京都悠洛ホテルMギャラリーBYソフィテルのオープン迫る アコーホテルズ

イビス、メルキュール、イビス、メルキュール…国内のアコーホテルズといえばイビスにメルキュールばかり…おっ、久しぶりに新しいホテルを出してきた!と思ったらイビススタイルズ…
昨年途中までバジェット系~中級のブランドのみで非常に酸っぱかった日本のアコー事情だが、ここに来て状況が好転。アコーホテルズが本腰入れて日本市場に攻勢をかけて来た感がありますね。
昨年7月には新浦安にイビススタイルズ東京ベイが、9月にはノボテル沖縄那覇、10月には田町駅前にプルマン東京田町が開業、同11月にはイビス大阪梅田が続々オープンと、全盛期の魔裟斗なみの強烈なラッシュをアコーが仕掛けてきてる。しかも、魔裟斗のようにスタミナ切れで失速するようなこともなく攻撃の手を緩めずに攻め続け、2023年を目途に日本国内のホテルを現状の15から30へと倍増させる気なのだと。あと四年で倍増とは怒涛の鬼ラッシュですわ。

更に!従来のように単調なローキック攻めでロー・ミドルエンド系ホテルだけを寄せ集めるのではなく、今後はラッフルズやフェアモント、ソフィテルSOといったハイエンド系ブランドの出店も検討していくというのだから楽しみで仕方がない。

京都悠洛ホテルMギャラリーBYソフィテル

遂に逆襲を始めたアコーホテルズ。2019年4月にはプルマンに次ぐアコー系列の高級ブランドホテルとして、京都悠洛ホテルMギャラリーBYソフィテルのオープンも決まっている。
ひだり みぎ

「モダンな和」的なコンセプトなのかな。立地も良いし、ハードのスペックだけでみると悪くなさそう。

既に4月30日以降の予約も開始されていて、一泊20,000円~という価格帯。

クラシックルーム(展望なし、22㎡):20,000円
クラシックルーム(22㎡):22,400円
スーペリアルーム(24㎡):24,000円
デラックスルーム(27㎡):28,000円
意外と安いなーと思ったけど、駅前立地だからか海外のMギャラリーと比べると全体的に部屋は狭め。どういったところをターゲットにしてるんだろうな。

2019年9月30日までは開業オープニングキャンペーンとして、2連泊以上の滞在で朝食付きスペシャル料金+館内レストラン・バー5,000円分のクレジット付きプランもオファーされている。あとは、アコーホテルズの会員プログラム側のオファーとして、新規開業ホテルプロモーションで4倍ポイント!的なキャンペーンも出てくる可能性もあるんじゃなかろうか。

Mギャラリーとは?

因みにこのMギャラリー、ストーリー性を重視したブティックホテルというコンセプトで、博物館チックで文化要素の強いクラシック系のホテルがあったり、イケイケギラギラなプルマン寄りのホテルがあったりと、泊っていて非常に楽しめるユニークなブランドなんですよ。強いていうならばIHGのインディゴのようなというか、その土地土地のカルチャーをフルに取り入れたブティックホテルになってます。

インドネシアのジョグジャカルタ、ソロ、ベトナムのサイゴン、タイのバンコクのMギャラリーに泊まってきたけど、いずれも独特なテイストで面白かった。





アコーの今後の日本での展開にも期待が持てそうですし、京都のMギャラリーがどういったホテルに仕上がるのか楽しみですね。

VIEホテル バンコク Mギャラリー バイ ソフィテル 宿泊記

本日はバンコクのアコー系のVIEホテル バンコク Mギャラリー バイ ソフィテル(VIE HOTEL BANGKOK, MGALLERY BY SOFITEL)での宿泊記をアップさせて頂きます。

アコー系のデザイナーズホテル的ブランドのMギャラリーにはサイゴンのホテル・デ・ザール、ソロのロイヤルアルカルタヘリテージ、ジョグジャカルタのフェニックスホテルと泊まった中で各ホテルの独創性に好印象を抱いていたので、アコープラチナの身のうちにバンコクのVIEホテルも泊まっておきたいと前々から思ってたんです。そこに今回、小生のバンコク滞在に合わせるようなタイミングでアコーメンバー用に50%オフのフラッシュセールが開催されたんで、これはもう行くっきゃないという神のお告げだと判断。一泊税込1万円以下。諭吉一人で泊まってきましたよ。

