バガンのニャウンウー村(Nyaung-oo)でのメシのサケ

この日は滞在先のニャウンウー(Nyaung-oo)の町をぶらぶらと。

長距離バスターミナルと空港のあるニャウンウーはバガンの玄関口であり、同時にバガン最大の観光拠点。安宿~中級宿・旅行会社・レンタルバイク屋・両替屋・ランドリーショップが集まっていて、観光客の姿も多く見かけるエリアである。

といってもこんな感じの田舎町で、ローカル風情もたっぷりですけどね。街角ではミャンマー版日焼けクリームこと“タナカ”を顔に塗りたくった女性や、男衆を荷台にぎゅうぎゅうに詰め込んで走るトラックなんかも見かけることができる。

熱気球のツアー会社 Balloons Over Bagan

バガンに於ける熱気球ツアーのパイオニア・Balloons Over Baganのオフィスもある。

同社のウェブサイトでは満席とのことで予約できず、最後の悪あがきで直前のキャンセルを狙ってオフィスまで特攻したけど、残念ながらやっぱり席は空いておらず…。バルーンツアーに参加できなかったのは今回のミャンマー旅行で唯一の心残り。

【Balloons Over Bagan Bagan Sales Office】

公式サイト:https://www.balloonsoverbagan.com/
住所: Near Hotel Zfreeti, Thi Ri Pyitsaya Block No.5, Nyaung U
電話: +95 (0) 6 1246 0713, +95 (0) 9 448 045 716
営業時間:09:00-20:00

ひだり みぎ
ひだり みぎ
食事処も充実。ローカルレストランから中華・イタリアン・インディアン・タイと各国料理屋が目抜き通りのThi Ri Pyitsaya 5 Street近辺に揃っている。

Leo Restaurant

夕陽ウォッチングに備えてミャンマー料理屋のLeo Restaurantで早めの晩御飯をとることに。

ミャンマーらしい緑色がお洒落な建物に、オープンエアで開放的な店内。お姉っぽいスタッフがすっごいアテンティブで、「美味しい?ムフフ」「熱すぎない?ムフフ」「辛すぎない?ムフフ」などなど色々と気にかけてくれた。

ひだり みぎ

ラープとトムカーガイという店員お勧めの料理にフレッシュジュース二杯で560円。店の前をバイクが走ると砂塵が舞ってくるのだけはツラかったが、料理もジュースも安いし美味いしで大満足。なぜだかライスをサービスしてもらっちゃったし。

Larb Moo 2,000チャット
Tom Kha Gai 2,000チャット
Honey Melon Juice 1,500チャット
Papaya Juice 1,500チャット
合計 7,000チャット(≒560円)

ラープもトムカーガイもタイやラオスってイメージだったけど、ミャンマーでも食べれるのな。店員に丸投げでオーダーしちゃったけど、ラオスカチン州のチキンカレー(4,300チャット)やシャン州のライスヌードル(2,500チャット)といった変わり種メニューもあったので、ミャンマーならではの料理をオーダーすれば良かったかと今になって軽く後悔。

【Leo Restaurant】

住所:Thi Ri Pyitsaya 4 Street, Nyaung U, Bagan, Myanmar
営業時間:10:00-22:00

バー@HTI Bar and Restaurant

Leo Restaurantの近くに西洋風のバーがあったので、夜のニャウンウーも攻めてみることに。


ひだり みぎ
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ホテルから1キロほど歩いてやってきた夜のニャウンウー繁華街。観光拠点の町とはいえ、インドネシアのボロブドゥールやカンボジアのシェムリアップなんかと比べると、それはそれは小さく静かな繁華街である。


ひだり みぎ
緑いっぱい蚊いっぱいの開放的雰囲気なHTI Bar and Restaurantに到着。バガンにしては大きく50人程を収容できる規模のバーで、22:00前には白人客6-7組ほどで賑わいを見せていた。


三時間前にLeo Restaurantで早めのディナーを済ませたばかりというのに食欲全開!あれは遅めのランチだったということにして改めてディナーを頂くことに。


オリジナルゴールデンデイズのレシピと全くもって違うけど、ミャンマーウィスキーベースのBurmese Golden Daysもこれはこれで美味い。さっきのモヒートもだけど、カクテルが一杯1,500チャット~3,000チャット(120円~240円)と安くてついつい飲み過ぎてしまい、耳の周りを飛び交う無数の蚊が気にならないくらいに酔いが回ってきた。

バーガーは美味しくなかったけど、純粋に飲んで楽しむ場所としてならお勧めできる。日本の缶ジュースの価格でカクテルが飲めるんですから!

