社会主義的ソビエトイムズの香りが残るビシュケクの町

キルギス。旧称キルギスタン。
実際にビシュケクに来る前は、この国に対する前知識は皆無と言っていいほど持ち合わせていなかった。自分内での中央アジア諸国の知名度ランキングは、ウズベキスタン≧カザフスタン>絶対に越えられない高い壁>キルギスタン≧トルクメニスタン=タジキスタンとなっており、大変申し訳ないが、壁以下のスタン3兄弟は「何とかスタン」と一括りで、「旧ソ連圏のだだっ広いステップ地帯」といった程度のお粗末極まりない印象のみ。ソ連の都市計画により人工的に築かれた都市部の中でAK-47を抱えた兵士がイスラム系遊牧民とウォッカを飲み羊を喰らって暮らしてるのかなくらいの理解だった。

それが、実際にビシュケクの町を歩いてみると、ソ連要素アリ、アジア要素アリで結構面白い町なんですわ。

町一番の大通りであるチュイ大通りには街路樹が並び、町中が緑で覆われている。道路は舗装されていて砂埃が舞うといったこともないし、なんだったらポプラ並木から白い綿毛がふわふわと舞っているくらいに綺麗で快適な街並みである。

ひだり みぎ
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ただ、首都ビシュケクの町中には旧ソ連圏特有の武骨な建物が並ぶだけで、観光的にはとりたてて見所は無さそうだ。郊外にいけば世界遺産の一・二もあるのですが…やっぱりキルギスタンの観光資源は地方の山だったり湖だったりということになるみたい。

ひだり みぎ
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ソ連式の画一的な建物が碁盤状の大通りに整然と立ち並ぶビシュケクの町。政治的モニュメントや英雄の銅像、旧ソ連時代に共産党の権威を誇示するかのように建てられた“いかにも”な建築物が立ち並ぶ。町の規模こそ小さいものの、ソヴィエトファン諸氏には絶頂ものの街なのかもしれない。

勝利広場・永遠の炎



勝利広場なるスクエアには戦時中の犠牲者の鎮魂の為の永遠の炎が灯されていたり。



旧ソ連時代の社会主義的真面目さにより人工的に造られた退屈な一地方都市といった感じで、娯楽要素は殆ど無い。エンターテインメント施設的なものは、ロシアや中央アジアの映画を放映するシネマくらいかな。

ツム百貨店


庶民の楽しみといえば、あとは百貨店での買い物か。5階建てのツム百貨店では携帯電話や化粧品、家電、衣料品といった商品が豊富に並んでいて、若者を中心にそれなりに賑わっていた。


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やたら広くて薄暗いのがソ連っぽい百貨店内。5階は土産物コーナーとなっていて、ガイドブックでみるようなシルダックや、フェルトスリッパ、キルギス帽といったキルギス土産の代表格が勢揃い。社会主義時代の弊害なのか、くっそやる気の無い店員の皆様も見ものですw 客が近くにいようとも、鼻くそをほじくりながらひたすらゲームをし続けるんですからw

ツム百貨店の中にはフードコートは無かったですが、食べ物・飲み物は歩道脇に出た露店で買い求めることができます。
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特に豊富なのがアイス屋さん。夏のビシュケクでは、石を投げればアイス屋さんに当たります。

キオスク的な有人ドリンクスタンドも多い。

布が掛けられた樽の中に乳製品の“テーイ”や麦を発酵させた“麦を発酵させたシェロ”が入ってて、小さな紙コップ一杯あたり10円程度で飲むことができる。価格も庶民的だし、多くの人達が道すがら立ち止まって飲んでるので人気なのだろう。

ドリンクスタンドでいえば、こんなのも多い。何の装飾もない角ばった長方形という無機質で無骨なデザインが強烈な共産圏感を醸し出している“有人販売機”。

まるで配電盤でも入ったキャビネットかのような不愛想な箱。これも旧ソ連圏に遺るソビエト時代の遺物なのでしょう。一見すると自動販売機なのだが、一杯あたり2〜6ソム(≒3〜9円)の料金を支払うと、係員がグラスを洗浄した上でフルーツジュースを注いでくれるという飲料品の自動販売機ならぬ手動販売機サービス。