BTSのラチャテウィー(Rathathewi)駅から僅か100メートル程の場所に建つVIEホテル。スワンナプーム国際空港からもスカイトレインでパターヤイへ出て、そこからBTSで1駅先のラチャテウィー駅から徒歩1-2分という恵まれた立地条件にある。ただ、ラチャテウィー駅にはエレベータがないので、重いスーツケースを持っての移動だと少し苦労してしまう。



ひだり みぎ
大きなパヤータイ通りの脇に20メートル程入った先に佇むVIEホテル。因みにホテル名の「VIE」、どう発音するのか分からんのだが、タクシーの運転手に「ヴィー」「ヴィエ」「ウィー」と何パターンか試してみたが全滅、最後に言い放った「パイ、ヴェーホテル」で漸く通じたので、「ヴェー」がタイ人的には正解っぽくはある。まあホテル名を告げるよりはラチャテウィー駅近くのこのホテル!といって地図を見せる方が無難でしょうが。

デザインは近所のショッピングモールサイアムパラゴンやエンポリアムなどの設計を手掛けたフランス人建築家・J.H. Boiffile氏の手によるもの。Mギャラリーの各ホテルは、(1)歴史の重みを感じさせる「ヘリテージ」タイプ、(2)デザインに美の世界を反映させた「シグニチャー」タイプ、(3)静寂の「セレニティー」タイプ(それぞれアコーホテルズウェブサイトから引用)という3タイプがあり、おそらく今回のVIEホテルは(2)に該当するものと思われる。

ひだり みぎ
ニッコニコ笑顔のドアマンに招き入れられ館内へ。エントランスを入ると、正面がロビーバーのVIE LOUNGEで、左手がコンシェルジェデスク及びフロントデスクとなっている。都会的でクールな内外装ではあるが、館内及び客室のファ二チャーやファブリックにジムトンプソンのタイシルクを採用するなど、タイならではの拘りも随所に見て取れる。ヨーロピアンモダンとタイを融合させたようなスタイルだな。


ウェルカムドリンクとしてアイスコールドなおしぼりと共に出てきた石榴ジュースを飲みながら、フロント前のソファに座りながらチェックイン。プラチナ効果で11:00チェックインからの15:00チェックアウトと二日間で52時間もの時間を確保できて大変ありがたや。50パーセントオフという割引をするということで人気が無いホテルなのかと怪訝にも思っていたが、部屋へと入る前に早くもそんな疑念は払拭された。

ひだり みぎ

チェックイン後、カウンターのお姉さまによるガイドを受けながら、アップグレードしてもらったデラックススイートルームへと移動。当ホテルはスイートが充実していて、メゾネットタイプのデュペックススイートや400㎡超えでプライベートプール付きのプレジデンシャルペントハウスタイプといったバラエティーに富んだ部屋が用意されているらしい。煽るなー、煽るなー。バンコク中心地のプライベートプール付きルームなんて、一度で良いから泊まってみたいものである。

 

部屋:デラックススイート

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入って正面がリビング。ロビーと同じくダークブラウンを基調としたヨーロッパ風の気品とシックなタイ風コンテンポラリーデザインが融合したスタイリッシュさが特徴。オリエンタルセレブが住む高級アパートの一室みたいというか。



遊び心に溢れたアジアンデコレーションが部屋を飾る。



ネスプレッソがあるだけでなく、スリッパが井草素材だったりするなど、Mギャラリーならではの細かなこだわりが感じられる。


ウェルカムフルーツにレベルの高いウェルカムスイーツ。二泊したけど、スイーツは二泊目も補充してもらえた。

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奥のベッドルームではジムトンプソンの鮮やかなタイシルクのファブリックとアジアンテイストな三角クッションがオリエンタルな雰囲気を醸し出している。

