ
海上橋と海底トンネルとで構成された世界最長の海峡横断道路。上下6車線と広々としているのにバスがぽつりぽつりと走っているだけで不気味な感じ。橋の上は原則として停車禁止で信号もなく、一定速度で海上に架けられた橋をひたすら走る。


珠海が見えてきた。

00:10、珠海側のイミグレ着。走り出してぴったり40分で珠海に着いたことになる。車で走って渡るのに40分かかる橋とかw

港珠澳大橋珠海公路口岸

メインの建物は閉まっているので、夜間専用のイミグレでサクッと中国へ入国。いつも上海や広州空港のイミグレであほみたいに並ばされてるので、これだけあっさりと入国出来て軽い感動を覚えた。
ひだり みぎ
くっそでかい建物なのに殆ど人がいなくて気味が悪い。
 
ひだり みぎ
ひだり みぎ

圧倒的人工感。こんなんが人口の島に浮いてるんだからやっぱりスケールがやばいわ中国。


大陸側に来てちょっと物価が下がった。こっちでVitasoy買えばよかったわw

ひだり みぎ
因みに珠海側のイミグレの場所はこんなところ。滴滴では車が拾えなかったけど、こんな時間でも一般のタクシーは列を成して客待ちしてたので、深夜着でも移動の足には困らなそう。

バスも拱北(城軌珠海拱北駅)行きは24時間走ってるみたいだし。
http://zh.bendibao.com/traffic/20181021/48079.shtm
珠海側のイミグレからのバスに関する情報も貼っておきます。日中は珠海各都市行きのバスだけでなく、広州・中山・江門といった広東省の近隣都市行きのコーチも運行してるよう。

実際どうなんだろうな。確かに夜間に香港空港に着いてからマカオ・珠海に行く分には便利になったけど。どっちかっていうと政治的プロパガンダ的な公共事業のようですよね。これでフェリー会社が運賃を落としてくれれば個人的には嬉しいんですがw

辛くもマルコ緑ステータスの更新に成功 キャセイドラゴン 香港⇒上海浦東

この日は久しぶりにキャセイドラゴン香港⇒上海便を利用。


香港駐在時は毎週のようにキャセイを利用してたんですが、ここ数年は辛うじて年一で乗ってマルコポーロクラブのグリーンステータスの延命を続けるのがギリギリの状況。

とりあえず今年もぎりぎりステータスを更新できるようQクラスで香港⇔上海のショートホールを往復発券。すると、アップグレードの入札オファーが入ってきた。

各フライトに設定可能な最低額と最高額が定められていて、その範囲内で希望金額を設定する。香港⇒上海はHK$2,000が最低入札額で最高額はHK$5,600。試しに最低金額で入札してみるものの、当然のように落札できず。この区間なんてIクラスで買ってもHK$5,000ちょいなんだし、入札でHK$2,000以上出すなら初めからビジネスクラス買ってるわ。

キャセイパシフィック・キャセイドラゴンのアップグレード入札に関する情報はこちら:

PLAZA PREMIUMラウンジ


ラウンジはプラザプレミアムラウンジに入室。クレカラウンジだけあってグロい程に混雑してた。


小学校の給食シーンを思い出させる順番待ち。まぁ列がきちんと形成されるだけ流石は香港と言うべきか。これが大陸なら、我先にとでしゃばる輩たちによる飯の取り合い合戦が繰り広げられるからな。


フライト前に質素な配給品をつまむ。

フライト:KA874 HKG⇒PVG


懐かしの香港⇒上海便。この日の機材はA330-300(33C)となった。


ひだり みぎ
久しぶりのキャセイドラゴンのエコノミー、座席配列は2-4-2。搭乗率は6-7割程かな、殆どがスーツを着た香港人ビジネスマン。

全体的に空席が目立つ中、隣におふくよかな白人男性が着席してくる不運に見舞われる。
ひだり みぎ
隣席ブロック以外にも、もちろんエビアン配布も熱烈歓迎の挨拶(ねっとり握手つき)もなく離陸。CXダイヤモンド会員へのエコ贔屓、今思えば凄かったよなー等と回顧。エコ席なのにシャンパン貰えたり、ジャケットを預かってもらえたり、乗ってから降りるまでVIP扱いだったっすから。ダイヤになっても獲得マイルのブーストが無い分、機内でのおもてなしがやばかった。

