搭乗記 ウズベキスタン航空ビジネスクラス B767-300ER タシュケント⇒ブハラ

ふう。ようやく退屈なタシュケントの町を離れてブハラへと移動できる日がやってきた。

首都タシュケントからブハラへの移動はウズベキスタン航空で。

元々は高速鉄道での移動を計画してて、わざわざタシケント駅まで乗車券を買いに行ったんですが…


ID110番が営業時間中にさぼってるのか、窓口が閉まったまま。待って待って待って、待った挙句に空席無しと。

仕方無く、ここではブハラ⇒サマルカンド、サマルカンド⇒タシュケントのチケットのみを購入し、タシュケント⇒ブハラは飛行機で飛ぶことにした次第です。

【乗車券代】
ブハラ⇒サマルカンド エコノミークラス 運賃=56,700スム(≒700円)
サマルカンド⇒タシュケント ビジネスクラス 運賃=105,000スム(≒1,300円)

時刻表は、こちらのウェブサイト(日本語対応)もしくはウズベキスタン鉄道公式サイト(英語対応)で確認可能。

都市間長距離鉄道には特急以外にも普通快速のレギスタン号、快速シャーク号なんかもあるようですが、特急に乗りたい場合はアフラシャブ!って言っておけば大丈夫。窓口のおばさんは簡単な英語も話せたので、ロシア語を話すことなく乗車券を買うことができました。

タシュケント市内から空港へ

移動日当日は朝一のフライトに乗るべく宿泊先のウズベキスタンホテルが手配したタクシーで空港へと移動。料金は空港からホテルに来た時と同じくUS$5で交渉しようと思ったんだけど、メーターで走りますから安心してくださいとホテルスタッフに言われてタクシーに乗り込んだ。

あ、ウズベキスタンにもメーター付きのタクシーがあるんだ!と感心したのもつかの間、スマホを弄くり出す運転手。どうやら携帯端末がメーター代わりに使われてるみたいなんだけど、胡散臭いな~と思ったら案の定。運賃70,000スム(≒750円)強で、空港からウズベキスタンホテルに移動した白タクより高くついた。市内から若干遠い国内線ターミナルまで走ったことを考慮に入れても高いっすわ。早朝割り増し代金?ホテルスタッフもグル?釈然としないままタシュケントの地を後に。

タシケント空港国内線ターミナル


国内線専用ターミナルであるタシケント空港第3ターミナル。2011年開業とオープンから日が浅く、外観だけみると比較的綺麗。

出発便は早朝の時間帯に固まっているようで、狭苦しい空港内には人の洪水ができていた。

こういったカオスを回避する為にビジネスクラスを予約したのに、人で溢れるタシュケント国内線ターミナルに優先チェックインなんて概念は存在しなかった。もちろんビジネスクラスラウンジなんて気の利いたサービスもありません。


やたらと前に並ぶ人たちのチェックイン手続きに時間がかかってるのは、体重チェックでもしてるからか!?と思ったけど、ニュースに出てたような体重チェックはなく、単純に職員の手際が悪い為だったよう。


安全確保の為に必要な措置として乗客の体重チェックが義務付けられたなんてニュースになってたけど、面倒になって止めたんかな。ワイ2人分以上の重みがありそうな小錦級の白人観光客も完全スルーだった。


搭乗券も入手できたし、ブハラに行く前に手持ち現地通貨を増やしておこう…と思ったら銀行もこの有様。営業時間内なのに、起こすのに罪悪感を覚えるくらいの勢いで爆睡してた。



カフェも店員が不在で食べ残しが思いっきり放置されているし…「頑張っても頑張らなくても給料は皆平等!それなら一生懸命働いただけ損!」という社会主義の悪弊なのか、とにかく資本主義側の世界から来たら驚かされることが多かった。