飲んだ後の帰りの足は馬車w

【HTI Bar】

住所:ThirRi Pyitsaya 5 Street, Nyaung U, Bagan, Myanmar
営業時間:09:30-22:30


Booking.com

ベトナムの地ビールが味わえるPasteur Street Brewing

この日はホーチミン市でベトナムの地ビールを飲みに行ってきた。缶ビール1本100円弱とミネラルウォーター並みの価格でビールが飲めるベトナムだが、南国の気候に合わせて水が如くガブ飲みできるような軽くて薄いテイストのものばかり。濃く味わい深いビールなど皆無だったんだけど、昨年くらいから遂にベトナムにもクラフトビールブームの波が押し寄せてきたようだ。その火付け役が2015年にパスター通りに開業したクラフトビアの専門店・Pasteur Street Brewing Company。アメリカ人オーナーがクラフトビール文化をベトナムに植え付けたいと考え醸造所とビアバーの営業に乗り出したんだとか。

場所はレックスホテルの裏側、パスター通り沿いの細い路地の中の雑居ビルの二階。市内中心地にありドンコイやバックパッカー街からも歩けない距離ではない。

引っ切り無しに往来するバイクの嵐を潜り抜け道路を横断。命懸けの移動で目当てのビールバーを目指す。


パスター通りに着きこれで安全かと思いきや、歩道にもかかわらず前方からバイクの嵐が…。歩道なのにスピード緩めずにバイクを走らせるんじゃない!!

ひだり みぎ
パスター通りをレタントン方面から南の方角に歩いていると、怪しげな細道に案内があった。「え?こんなところに?」と思うような暗く狭い路地を入ると左手に2階へと続く階段を発見。


本当にここであっているのか?と思いつつ階段を上がれば、鰻の寝床のように細長いバービアが現れた。


客は100%欧米系の白人で、この日は週末ということもあり大盛況。入店当時は空席も目立っていたが、その後すぐにほぼ満席。立ったままでもいいから飲むわ~って感じでビール片手に立ち話に興じる白人のオッサンの姿もチラホラとw

ひだり みぎ
この日、用意されていたビールは全12種類。パッションフルーツを用いたPassionfruit Wheat Aleや、マルゥチョコレートとK’hoコーヒーを使ったChocolate Coffee Brown Aleなど、他では絶対に味わえないベトナムならではの素材を活かして開発された拘りのオリジナルビールのみが取り扱われている。

先ずは手始めに175mlグラスで6種類のクラフトビールが味わえるサンプラーを注文。メニューから6種のビールを選択し、速攻でタップから注がれた美しきビール達がサーブされてきた。全て異なる香り、異なる色、異なる味。飲む前からテンションが上がるじゃないですか。
ひだり みぎ
今回は「Jasmine IPA」「Saigon Summer Ale」「Toasted Coconut Porter」「PSBC Double IPA」「Saigon Summer Ale」「Ale」「Cyclo Imperial Chocolate Stout」の6種類を選択。いずれも元の素材の味が生かされながらも主張しすぎない絶妙なテイストだったが、特に印象に残ったのはJasmine IPA・Double IPAの二つ。ジャスミンIPAは柑橘系のフローラルな香りで苦みの中に仄かな甘味があり飲み易く、ダブルIPAはモルトの甘味と旨味がぎっしり濃縮された飲み応えのある一杯。

ひだり みぎ
ミールの方は…ビールバーなんで期待はしていなかったが、やっぱり余り充実しているとは言えず、サンドウィッチや軽い揚げ物などの簡単な料理がメイン。味も、この日に食べたハンバーガーとデザートは正直余り美味しくなかった。


最後はマルゥチョコレートを使ったChocolate Coffee Brown Aleをアラカルトで。アラカルトは175ml・400ml・500mlと3種類のサイズから選択可能。

主食にもなり得るバーメニューも用意されているとはいえ、やっぱり2件目としてビールだけを楽しむ使い方が良いのではないだろうか。ベトナムビールに飽きたという方、是非Pasteur streetでベトナムでしか味わえないビール体験をお楽しみください。

