宿泊記 アテネホテル ラグジュアリーコレクションホテル バンコク Athenee Hotel, a Luxury Collection Hotel, Bangkok

本日の宿は、アテネホテルことザ アテネホテル ラグジュアリーコレクションホテル バンコク(The Athenee Hotel, a Luxury Collection Hotel, Bangkok。

こちらのホテル、元々は2001年にニューヨークのプラザアテネの姉妹ホテルとしてタイ王国の王宮跡地に開業した、バンコクでも指折りの超名門ホテル。2004年からはSPGと手を組みプラザアテネロイヤルメリディアンとして営業をしてきたが、2016-2017年の一年半にも渡る大規模な改修を経て、同じくSPGブランドのラグジュアリーコレクションに格上げとってリニューアルオープンした。

バンコク市民の間では、アテネホテルといえば一生に一度は泊まりたい憧れのホテルであり、タイのロイヤルファミリーやガチリッチ層が定宿として泊まるような格式あるホテルらしい。タクシーの運ちゃんにもアテネホテルと言えば一発で通じるし、羨望の眼差しで見つめられるくらい。本家であり兄貴分のニューヨークのアテネホテルが一泊8万円からのところ、こちらでは1/4の価格で泊まれちゃうんですけどね。


BTSプルンチット駅から約400m、高層オフィスビルや各国の大使館が建ち並ぶワイヤレス通りに位置するアテネホテル。オークラプレステージ、SPGのアテネホテル、IHGのインディゴ、ヒルトンのコンラッドと、各ホテルチェーンの高級ホテルブランドが連なるように並ぶ立地にある。


この日はウッディなエントランスが良い味出してるインディゴと迷ったんですけどね。IHGのターゲットプロモの内容がイマイチどころかイマサンだったこともあり、この日はやっぱりSPG系のアテネホテルにすることにした。インディゴはクラブラウンジ無いし。

ロビー

高級感たっぷりのロビー。中央の左右に広がる階段が、まるでホテルに訪れるゲストを両の腕で優しく包み込むかのように柔らかい曲線を描いている。

幾何学的構造の中に曲線美が感じられる、なんとなく不思議な空間。
リブランドされるにあたっての設計コンセプトは、かつてこの地にあった王宮で暮らしていた“Valaya Alongkorn王女の人生と旅”。王女の嗜好に合わせるように、タイとヨーロッパのスタイルを融合させた優雅なスタイルのホテルに仕上げたそうだ。王女のことは当然乍ら存じ上げぬが、きっと優雅で素敵な方だったのでしょう。

プラチナ特典

フロントは螺旋階段の左手、今回は日本人のゲストリレーションズの方がチェックインの対応をして下さった。
【主なプラチナ会員用特典】
・ウェルカムギフト(ポイント)
・1日2点までのプレスサービス
・バンコク市内への電話が無料
・ラウンジサービス
明文化された主な特典はこの程度かな。当時はクラブ特典の中にロビーフロアでの朝食サービスも含まれていた為、朝食と500スターポイント(≒1,500マリオットリワードポイント)の両取りができました。2018年8月にSPGとマリオットのプログラムが統合となり、ここらへんは変更となった可能性もございます。

部屋カテゴリー

アテネルーム(38㎡)
アテネプレステージルーム(46㎡)
アテネクラブルーム(38㎡)
ロイヤルクラブルーム(44㎡)
ロイヤルクラブプレステージルーム(55㎡)
ファミリールーム(76㎡)
アテネスイート(86㎡)
ロイヤルクラブスイート(100㎡)
ファミリースイート(124㎡)
ロイヤルピマーイテーマスイート(178㎡)
ピーマンサイアムテーマスイート(190㎡)
ルアンタイテーマスイート(190㎡)
ラタナコーシンスイート(350㎡)

部屋

ひだり みぎ
部屋の中も、王女が生きた19-20世紀のクラシカルスタイルをベースとしているそうだ。エレガントな調度品の数々や、カーペットやカーテンの生地にあしらわれた優美なタイ独特のモチーフに、タイ王室の伝統が息づいている。


シンプルなんですけど、格式高いっすよね。インテリアの質に妥協が無い。

ひだり みぎ
高層階の部屋ということもあり都心ど真ん中にいるのが嘘のように静かだし、部屋の快適度合いでいったらバンコクでも一~二位を争うのではないか。

ひだり みぎ
ワークデスクは窓際に面した狭いスペースにある。このようなスペース割りの部屋は同ホテルのホームページでも見つけられなかったが、ロイヤルクラブプレステ―ジの一種だろうか。


