搭乗記 S7航空 A320 ビジネスクラス ウラジオストク⇒成田

ロシア・中央アジア旅行もこれで最後。極東ウラジオストクから更に東の成田へとS7航空で飛んできます。

TAS-OVB S7 3298 16:20-21:10(2.5h、1,128mile)
OVB-VVO S7 3279 23:10-0750(5.4h、2,316mile)
VVO-NRT S7 565 13:25-14:40 (2.15h、685mile)☚いまココ


ウラジオストクでの国内線⇒国際線乗り継ぎは受付に人がおらず対応してもらえず、面倒だけど制限エリアの外に出てから搭乗手続きを羽目に。

ひだり みぎ

近代的なウラジオストク国際空港。


有名人の手型・足型のプレートは日本でもよく見かけるけど、流石はロシア。熊の足跡の記念プレートなんかが展示されてました。余ったルーブルを使い切りたかったけどこれは要らんw


搭乗手続きの開始は出発時刻3時間前から。訪日観光客風の若いロシア人男女と出稼ぎ労働者風の中央アジア系の男の姿が目立つ。

ウラジオストク空港 ビジネスクラスラウンジ


S7航空の指定ラウンジは3番ゲート前のPrimorye Lounge。

ひだり みぎ
中に入ってみると思いっきりリノベ中で、それを隠そうともせず営業する潔さに敬服する。ただ、今はまだ空いていていいけれど、JALとANAが直行便飛ばすようになったらSFC・JGC・プライオリティパス会員で溢れ返ってパンクしちゃうんだろうなー。


ミールは軽食がある程度で「何もないよりマシ」程度でドリンクもコンプで飲めるのはジュース、コーヒー、紅茶、水オンリー。アルコール類は有料のオーダー制ということでアウトローな雰囲気の赤毛ロシア人がカウンターに常駐。誰が朝っぱら飲むんだ?と思いきや、私が入室した際に受付でプライオリティパスを持ってあーだこーだと揉めてたスーツ姿の日本人の団体が朝から宴を挙げていた。

フライト S7航空 ウラジオストク⇒成田


ウラジオストク⇒成田は先に乗った2区間の機体より一回り小さなA320がアサインされている。


シートもA321Neoと比べるとスペースこそ同等程度の広さが確保されているものの、レザーが草臥れてしまっている印象。


ミールは昼食仕様でAlgerian Style Beef with couscousとGarden Saladがワンプレートで。ウラジオストク発成田行きシベリア航空機でアルジェリアスタイルビーフとクスクスを食べるという謎シチュエーションとなったが、肉は臭みが強いし硬いしで良いとこ無し。

ドリンクは…
各種ソフトドリンク
バドワイザー
ワイン(Merlot Canti, Red dry, pinor grigio canti, white dry, canti prosecco, sparkling) ウィスキー(シーバスリーガル12年)
ブランデー(courvouisier VSOP)
ウォッカ(ロシアンスタンダード)

ブランデーが国産じゃなくフランスのクルボアジェだったのが意外。せめてアルメニアとか旧ソ連圏製でしょー。

最後のラウンジは改装途中、最後の機内食がイケてないアルジェリアビーフと何とも締まらない旅行になってしまいました…

今回の旅行で獲得できたポーチはフィンエア×1、S7航空×3。旅行から1年たった今でも使われずに実家の物置を温め続けてくれております。

では!


搭乗記 S7航空 A321Neoビジネスクラス タシュケント⇒ノボシビルスク

遂に中央アジアを離れる時がやって来た。ここからタシュケント⇒ノボシビルスク、ノボシビルスク⇒ウラジオストク、ウラジオストク⇒成田と怒涛のS7航空3連発で日本へと帰還する。


ウズベキスタン航空のタシュケント⇒成田直行便なら8時間弱で帰れるところ、ワンワールド大好きマンはロシア経由で18時間かけて帰国します。

タシュケント国際空港


小さな小さな何もないタシュケント国際空港。サマルカンドから鉄道が万が一遅れたらどうしよう?という心配性が災いしすぎて早く着き過ぎてしまって激しく後悔。空港着が09:20、フライトの出発時刻が16:20というね。まぁ疲れすぎてタシュケント市内を再観光する気もなかったし、何も無い空港でぐったりと7時間過ごすことにしますわ。


最後に若干程度残った現地通貨を使い切るべく…ウズベキスタンはアイスが安くて美味かったので、ゲリピー覚悟の全力食べ収め。アイスは一日一個まで?掟破りの一日二個、寒っいターミナル内で凍えながら食べました。

搭乗開始時刻3時間前の13:20になり、漸くチェックインが開始。コーポレートカラーのネクタイを締めた愛社精神ある強面ロシア人が降臨した。こんな色のネクタイ、こいつと日本電産の永守会長くらいしか好まんだろ。


ノボシビルスク⇒ウラジオストクの航空券は出すことができない!と担当者に突っぱねられたものの、すったもんだの末に搭乗券が発行された。また、ラウンジはイミグレの先の制限エリアにあることを確認し、制限エリアへと向かう。

出国時は滞在登録が確認されることはなく、税関申告書の提出も無し。ただ、荷物検査は厳しくて、10分かけて荷物の中身の一点一点をねっちりと調べられた。小遣い稼ぎ目的のあら探しかと思ったら、ホテルから持ってきた使い捨てのヒゲそりが怪しかったらしく、ヒゲそり持って「What is this?」と。ウズベキスタンでは使い捨て髭剃りは珍しいのかい?