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毎晩のターンダウンでは生花と焼き菓子、ホテルのロゴ入りミニクッションが届けられる。

ひだり みぎ
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バスルームは浴槽が深くて大きいのが特徴。アメニティは、ハブラシ・櫛・シェーバー・コットン・ボディローション・バスソルト・ヘチマと最低限以上の品揃え。ただ、バスアメニティがまさかの備え付け品というのは五つ星らしからぬ。デュープレックススイート以上はだとブルガリのミニボトルが用意されているらしいけど…。

朝食


全体的にダークでアダルトな雰囲気のホテルだが、ここ朝食会場は大きなガラス窓に面して明るく開放的な雰囲気で、爽やかな気分で一日をスタートさせることが出来る。

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イエス!生絞りジュースと南国フルーツ!

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高級ホテルの朝食の標準的なレベルで、ホットミールはメニューの入れ替えもあった。ホットミール・生野菜・ハム・ソーセージ・チーズ・中華な点心に粥、ペストリーにパンケーキとワッフル・フルーツ・ヨーグルト等がバランスよく揃っていて、余程の長期滞在でなければ飽きることなく利用できる。特にワッフルにブルーベリーパンが美味かったわー。

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古事記的にはラウンジが無いのが悲しいところだが、ロビーバーのドリンクもそこまで高くないので、まぁ宿泊費が安いことを考えれば仕方がないと思いながらカクテルをグビグビ行ってしまった。

プール

プールはホテル隣接のパヤータイ通りに面した別館のルーフトップにあり、ホテルとは渡り廊下で結ばれている。随分と小さくガッツリ泳げるという訳ではないが、直ぐ真横をBTSが走るという構図が面白い。
ひだり みぎ
画像はホテルオフィシャルサイトから拝借。パターヤイ通りに面した側の一部がガラス張りになってるんだな。プールの下から泡がボコボコでてきたりと面白い機能もあるし、小さすぎる点を除いては良いプールかと。

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ルーフトッププールなんで燦燦と陽が降り注ぐ昼間も勿論良いけれど、夜のムードも抜群。通りゆく車と高架鉄道を眺めながら水と戯れるのも悪くありません。


ジムもホテルの規模に見合わず本格的。ちょっと機材を詰めすぎかとは思うけど、一般のジムにある設備がほぼす全て揃っている。更衣室にはジャグジーとスチームサウナもあったりします。

その他


09:00-19:00と限られた時間帯のみだけど、ディスカバリーセンター・サイアムパラゴン・セントラルワールド行き無料トゥクトゥク送迎サービスもある。タクシー乗るほどじゃないけど、歩くのは暑い距離をカバーしてくれるのはありがたい。ボラレル心配なくトゥクトゥク乗車体験もできますしw

一泊一万円以下で外資系の高級ブランドホテルに泊まれるのがバンコクの魅力である。個人的には余り魅力を感じないアコーホテルズではあるが、Mギャラリーとソフィテルだけは例外。流石にアコーの中での高級ブランドだけあって、どこのホテルに泊まってもこの2ブランドは快適な滞在を約束してくれる。

VIEホテル バンコク Mギャラリー バイ ソフィテル


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公式ウェブサイト:http://www.viehotelbangkok.com/facilities/bangkok-spa/
住所:117/39-40 Phaya Thai Road,Bangkok 10400
電話番号: +66 2 309 3939
客室数: 154
チェックイン/チェックアウト:14:00/12:00


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ホテル・デ・ザール・サイゴン Mギャラリー 宿泊記

ホーチミン市第3区のグエンティミンカイ通りに新規オープンしたアコー系列の「ホテル・デ・ザール・サイゴン・Mギャラリー(Hotel des Arts Saigon M Gallery、以下、名称が長すぎるのでMギャラリーサイゴンと呼ぶ)」がオープン記念のお得プランを出してたので週末を利用して泊まってみた。