【PASTEUR STREET BREWING COMPANY】

ホームページ:http://pasteurstreet.com/
住所:144 Pasteur,P.Ben Nghe,Dist1,HCMC
電話:08-3823-9562
営業時間:11:00~22:00

ハノイ旧市街でB級カフェ・レストラン巡り(Dac Kim・Wanna Waffle・モヒートバー)

ハノイ出張中のとある日曜日、社内接待の為の終日ゴルフ地獄を回避できたので、たまには外でベトナムの活気を味わうのも良いだろうと賑やかな旧市街地の街並をブラブラしてみることに。

朝はハノイ名物ブンチャーの定番・Dac Kim(ダックキム)を攻める。1966年から営業している老舗中の老舗で、世界各国の旅行ガイド本にも漏れなく掲載されている観光客御用達のローカルレストランである。
ひだり みぎ
観光客に屈指の人気を誇る老舗麺専門店というと敷居の高そうな高級店を思い浮かべてしまうけど、実際は旧市街地の古風な街並にしっかりと溶け込んだローカル感たっぷりの店で、一人で入るのにも躊躇する必要無し。寧ろ、観光客面丸出しで店の近くを歩いていると「ダックキムはここよ!」とばかりに手招きされるくらいですからね。

バイクの波が引っ切り無しに往来する小路に並ぶ青と赤のプラスチックテーブルと椅子も店舗の一部で、テーブルにはドカ盛りになった香草・薬味・麺が既にスタンバイしていて、席に着くなり速やかにブンチャーと春巻が運ばれる。速やか過ぎて、注文をする前から運ばれてくるくらいですからね。速やかというか、そもそも注文前に運ぶとかフライングだろと思ったが、他のテーブルの様子を観察していると、来店客には有無を言わさずブンチャーを運ぶ仕組みになっているようだ。メニューがブンチャーと春巻きの二種類だけなんだろうな。春巻きに関してはあたかもセットかのように運ばれてくるが、食べた分はきっちり食後に代金請求されるので、不要であれば箸をつけずに返品しよう。
ひだり みぎ
各テーブルに用意された草の量ヤバすぎだろ。馬じゃあるまいし。こんだけ食ったら体がナメック星人色になるわ。

この武骨な感じの麺料理がハノイ名物のブンチャー。米が原材料のソウメン風の麺を、そのまんま過ぎるネーミングで知られるブンチャースープに漬けて食べる。これがブンチャーがベトナム版つけ麺と呼ばれる所以である。フィッシュソースが効いた甘酸っぱいテイストのスープには炭火で焼いた豚バラ肉や肉団子ががっさり浸っているので、中々の食べごたえである。尋常じゃない量が用意された野菜(香草・レタス)の盛り合わせも食べ放題ですし。

見た目では美味しさが伝わらないとの指摘を受けてしまうと思うのだが、粗雑で不味そうな見た目と裏腹に甘味のあるあっさり薄味スープが香ばしい焦げ味のある焼肉に絡んで結構美味いんです(小並感)。お値段は一杯70,000ドン(≒350円)と「ローカルレストランなのに他店の2倍もして高すぎる!」なんて利用者の声も聞かれるけど、肉の量も他所と2倍なので小生的には余り割高感は感じなかった。肉が多いので麺料理を食べたというか肉を食ったったという感じだし。フォーの存在感に隠れて日本では知名度の低いブンチャーだけど、是非一度はご賞味下さい。

【ダックキム (Dac Kim)】
住所:1 Hang Manh, Hoan Kiem

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続いて、店員が美女だったという不純な理由でL’Amoreという店に入ってみた。ラモーレってイタリア語で愛くらいの意味だったと頭の片隅の知識として知っていたので、正直、店に入るまではイカガワシイ系の店かもしれんと内心ドキドキだったw

なんてことはない、ただのスイーツの店なんですけどねw

Mango with Ice Cream(49,000ドン≒250円)。アイスは全20種類から選択可能。店名的にイタリアンジェラードだと思ったんだけど、そんな高級なもんではなく、価格相応な質。
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アモーレですきっ腹を満たした後、間髪入れずにホアンキエム湖畔のサークルKに入居してるWanna Wafleで引き続きのカロリー修行。