超絶非効率な荷物検査を突破してラウンジに行くと、狛犬みたいな顔のロシア系BBAが現れ、S7航空は対象外!ここはアシアナとウズベキスタン航空の専用ラウンジなので出ていけ!とばかりに罵倒され門前払いを喰らってしまう。チェックインの際にイミグレ先の制限エリアにあるラウンジが使えるとの説明を受けていたので、S7航空に掛け合うよう求めても我関せずの一点張り、ちょっとこのラスボス強すぎるんよ。制限エリア内のラウンジってここだけなんだけど、一体どうなっているのだろうか。

掃除員のBBAも一人でキレてあーだこーだと文句を垂れながら作業してたし、タシケント空港の皆様気持ち荒ぶりすぎ。民間のウズベキスタンの方々は滅茶苦茶良い人達だけど、銀行とか空港のジジイババアは本当に糞。意味もなく荒ぶれてみせたり、国内線ターミナルでも銀行員が営業時間中に爆睡してたり、カフェの店員がトンずらして店内が食べ散らかされてたり、社会主義の弊害なのか?と思えるくらい、とにかく公的機関に務めてる人間は糞過ぎる。


そんなこんなでラウンジのラスボス倒すことができず、何も無いしwifiも飛んでない糞空港で瞑想してひたすら搭乗開始時刻が来るのを待つ。

フライト:S7 タシュケント⇒ノボシビルスク

タシュケント⇒ノボシビルスク便の客層はロシアへの出稼ぎ系な人々中心で、Yクラスは搭乗率9割超。C席は我輩一人のみ。搭乗券のPriorityの文字も虚しく優先搭乗もなく、列の最後尾でゆっくりまったりとご搭乗。
ひだり みぎ
蛍光色みたいなマスカット色したシベリア航空の機体、映えるなー。


ひだり みぎ
貸し切りとなったビジネスクラス。爽やかな外観とは打って変わって超絶地味。


紫のレザーに紫のヘッドレストカバーに紫の枕に紫のブランケット。外がマスカットなら内はグレープか。


ウェルカムドリンクはオレンジジュースor水で、グラスでの飲料水の他にボトル水も配布される。客室乗務員はアエロフロートと同じく鉄仮面で無愛想タイプの典型的ロシア人。鉄仮面を脱がしてやろうと柄にもなく謎の東洋人キャラに徹してフレンドリーに頑張ってはみたが、やっぱりガードが固すぎた。


あ、そうそう。シベリアの首都ノボシビルスクまで3時間弱のショートフライトでしたが、ポーチの配布もありました。

ひだり みぎ
空港周りを見てみると、野戦病院状態で絆創膏とかマスクした機体がやたらと多くて不安になるが、無事にテイクオフ。

ひだり みぎ
シベリア送りだ!!ということで、先ずは3時間かけてシベリアの首都までひとっ飛び。

よし!無事に飛び立った!と思った瞬間から速攻でシートベルトサインが消え、CAさんがムスーっとした表情で機内食の準備をしてくれる。

テーブルが大きいのかマットが小さいのか。


ナプキンがエアカナダっぽい。

ひだり みぎ
コニャックにスターターのガーデンサラダ。このキュウリとトマトのサラダは半日で3セット食べましたが、各フライトごとに微妙に構成が異なってるので飽きずに食べきることができました。

TAS⇒OVB キュウリ・トマト・菜っ葉のバランスが良いバランスフォルム
OVB⇒VVO トマト多めのトマトフォルム。
VVO⇒NRT バランス型にチーズまで入ったバランス型チーズフォルム。


メインはほくほくサーモンとポテトというザ・ロシアン家庭料理。これが、豪華さゼロだけど意外と不味くはなく、機内食としては及第点レベル。


スターターからデザートの樽とまで、素朴だけど美味かった。


さらば中央アジア、また会ったなロシア。


ウェルカムドリンクならぬバイバイドリンクで3時間のフライトを〆。


ロシア第三の都市・ノボシビルスクへとアプローチ。

ひだり みぎ
ヴォルガ・ドニエプル航空や、尾翼に描かれた北極熊の顔がリアルでキモいヤマル航空などレアな航空会社の機体やロシア国産機のスホーイ・スーパージェット100が並ぶ。

S7航空は残念ながらSSJの機体は保有していないので、次のノボシビルスク⇒ウラジオストクもタシュケント⇒ノボシビルスク区間と同じくA321で。