それにしても、アコーは本当にベトナムにゾッコンのようですな。ホーチミン市だけでプルマン・ソフィテル・ノボテル・イビス・Mギャラリーの5箇所ですからね。IHGはインターコンチネンタルのみ、SPGはシェラトンと新設されたばかりのメリディアンの二か所、ハイアットもパークハイアットのみという中でむやみやたらに機関銃をぶっぱなしまくってるといった感じのアコーホテルズ。ブランド間のカニバリゼーションは起きてないかとは思うけど、どこもそんなに儲かってるって感じはしないんだよなぁ。カスタマーサービスが非常に雑なアコーのことなので、投資決断の為のフィジビリティスタディなんかもザルなんだろなと要らぬ心配をしてみたり。
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で、だ。話を戻すと、サイゴン大聖堂の300メートル程北側に建つ24階建の細長い天然石張りのラグジュアリーな建物がMギャラリーサイゴンになる。建物や窓の角に緩やかなR形状が設けられているからか、全体的には無機質な質感の建物ながらも、どこか独特の柔らかさが表現されているようだ。

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車寄せもまた特徴的で、反るように孤を描いて張り出したガラスの庇になっている。

タクシーを降りるとドアマンにより重厚な木製の扉が開かれ、大きなシャンデリアがぶら下がったロビーへと通される。艶無しゴールド仕様のシャンデリアはアンティーク風に見せたいのか豪華フレンチ宮殿風にしたいのか中途半端で意図が伝わらないが、なんとなくチープな存在感を放っている。
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ロビーは入って右手がレセプションカウンターで、左手がシーティングエリア。館内に入ると同時にフロントスタッフが挨拶に来てそのままシーティングエリアでチェックインと言う流れになった。


ウェルカムドリンクとして柑橘系のモクテルが振る舞われ、シーティングエリアで座ったままのチェックイン。わざわざアフリカ系フランス人(?)女性の客室マネージャーまで挨拶に来てくれたものの、客室アップグレードは無し。規約上だと空室状況によりルームカテゴリーが上のお部屋にルームアップグレードとなる特典を受けられるはずで、この日は朝食会場やロビーの込み具合から考えて空室だらけだっただろうに…アコーはブランドやホテル、はたまたチェックインをする担当ごとに会員に対する扱いが異なるから非常に計算しずらい。

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今回はオープニングセールとして60ドル分のミールクーポン付き宿泊プランで予約をしていたので、荷物をポーターに任せて2階のサイゴンキッチンを攻めることに。

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ブラックブリオッシュのロブスターバインミー(VND300,000)と生春巻き(VND90,000)をオーダー。二つで税込2,000円超のわりには大した味と分量ではなく、大食漢の胃袋は満たされず。失意の中、バーへと移動する。


ロビーフロアにあるCAFE DES BEAUX-ARTS。フランス語にすると一々かっこよく聞こえるのが不思議。

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パステル調をベースとしたヨーロピアンなテイストの中にアジア風のラグやトリカゴインテリアが混ざった独特のBeauxな空間になっている。なんだろな、アジアとヨーロッパ、モダンとクラシックが違和感なく同居した感じとでもいうか、すごく不思議な空間である。

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オリジナルカクテルはBasil and Pineapple Mojito・Spiked Tra Da・Rambutan Brambleの3種類。その内、Spiked Tra Da(左、VND 220,000)とMojito(右、VND180,000)を注文すると、初々しい女性バーテンダーがレシピを見ながら腕を振るってくれた。無難な味のオリジナルモヒートに対し、Spiked Tra Daはスミノフウォッカ・ラム・ジン・テキーラ・ライムジュースなど色々と入っているようだが、コーラの味しかしなかったw。コーラの分量、間違えてないですよね?