機械の中心部にコップが逆さに置かれてるのが見えるかと思いますが、これを上から押し付けると下から水が噴射されてコップの中が洗浄され、続いてコップの飲み口を上にしてボタンを押すと、上からジュースが流れ出すという仕組み。全ての機能を削ぎ落し、「最低限のサービスで十分!」をテーマに設計されたかのような社会主義イムズに溢れた潔く武骨な機械、過剰なまでのサービスと機能で溢れ返った日本とは真逆の進化を遂げた感じで、これはこれで実に新鮮。


こちらもシュールなサービス。道の真ん中に設置され、踏んだら5ソム取られる体重計トラップ。

アラ・トー広場と国立歴史博物館

ソ連の計画都市だけあって、広場がやたらと沢山あるビシュケクの町。


キルギス・ソビエト・社会主義共和国の創立60周年を祝うために1984年に建設されたアラ・トー広場(Ala-Too Square)にはキルギスの伝説的な勇士であるマナス王の像が建ち、その背後にキルギス国立歴史博物館が建っている。

キルギス国立博物館はドアが開いていたので入ってみたところ、中にいた朝青龍のようなモンゴル顔の博物館スタッフにクローズ!クローズ!とものすごい剣幕で追い出された。トリップアドバイザーを見てみるとどうも無期限休業中っぽいのだが、それなら入口にそのように書いておいてくれよ…

キルギス国立美術館

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仕方無く国立美術館の方に来てみたのだが、こちらも戸締りがされてなく営業中ぽかったのだが。従業員が誰もいなくて入場券が買えなかった。勝手に見学を始めて身柄を拘束されるのも嫌だったし、10分ほど待って誰も現れなかったので諦めました。

オシュバザール

国立博物館=アウト。国立博物館=アウト。ビシュケク市内で他にある観光的な見所といえばオシュバザールくらいのものだが、ビシュケク訪問1か月半前に外務省から「オシュバザールについての注意喚起」と題された連絡を受けていたので、今回は訪問を自粛することに。

「オシュバザール」において,邦人被害にかかる窃盗(すり)事件,偽警察官による所持品検査を悪用した窃盗事件が8月前半だけでも3件発生しています。5月,6月にも同様の事件が発生しており,被害申告をされなかった方の人数を考慮すると,相当数の被害が発生しているとみられます。また,同バザールでは今年に入り不審な火災が連続発生しています。これらの状況から,同バザール内へは,やむを得ない理由がある場合を除き,近寄らないでください。

結局ビシュケクでは観光らしい観光は殆どできずwww

NAVATでのキルギス飯

観光は諦め、ホテル近くで評判の良いレストランを見つけてローカル飯を楽しむことに。

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エキゾチックな調度品盛り沢山でぐう高そう。トイレのエアブレードもbysonとかdysomじゃなくdyson製だし。


天井にカーペットが縫い付けられちゃってるしw 破産を覚悟したね。

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観光らしい観光ができず…悲しみのドカ食いキルギス飯1kg。


更に…今日は飲まんと心に決めていたのに‥解禁。…と思いきやノンアルコールビールだった。


破産覚悟でシャシリクにラグマンにと食い倒してやったけど、これだけ食べて気になるお会計は725ソム(≒1,100円)。キルギス最高か!

というわけで、町はきれいですし、ソビエトイムズが楽しめますし、飯は安いですし。観光らしい観光は楽しめないですが、なんだかんだで面白みのある町ですわビシュケクも。



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バガンのニャウンウー村(Nyaung-oo)でのメシのサケ

この日は滞在先のニャウンウー(Nyaung-oo)の町をぶらぶらと。

長距離バスターミナルと空港のあるニャウンウーはバガンの玄関口であり、同時にバガン最大の観光拠点。安宿~中級宿・旅行会社・レンタルバイク屋・両替屋・ランドリーショップが集まっていて、観光客の姿も多く見かけるエリアである。

といってもこんな感じの田舎町で、ローカル風情もたっぷりですけどね。街角ではミャンマー版日焼けクリームこと“タナカ”を顔に塗りたくった女性や、男衆を荷台にぎゅうぎゅうに詰め込んで走るトラックなんかも見かけることができる。