フライト:ウズベキスタン航空 タシュケント⇒ブハラ


タシュケントからブハラまでの距離は273マイル。ちょうど東京-伊丹くらいの距離っすね。沖止めされた飛行機へはギュウギュウ詰めのバスにて向かいます。ここでも勿論ビジネスクラス専用バスなどありません。


滑走路付近では等間隔に設置された見張り台から歩哨が目を光らせていましたが、空港内などは他の観光客の皆様もバシャバシャと写真撮り放題。世界最悪の独裁者とまで言われたカリモフさんがお亡くなりになってからウズベキスタンも変わってきてるんでしょうね。聞いていたよりはオープンな感じでした。

ひだり みぎ
レトロなウズベキスタンカラーでウズベキスタン政府専用機かのようなウズベキスタン航空機。こんな短距離の国内線区間なのに、機材はワイドボディのB767-300ER。


いざ搭乗。すると…誰か私の席に座ってるw しかもめっちゃ我が物顔w ブハラからの便に乗るウズベキスタン航空社員のようだけど、なんでガラガラなのによりによってワシの席に座ってるんだw 朝一のフライトで寒かったから、座席を温めてくれたのかなw

恐る恐る搭乗券を見せて「そこ私の席なのですが…」と声をかけると、明らかに不機嫌そうな顔をして反対側の窓側席に移動していった。座席番号はあるけど皆さん好きなところに座り放題という中国のバスシステムみたく、まさかの実質自由席だったのか?

ひだり みぎ
ビジネスクラスは2-1-2が3列の計15席。その内、私を含む3人が観光客、6人がウズベク航空関係者で搭乗率6割w


ひだり みぎ
レザーがひび割れてたりテーブルにシミが残っていたりと年季は入ってるけど、成田やモスクワまで飛ぶワイドボディ機だけあって足元は広々。


ウェルカムジュースはアップルジュース・リングジュース・水の三択。別に喉かわいてなかったので不要と伝えたところ、「飲んでください!あなたはアップルジュースを飲むべきです!」とばかりにアップルジュースを押し付けられましたw それも笑顔なく終始ムスッとした表情でw 不愛想なお節介スタイルとかすごく斬新で反応に困ってしまいましたが、とりあえず飲みたくもないアップルジュースを一気飲みすることにしました。


押し付けられたアップルジュースを渋々飲みながら機内誌チェック。巷の評判よりも意外としっかりとした会社なのか、会員プログラムも用意されているようです。


ネットワークもなかなかのもので、ウズベキスタン航空は国内線だけでなく国際線の就航地も充実。ニューヨークまで直行便飛ばしてるとか本当かよ。と思ったら本当に飛んでた。疑ってごめんなさい。


タシケントからニューロークまで12時間50分。ビジネスクラスで往復24,167,862スム(≒30万円)。意外と中央アジアとニューヨークって遠くないんですね。イメージ的に14-15時間くらいかかるんだと思ってた。自分の地理感覚なんて当てになりませんね。

ひだり みぎ
今回の目的地であるブハラへはタシュケントから南西方面へと1時間のフライト。中央アジアの首都タシケントの町をオンタイムに飛び立つと、あっという間に眼下一面に砂漠が広がった。いよいよシルクロードの舞台にやって来たんだと実感が湧いてきます。


暫くすると、辺り一面砂漠の中に広がるオアシス・アイダール湖が見えてきた。やっぱりスタン諸国は郊外まで行かないとその国の良さを感じることができなそうっすね。定年後に時間ができるようになってからまた戻ってきたいっす。


…なんて思ってたら、あっという間に機体は高度を下げ、眼下に広がる小さな町へとアプローチ。結局、離陸後はムスッとしたCAさんは一度も姿を現すことはありませんでした。


10:10ブハラ着。これならブハラへの移動日も一日丸々観光できるので、飛行機で移動して結果オーライと思うことにしよう。


ラウンジもなければ、機内サービスも強制的に飲まされたウェルカムドリンクだけと、ビジネスクラスの恩恵を受けることは殆どなかったが、優先降機はばっちり。3年の池上くらいのディフェンス力を誇る客室乗務員が体を張ってクラス間の関所を守っていました。


