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小生、クラブラウンジアクセスの特権に憧れて一度はSPG修行にも励んだ身ではありますが、今年はSPGに拘らずちょいちょい他系列に浮気予定。某偉人は云う、「浮気は文化」と。今年は一つのプログラムに魂を捧げるようなことはせず、いろんなところつまみ食いしていきたい。主な舞台は東南アジア、SPG(westin・Sheraton・Le Meridien)・Hyatt・Shangri-Laをメインに2014年12月からテキトーに宿泊記を残していきたいと思う。

直近では早速2014年12月は中旬にSheraton Hongkong、Park Hyatt Saigon、クリスマスにShangri-la Chiangmai、年越しはLe Meridien Chiangmaiに宿泊予定。翌年1月は未定だがRitz-Carlton Singaporeと、ホテル内カジノまで有するサイゴンの老舗5つ星ホテルCaravelleに宿泊することになりそうだ。CaravelleやSheraton Saigon Hotel and Towersのカジノでは幾度となく痛い目に逢っているので、今度ばかしはカジノの誘惑に抗いたいところだが、まぁ行っても行かなくても勝っても負けても滞在記は残していきたい。

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スターウッド・ホテル&リゾート(本社:アメリカ)
世界規模で展開する言わずと知れた大型ホテルチェーン。結構経済的なホテルが主要都市殆どに展開されているのでお世話になる機会は一番多いし、カード修行もSPGが一番楽だと思う。アメックスがSPGゴールド付帯のクレジットカードを発表したせいで自分の中でのSPGゴールド株は大暴落中。こっちは必死にバンコクSPG修行をこなしてゴールド取ったのに…でも、ポイントの貯まりも良くマイルへの換算などの使い勝手も悪くないので、ホテル初心者には一番おススメかと思う。10滞在で16:00までのレイトチェックアウトや25滞在でラウンジアクセスなど、ハードルの低さに対して特典の魅力は抜群だし。

●会員プログラム:スターウッドプリファードゲスト
●主な展開ブランド:
・セントレジス(高級)
・Wホテル(高級デザイナーホテル)
・ラグジュアリーコレクション(中~高級)
・ル・メリディアン(中~高級)
・ウェスティン(中~高級)
・シェラトン(中~高級)
・フォーポイント(中級)
・アロフト(廉価版Wホテル)
・エレメント(泊まったことないけど安そう)
・トゥリビュートポートフォリオ(新しいラグジュアリー系ブランド)
ブランドの守備範囲の広さも魅力。クラブカルチャー前回のWから落ち着いて洗練されたセントレジス、比較的安価なアロフトなど、滞在目的や予算に合わせて結構な選択肢がある。

ハイアットホテル&リゾーツ(本社:アメリカシカゴ)
全世界に500以上のホテルを展開。殆どのホテルの名前にハイアットの冠がついているので分かりやすい。日本にも多数展開。会員のプラチナクラスが5滞在と敷居が低いのも魅力で、例年プラチナを継続してきてる。でも、プラチナという高級感あふれる名称とは裏腹に、敷居が低い分だけベネフィットもしょぼい。きっと最上級のダイアモンド会員まで上り詰めればウハウハなんだろうが…
●会員プログラム:ハイアット ゴールドパスポート
●主な展開ブランド:
・ハイアットリージェンシー(ハイアット創業以来の基軸ブランドでビジネスやレジャーに幅広く対応)
・グランドハイアット(格調高いインテリアとサービスが特徴。300室以上の規模を持つ大型ホテル)
・パークハイアット(隠れ家的コンセプトでできた300室以下のスモール・ラグジュアリホテル)
・ハイアット(200~600室のフルサービスホテルで、主要都市の中級ホテルと競合)
など。