熱気球のツアー会社 Balloons Over Bagan

バガンに於ける熱気球ツアーのパイオニア・Balloons Over Baganのオフィスもある。

同社のウェブサイトでは満席とのことで予約できず、最後の悪あがきで直前のキャンセルを狙ってオフィスまで特攻したけど、残念ながらやっぱり席は空いておらず…。バルーンツアーに参加できなかったのは今回のミャンマー旅行で唯一の心残り。

【Balloons Over Bagan Bagan Sales Office】

公式サイト:https://www.balloonsoverbagan.com/
住所: Near Hotel Zfreeti, Thi Ri Pyitsaya Block No.5, Nyaung U
電話: +95 (0) 6 1246 0713, +95 (0) 9 448 045 716
営業時間:09:00-20:00

ひだり みぎ
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食事処も充実。ローカルレストランから中華・イタリアン・インディアン・タイと各国料理屋が目抜き通りのThi Ri Pyitsaya 5 Street近辺に揃っている。

Leo Restaurant

夕陽ウォッチングに備えてミャンマー料理屋のLeo Restaurantで早めの晩御飯をとることに。

ミャンマーらしい緑色がお洒落な建物に、オープンエアで開放的な店内。お姉っぽいスタッフがすっごいアテンティブで、「美味しい?ムフフ」「熱すぎない?ムフフ」「辛すぎない?ムフフ」などなど色々と気にかけてくれた。

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ラープとトムカーガイという店員お勧めの料理にフレッシュジュース二杯で560円。店の前をバイクが走ると砂塵が舞ってくるのだけはツラかったが、料理もジュースも安いし美味いしで大満足。なぜだかライスをサービスしてもらっちゃったし。

Larb Moo 2,000チャット
Tom Kha Gai 2,000チャット
Honey Melon Juice 1,500チャット
Papaya Juice 1,500チャット
合計 7,000チャット(≒560円)

ラープもトムカーガイもタイやラオスってイメージだったけど、ミャンマーでも食べれるのな。店員に丸投げでオーダーしちゃったけど、ラオスカチン州のチキンカレー(4,300チャット)やシャン州のライスヌードル(2,500チャット)といった変わり種メニューもあったので、ミャンマーならではの料理をオーダーすれば良かったかと今になって軽く後悔。

【Leo Restaurant】

住所:Thi Ri Pyitsaya 4 Street, Nyaung U, Bagan, Myanmar
営業時間:10:00-22:00

バー@HTI Bar and Restaurant

Leo Restaurantの近くに西洋風のバーがあったので、夜のニャウンウーも攻めてみることに。


ひだり みぎ
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ホテルから1キロほど歩いてやってきた夜のニャウンウー繁華街。観光拠点の町とはいえ、インドネシアのボロブドゥールやカンボジアのシェムリアップなんかと比べると、それはそれは小さく静かな繁華街である。


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緑いっぱい蚊いっぱいの開放的雰囲気なHTI Bar and Restaurantに到着。バガンにしては大きく50人程を収容できる規模のバーで、22:00前には白人客6-7組ほどで賑わいを見せていた。


三時間前にLeo Restaurantで早めのディナーを済ませたばかりというのに食欲全開!あれは遅めのランチだったということにして改めてディナーを頂くことに。


オリジナルゴールデンデイズのレシピと全くもって違うけど、ミャンマーウィスキーベースのBurmese Golden Daysもこれはこれで美味い。さっきのモヒートもだけど、カクテルが一杯1,500チャット~3,000チャット(120円~240円)と安くてついつい飲み過ぎてしまい、耳の周りを飛び交う無数の蚊が気にならないくらいに酔いが回ってきた。

バーガーは美味しくなかったけど、純粋に飲んで楽しむ場所としてならお勧めできる。日本の缶ジュースの価格でカクテルが飲めるんですから!

飲んだ後の帰りの足は馬車w

【HTI Bar】

住所:ThirRi Pyitsaya 5 Street, Nyaung U, Bagan, Myanmar
営業時間:09:30-22:30


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ホーチミンの6つ星ホテル・The Reverie Saigonでアフタヌーンティ

この日曜日は接待ゴルフも無く終日オフだったので、前々から気になっていたベトナム初の6つ星ホテル・The Reverie Saigon(レヴェリー サイゴン)に乗り込んでみることに。とは言ってもお泊りは無し、アフタヌーンティーだけの利用でね。