3年の池上。ディフェンス力に定評があります。


不愛想でディフェンス力のあるオバ様たち、ありがとうございました。



Booking.com

アシアナ航空 ビジネスクラスB767-300 仁川ー広州 搭乗記

仁川―広州のOZ357は21:10発。アシアナ航空のビジネスクラスラウンジでまったりと暇つぶししてからゲートへと向かう。

ゲートに着くと、慌ただしい雰囲気の中でゲート変更のアナウンスが流された。

新たなるゲートは最果ての49。着いたら着いたで今度は無情にもシステム障害だと…。何のシステム障害か尋ねても要領を得ない回答ばかりで、他の客に凄まれて地上スタッフは今にも泣き出しそう。殺気立つゲート…。ただでさえ到着が深夜0時過ぎなんだから、出来る限り早く出発したい乗客の怒りは尤もである。

機材も変更となり、中型機のB767-300がゲートに鎮座。ウイングレットもなく古そうだし、オールエコのモノクラス仕様じゃないかと心配になってくる。

結局、定刻から1時間過ぎてから搭乗開始となり、怒れる群衆が我先にと機内へと進んでいった。皆さま本能により理性が支配されてしまっており、優先搭乗という社会的ルールは完全に忘れ去られてしまっていた。自分が早く搭乗したところで自分だけ広州に早く着くわけじゃないんだし、ガラッガラでオーバーヘッドコンパートメント争奪戦が勃発する訳でもないのに、皆さま何をそんなに急いでらっしゃるのか…。

ビジネスクラスは2×1×2が3列の15席。ビジネスクラスが存在していたが、相変わらず超低調な搭乗率で、自分を含め4人しか乗ってないw。エコの方も半分は空いてたし、往路の広州ー仁川もそうだったが、閑古鳥も心配になって泣けないくらいの寂しさである。

ひだり みぎ
因みに自分以外の3人の内2人は真ん中D席。満席時ならまだしも、こんだけ空いて隣人もいない状況ならA席またはK席の方がスペース広くて良いと思うんだけどなあ。真ん中で偉そうに踏ん反り返るスタイルが人気なのかな。

ひだり みぎ
ピッチは53インチで幅は20.2インチ。スリムなアジア人向けなのか幅は狭いがピッチは往路のA321と比べれば随分とマシ。あれは本当に酷かったから。


リクライニング角度はショボイし、座席幅が無い分、リクライニングして足元のスペースを削った時には窮屈感がある。

ひだり みぎ
ウェルカムドリンクにシャンパンがあったので、酒を飲みながら機内誌を物色。ミリオンマイラー特典が充実してて羨ましいわ。JALもファーストクラスラウンジの生涯利用くらいの見返りがあれば修行にも身が入るんだけど。

22:25、ドアクロとなり漸く機体が動き出した…。広州市内泊なのに深夜に着くとか嫌だなー。
ひだり みぎ
機内食はコースで。サーモンサラダとふんわりパンに続いて出てきたメインはチーズと刻みハムがたっぷりと詰められた鶏の胸肉。見た目はパッとしないけど、上品な甘さのクリームソースが絶妙。


チーズとフルーツステージまで。ここで我が胃が限界を迎え、この後のムースケーキと茶は辞退することに。まだまだ胃拡張修行が足りませんね。

食後の歯磨きをして席に戻ると照明が落ちてお休みモードになっていたので、降下開始まで自分も就寝。

25:00過ぎなのに明るい広州へ…。

広州ー羽田 JL88 スカイスイートB767 ビジネスクラス搭乗記

広東省各都市での巡業を終え、いつもの日本航空便で広州から羽田へと帰還する。

この広州-羽田便には早い段階でスカイスイート搭載機材が投入されるなど、なんだか並々ならぬJALのヤル気が伝わってくる。殆どの企業はひと昔に比べて出張の際のヒコーキ運賃に対して厳しくなってると思うんだが、それでも仕事での利用客が多い路線は平均単価が高くオイシイんかね。ダブルデイリーで飛ばしてるジャカルタ便しかり、サラリーマン率の高い路線ではJALさんすっごい頑張ってる。