マリオット・インターナショナル(本社:アメリカワシントンDC)
78の国、4,000以上のデスティネーションに18のホテルブランドを展開。東南アジアではリッツカールトンでも比較的安値で泊まれるので重宝する。上級会員レベルの条件が宿泊数ベースのみでハードルが高すぎる為にマリオット修行はしてないが、たまーに泊まるリッツのクラブフロアはハード・ソフト共に最高の癒しの空間。ただ、ポイント価値が落ちてるというか、最近はカテゴリー変更でアゲアゲムード。ポイント価値が変わらない中でカテゴリーが上がるので、更にポイント価値が下落気味という印象を受けている。ライフタイム会員のハードルもSPGより高いし、個人的にはやっぱりSPG>マリオット。たまーにリッツに癒しを求める程度の使い方しかしなそうだ。
●会員プログラム:マリオットリワード
●主な展開ブランド:
・ザ・リッツ・カールトン
・マリオット・ホテル アンド リゾート(グループのフラッグシップ。半数以上のホテルがアメリカに集中)
・JWマリオット・ホテル アンド リゾート(マリオット・ホテルより更に高級)
・ルネッサンス(高級ブランド)
・コートヤード・バイ・マリオット(中価格ホテルブランド)
・フェアフィールド・イン・バイ・マリオット(低価格ホテルブランド)
・エディションホテルズ(デザインホテルブランド)
・ブルガリ・ホテル&リゾート(世界の主要都市と一流リゾート地に建つイタリアンな高級ブランド)

ザ・リッツ・カールトン(本社:アメリカメリーランド州)
マリオット・インターナショナルのホテルブランドの一つではあるが、マリオットとは一線を画した運営が行われているため、別口で紹介枠を設ける。素晴らしきおもてなしの逸話は挙げれば枚挙に暇がないくらいだし、「リッツ流おもてなし」なんて言葉があったり、「リッツ・カールトンの究極のホスピタリティ」なんて本が書店に並んでいたりするくらい、「感動を売る」ホスピタリティにこだわりをもったホテルである。現場スタッフは一日US$2,000の決裁権が与えられているとか。
●会員プログラム:ザ・リッツ・カールトン・リワード

シャングリラ・ホテルズ&リゾーツ(本社:香港)
香港拠地の高級ホテルチェーン。アジアを中心に25の国地域に100以上のホテルを展開。都会の中の神秘的な「桃源郷」を再現、都心部にあってもリゾート気分を味わえる作りのホテルが多く、現実逃避の為のリラックス休暇にはもってこい。自分の中では「都会のオアシス」的存在。何となくノスタルジックな名前の響きも良し。
●会員プログラム:ゴールデンサークル
●主な展開ブランド:
・シャングリラホテル(スパやプールなど、都会の中心でもホテル自体でリゾートが成り立つような設備を設置し都会のオアシスを演出)
・トレーダースホテル(シャングリラより廉価で、ビジネス客を主要顧客層としたホテル)
・ホテルジェン(2014年8月25日に発表された新ブランド)

マンダリン・オリエンタルホテルグループ(本社:香港)
良い。かなり好き。でもSPGみたいに至る所に展開している訳じゃないので、ホテル修行するには物足りない。ホスピタリティーは中々のものなので、たまにマルコ会員ベネフィットを使ってまったりとした時間を過ごすのには吉。

香港&上海ホテルズ(本社:香港)
贅沢な寛ぎと究極のサービスの代名詞、本拠地香港では泣く子も黙るペニンシュラの運営会社。ザ・ペニンシュラ香港をはじめ、上海、北京、東京、ニューヨーク、シカゴ、ビバリーヒルズ、パリ、バンコク、マニラにホテルを展開。

インターコンチネンタルホテルズグループ(本社:イギリスバークシャー)
世界約100の国と地域で9つのブランド、合計4,600以上のホテルを展開。客室数ベースだと世界最大のホテルチェーン。アンバサダー+ダイニングリワーズで修行要らずでプラチナスタータスを“買う”ことができるが、インタコ以外のブランドのパンチが弱いのと、最上級ステータスでもラウンジ特典が与えられないのが引っかかるところ。
●会員プログラム:IHG Rewards Club/ アンバサダークラブ(入会費US$200、次年度より年会費はUS$150。Rewards Clubのゴールド付帯)
●主な展開ブランド:
・インターコンチネンタル(最高級シティホテル・リゾートホテル)
・クラウンプラザ(ビジネス向けシティホテル)
・ホリデイ・イン(一般的シティホテルで幅広く展開)
・ホテル・インディゴ(デザイナーズホテル)

フェアモント&ラッフルズホテルズ&リゾーツ(本社:カナダ トロント)
ラッフルズやフェアモントなどシックで落ち着いた高級路線のホテル・リゾートを世界27カ国で展開。歴史的建造物を買収後に改修オープンした格式高そうなホテルが多い。
●主な展開ブランド:
・フェアモント
・ラッフルズ
・スイス