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続いて最上階にあるルーフトッププールへ。階下のフレンチコロニアルな内装に対して屋上はカジュアルモダンに纏められていて、 プールは町の北西方向を向いてインフィニティプールになっている。プールに浸りながら飲めるように円形のバーカウンターまで設置されちゃってるしw

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プール内もデッキも薄ブラウン系の大理石で覆われていて砂浜でもイメージしてるのかと思ったけど、夜に来てみたら砂浜とは思えない派手なライトアップが施されていた。これはこれでなかなかの雰囲気である。

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因みに、ホーチミン都心部の夜景が楽しめる南側はルーフトップバーになっている。 収益が望める施設に一番良い場所をあてがうのはホテルとしては当然の判断なのかな。プールのチェアも5つだけで正午過ぎから日光直撃となるよう配しているのも、バーへ誘い出す為の策だと思えてくる。


ジムは使わなかったけど、一通りの最新器具が揃えられているようだ。


部屋は最安値のスーペリア。狭いながらもオフホワイトを基調とした優雅なモダンインドシナスタイルのデザインとなっていて、なんとなくサイゴンのノスタルジックな街のイメージにも合致する感じ。ただ、高層タイプ建物で各階の床面積が小さめなこともあり、ホーチミン市内の同価格帯のホテルと比べると若干手狭かな。

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ホワイティな部屋の中央に配置された金色の額縁に収められたテレビがエレガントさの象徴となっている。

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コロニアルとモダンテイストを巧みに折衷させた優雅な空間は高級ブティックホテルのような雰囲気で落ち着けるのだが、壁や床が薄いらしく、上の階やホールウェイからの音が気になったので大減点。

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ウェットエリアとベッドルームとの仕切りはスケスケなレースカーテン一枚のみという衝撃。こういった大胆な設計にもブティックホテルらしさが表れている。

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シンクの反対側にシャワーブースとトイレ。総マーブル張りで豪華な造りだが、シャワーブースの引き戸にタオルハンガーが欲しかった。

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トイレタリーはACQUA DI TOSCANAという聞いたこともないイタリアンブランドっぽいネーミングのもの。

ひだり みぎ

夜は散歩がてら周囲を探索する。サイゴン大聖堂や教会まで300m強、統一会堂や戦争証跡博物館まで600mと、観光にも不便しない立地にあるし、ダイヤモンドプラザという韓国資本のデパートも近くにあるので食事にも困らないだろう。
ひだり みぎ
夜のサイゴンの町で一際強烈な存在感を放つサイゴン中央郵便局に教会。

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夜の闇に浮かび上がるサイゴン中央郵便局。柵越しに内部を伺うことは出来るが、残念ながら営業時間外は中に入ることはできない決まりになっている。

このまま統一会堂まで走破してやろうと思ったが、道を走るバイクが多すぎて道路を横断できなかったので、諦めてホテルに引き返すことにw
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翌朝、ふかふかの沈み込むようなベッドでの快眠から覚め、朝食会場であるサイゴンキッチンへと向かう。蟹が豪快にぶっこまれたお粥や蟹の素揚げなんかもあったり。

ひだり みぎ
フルーツ、サラダ、デニッシュ、コールドカット類も全て種類が豊富だし、ジュースも野菜やフルーツを生絞りでミックスしてくれる。

ひだり みぎ
スタッフの気遣いに笑顔、料理の質・種類、会場の雰囲気全てに高得点で、今年一番の朝食が楽しめた。

まだまだグランドオープンから日も浅いけど、モダンなコロニアルスタイルにまとまった優雅なブティックホテルといった佇まいのホテルで、1万円台中盤程度ならコスパは高いと思う。今回はクラブラウンジが未完成だったので、ラウンジが出来てから再訪したい。

ホテル・デ・ザール・サイゴン・Mギャラリー(Hotel des Arts Saigon M Gallery





住所: 76 78 Nguyen Thi Minh Khai St, District 3, HCMC 70000
電話: +84 8 3989 8888



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ロイヤル スラカルタ ヘリテージ ソロ Mギャラリーホテル宿泊記

ジョグジャからソロに移動し、Mギャラリーにチェックイン。ibisマリオボロ、Mギャラリージョグジャカルタ、そしてこのMギャラリーソロと続いたマットレスランの最終駅。正式名称は“ロイヤル スラカルタ ヘリテージ ソロ Mギャラリーホテル”とくっそ長いけど、現地のベチャドライバーには単にロイヤルホテルで通じるようだ。