2015年に鳴り物入りでオープンしたレヴェリーサイゴンは、リーディングホテルズにも加盟するウルトラ・ラグジュアリーホテル。「高級感」というと人によって定義がそれぞれ異なると思うけど、こと建物自体に使われている建材や調度品だけで判断すると、セントレジスやコンラッドなんかよりも格上と評せる程の高級ホテルである。なんたって6つ星ホテル様ですからw

ユーチューブに上がってる同ホテルのプロモビデオを見てみると、なんだか良く分からないが確かに凄そうな感じがしないでもない。

立地条件も抜群。Nguyen Hue通りとDonkhoi通りの間に建つ39階建のタイムズスクエアの高層フロアが贅沢にもホテルの客室用に間取られている。ベトナムの高級ホテルといえば仏印時代の面影を残す伝統的な佇まいのホテルが専らだったが、ここは全面ガラス張りの超高層ビル。成長著しいホーチミンの勢いを象徴しているかのような立派な建物だ。

ビルの名称だってそうだよな。ホーチミンスカイシティとかハイバーチュンビルディングとかじゃなく、タイムズスクエアってw。ベトナムも変わったなぁと感じさせられる。

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エントランスからしてもう豪華そのもので、贅の限りを尽くして作られたであろうことが伝わってくる。2015年にはフォーシーズンズ・ソウルやリッツカールトン・ランカウイと並んでCNNの新規オープンホテル特集にも挙げられてたくらいだから、ベトナム国外でも評価が高いようだ。

キビキビした動きのドアマンに迎えられ中に入ると、内部もこれまた凄い。エントランスホールはイタリアから取り寄せたという色大理石が敷き詰められ、ユニークな卵型のクリスタルシャンデリアや輸入物の調度品で煌びやかに飾り立てられている。360度どこを見回しても隙が無く、本当に華やか。
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ギラギラしまくりで、良くも悪くも異空間である。リーディングホテルズじゃなくデザインホテルズに加盟してくれれば泊まるんだけどな~。あり得んよなぁ。

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ホテルのロビーは7階で、エントランスホールとはこれまた豪華なホテル利用者専用の専用エレベーターで繋がっている。これはもう自分の知ってるベトナムじゃぁないですね。


ロビーフロアも全力の高級感。有名デザイナーにより手掛けられた作品であろう装飾品の数々が惜しげも無く並んでいる。


その最たるものがこのソファ。一見ただの高級ソファーだけど、これはオーナーたっての強い希望により設えられた逸品で、世界で2人しか所有していないとされるイタリア製の特注ソファーらしい。因みに…当時、もう一人の購入者は今は亡きマイケルジャクソン氏だったとか…。

これっすよね。

MICHAEL JACKSON COMMISSIONED SOFA - Current price: $120000MICHAEL JACKSON COMMISSIONED SOFA – Current price: $120000

氏の死後2010年に競売にかけられていて、商品説明では小売価格US$215,000(≒JPY24,000,000)と紹介されている。こんなん怖れ多くて座れませんがな。誰かが座ろうものなら監視の者が近づいて一挙手一投足をモニターされることになるんじゃないか。


レセプションではモザイク壁画・ヴェネチアングラスのシャンデリア・イタリア製の特注クロックなどなどが何気なく配されているが、そのどれもが高級な物だと一目で判る。マイケルジャクソンのソファ同様、どれも面白いエピソードがあるのだろう。

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アフタヌーンティーが供されるのは、レセプション横の吹き抜け空間にあるカフェカーディナル。こちらも大理石張りでピッカピカのツルッツルだ。


アフタヌーンティーの開催時間は15:00〜17:00で、気になるお値段はVND388,000(≒JPY1,900)++~。スパークリングワイン(VND468,000++)やモエ・シャンドン(VND798,000++)、ドンペリ(VND1,398,000++)のつくプランなんかも用意されていて、意外とリーズナブルな価格設定に驚かされる。

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アフタヌーンティーが始まる3時までまだ時間があったので、先ずはアラカルトでジンベースのBasil and Mangoのカクテルとラテを注文。カクテルはスムージー状になっていて、アルコールということを忘れてグビグビ飲めた。


こちらがお待ちかねのアフタヌーンティ。甘いもの中心に盛り沢山の内容で、一人だと食べきれん。これでサービスフィー・税金込々で2,000円ちょっとというのだからお値打ちだ。