謎の銅鑼なんかが置かれてたり。



カーテンの生地やクッションの柄にもコンテンポラリーなタイ風味を出してきている。



エアコンの送風口やベッドサイドにもタイならではのモチーフが。こういった紋様もタイ王室専用の紋様とかなんだろうか。

ひだり みぎ
クローゼット。

ひだり みぎ

ミニバーならぬリフレッシュメントセンター。メニューの紙の質感も格式高いw 抜かりないっすね。


こちらはマリオットプラチナ会員用のウェルカムフルーツと、ターンダウン時にご用意頂いたスイーツ。こんな格式高い部屋にいると、フルーツまで格式高く見えるから不思議w オレンジもリンゴも妙に光沢があるような気がするし。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
バスルームはスタイルこそ古いものの、生花が飾られていたり、バスソルトがアジアン雑貨的な陶器に入っていたりと気遣いが感じられる。アメニティはタイのホテルだけあってタイの高級ブランドTHANHの物でした。メリディアン時はMALIN+GOETZだったので、ブランド刷新時にタイ風味を増すためにTHANHに切り替えたのでしょう。ナイス判断です。

Royal Clube Lounge

ロイヤルクラブラウンジは26階。アフタヌーンティーもありますし、イブニングカクテルの開催時間もSPG系列のホテルにしては長くて助かります。

営業時間 06:30-23:30
06:30-22:30:コーヒー、紅茶、ソフトドリンク
06:30-10:30:朝食(ロビーフロアのレストランでも可)
14:30-16:30:アフタヌーンティー
16:00-20:00:イブニングカクテル
17:00-20:00:軽食
ひだり みぎ

でっかい油絵アートが飾られたラウンジ。むっちゃ広いし、ガラガラ。やっぱりややもすればラウンジが大衆的になりがちなシェラトンやウェスティンとのレベルの違いをまざまざと感じさせられる。

アフタヌーンティー:


どれもこれも非常に美味しい。

イブニングカクテル:
ひだり みぎ
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17:00からは続々とミールがやってくる。クラブルームの案内では軽食だなんて謙遜されていたけれど、全然全然。かなりガッツリとしたディナー代わりのホットミールも用意されています。



プリプリ果肉のジャックフルーツが美味かった。

ひだり みぎ
ドリンクは全オーダー制。カクテルなど手の込んだドリンクもご用意頂けるのは嬉しい反面、簡単なソーダ水なんかも頂けるまで時間がかかるというのが難点だった。簡単な物は冷蔵庫から飲みたい時にパパっとセルフで持ってこれれば良いかとは思う。

朝食


翌朝の朝食はロビーフロアのRain Tree Cafeで。これがまたレベル高いんすよね。部屋の快適度もトップレベルなら、朝食のレベルもバンコクトップ級。



先ずこのフレッシュジュースの種類。具材が豊富に揃っているので、自分が指定した組み合わせの具材でオリジナルのフレッシュジュースを作ってもらったりということもできる。


そしてアイスクリームね。


鉄火巻のマグロの赤身もでかでかして食べ応えあるし、一品一品コストがかかってるのが分かるような料理ばかり。スタッフもフレンドリーだし、最高の一日のスタートを切らせて頂きました。

プール

ひだり みぎ


都心ど真ん中のオアシス的なラグーン風プールも気に入った。

所感

バンコクでは1泊1-3万円レンジのホテルに多く泊まってきたけど、ケンピンスキーサイアムと並んでトップクラスの快適さだった。マリオット/SPGの中ではレジス超えで一番かな。部屋もラウンジもプールも朝食も非の打ちどころがなかったっす。間違いなくお勧め。

The Athenee Hotel, a Luxury Collection Hotel


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住所: 61 Wireless Road, Lumpini, Pathumwan, Bangkok, 10330, Thailand
電話: (+66)2-650-8800
URL:こちら