Kクラス以上だと10,000マイルでビジネスクラスにアップグレード可能と大きく宣伝してるくらいで、C席はいつもガラガラなんだけど。

*因みに9月1日からは当日のアップグレード申請に必要なマイルが更にディスカウントされて9,000マイルになっている。詳しくはこちらのJALホームページへ。


アップグレードの宣伝の横には「搭乗口は出発時間10分前に閉まりますので…」との案内もあるが、悪びれずに遅れて搭乗するような輩に対しては「指定時刻に現れなければ容赦なく置きざりにする」とか「厳罰に課す」とか厳しく対処してほしい。じゃなきゃ確信犯的に遅れてくるC国の遅延魔を矯正することはできんよ。買い物袋を両手に引っ提げて満面の笑みで遅れて乗ってくる奴とかは本当に排除してもらいたい。

ひだり みぎ
搭乗手続き後は保安検査⇒出国手続きという流れ。C客F客・軍人専用の優先レーンは保安検査のみなので、空港が混みあう朝の便だと出国手続きで長蛇の列に巻き込まれてしまう。

税関スタッフにパスポートを仏頂面で投げ返されイミグレを抜けると、搭乗ゲートまでは一本道。JAL指定のプレミアラウンジや南方航空やドラゴン航空指定の南方航空ラウンジは一本道の線上にあるので迷うことは無いだろう。

細長い形のラウンジ内部には幾つかの部屋が連なっており、肝心のミールコーナーは一番奥の部屋にある。全体的にライティングを落として落ち着いた雰囲気で、本丸の筈なのに大衆的この上なく安っぽい南方航空ラウンジよりはマシな印象かな。

ひだり みぎ
ただ、中華色全開なホットミールはどれもこれも不味いので、今回は無難にスイーツとラテだけ頂いてから搭乗ゲートへと向かう。

優先搭乗の意味を為さないくらい混みあった優先搭乗レーンから機内に乗り込むと、残念なポカミスが発覚した!

今回もアホみたくいつもの癖で最前列窓側席を取っていたんだが、767の偶数列窓側席は窓から距離が離れてるんだった。その分だけ通路との距離が近く、プライベート感が損なわれてしまっている。今回は機内がガラガラで奇数席に移れて事なきを得たけれど、座席指定時にもっとしっかり確認せんとな。

ひだり みぎ
前に乗ったジャカルタ線(往路復路)での奇数列窓際席の画像。肘置きが窓際にあるか通路側にあるかの違いだけで、座席の構造自体は殆ど同じ。それだったらやっぱり通路から離れた奇数列の方が良いな。

着席後はおしぼり・新聞・雑誌の配布といういつも通りのマニュアルに沿ったサービスが展開され、いつも通りな感じで離陸する。なんかもう最近はJALメインで飛んでるけど、そろそろお腹一杯というか…。長期目標としてはミリオンマイラーを目指してはいるけれど、有償JALオンリーで100万マイルというのは財力や体力よりもマンネリに対する辛抱強さの方が試されてくるようだな。たかが20万マイルで早や飽き気味で、ミリオンマイル達成に早くも黄信号が灯る。

そんな飽き飽きし始めたJALでの空の旅ではあるが、救われることに767の新機材はwifi完備。今迄はwifi機材をアピールしてたくせに中国大陸上空では使えずに宝の持ち腐れ状態だったけど、秋くらいから規制緩和されたのか大陸上空でもwifiアクセスできるようになった。もちろん通信スピードは快適なネットサーフィンを楽しむには遅すぎて有料なら絶対に利用しないけど、無料で暇潰し程度に使うには十分だ。