フォーシーズンズホテル(本社:カナダ トロント)
説明不要、ラグジュアリーホテルの代名詞的存在。由緒正しきホテルと思いきや、広州フォーシーズンズが夜中にケバッケバのネオンを輝かせてたりして、イマイチ方向性が分からない。

ヒルトン・ホテル・コーポレーション(本社:アメリカ ロサンゼルス)
言わずもがなの世界的ホテルグループ。世界中の93の国と地域に4,100軒、690,000室を超えるホテルを展開。色々あるけど一般的にはお世話になるんはヒルトンとコンラッドくらいかな。
●会員プログラム:ヒルトンHオナーズ
●主な展開ブランド:
・コンラッド
・ヒルトン
・ウォルドーフ アストリア

アコーホテルズ(本社:フランス パリ)
世界中90か国に4,000ものホテルを展開している世界最大級のホテル・チェーンの一つ。北米に弱く欧州に強い。宿泊数ベースでは60泊と必要宿泊数は多いが、イビスなどかなり安いホテルが多く、ボーナスポイントを絡めれば比較的楽に最上級のプラチナに到達することができる。
●会員プログラム:LE CLUB ACCORHOTELS
●主な展開ブランド
・ソフィテル(最上級ホテル・リゾートブランド)
・プルマン(高級ブランド)
・ノボテル(中級ブランド)
・メルキュール(中級ブランド、たまに見るグランドメルキュールは高級)
・イビス(バジェットホテル)

オークラホテルズ&リゾーツ(本社:日本 東京)
帝国ホテル東京、ホテルニューオータニとともにホテルの御三家を成すホテルオークラグループ。
●会員プログラム:One Harmony
●主な展開ブランド:
・ニッコーホテル
・ホテルオークラ

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  SPG ヒルトン系 インターコンチ 系
 対象ホテル ・シェラトン系
・Wホテル
・アロフトホテル
・ラグジュアリーコレクション
・ル メリディアン
・エレメント
・ウェスティン
・セントレジス
・ヒルトン系
・コンラッド系
・エンバシースイーツ
・ハンプトン
・ホームウッド・スイーツ
・ウォルドーフアストリア
・ホーム2スイーツ
・インターコンチネンタル系
・華邑ホテル
・クラウンプラザ系
・ホテル インディゴ
・EVENホテルズ
・ホリデイ・イン系
・ステイブリッジ
・キャンドルウッド
 ポイント
プログラム
Starwood Preferred Guest
(スターウッド プリファード ゲスト)
Hilton HHonors
(ヒルトンHオーナーズ)
IHG Rewards Club
(IHGリワーズプログラム)
  基本ポイント
付与

(1米ドルにつき)
 2スターポイント 10Hオーナーズ・ベースポイント+5ボーナスポイント 10ポイント
 有効期限  ポイントの獲得・利用日から
1年間
  ポイントの獲得日から1年間(1年間獲得がなければ失効)  ポイントの獲得・利用日から
1年間
  無料宿泊
(1泊)
2000~3万5000ポイント 7500~8万ポイント 1万~5万ポイント

 

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●上級会員への達成条件(暦年内でいずれかの実績)
IHGリワーズクラブ【ゴールドエリート】……10泊/1万ポイント
ヒルトン【ゴールドVIP】……20滞在/40泊/7万5千ポイント
SPG【ゴールド】……10滞在/25泊
ハイアット【プラチナ】……5滞在/15泊

●最上級会員への達成条件(暦年内でいずれかの実績)
IHGリワーズクラブ*【プラチナエリート】……40泊/4万ポイント
ヒルトン【ダイヤモンドVIP】……30滞在/60泊/12万ポイント
SPG【プラチナ】……25滞在/50泊
ハイアット【ダイヤモンド】……25滞在/50泊

*IHGはプラチナの上にスパイアエリートクラス(75泊/7万5千ポイント)が新設された。
掛け持ちで最上級狙いはちょい大変そう。まぁ2015年は囲い込み戦略の罠にはまらず泊まりたいときに泊まりたい場所に泊まるフリースタイルで臨みます。