トゥエルブ衡山 ラグジュアリーコレクションホテル 上海 宿泊記 Twelve at Hengshan

この日の宿泊先も旧SPG系列のホテル。お初となるトゥエルブ衡山ラグジュアリーコレクションホテル上海(上海衡山路十二号豪華精選酒店/Twelve at Hengshan, A Luxury Collection Hotel, Shanghai)に泊まってみることに。ここは宿泊費もずーっと強気で天下のリッツカールトンよりもお高い1,000元台後半で高止まりした状態が続いているし、マリオットリワードカテゴリーも中国にしては高めの6。ネットで見る限り評判も上々だし、でもその割には周りに泊まったことがある人も少なくて。ずーっと気になってたんですよね、何ゆえの高評価なのかと。やっとその答えを探しに行く機会に恵まれました。


ホテルのある衡山路は旧租界地の名残を残す、上海の中のレトロエリア。通りには緑のトンネルのようなプラタナス並木が続き、高級住宅街のような優雅さある一帯となっている。

ひだり みぎ
衡山路駅周辺はフランス租界となっていたことから、歴史ある洋館を改装したバーやショップ、アンティークを売るアトリエなんかが入る洋風の赤煉瓦建築なんかが立ち並ぶ。同じ租界と言っても日本租界とは大違いの雰囲気だ。

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そんな中国らしからぬ街並みの、プラタナスの林の中に隠れるようにひっそりと佇むTwelve Hengshan Hotel。衝山路の駅には初めて降りたったけど、地下鉄1号線の衝山路駅が目の前という都心ど真ん中の立地に、これだけ落ち着きある場所があるのかと驚かされた。


ひだり みぎ
ベルボーイやドアマンがいる訳ではなく自力で入館してみると、エントランス真正面に並んだ12支像がお出迎えしてくれた。ただ、それぞれ首から上のみの像になっているし、真正面を睨みつけるような迫真の表情となっているので、晒し首のようで少々不気味。基本、皆さんなんでか悪人面だし。

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他にもラグジュアリーコレクションらしくプライベートアートが並ぶけど、私みたいな素人にはコンセプトが良く伝わらない。


そんな十二支像の先の吹き抜けの反対側にはフロントが。そして吹き抜けの右側は…

ひだり みぎ
天空へと続く幸せの螺旋階段。


幸せの階段を右手に見ながら吹き抜けの奥のフロントデスクへと進むと、シンプル・コンパクトなコンテンポラリーチャイニーズといった雰囲気の空間に出る。客層は西洋人のビジネスマンが多いのかと予想していたが、利用者の大多数は中国香港系の方だった。この日だけのことかもしれないけど、これは意外だったな。


光が燦々と差し込み非常に明るく気持ちの良いフロント周り。その背後は吹き抜けの庭園となっていて、その庭園の周囲を取り囲むようにアールデコ調の宿泊棟が建っている。真ん中を刳り抜いた小判みたいな形の建物というか。風水的に縁起が良さそうなのは間違いない。ここで運気アップじゃ!


分かりずらいけど、白度の衛星マップで上から見降ろしたらこんな感じ。衡山路に面したフロントスペースにレストランやらスパが入り、その背後に中央の吹き抜けをガーデンとした客室棟が控えるイメージ。客室棟は幹線道路である衡山路の奥まったところに位置するので、低層階だけど中国の喧騒に悩まされることはなさそう。これぞ都会の中のオアシスである。

プラチナ特典

プラチナエリートアンバサダーでもホテルの対応は平のプラチナとなんら変わらないという場合が殆どなんだけど、ここでは一応VIP扱いということになっていた。どうしてVIP対応だと分かるか?プラチナ特典が書かれた案内書を包む封筒に手書きで大きくVIPと書き殴られてましたからw きっとこれ、封筒から取り出して案内書だけ渡すはずだったんだろうなーなんて思いながら案内書を受け取ると、以下の様なベネフィットが紹介されていた。

【主なプラチナ特典】
・アップグレード(空室状況による)
・16:00までのレイトチェックアウト
・ロビーバーでのカクテルアワー
・ミニバーのソフトドリンクとビール飲み放題
・ウェルカムギフト(朝食、1,000ポイント、ローカルギフトから選択)

部屋カテゴリー

全8カテゴリーのルームが用意されていて、基本的にはガーデンに面して静かな内側の部屋の方が外側よりハイクラスという設定らしい。

・デラックスルーム
・プレミアルーム
・コートヤードルーム
・スタジオスイート
・コートヤードスイート
・グランドスイート
・衡山スイート
・プレジデンシャルスイート