ホテルには10時過ぎに到着。部屋は正規のチェックイン時間である15:00まで準備できないとのことで、ロビーにスーツケースを預けて市内観光へ。

ピッカピカでバブリーな車寄せ。


ロビーも煌びやか。古い観光パンフレットではベストウェスタンと記載されているものもあったので、最近になってアコーに資本が移されたホテルのようであるが、これまた随分とMギャラリー色を強調した造りにしたものだ。


実際に今もマタラム王朝直結の王族が住まうカスナナン王宮なんかよりも断然グランドな造りとなっていて、豪奢なデザインの中にジャワ文化の博物館要素がブランドされている。これぞMギャラリーの真骨頂と言うべきホテルである。

ひだり みぎ
インテリアも格式高く、芸術性のある凝った内装で統一さている。アンティーク調のソファーに座ってウェルカムドリンクを何気なくテーブルに置こうとすると、テーブルトップがシースルーのガラスになっていて、その下に細やかな彫刻が埋め込まれてるのを発見。これには思わずビビってジュースこぼしそうになる。色々と細かいサプライズが隠されてるなぁ。

ひだり みぎ エントランス脇はジャングル風のカフェ となっていて、夜はガムランの生演奏に耳を傾けながら優雅なひと時を過ごすことができる。


演者の御爺ちゃん御婆ちゃんは無表情で余り動かないので、ガムラン演者のマネキンかと勘違いしてしまいそうだけど。ご老体を遅くまで働かせたるなや、なんて要らんこともで考えてしまうわ。


エレベーターホールにはジャワの結婚式で用いられる特別な椅子が用意されている。

 
背景はTruntumというジャワの伝統的なパターン柄。無制限・無条件の愛を意味しているそうで、これまたジャワの伝統的な結婚式に用いられる高貴なものだそうだ。エレベーターホールと結婚式との結びつきはよく分からんが…

ひだり みぎ バラエティ豊かな展示品に飾られた博物館調のホールを通り、アサインされた部屋へと向かう。

ひだり みぎ ひだり みぎ
実際に飾られている展示品は文化的価値の高いものではないかとは思うが、それでもやっぱり独特の文化工芸品に彩どられたホテルというのは面白いものであり、ジャワ文化を味わいながら部屋へと向かうことが出来る。

ひだり みぎ くぅぅ。部屋までのアプローチが素晴らしかっただけに部屋も期待していたのだが、部屋自体はギリギリ及第点といった程度。塗装が雑だったりフローリングが一部めくれ上がってたり、ウッドデスクにササクレがあったりと、細かなところで古さ・お粗末さを感じずにはいられない。

ひだり みぎ ひだり みぎ
水回りもちょっと…バスタブは汚れが目立つし水も臭いので、どうしても不潔な印象を抱いてしまう。最安値ラインのベストウェスタンクオリティ。 多分、Mギャラリーでリブランドオープンする時に水回りの改修は思いっきり手を抜いたのだろう。

 
バスアメニティも最低限は揃っているけれど、シャンプーはやたらと水っぽいし、質の高いものではない。

ひだり みぎ
バスローブはダンディーでちょっとカッコいい。


スリッパはペラッペラなのが左足用2足、右足用3足。フランス人だって二足歩行だろうに、どうしたらこんなミスが起きるんだ。Buy two get one freeだってタアしだけ貰っても嬉しくないぞ。

ひだり みぎ
ウェルカムスイーツとミニバー。アルコールは無いので一階バーで飲みましょう。ソロはコンビニやスーパーが少ないので酒の調達には苦労した。

ひだり みぎ
ジムは覗いただけだけど、見た感じ意外に器具は充実してる。

ひだり みぎ プールは水がしょっぱくて生温いんでイマイチ。


ロビー脇のレストラン兼バーは豪華王宮風。


オリジナルカクテルを一杯。名前は失念したがスパイスのパンチがきいてて美味かった。

ひだり みぎ 朝食はウェスタンの基本メニューの他、インドネシア料理も豊富に揃っていて、ジョグジャの名物料理であるグドゥッなども楽しめる。インドネシア料理好きには堪らない内容だろう。

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ジャムーもある。米ベースの生姜湯に、キンマとタマリンドと薬草のミックスジュース、もう一種類の黒いのは説明を聞いても理解できなかった。