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結構お高いけど、JGP・ダイヤモンド会員用だと40回まで無料でフライトプランに繋げられる。JGP・ダイヤモンドな皆様はこちらのキャンペーンをお見逃しなく。

マイラー・ホテラーとしてご活躍される皆様方のブログを拝見し楽しんでいたところ、上海の手前に差し掛かったあたりで機内食タイムに突入する。

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今回は大好物の「鶏の唐揚げ」という文字を見て迷わず和食を選択。自分が「これは!」と意気込んで頼むと期待値が高いからか満足いく味に恵まれたことがないんだけど、これに関しては珍しく納得の味。


〆はアイスクリーム。想像していた居酒屋のジャンクフード的唐揚げとは違ったけど、これはこれで満足のいく機内食であった。

食欲を満たした後に満足させるべきは知識欲。ということで、ネットでマイルやポイントの情報を探し漁る。こんな地上でもできることをわざわざ機上でやるなや!と飛行機フリークな方々におりを受けてしまいそうだが、常に雑音や邪魔が入る下界と違い、機内での情報収集ってすっごい捗るんで好きなんです。

とはいってもこの日は有益な情報にはありつけず、某御方の搭乗記3年分を読み漁ったところで残念ながらwifiサービスが打ち切られ、そのまま降下開始。


そしていつも通り定刻通りにランディング。ミリオンマイル到達まで残り80万マイル。目標は果てしなく遠いけど、マンネリと戦いながら一歩一歩頑張っていきまっせ。

JL87 羽田ー広州 B767-300 SS6 スカイスイート ビジネスクラス 搭乗記

2016年も残りあと半月。今思い返してみても今年はようけJALに乗ったなー。

特に多く搭乗したのは上海便と、今回搭乗記を書く羽田-広州便。以前まではスカイリクライナーのボロ機材だったのが、今年からスカイスイートを積んだ新仕様B767に変更となっている。羽田-香港もライフラットのB787から最新型スカイスイートのB777-200に見直されたし、今年は華南地区方面への移動が随分と楽になった。

出発時間は08:50と早く、お昼過ぎの12:30には広州着という午前便。午後をまるまる広州で使えるようになっている。
ひだり みぎ
国際線出発ターミナル4階の改造社書店でお供本を調達し、ラウンジへと向かう。成田と違って寿司が食べれんが、替わりに羽田名物ライ麦ガレットを始めとする朝食メニューを食い倒す。我ながらよく食ったと自画自賛したいところなのだが、隣席の社畜系怪物フードファイターは軽くこの2倍の量を食い漁っていた。それもカレーだけね。自分でソーセージと野菜をトッピングしたビーフカレー特盛を3杯ですから。


出発ゲートはいつもキャセイが使っていた148。始めはガラガラだったけど、あれよあれよという間に優先搭乗列に長蛇の列が!「最近、中国行きの便の優先搭乗の対象者様が増えているんです~」とのこと。香港便しかり上海便しかり広州便しかり、やっぱりビジネス需要路線はJGC様率が高い。


ただ、優先搭乗対象者があんだけいたのにビジネスクラスは自分も含めて3名のみw。4時間40分の単距離フライトなんで、この距離だと別にビジネスクラスじゃなくても良いとは思うかな。エコシートも足下広々の新型シートで悪くないし。

スカイスイート767の紹介は過去記事に取り上げているので今回は割愛。

JL729 成田ージャカルタ スカイスイート767(SS6)ビジネスクラス搭乗記 | WorldTravelog- 海外生活・旅行日記JL729 成田ージャカルタ スカイスイート767(SS6)ビジネスクラス搭乗記 | WorldTravelog- 海外生活・旅行日記
JL720 ジャカルター成田 スカイスイート767 ビジネスクラス搭乗記 | WorldTravelog- 海外生活・旅行日記JL720 ジャカルター成田 スカイスイート767 ビジネスクラス搭乗記 | WorldTravelog- 海外生活・旅行日記