今回も最安値のデラックスルームで予約していたところ、VIPパワー発動により5段階アップグレードのグランドスイートにお通し頂けることになった。



白と茶の2色でシンプルながらも高級感あるホールウェイを歩いて部屋へと向かう。ビジネス利用がメインで週末は稼働率が落ちるのか、ホールウェイで他の利用客をみかけることは一度もなかった。天国のように静かでしたよ、ほんと。気持ち良すぎて昇天しちゃいそうだった。

部屋:グランドスイート


ソフトなパステルカラーで統一された室内。ドアから向かって右側にソファー、左手にミニバー等々を収納するスペースにテレビ、その奥にはデスク、円形ソファ(ラブソファというらしい)、オットマン付きパーソナルソファ、ベッドと並ぶ。

ひだり みぎ
手前のソファと、その正面のテレビ。


デスク。木材の質感がまた良いこと。やっぱデスクはグラスよりウッドだよな、ウッド。

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デスクの背後はガーデンビューのバルコニー。待ってましたとばかりに蚊の集団の急襲を受けたので速攻で室内へと退避する。広州では蚊や蝿を不妊化技術を駆使して蚊の数を間引くことに成功!なんてニュースの記事を目にしたけど、ここ上海ではやってないのか不妊虫放飼。


デスクからエントランス方面の絵。シンプルなデザインがらもチープさは一切感じないし、寧ろシンプルな中に高級感すら漂わせている。


ひだり みぎ
エントランスを入ってホワイエの左手にはミニバー等々が収納されている。冷蔵庫のソフトドリンクとビールは飲み放題。連泊したら毎日補充をしてくれるらしい。ドイツからの輸入ビールやWatson’sもあるし、決して安っぽいラインナップではない。ミニバー無料!と大々的に宣伝しといて水とコーラだけなんてパターンもありますからね。それにくらべればこちらは非常に良心的。


ウェルカムフルーツだけでなく焼きたてのクッキーまで頂けるし、わざわざ客室マネージャーが挨拶にもきてくれた。こういった手厚い対応が高評価に繋がっているのであろう。


続いてデスクから左手のベッド方面を。シノワズリー様式のヘッドボードとラブソファのオレンジのクッションが良い感じのアクセントになっている。ラブソファ自体はスペースを埋める為だけに置かれた感が強いけど、配色が絶妙じゃないですか。ベッドサイドのランプシェードを含めて色のバランスが絶妙。

ひだり みぎ
ベッドサイドの照明調節は各国言語対応のタッチパネル式モニターで。空調調整なんかもこちらで済ますことができるし、バトラーも呼びつけられるらしい。


続いてベッドの脇のスペースから続くウェットエリアへ。


スペースが3つに区切られていて、一番手前の左右スペースはクローゼットになっている。




真ん中左手はシンクで、右手がバスタブ。ここにも埋め込み型のテレビが設置されていて、ワンルームスイートなのにテレビが3つもあるということになる。風呂に浸かりながらテレビ、ベッドでごろんごろんしながらテレビ、ラブソファでいちゃつきながらテレビ、ソファで中華料理をつまみながらテレビ。テレビっ子には堪らんでしょう。

ひだり みぎ
バスアメニティはロクシタンで、中華風の容器の中には2種類のバスソルトも用意されていた。

ひだり みぎ
奥左手がシャワーブースで、右手がトイレという構成。さすがにトイレにはテレビはありませんでした。

カクテルアワー

ひだり みぎ
クラブラウンジはないけれど、カクテルアワーは1階のロビーラウンジで17:30-19:30の2時間限定で楽しめる。利用客は殆どおらず、プラチナ会員以外の宿泊者にも有料(200元)で開放し始めたといっていたが…そもそもこの日は宿泊客自体が異常に少ないようで、カクテルアワー独り占めという状態だった。


ひだり みぎ
これら全てがワイの物!状態。

ひだり みぎ
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ホットミールはラウンジ飯にしては変わり種揃い。オイスターロックフェラー、ラムチョップなどはどういった客層を意識したメニューなのか…正直あまり口に合わんかった。味付けもワンパターンでどの料理も同じような感じだし。