凄まじいペースで発展を遂げるホーチミン市。まさかこんな現代的ウルトララグジュアリーホテルなんかが出来ちゃうとはなあ。カラベル・シェラトン・メリディアン・パークハイアット等々アフタヌーンティーを楽しめちゃう高級ホテルといえ外資系チェーンばかりだったんで、レヴェリーホテルみたいなユニークなホテルの登場は大歓迎だ。

The Reverie Saigon


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住所:22-36 Nguyen Hue Boulevard, Ben Nghe, Quan 1, Ho Chi Minh
ホームページ:thereveriesaigon.com
電話:+84 8 3823 6688


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ハノイ旧市街でB級カフェ・レストラン巡り(Dac Kim・Wanna Waffle・モヒートバー)

ハノイ出張中のとある日曜日、社内接待の為の終日ゴルフ地獄を回避できたので、たまには外でベトナムの活気を味わうのも良いだろうと賑やかな旧市街地の街並をブラブラしてみることに。

朝はハノイ名物ブンチャーの定番・Dac Kim(ダックキム)を攻める。1966年から営業している老舗中の老舗で、世界各国の旅行ガイド本にも漏れなく掲載されている観光客御用達のローカルレストランである。
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観光客に屈指の人気を誇る老舗麺専門店というと敷居の高そうな高級店を思い浮かべてしまうけど、実際は旧市街地の古風な街並にしっかりと溶け込んだローカル感たっぷりの店で、一人で入るのにも躊躇する必要無し。寧ろ、観光客面丸出しで店の近くを歩いていると「ダックキムはここよ!」とばかりに手招きされるくらいですからね。

バイクの波が引っ切り無しに往来する小路に並ぶ青と赤のプラスチックテーブルと椅子も店舗の一部で、テーブルにはドカ盛りになった香草・薬味・麺が既にスタンバイしていて、席に着くなり速やかにブンチャーと春巻が運ばれる。速やか過ぎて、注文をする前から運ばれてくるくらいですからね。速やかというか、そもそも注文前に運ぶとかフライングだろと思ったが、他のテーブルの様子を観察していると、来店客には有無を言わさずブンチャーを運ぶ仕組みになっているようだ。メニューがブンチャーと春巻きの二種類だけなんだろうな。春巻きに関してはあたかもセットかのように運ばれてくるが、食べた分はきっちり食後に代金請求されるので、不要であれば箸をつけずに返品しよう。
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各テーブルに用意された草の量ヤバすぎだろ。馬じゃあるまいし。こんだけ食ったら体がナメック星人色になるわ。

この武骨な感じの麺料理がハノイ名物のブンチャー。米が原材料のソウメン風の麺を、そのまんま過ぎるネーミングで知られるブンチャースープに漬けて食べる。これがブンチャーがベトナム版つけ麺と呼ばれる所以である。フィッシュソースが効いた甘酸っぱいテイストのスープには炭火で焼いた豚バラ肉や肉団子ががっさり浸っているので、中々の食べごたえである。尋常じゃない量が用意された野菜(香草・レタス)の盛り合わせも食べ放題ですし。

見た目では美味しさが伝わらないとの指摘を受けてしまうと思うのだが、粗雑で不味そうな見た目と裏腹に甘味のあるあっさり薄味スープが香ばしい焦げ味のある焼肉に絡んで結構美味いんです(小並感)。お値段は一杯70,000ドン(≒350円)と「ローカルレストランなのに他店の2倍もして高すぎる!」なんて利用者の声も聞かれるけど、肉の量も他所と2倍なので小生的には余り割高感は感じなかった。肉が多いので麺料理を食べたというか肉を食ったったという感じだし。フォーの存在感に隠れて日本では知名度の低いブンチャーだけど、是非一度はご賞味下さい。

【ダックキム (Dac Kim)】
住所:1 Hang Manh, Hoan Kiem

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続いて、店員が美女だったという不純な理由でL’Amoreという店に入ってみた。ラモーレってイタリア語で愛くらいの意味だったと頭の片隅の知識として知っていたので、正直、店に入るまではイカガワシイ系の店かもしれんと内心ドキドキだったw