部屋は手抜きだけど、観光地だけに殆どの時間は外に出ていて寝るだけだし、一泊6,000円程度という宿泊費を考えると満足度は高い。立地条件も良いし、今のままの値段であれば十分にお勧めできるホテルかと思う。

ザ ロイヤル スラカルタ ヘリテージ ソロ ホテル Mギャラリー コレクション(The Royal Surakarta Heritage Solo Hotel- MGallery Collection)


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住所:Jl.Slamet Riyadi No.6 Solo 57111



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【2015年ジョグジャカルタ・ソロ旅行記】












フェニックスホテル ジョグジャカルタ Mギャラリー コレクション

ジョグジャでのアコー修行二発目はフェニックスホテル・ジョグジャカルタ・Mギャラリーコレクション。やたらと長ったらしい名称だが、タクシー等には「ザ・フェニックスホテル・ジョグジャカルタ・Mギャラリーコレクション プリーズ」なんで言う必要はなく、普通に「フェニックスホテル」で通じます。現地では帝国ホテルばりに由緒正しき高級ホテルとして名を轟かせているようで、ベチャに行先を告げると「oh rich man!」なんて余計な反応が返ってきて、やたらと熱心にバティック工房やマッサージ屋等に誘われてしまうのが難点か。

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ほう。来てみて納得。1918年に建てられた植民地時代のランドマーク的洋館を使ったコロニアルスタイルのクラシックホテルで、エグゼクティブスイートに一泊10,000円ちょいと言う手頃な宿泊費が信じられん優雅さとリッチさを味わえる。


エントランスから車寄せはこじんまりして雑多な雰囲気だが、一歩館内に足を踏み入れるとアジアンなテイストにヨーロッパの装飾が融合した独特の世界を楽しむことができる。

王宮に仕える女官のような恰好をした女性スタッフも流石の品位とホスピタリティで、 インドネシア初心者の方でも安心して滞在することができるだろう。

ひだり みぎ
歴史あるコロニアル建築らしく、ロビー周辺のパブリックスペースにはアールデコ様式の美しい装飾が施され、趣味の良いアンティークの調度品が至る所に展示されている。現地のアンティークからオランダのもの、中国陶磁器まで、中々に豊富なコレクションだ。コロニアルホテルというと細部の古さが目立ちイマイチなものも多いが、フェニックスホテルはアコーホテルズという大資本が入っている為か、きちんと目が行き届いている。

ひだり みぎ
展示物だけでなく、コロニアル調の建物自体が写真の被写体になれるレベルの美しさ。


流石、植民地時代からジョグジャのランドマーク的存在として親しまれてきた由緒あるホテルだけあって、国王からの直筆メッセージまで寄せられている。


噴水のある中庭も雰囲気抜群。

ひだり みぎ
1951年に国家観光局によりMerdeka Hotelとして開業した際にソクラノにより植えられたミサキノハナの樹。


夜はピアノの演奏も。

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クラブラウンジは1918sロビーバーとの兼用なので、中には立派なバーカウンターが設置されている。

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アフタヌーンティー。内容は平均以下。

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夜のカクテルアワーはオリジナルカクテルも楽しめて充実した内容。サービスもテキパキしているし、出入店の時の挨拶も覇気があって気持ちが良い。

展示品に飾られたアプローチを抜け、本館の裏手にある新館の客室へ。アサインされたのは新館3階のガバナースイート。
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扉を開けると正面にリビングルーム。広く清潔なリビングルームで、大理石張りの床やセンスの良いインテリアが高級ホテルの雰囲気を醸し出している。

ひだり みぎ
ベッドルーム。ベージュ系で統一されており、上品で落ち着く内装になっている。ピローメニューはマイクロファイバーや羽根、ラテックス、ファイバーボールなど通常の枕以外に4種類。