一口サイズのデザートセクション。デザートも種類豊富で良かったし、フルーツも新鮮だったのでホットミールを食わずとも全然いけた。


ひだり みぎ
ドリンクも一人独占状態。最後はボトルをラッパ飲みしたいくらいの勢いで、スパークリングワインをグビグビいかせてもらいました。

朝食



朝食はテラス席もあったけど、昨日の蚊の猛攻を思い出して室内で頂くことに。

ひだり みぎ
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ミールの種類は豊富という訳ではないけれど、麺料理の具材であるエビがごっつかったのと、お好み生絞りジュースを作ってくれたのはプラス。

プール

ひだり みぎ
プールもサウナも良かったし、ここ住みたいわ。数週間単位の上海出張が入ったら間違いなくここを選択すると思う。

所感

短期観光となるとやっぱり外灘や陸家嘴あたりのホテルやWとかインディゴいった上海ならではのブティックホテルが良いかと思うけど、長期滞在する場合にはこちらも選択肢として良いと思う。とにかく静かだし、地下鉄の駅が目の前にあって便利だし。上海都心部にこれだけゆっくりと安らげるタイプのホテルがあるとわな。

トゥエルブ衡山ラグジュアリーコレクションホテル上海(上海衡山路十二号豪華精選酒店)


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住所:中国上海徐汇区衡山路12号
マリオットリワードカテゴリー:6

中国の煙草メーカーが運営する 紅塔ラグジュアリーコレクション上海

上海でのお宿は紅塔ラグジュアリーコレクション上海(The Hongta Hotel, A Luxury Collection Hotel, Shanghai)。中国語の名前は完結ながらも更に豪華さ満点の字面となり、その名も上海紅塔豪華精選酒店。「ラグジュアリーコレクション」というが僅か四文字「豪華精選」で表現・伝達できる漢字はやはり偉大だわw

以前はSPG最高峰のセントレジスとして名を馳せていたようだが、いつの間にかラグコレへと降格を喰らってしまったようである。

最寄り駅は4号線の浦電路で徒歩7分程(600メートル)だが、町の中心・世紀大道駅からも2ブロックの距離で、駅から大通りを真っ直ぐ歩いて10分弱。地下鉄2号線一本で虹橋空港や浦東空港に行ける以外に4・6・9号線も通っているし、南京路や外灘までもタクシーで15分程と、立地はまあまあ悪くはない。ホテル周辺は特別に栄えている感じでもないが、最低限ファミリーマートや各種ファーストフード店、クラブ花鳥風月なんかは揃っているし。


ホテルの車寄せ前に自慢げに置かれたウンコ色のオブジェに金色の巻きグソみたいなロゴは紅塔集団のもの。そう、紅塔ラグジュアリーコレクションは雲南に本社のある中国の大手煙草メーカー紅塔集団が経営するホテルなのである。ようはSPGの名前貸しホテルだわな。


旧正月前ということもあり正月っぽい縁起の良さそうなデコレーションで飾ったロビーは天井も高くて開放的だが、にこりともせずに愛想の欠片も無い少数民族風チェックインスタッフは頂けない。英語のレベルも上海の5つ星ホテルにしてはすこぶる低いし、プラチナベネフィットの説明も無し。ただただ事務的にデポジットを取られ、ルームキーが渡される。何とも気持ちの良くないチェックインだ。


エレベーターホールからはセントレジス感が微かに漂うが、通路には埃が目立ち、管理的には普通のビジネスホテル級。すれ違うスタッフも挨拶もなければ笑顔もない。何なんだよ一体。SPGのシェラトン以上のブランドでここまでの“外れ”ホテルは初めてだ。

ひだり みぎ
通された部屋は落ち着いたスタイルのデラックスルーム。設備はなかなか重厚だが使い古された感は拭えない。但し、シーツは真新しくて寝心地の良さだけはラグコレ水準の評価に値する。

ひだり みぎ
全体的な部屋の水準はラグコレというよりは古めのシェラトンレベル。数年後には確実にカテゴリーが落ちると思うし、5年くらいしたらSPGから脱退するんじゃないか?(宿泊後初のカテゴリー改正で案の定カテゴリーが4から3に落ちました。)

ひだり みぎ

ひだり みぎ
グラスも埃が付いていたので暫く置きっぱなしだと思う。近年まれに見る酷さ。本当、SPGが変な中国系保険会社に買収されんで良かったわ。彼らに世界水準のホスピタリティやサービスを徹底させるのは至難の業。