離陸後、激しい貧乏揺すりをしながら数独で遊び始める隣の御仁。その彼を視界に入れぬよう、自分は映画鑑賞に集中することに。

トゥルーマンショーも良いし、不朽の名作マルタの鷹も悪くなさそうだ。

ひだり みぎ
いや、でもやっぱりここはブルースリーのドラゴンへの道で。ブルースリーよりもノラミャオが見たくて…。


ほわちゃ!ブルースリーとチャックノリスの激闘を見ながら機内食の揚げ魚を頬張る。エコノミークラスに限って言えば、ドラゴンの機内食はキャセイよりも口に合う。


ほわちゃ!っと到着。


珍しく遅延なく上海に着いたのに…イミグレと荷物検査があほみたいに混雑してた。やっぱり上海に飛ぶなら深センから国内線で飛んだ方が楽だわ。

新小岩のラーメンの名店・麺屋一燈が香港に上陸

新小岩にあるラーメンの名店・麺屋一燈が香港に上陸したぞーなんて話を子耳に挟みましてね。ちょっと食べに行ってきました。


2018年2月オープン。香港のメディアにも「東京ナンバーワンラーメン香港初上陸!」として取り上げられている。確かに食べログのラーメン部門で全国一位に君臨(2019年3月現在)するラーメン界の大御所なので、東京ナンバーワンとの表現は決して誇張でもない。というか、日本ナンバーワンと宣伝しないあたり寧ろ控えめ。

では、行ってみよう。場所はハーバーシティー3階のLCX。

ラーメン屋とは思えぬ御上品な門構え。小岩店では行列ができるのも珍しくない程の人気ぶりだが、こちらは閑古鳥が鳴いていて、客よりスタッフの方が多いくらい。見るからに敷居が高そうだもんな。高級割烹料理屋みたい。


店内はカウンターのみの小岩店と異なり、広々としていて開放的。家賃の高い香港の中でも一等地にこれだけの面積を構えちゃって、ラーメン一本で勝負できるのだろうかと余計なお世話をしてしまう。

ひだり みぎ

しかも窓側席からはこの展望で、とてもラーメン屋とは思えぬ洗練された雰囲気となっている。

メニューはシンプル。

濃厚魚介のつけ麺、塩ラーメン、醤油ラーメンの三種類+期間限定の柚子ラーメンのみで、具材は標準、味玉、特製から選ぶことができる。値段が記載されていないのが怖すぎるところ。

ひだり みぎ
値段を聞くと、値段と写真付きメニューが配布された。一番安い標準塩ラーメンでHK$118(1,700円)、特製のつけ麺になるとHK$168(2,400円)という強気の価格設定。こりゃあ家賃がのっかってしまってるな。

参考までに、香港に複数店舗を経営するバリ馬のラーメンはHK$78~。

今回はもちろん一燈の看板メニューである濃厚魚介のつけ麺狙い。

標準は麺とスープだけという寂しすぎる内容なので、ここは奮発して特製をオーダーすることに。

日本では行列のできる名店であるが、ここは香港。客が5人しかいなかったこともあり、注文から10分ほどでお目当ての品がやってきた。


海を見ながら頂く日本最高峰のつけ麺。先ず見た目からして美しくて涎全開。

ツヤツヤして色合いの良い極太麺に、2種類の異なるチャーシュー、煮玉子、海苔がトッピングされている。

この麺がまたね。噛み締めた時の香りが実に良く、シコシコと噛めば噛むほど小麦の味が広がっていくナイスな麺。食べ始めたらシコシコが止まりません。

その麺に絡むスープは鶏白湯ベースの濃厚な魚介スープで、麺や具との調和が素晴らしい。

スープの中にはホウレンソウ、メンマ、白髪ねぎ、そして鶏団子が。この団子には柚子の実が練りこまれているらしく、これまた濃厚なスープに合いますこと。非常に濃厚でとろみのあるスープだが、濃厚ながらもクドさを感じさせないクリアな味わいで確かに旨い。飲んでると、心の中が浄化されていくような感じにすらなりますw

一杯2,400円のつけ麺とか自分の人生史上で最高値のつけ麺ですからね。つゆの最後の1滴まで飲み干して帰りました。
あとは、この値段が吉と出るか凶と出るか。こんな高級な物件を借りる必要があったのかなぁと個人的には思う。雰囲気的にも値段的にも、ラーメンにはもっと気軽さを求めたいですもん。

【麺屋一燈】

住所(中):尖沙咀広東道3-27号海港城海運大廈3階LCX 32号舖
住所(英):Shop 32, LCX, 3/F, Ocean Terminal, Harbour City, 3-27 Canton Road, Tsim Sha Tsui
電話:31023299
openrice:https://www.openrice.com/zh/hongkong/r-麵屋一燈-尖沙咀-日本菜-拉麵-r548967