なんてことはない、ただのスイーツの店なんですけどねw

Mango with Ice Cream(49,000ドン≒250円)。アイスは全20種類から選択可能。店名的にイタリアンジェラードだと思ったんだけど、そんな高級なもんではなく、価格相応な質。
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アモーレですきっ腹を満たした後、間髪入れずにホアンキエム湖畔のサークルKに入居してるWanna Wafleで引き続きのカロリー修行。


サークルK店内の階段から3階へ。

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ホアンキエム湖を望むテラス席もあり小洒落た雰囲気のカフェで、土産にも使えそうなレトログッズなんかも取り扱われてる。

BLTサンドイッチ(35,000ドン)・抹茶コンボのワッフル(65,000ドン)・マンゴースムージー(45,000ドン)。
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ワッフルは流行りのモッフル系なんかな~なんて期待してたけど、香ばしさやフワフワもっちり感はなく、どうも妙にかりかりサクサクとしたベトナムらしい軽~い食感だ。風味もアッサリだし。サンドイッチも然りね。見た目は美しいんだけど、特別にオイシイという訳ではない。

【Wanna Waffle】
27 Dinh Tien Hoang

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ワッフルを食べた後は旧市街地を2時間程探索。共産党をテーマにした一風変わったカフェ・Cong Capheで一休憩し…。


〆にフォーの名店に足を運ぶものの、残念ながら売切れ…。


プランBとしてMojito Bar and Loungeで飲みながら独り晩餐することに。

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鰻の寝床のように奥に長いハノイの伝統家屋を用いたレトロでムーディーな内部。

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何故か所々に展示される埃を被り蜘蛛の巣まみれになったロシアの古書。先のCong Capheでも人民服を着た共産党万歳な店員が働いてたり、Wanna Waffleでもコミュニズムアートの小物が売られてたけど、ベトナムには回顧趣味の広がりから共産主義ブームでも起きてるのだろうか。

メニューを見ると、毛沢東主席モヒートや資本論マルガリータなんかの共産色のあるネーミングのドリンクはないが、ベトナムならではの遊び心あるオリジナルモヒートは数多くラインナップに並んでいる。

独創メニューの中でも代表的なのは「フォーカクテル(右)」(120,000ドン≒600円)にベトナム名産の魚醤を使った「フィッシュソースカクテル(左)」(110,000ドン≒約550円)の二つだろう。フォーカクテルは“フォーフォー”した味にはなってなく、香辛料や薬味のスパイスやライムの酸味とコアントローの甘味が美味い具合に融合して意外や意外に飲み易い。

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お勧めはメイソンジャーで供されるイェーガーモヒート、甘ったるいのが好みならバカルディベースでフルーティなShow me the Dong、スパイス系の刺激をお求めならフォーモヒートあたりかな。魚醤カクテルは辛くて癖が強すぎるので、日本人の口には合わなそう。

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フィンガーフードはどれも不味すぎて論外も論外なので、食後の軽い一杯で利用するのが良いだろう。

【Mojito Bar and Lounge(モヒートバー&ラウンジ】
住所:19 Nguyen Quang Bich St., Hoan Kiem Dist.
電話:098 955 5522

西洋風のお洒落カフェや正統派レストランからローカル屋台・B級レストランまでなんでも揃うハノイ旧市街。今回はB級カフェと飯屋巡りの一日となってしまったが、旧市街地にはアジアンテイストな雑貨店やハノイならではの小物を扱うハンディクラフトの専門店なんかも密集しているので、次回は土産物屋に絞って見て回りたいと思う。

香港でクラフトビール 旺角のTAP The Ale Project

JAL機内誌の隅っこに軽ーく取り上げられていた香港の地ビール特集。高い地価や用地不足が足枷になり地場のビール会社が育たなかったビール不毛の地・香港で今、空前のクラフトビール人気が起きているのだと。

その人気の渦の中心にいるのが2013年に元金融マンのロヒット・デュガー氏が開業した醸造所「Young Master Ales(ヤングマスターエール)」だそうだ。アメリカから転勤するなり香港に地場のクラフトビールがないことに痛く驚き、趣味のビール造りから一発奮起、なんとまぁ勢い余ってクラフトビールの醸造所を始めちゃったんだと。自給率1%という香港ではビールに限らず香港製のものを探すのは大変なんだけどな。まぁともあれ、香港でのクラフトビール市場の仕掛け人となったデュガー氏にアッパレ。