引き戸の中からも一片のラグジュアリー感は感じない。やっぱりシェラトンぽいんだよな、全体的に。ここがセントレジスだったとか噴飯物だ。


気持ち悪いくらいに整然と並ぶ青い屋根の民営団地の建物、その奥に上海のランドマークである栓抜きビルも見える。

ひだり みぎ
ウェットエリアは確かにラグコレっぽいかな。

ひだり みぎ
ただ、シャンプー類が一切準備されてないというね。これはもう説教もん。別にアーリーチェックインした訳でもないのに何故準備できてないんだ、と。そしたら10分程してバトラーを名乗る女性がシャンプーを持ってきた。お詫びとかは無しで、名乗って、はい、コレ、とバスアメニティを手渡して去っていた。謎の対応はその後も続き、Do Not Disturbボタンを押してバスタブに湯を入れてると、ピンポーンって押されてDisturbされる。不快な顔してドアを開けたら今度は別の年増女性が別のバスアメニティを持ってきた。もう意味が分からない。

もう一つ追加すると、電話ではバトラーサービスボタンを押したのに、「バトラーに連絡しときます」って。バトラー直通じゃなかったのか。


夜は気を取り直して40階のクラブラウンジのカクテルアワーへ。ホテル的にはカクテルアワーを入夜儀式と表現してるのが格好良い。

【クラブ特典】
ラウンジでの朝食06:30-10:00(平日)
ラウンジでの朝食06:30-10:30(週末)
カクテルアワー17:30-20:00
1滞在につき2pcsのプレスサービス
2時間のミーティングルーム無料利用

ひだり みぎ
夜空に煌めく上海の摩天楼群が目の前に広がっていて壮観だし、変に騒ぎ立てる人民様もいなかったので、ラウンジの雰囲気としては悪くなかった。そして何故か高い日本人率。少なくとも3組の日本人ビジネスマングループがいらっしゃってた。

ひだり みぎ
入屋儀式の食事は質が悪すぎて唖然。しなびた野菜・無味な炒飯・冷凍食品物のポテト・無味な上に茹ですぎて水分を吸い過ぎたパスタ。素人料理のオンパレードで食欲をそそらず、滞在期間中はここでは食事をしなかった。


アルコールはこちらにあるのみ。栓抜きが用意されておらず、ビールを飲むのに一々スタッフに呼んで空けてもらう必要があるのが面倒くさいし、頼んでも中々持ってこない。

朝食は39階で。
ひだり みぎ
スタッフは田舎から出て来たようなばかりというような素朴でイモっぽい女性たち。良い意味で素直、悪い意味で洗練されてなすぎで、英語の質もすこぶる酷い。


朝食はバッフェとオーダーの混合式。もちろん卵料理も注文可。

ひだり みぎ
朝の上海。窓の外には視界を遮る毒霧が広がり、直ぐ足下にある青色屋根の団地すら見えない状態。

ひだり みぎ
餃子にイタリアンサンドイッチというチグハグな朝食を。平凡なお味です。


オーダー物よりペーストリー類が意外に美味かった。どっか外から買ってきてるのかな。

ひだり みぎ
プールは室内で、ビリヤード台なんかもある。キューやボールが無いのでビリヤードは予約制なのかな。それともただの飾りだったりしてw

ひだり みぎ
プール内のバーはクローズで、窓の外の景色も優雅さ無し。


ビジネスセンターも運営中止とか、やる気無いにも程がある。

びっくりすることにトリップアドバイザーの評価は高いが、将来的にはシェラトンあたりにリブランドされるか契約が切れる段階でSPG撤退となるのではなかろうか。実際、宿泊後に高級ブランドであるラグジュアリーコレクションとしては異例のカテゴリー3に落とされているし、SPG側の評価もそういうことだと思う。ただ、カテゴリーダウンの影響か宿泊費も下がったようだし、言ってもまだラグジュアリーコレクション属性ですので、一泊して SPGのブランド制覇キャンペーン用の宿泊実績稼ぎをするには良いかもしれんな。2016年内にSPGの5ブランドに宿泊で500ポイント、11ブランドに宿泊で11,000ポイントが頂けます。

紅塔ラグジュアリーコレクション上海(The Hongta Hotel, A Luxury Collection Hotel, Shanghai))


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紅塔ラグジュアリーコレクション上海
住所889 Dongfang Rd, Pudong, Shanghai,
最寄り駅4号線の浦電路(徒歩7分程)
電話86 21 5050 4567
SPGカテ3



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