サークルK店内の階段から3階へ。

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ホアンキエム湖を望むテラス席もあり小洒落た雰囲気のカフェで、土産にも使えそうなレトログッズなんかも取り扱われてる。

BLTサンドイッチ(35,000ドン)・抹茶コンボのワッフル(65,000ドン)・マンゴースムージー(45,000ドン)。
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ワッフルは流行りのモッフル系なんかな~なんて期待してたけど、香ばしさやフワフワもっちり感はなく、どうも妙にかりかりサクサクとしたベトナムらしい軽~い食感だ。風味もアッサリだし。サンドイッチも然りね。見た目は美しいんだけど、特別にオイシイという訳ではない。

【Wanna Waffle】
27 Dinh Tien Hoang

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ワッフルを食べた後は旧市街地を2時間程探索。共産党をテーマにした一風変わったカフェ・Cong Capheで一休憩し…。


〆にフォーの名店に足を運ぶものの、残念ながら売切れ…。


プランBとしてMojito Bar and Loungeで飲みながら独り晩餐することに。

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鰻の寝床のように奥に長いハノイの伝統家屋を用いたレトロでムーディーな内部。

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何故か所々に展示される埃を被り蜘蛛の巣まみれになったロシアの古書。先のCong Capheでも人民服を着た共産党万歳な店員が働いてたり、Wanna Waffleでもコミュニズムアートの小物が売られてたけど、ベトナムには回顧趣味の広がりから共産主義ブームでも起きてるのだろうか。

メニューを見ると、毛沢東主席モヒートや資本論マルガリータなんかの共産色のあるネーミングのドリンクはないが、ベトナムならではの遊び心あるオリジナルモヒートは数多くラインナップに並んでいる。

独創メニューの中でも代表的なのは「フォーカクテル(右)」(120,000ドン≒600円)にベトナム名産の魚醤を使った「フィッシュソースカクテル(左)」(110,000ドン≒約550円)の二つだろう。フォーカクテルは“フォーフォー”した味にはなってなく、香辛料や薬味のスパイスやライムの酸味とコアントローの甘味が美味い具合に融合して意外や意外に飲み易い。

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お勧めはメイソンジャーで供されるイェーガーモヒート、甘ったるいのが好みならバカルディベースでフルーティなShow me the Dong、スパイス系の刺激をお求めならフォーモヒートあたりかな。魚醤カクテルは辛くて癖が強すぎるので、日本人の口には合わなそう。

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フィンガーフードはどれも不味すぎて論外も論外なので、食後の軽い一杯で利用するのが良いだろう。

【Mojito Bar and Lounge(モヒートバー&ラウンジ】
住所:19 Nguyen Quang Bich St., Hoan Kiem Dist.
電話:098 955 5522

西洋風のお洒落カフェや正統派レストランからローカル屋台・B級レストランまでなんでも揃うハノイ旧市街。今回はB級カフェと飯屋巡りの一日となってしまったが、旧市街地にはアジアンテイストな雑貨店やハノイならではの小物を扱うハンディクラフトの専門店なんかも密集しているので、次回は土産物屋に絞って見て回りたいと思う。

香港でクラフトビール 旺角のTAP The Ale Project

JAL機内誌の隅っこに軽ーく取り上げられていた香港の地ビール特集。高い地価や用地不足が足枷になり地場のビール会社が育たなかったビール不毛の地・香港で今、空前のクラフトビール人気が起きているのだと。

その人気の渦の中心にいるのが2013年に元金融マンのロヒット・デュガー氏が開業した醸造所「Young Master Ales(ヤングマスターエール)」だそうだ。アメリカから転勤するなり香港に地場のクラフトビールがないことに痛く驚き、趣味のビール造りから一発奮起、なんとまぁ勢い余ってクラフトビールの醸造所を始めちゃったんだと。自給率1%という香港ではビールに限らず香港製のものを探すのは大変なんだけどな。まぁともあれ、香港でのクラフトビール市場の仕掛け人となったデュガー氏にアッパレ。

香港にも欧米からの駐在員たちが多く住んでいることもクラフトビール人気に火をつける追い風になったんだろうな。ヤングマスターエールが牽引役となり、今では他の香港産マイクロブルワリーも台頭して香港のビール文化を盛り上げている。今まで気にしていなかったけど、確かに今まで聞いた事の無かった地ビールが市場に出回るようになっているし、クラフトビールを取り扱うパブやレストランも増えてきてる。