Tweetジャカルタからの帰国はJL720のスカイスイート767で。朝04:30にホテル出発し、ジャカルタ名物・暴走狂ドライバーによる荒~い運転で夜闇に包まれた…

乗客が少なかったことからたっぷりとまったりねっちょりサービスを堪能させて頂き、出発時刻となった所で予定通りにプッシュバック。ところが、D滑走路からの離陸となった為にタキシングが長い長い。

プッシュバックから20分経って漸く離陸。


巡航高度に達した瞬間すかさずテーブルクロスが敷かれ、まったり濃厚濃密サービスが再開された。乗務員2名VS乗客3名だから殆どマンツーマンだもんな。

乗務員さんとのやりとりを楽しみ、名古屋上空にさしかかったところで機内食タイム。ラウンジでバリバリ食べてきたけれど、贅肉修行の一環でもう一度胃袋を追い込むことに。

広州便はワンプレート。洋食の牛フィレ肉と迷った挙句に和食をチョイス。山椒味噌に練り込まれた柔らかな鰆、高級感は無いしメインとしてはパンチが弱いけど、中々のお味だった。

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平戸上空で〆のアイス。平戸場跡までばっちり見える好天日!しかもCAの方が九州出身。出島とか鎖国ネタについて盛り上がり、最後には「今なら九州ふっこう割なんてのもあるんですよ~」なんて仕事の話を忘れないプロ魂を見せつけられる。

ひだり みぎ
せっかくお供本を買ったのに殆どCAの方とのお喋りで時間が過ぎ、本を読み終えることなく気付いたら広州着。概ね時間通りに着いたんで14:00前には広州市内の宿泊先に到着できるかなーなんて思って降機したんだが、イミグレがまさかの大行列。道中でも市内の渋滞に阻まれ、結局市内に着いたのは15:00過ぎ。

JL720 ジャカルター成田 スカイスイート767 ビジネスクラス搭乗記

ジャカルタからの帰国はJL720のスカイスイート767で。朝04:30にホテル出発し、ジャカルタ名物・暴走狂ドライバーによる荒~い運転で夜闇に包まれたスカルノハッタ航空へと移動する。

空港到着後の荷物検査を経てC客専用のプレミアラウンジ直通プライオリティチェックインカウンターへ。

しかし、JALはプライオリティカウンターが使えないとのことで敢え無く撃退され、せっかく空港の端っこまで来たのにJALのチェックインカウンターに引き返す。JALは指定ラウンジこそPura Indah Loungeだけど、JAS Premier Loungeにも入れるんだが…。どうもプライオリティチェックインに対応しているのは、キャセイ・全日空・エミレーツ・ルフトハンザ・カタール・エバー・KLMオランダ・フィリピンだけとのことである。


JALのチェックインカウンターに行くと、この便にしては珍しく混んでいる。この便はC席24席に対して乗客10名弱とガラガラの場合が殆どだけど、この日は空席僅かに6。今日は「インドネシア人の団体客様が~…」とのこと。

出国後はJAL指定のPura Indah First and Business Class Loungeに直行。エントランスを入って右側がビジネスクラス・左手がファーストクラスのラウンジとクラスごとに空間が分かれているけれど、フードやドリンクの内容は殆ど差別なし。

ビジネスクラスのエリアはプライオリティパスや各種クレカでも入れたりするので混雑してるが、流石にFクラスは利用客少なく静か。ただ、座席の詰め具合はビジネスクラス以上なので、だいぶ窮屈に感じられる。


シャワーもトイレ内にあるけれど、外の小便器との距離が近すぎて、とてもシャワーを浴びる気持ちになれん。

ひだり みぎ
ラウンジ飯はパン・粥・炒飯・味噌汁・焼きそば・おにぎり・サンドイッチと基本メニューが揃っていて、毒々しいはぐれメタル色のゼリーやケーキなんかのデザートも置かれてる。