ホテルはオランダ統治時代のお屋敷で、部屋の中はまるで洋館を独り占めしたような気分にさせる家具と広いベッド。


マットレスの柔らかさも絶妙で、リネン類も清潔で問題無し。洒落た感じにまとまっているので快適に過ごせ、料金以上の満足感がある。


エグゼクティブルーム宿泊者へのプレゼントはこちらのセンス。後日宿泊したソロのMギャラリーでも同じ扇子を頂くことになる。


こっちのバスローブの方が欲しかったな。


バルコニーに出てみると、シティビューという名の集団墓地ビュー。奥にはモスクもあり、定期的に爆音アザーンが鳴り響いてくる。 プールを望むバルコニーつきの部屋が人気だそうだが、集団墓地が目に入るとはいえ西向きの部屋もサンセットが楽しめて贅沢な時間を過ごすことができる。

ひだり みぎ
水回り。バスルームも大理石仕様で、大きめなバスタブとシャワーブースも完備。


バスタブはエグゼクティブルーム以上に設置されている。


ベーシンに置かれたコイツ。

ひだり みぎ
カパっと上半身を取り外すと首元からアメニティーが出現する。バスアメニティはロキシタン。


部屋のタペストリーやバーなど至る所にホテルの名前に由来するフェニックスやジョグジャのシンボルマークが隠れているのも面白い。ベッドサイドの照明器具のベースなんかもボロブドゥールのストゥーパの形になっていたり、「こんなところにも!」と思わず歓声を上げてしまうほど細かなところにまでホテルのオリジナリティが配されている。

ひだり みぎ
良く見たらコンプリメンタリーのティーセットまでフェニックスモチーフ。観光都市ジョグジャなのでどうしても観光や買い物で外に出かける時間の方が長く部屋でゆっくりする時間は取りにくいが、ホテルステイだけで一日中部屋にこもっていても滞在を楽しむことができるかと。

ひだり みぎ
ミニバーも充実。ソフトドリンクやエナジードリンクだけでなく、チョコレート、ジンジャー飴、クラッカー、ナッツ、ポップコーン、ポテチなども全部無料。

ひだり みぎ
宿泊初日、観光を終えて部屋に戻ったらターンダウンされていて、枕元のデスクに不気味な物体が置かれていた。赤褐色で硬いトゲトゲ付きの蛇柄模様…熟したイチジクの実のような形で果物のようではあるが、こんな得体の知れない果物は初めて見た。 鱗付き蛇の卵みたいだし、ちょっと光沢があるのもはっきり言って気色悪い。

ひだり みぎ
爽やかな朝を迎えたら、陽光差し込むブッフェ会場で朝食を。バラエティの多さ傑出していて、ウェスタン、中華共に豊富で、インドネシア料理豊富な日替わりメニューが用意されている。屋台風にサービスしてくれるのも面白く、連泊しても飽きることはない。

羊乳や予め調合されたジャムー(生薬)4種類が供されたりと、ドリンク類も充実。

ひだり みぎ
「まずい!もう一杯!」から始まる健康的な一日。ジャワ伝統という生薬配合の苦~い漢方飲料が豊富に取り揃えられている。


原材料。ダイエットや美肌効果、滋養強壮、生活習慣病予防、肝臓機能復元等、様々な効果のある生薬が揃っている。


ここで、各漢方飲料の効能を教えてくれるメディカルおばさん出現。イボツヅラフジの煎汁を試してみたのだが…


そんなこんなで気持ち良い朝食で一日を迎え、〆は夜のプールサイドで。

とにかくコスパの高いホテル大満足。アコーホテルズを見直すきっかけとなりました。

フェニックスホテル・ジョグジャカルタ・Mギャラリーコレクション(The Phoenix Hotel Yogyakarta – MGallery Collection)


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住所:Jalan Jenderal Sudirman 9, Yogyakarta, 55233, Indonesia
TEL:62-274-566617 FAX:62-274-566856
場所は鉄道のトゥグ駅から約800mほど北にあるジェンドラ・スディルマン大通り沿いに建ち、町の中心を表す時計台から徒歩1分。
トゥグ駅まで車で5分
アジスチプト国際空港まで車で20分
プランバナン寺院群まで車で約40分
ボロブドゥールまで約1時間
マリオボロ通りまで徒歩で約15分



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【2015年ジョグジャカルタ・ソロ旅行記】