遂にラオスを離れる時がやってきた。ビエンチャンからバンコクまでは1日6本の飛行機が飛んでいて選択に悩んだが、今回は翌日00:25バンコク発JL738への接続を考え、18:40ビエンチャン発19:40バンコク着のラオス国営航空QV445で移動することに。
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ビエンチャン⇒バンコクのフライト。ラオス国営航空って数年前にパークセーで墜落事故起こしてるんで怖かったけど、時間帯も良かったし航空券が安い点も魅力だった。
ラオス国営航空の日本語HPに国際線ニューイヤープロモ第2段の“先着順バーゲン価格”としてビエンチャンーバンコクの片道運賃が15,000円と案内されてるが、同社英語版HPでは同便を込々US$86で発券できることを発見。⇒ポチりました。 pic.twitter.com/qkTMiKfURq
— ポンズ (@Worldtravelog) 2016年1月24日
英語版の自社ホームページは日本語ホームページより遥かに安いセールを出してるので、英語版のホームページで航空券をお買い求めされることをお勧めする。
市内から車で走ること15分、ビエンチャンのワッタイ国際空港が見えてきた。バンコク以外にもチェンマイ・仁川・プサン・広州・昆明・シェムリアップ・クアラルンプール・ホーチミン・プノンペン・シンガポールとを結ぶれっきとした国際空港である。
2011年のターミナル拡張工事に際して日本から円借款貸付(無償贈与??)がなされ、未だに空港の運営にJALUXや豊通なんかが噛んでいるようだ。イメージ湧かないけど、豊通って意外と空港の運営委託業務的なことをやってんだよな。
外務省のデータによると、2013年度は円借款=150.62億円、無償資金協力=62.11億円、技術協力=34.40億円を日本からラオスに援助し、ラオス側から見れば日本が最大の援助国であるらしい。
話は逸れたが、空港内に入ってみる。
内部は1階が到着フロア&チェックインカウンター、2階が出発フロア、3階にレストランと展望デッキというシンプルな構造になっている。
到着ゲート付近には市内と変わらないレートの両替所やATMがありラオスキップを調達できる。また、前払い制のタクシーカウンターもある。料金は市内まで一律7ドル、バンビエンまで90ドル。
ラオス国営航空のビジネスクラス利用客と上級会員が利用できる専用のチェックインルームまで用意されている。
ラオス国営航空にはChampa Muang Laoと呼ばれるマイルプログラムがあるらしい。最上級のゴールド獲得条件が10,000マイルとか、ハードル低すぎだろ。
【上級会員の達成条件】
ゴールド:12ヵ月の内に20往復もしくは10,000マイル
シルバー:1搭乗
【上級会員特典】
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【クラス別加算率】
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【特典航空券に必要なマイル数】
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ビジネスクラスでソウル⇒ビエンチャンが片道14,000マイル、バンコクやハノイだと9,000マイルだと。
フライト3時間前に空港に着いたけど、残念ながらチェックイン開始は出発時刻2時間前からとのことだったので、適当に空港内をうろついて時間を潰すことに。
日本の資本が投下されてる空港だからだろうか、一丁前に展望デッキまである。
金網が邪魔だし殆ど飛行機いないので、展望デッキというか外の空気が吸えるバルコニー程度のものだけど。
余りに小さな空港の為に速攻で手持無沙汰になり、チェックイン開始時間までウェストコーストなる空港内レストランで一服することに。基本的にはバッフェスタイルのレストランだが、単品オーダーも可能。
食べ放題料金:大人99,000キップ、子供(身長1.2m以下)50,000キップ
営業時間:10:30~14:00、17:30-21:00
*ドルやバーツでも支払い可能。
営業時間外だけど入店させてもらえ、ギンギンに冷えたビールを注文。
ビールだけでチェックイン開始時間まで粘り、チェックインカウンターへ。ラオス国営航空日本地区総代理店のホームページには「ラオス国営航空では、全便ご予約の再確認(リコンファーム)が必要です。」等と書かれていたが、リコンファーム無しでも大丈夫だった。
1階でチェックインを済ませ、2階にあるイミグレーションへと向かう。1時間のフライトとはいえ、一応は隣国タイへと飛ぶ国際線扱いなんでね。
出国手続きを済ませた後の制限エリア内にもラウンジ、カフェ、免税店などがある。
ラオス国営航空・ベトナム航空・バンコクエアウェイズ等ビエンチャン発便全ての航空会社共有のビジネスクラスのラウンジ。プライオリティパスでは入れないが、10ドル払えば誰でも利用できるようだ。ビジネスクラスの利用客も上級会員も殆どいないんだろうな、対象航空会社が多い割には中はガラガラのようだった。
本日の機材はA320-214。ラオス国営航空のホームページに拠ると、同社はA320-214(4機)の他、ATR72-600(3機)・ATR72-500(4機)を保有しているそうだ。中国製の西安なんちゃらってやつは退役したのかな。
遅延も覚悟してたけど、ほぼほぼ時間通りにボーディングブリッジから搭乗する。ビジネスクラスの利用客は0人、エコも4割弱程度と心配になる搭乗率だった。こんな搭乗率なのに機体前方にだけ乗客を詰め込むところが東南アジアクオリティなんだろうな。
座席数はC=16席、エコ126席の合計142席。エコでもパーソナルモニターが付いているけど、短距離便だからか機能せず。
安全のしおりの画風がなんとも社会主義国のプロパガンダアートっぽい。
乗客の搭乗が終わると不織布おしぼりが配布される。ラオスの伝統衣装を身にまとったCAさんは思いのほか丁寧な対応で好印象。
1時間程度の短距離便だけど餌付けサービスある。コッペパンに若干量のツナとコーンを挟んだサンドイッチ・パッサパサなケーキ・フレッシュじゃないフルーツという質素なものだけど。