という訳で、今日は久しぶりに旺角のTAP The Ale Projectを攻めてみることに。

昼間は携帯を探しに奔走。香港版の価格.com的なサイトで下調べしてから行動する。

先ずはスマホ・PC・オーディオ・デジカメ・周辺機器を扱う100点以上の小店舗が詰まった湾仔電脳城へ。

ひだり みぎ
目当てだった店に行くも、残念ながら求めていたXperia Z5のブラックは売り切れたとのこと。香港版の価格.comに出てる店って小規模な個人店舗が多いので、直ぐに在庫がなくなってしまう。事前に電話で在庫有無を確認してから店に出向いた方が良さそうだな。

続いて携帯電話のメッカ・先達広場へ。

やっぱり凄い人口密度。

ざーっと見た感じ、各種携帯の最安値は以下の通り。
iPhone6S(16GB):HK$4,780
iPhone6S(64GB):HK$5,580
X Peria Z5:HK$3,680
X Peria Z5 Compact:HK$2,980
X Peria Z5 Premium:HK$4,280
Galaxy Note4:HK$2,650
Galaxy Note5:HK$4,380

ひだり みぎ
電脳ビルの中身の殆どが携帯関連の店なので、やっぱり携帯電話の調達は先達広場という結論に至る。

ひだり みぎ
結局、前と同じI Generationで購入。X Peria Z5 PremiumがHK$4,280(≒JPY56,000)。

目当ての携帯を買い、いよいよお待ちかねのクラフトビールタイム。一人でテンション高く旺角のTAP The Ale Projectへと向かう。

旺角と油麻地の中間にあるTAP、ひっそりとした小路に建つこじんまりとした店舗で収容人数は多くない。

ひだり みぎ
週末の夜とあってか、凄い賑わいで店内はギュウギュウ詰め。お一人様に対する冷たい視線を気にしつつも単独で乗り込み、狭ーいカウンター席を確保する。


良いね~。タップビールのサーバーを見てるだけでテンション上がる。少爺麦啤が先述のヤングマスターエールで、他にも香港啤酒や黒鳶啤酒廠など香港のマイクロブルワリーによる拘りのクラフトビールが並んでいる。なんでも20種類のクラフトビールを常時取り揃えているとか。絶頂もんだね。


更にここの良い所は生ビールのサイズを選べ、0.2ℓ(香港$40≒JPY520)から試し飲みできる点だろう。持ち帰り用にグラウラーもあるのもポイント高し。


輸入物の生ビールは全7種。アルコール度数13.5%のモンスタービールもある。


先ずは手始めに本日のスペシャル・ヤングマスターのLeng Zai IPAを0.4ℓ(HK$70)程試し飲み。香りは珈琲に近く、口当たりはクリーミーで柔らか。強い苦味の後に来る甘酸っばいフルーティーな味が印象的だが、味の主張が強すぎる。


酒のつまみはアペタイザーをふっ飛ばしていきなりメインで超人剋星(The Kryptonite Sandwich)。スーパマンの弱点であるクリプトナイトを文字った看板メニューの一つで、ポーチドエッグ・チキン・ベーコン・オニオンリング・チーズソース・トマト・ハラピーノをブリオッシュバンズで挟んだボリューミーな一品。


二杯目はLion Rock Brewery(獅子山啤酒廠)のGrand Maestro IPA(一代宗師)。フルーティーでマイルドな香りとスパイシーさも感じる強烈な苦味と酸味を伴うテイストのギャップがあり個性の際立つビールである。

香港のクラフトビールって全体的に主張の強い味に仕上がってるのかな。全種類制覇する意気込みで店に来たんだけど、バーガーが巨大すぎて腹が膨れてしまい、この日はビール2杯のみで断念。また後日リベンジを図りたいと思う。

TAP The Ale Project

住所:G/F, 15 Hak Po Street, Mongkok, Kowloon Hong Kong SAR
電話:+852 2468 2010
OPENING HOURS
火~木: 12:00-24:00
金~日: 12:00-翌02:00
​月:定休日

ビエンチャンのナイトマーケットと呑み処

飯を食い、日中の酷暑が嘘みたいに気温が落ち肌寒くなった夜のビエンチャンを歩くことに。

ひだり みぎ
先ずは宿泊先ホテルから1ブロック離れたリバーサイドへ。ラオスは東南アジア唯一の内陸国なのでビーチリゾートは無いが、その代わりというか海にも似た雄大なメコン川が流れている。