ひだり みぎ
ドリンク。禁酒制も審議されているくらい酒に対する規制が厳しいインドネシアにあって、アルコールは建前でバックステージに隠しておかないといけないのか、ビール等はオーダー制。もう一つのJASプレミアラウンジはビールサーバーがあってビンタンの生が飲めたと思ったけど。


ハッキリ言ってミールはどれもこれも見た目からして頂けないんだが、朝04:30発でホテルでの朝食が食べれなかったので、ここで簡単に炭水化物を補給。お味の方はお察しあれ。

炭水化物を摂取し、早めにゲートへと向かう。ジャカルタはゲートの手前で再び保安検査があるんで、時間にゆとりをもってゲートに向かう必要がある。

朝一のフライトなのにスーツを装備したサラリーマン同志で溢れるゲート前待合室。このエキゾチックな待合エリアに来ると「あぁ、今回もようやくジャカルタから解放された。」と妙な安堵感で胸がいっぱいになる。アデュー、ジャカルタ!また会う日まで!

搭乗は予定時刻通りに開始、今回も767でのお気に入り席である窓際2Kに着席する。チェックイン時に聞いていた通り、インドネシア人家族が中央席1-4列目の合計8席を占拠して、観光地域ローカル電車ボックス席かのような、ちょいとワイワイガヤガヤ煩い系。そんな空気を察してか、パーサーさんも「今日は団体客様がいらして~…少しでも皆様に快適なフライトになるように一方懸念明頑張りますー」なんて出発前挨拶の際に殊勝な発言をされていた。別に深夜便で消灯時に騒ぎ立てる訳でもないし、来たる日本旅行の楽しみから少しばかり興奮してる程度なので、特に不快には思わなかったけどな。
ひだり みぎ
プッシュバックも予定通り、ランウェイでの渋滞も無く、テイクオフまでも全てが順調だ。

飛行時間7時間40分のジャカルタ-成田便。まずはシートベルト着用サインが消えると同時にサンドイッチ等の軽食がサーブされる。
ひだり みぎ
ここで、無理言ってエコ席で出されるヤクルトをお願いし、乳酸菌を注入。体質的なものか知らんが、早起きした日は無性に乳酸菌を摂りたくなるんです。


映画も往路でバッチリ見倒したし、この日は疲れもあったので軽食後はフルフラットにして爆睡。

日本領空に入ったあたりで遅めのランチを頂くことに。

前菜はハーブチキンのグリルに蜂蜜風味のスパイシー海老のグリル。もちろん、ここでもヤクルトを追加でリクエストw。


メインはミニッツステーキ。味付けは安っぽかったが、溢れんばかりにペッパーソースとパスタが盛られていてボリュームは中々のものである。


タンザニアのコーヒーが美味かった。タンザニアと言えばキリマンジェロですかと聞くと、キリマンジェロ近くで作られているコーヒー豆らしい。調べたら「ンジャメナ」や「ンギグミ」と並んでシリトリを持続させる切り札として有名なンゴロンゴロが産地なんだと。

ひだり みぎ
ちょうどコーヒーを飲み終えたタイミングで着陸態勢に入り、最後は揺れに揺れたものの無事に飛行計画通りの16:25に成田に到着した。

ナイスフライトに気分良く入国審査を済ませ、バゲージクレームエリアで荷物を引き取ると…なんとリモワのハンドルのプラスチック部分が破損してるではないか!

JALの問題というより現地空港スタッフの乱雑なハンドリングが問題だとは思うのだが、恐る恐る到着フロアにあるJAL窓口にて修理のお願いをしてみると、修理して頂けるだけでなく、修理期間の代打として金リモアまで貸し出して頂けた。

1週間で修理を受けたリモアが返ってきて事なきを得た。

実は預け入れ荷物の破損は人生二度目。以前、ベトナム航空利用時にハンドルが完全に取れて返ってきたことがあったが、その際はロープをハンドル替わりにしろみたいなことで縄を渡されたことがある。その際のVNの珍提案と違って日系はこういう対応では安心できると再確認させてもらいましたわ。