香港にも欧米からの駐在員たちが多く住んでいることもクラフトビール人気に火をつける追い風になったんだろうな。ヤングマスターエールが牽引役となり、今では他の香港産マイクロブルワリーも台頭して香港のビール文化を盛り上げている。今まで気にしていなかったけど、確かに今まで聞いた事の無かった地ビールが市場に出回るようになっているし、クラフトビールを取り扱うパブやレストランも増えてきてる。

という訳で、今日は久しぶりに旺角のTAP The Ale Projectを攻めてみることに。

昼間は携帯を探しに奔走。香港版の価格.com的なサイトで下調べしてから行動する。

先ずはスマホ・PC・オーディオ・デジカメ・周辺機器を扱う100点以上の小店舗が詰まった湾仔電脳城へ。

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目当てだった店に行くも、残念ながら求めていたXperia Z5のブラックは売り切れたとのこと。香港版の価格.comに出てる店って小規模な個人店舗が多いので、直ぐに在庫がなくなってしまう。事前に電話で在庫有無を確認してから店に出向いた方が良さそうだな。

続いて携帯電話のメッカ・先達広場へ。

やっぱり凄い人口密度。

ざーっと見た感じ、各種携帯の最安値は以下の通り。
iPhone6S(16GB):HK$4,780
iPhone6S(64GB):HK$5,580
X Peria Z5:HK$3,680
X Peria Z5 Compact:HK$2,980
X Peria Z5 Premium:HK$4,280
Galaxy Note4:HK$2,650
Galaxy Note5:HK$4,380

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電脳ビルの中身の殆どが携帯関連の店なので、やっぱり携帯電話の調達は先達広場という結論に至る。

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結局、前と同じI Generationで購入。X Peria Z5 PremiumがHK$4,280(≒JPY56,000)。

目当ての携帯を買い、いよいよお待ちかねのクラフトビールタイム。一人でテンション高く旺角のTAP The Ale Projectへと向かう。

旺角と油麻地の中間にあるTAP、ひっそりとした小路に建つこじんまりとした店舗で収容人数は多くない。

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週末の夜とあってか、凄い賑わいで店内はギュウギュウ詰め。お一人様に対する冷たい視線を気にしつつも単独で乗り込み、狭ーいカウンター席を確保する。


良いね~。タップビールのサーバーを見てるだけでテンション上がる。少爺麦啤が先述のヤングマスターエールで、他にも香港啤酒や黒鳶啤酒廠など香港のマイクロブルワリーによる拘りのクラフトビールが並んでいる。なんでも20種類のクラフトビールを常時取り揃えているとか。絶頂もんだね。


更にここの良い所は生ビールのサイズを選べ、0.2ℓ(香港$40≒JPY520)から試し飲みできる点だろう。持ち帰り用にグラウラーもあるのもポイント高し。


輸入物の生ビールは全7種。アルコール度数13.5%のモンスタービールもある。


先ずは手始めに本日のスペシャル・ヤングマスターのLeng Zai IPAを0.4ℓ(HK$70)程試し飲み。香りは珈琲に近く、口当たりはクリーミーで柔らか。強い苦味の後に来る甘酸っばいフルーティーな味が印象的だが、味の主張が強すぎる。


酒のつまみはアペタイザーをふっ飛ばしていきなりメインで超人剋星(The Kryptonite Sandwich)。スーパマンの弱点であるクリプトナイトを文字った看板メニューの一つで、ポーチドエッグ・チキン・ベーコン・オニオンリング・チーズソース・トマト・ハラピーノをブリオッシュバンズで挟んだボリューミーな一品。


二杯目はLion Rock Brewery(獅子山啤酒廠)のGrand Maestro IPA(一代宗師)。フルーティーでマイルドな香りとスパイシーさも感じる強烈な苦味と酸味を伴うテイストのギャップがあり個性の際立つビールである。

香港のクラフトビールって全体的に主張の強い味に仕上がってるのかな。全種類制覇する意気込みで店に来たんだけど、バーガーが巨大すぎて腹が膨れてしまい、この日はビール2杯のみで断念。また後日リベンジを図りたいと思う。

TAP The Ale Project

住所:G/F, 15 Hak Po Street, Mongkok, Kowloon Hong Kong SAR
電話:+852 2468 2010
OPENING HOURS
火~木: 12:00-24:00
金~日: 12:00-翌02:00
​月:定休日