西の空一面をオレンジ色に染めながらメコン川に沈みゆく太陽。なんとも幻想的なサンセットの風景を前にうっとりしながら物思いに耽ってたら、黄昏後に気温急落。最低気温10℃とか、想像してたビエンチャンと違う。こっちは長袖シャツにカーディガン羽織っても身震い・歯軋りするくらい寒いのに、半袖のペラッペラなTシャツ1枚とブリーフみたいな超短パンにビーサンいう何とも無防備な装備でハッスルしてる白人爺たち、なんなの?東洋人とは根本的に人体構造が異なるの?Tシャツ短パン姿で燥ぎ回る白人様の耐寒性の強さにも驚かされたが、こんだけ寒いのに蚊が多いことにもビックリする。ビエンチャンは地理条件的に蚊の繁殖に最適な環境なんだとは思うが、それにしてもこの寒さの中ブンブンと活発に飛び回り過ぎ。こいつら日本に生息する蚊より寒さに強い上位種とかか?

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メコン川沿いの広場に整備されたチャオアヌオン公園は夜になると赤のテント屋根が特徴的なナイトマーケットに変身。夜な夜な地元民と旅行者でかなりの賑いを見せる。

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どうです、この人口密度。マーケット内には飲食取り扱い店舗が無いからか路上のゴミや汚れも無く衛生的。T-シャツや少数民族のデザイン風エキゾチック雑貨なんかもあったりして、観光客でも楽しめる内容になっている。

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ラオスの民族衣装のシンを始め、タイから輸入されたのであろうパロディーシャツなんかも500円~の値段で売られている。


でも、規模の割にはどこも似通った商品ばかり取り扱ってるような印象だし、タイでも買えるような物も多いことに気付き、少し歩いただけで新鮮味が無くなってしまう。

ひだり みぎ
公園に面したパイナム通りの車道では海の幸やバーベキュー物を扱う屋台なんかがモクモクと炭火の煙を上げている。店の前に机や椅子が無いところを見ると、地元民向けテイクアウト専門の商売なのかな。

露店を過ぎ、メコン川沿いの遊歩道をひたすら東に向かって歩いていると、岸辺からタイを睨むように建つビエンチャン王国最後の王・アヌウォン王の像の前に出た。19世紀にタイからの独立を目指したラオスの指導者で、ラオスでは独立戦争の英雄とされているが、タイでは反逆者扱いされているアヌウォン王。右手をタイ側に差し出しながらも左手にはしっかりと剣を握りしめている姿勢がラオスとタイの歴史と今の関係を象徴しているように感じられる。

因みにビエンチャンでは他にもラオス建国の父・ファーグム王、ルアンパバーンからビエンチャンに遷都したセタティラート王、ラオス王国初代の王・シーサワンウォン王なんかが建てられていて、街のランドマークとして君臨してる。

ひだり みぎ
アヌウォン王の像以東は何も無いので、引き返して川沿いのパイナム通りにあるChokdee Café Belgian Beer Barで晩酌を楽しむことに。

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折角ラオスにいるんだけど、香港や上海でもなかなか飲む機会のないベルギーのViven Imperial IPAとMaredsousを選択。こんなラオスくんだりの小さなパブのくせして、店の規模にそぐわぬ凄まじい品揃えに感動する。メコン川沿いのChokdee Café、IPAやフルーツビール好きにはお勧めだ。

せっかくラオスに来たのに見ず知らずの中国人酒仙親方と手持ちLAKを使い果たすまでベルギービールを飲み続け、酒仙先輩の奢りでハシゴすることに。
ひだり みぎ
酒仙先輩の奥さんと合流し、カフェJOMAなど人気飲食店が並ぶセタティラート通りにあるJazzy Brickへ。

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先程の賑やかな雰囲気のベルギーパブとは打って変わって、落ち着いたアダルティーな雰囲気のジャズバーで、中国人夫妻は何とも居心地が悪そう。

ひだり みぎ
大人の語らいには丁度良いムーディーなバーなので、ワイワイガヤガヤをお求めの方は川沿いのベルギーパブへどうぞ。



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【2016年コンケン・ウドンタニ・ヴィエンチャン旅行記】