宿泊記 アジア未進出マリオット系ホテル ACホテルイスタンブール マッカ


イスタンブルでの宿はマリオット系列ながらアジア未進出で馴染みの薄いACホテル。
モダンでスタイリッシュなライフスタイルホテルブランドで、2020年にはアジア初のACホテルとしてACホテルバイマリオット銀座東武が開業予定となっているそうですが、果たしてどういったコンセプトのホテルなのでしょうか。


一応、マリオット公式情報では、“スタイリッシュなデザインが特長の若者を中心としたビジネス店レジャー旅行者向けアッパーミドルクラスのライフスタイルホテルブランド”ということらしいですが…。
ひだり みぎ
お洒落なカフェやレストランが軒を連ねるベシクタシュにあり、確かに周辺環境的にはアッパーミドル層で感度の高い若者向けといった立地にあります。自分はボトム層のオッサンですが。

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同じ通りにはアッパークラスの若者向けライフスタイルホテルの代名詞的存在といっても良い同じくマリオット系列のWホテルもありました。ただ、エントランスの様子だけで判断すると、他都市のWと比べて随分と大人しめで小綺麗にまとめ過ぎてるというか。イスラム圏だから遠慮気味なのかなーなんて思ったけど、Wはヨルダンでも攻めてたからなー。

本当はWに泊まりたかったのですが、今回は日本未進出のACホテルへの好奇心が上回ってしまったので、Wホテルはスルー。Wから坂道を300mほど歩くとAC Hotelの文字が見えてきました。ちな、ACというのはエアコンでも交流でもエアカナダでもアダルトチルドレンでもなく、創業者(Antonio Catalan)のイニシャルからきているということらしいっす。銀座のACホテルが出来たら、是非ともこの豆知識を披露してドヤってくださいね。


お洒落で閑静な街並みの中に佇むACホテル。周囲の雰囲気は良いですが、最寄駅のトラム駅や船着き場からは坂道を10分超歩くことになるので、アクセスとしてはちょい微妙。新市街地の中心となるタクシム広場へも歩いて30分以上かかりました。


ただ、コスパは非常に高い。やや高級めなビジネスホテルくらいのブランドの為に全体的にシンプルな造りで豪華さには欠けますが、Wの1/3の価格で泊まれるホテルとしては全然あり。ホリデイインエクスプレス程度なんだろうと期待値が低かったこともあって、セキュリティスタッフやフロントスタッフの対応も含めて総じて想定以上の出だしとなりました。

部屋:ジュニアスイート

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部屋もジュニアスイートといいつつ25㎡と広くはありませんが、思ったよりは全然イケてる。


ウェルカムアメニティまで用意頂いてました。

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ジュニアスイートということで、部屋の奥にリビングスペース的な申し訳程度の小部屋を発見。この大きさでジュニアスイートと言われるとちょい違和感おぼえますねw

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ここらへんはジュニアスイート特権?ビジホブランドとはいえカプセル式コーヒーメーカーまで用意されてましたし、グラスが冷蔵庫内でギンギンに冷やされてるという配慮も(外気温摂氏9℃)。

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水回り、エントランス周りもシンプルで清潔。イメージ的にはアロフトを落ち着かせたような感じというか、ホリデイインエクスプレスをちょっと上品にした感じというか。アロフトとフォーポイントの間くらい?一番近いのはフェアフィールドかな。米国生まれのフェアフィールドの欧州版的な?

ただ、ちょいちょいACホテルならではのこだわりも見せつけてくれます。

電話がキャセイラウンジのあれ。


部屋備え付けのコーランはCD付き。


石鹸が球体。でおシャンティ。だが、表面積が小さすぎるし掴みずらいしで、使いずらいことこの上無し。

朝食

ホリデイインエクスプレスやフェアフィールと違って朝食はプラチナ会員でも有償80リラ(1,600円)…と思いきや、プラチナ特典で100リラまでの飲食バウチャーが付いてきたので実質無料で頂くことができました。1滞在で100リラではなく、デイリーで100リラというのはホテルの価格を考えたらとんでもなく太っ腹なプラチナ特典でした。

ただ、レストラン自体も狭いですし、内容的にはフルサービスホテルのビュッフェには遠く及びません。

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ホットミールはこれだけ…。

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ホットミールがショボくてビックリしたが、やたらと美味いチーズとベーグルがホットミール不足の欠点をカバー。



パンとシリアルも充実。

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卵料理もお願いをすれば作ってもらえますし、ホットミールが少ないとはいえお腹いっぱいにカロリーチャージすることはできる内容です。

所感

ACホテル、上品なビジホって感じで好印象を受けました。
日本では手頃な価格帯の駅近欧米風ビジネスホテルみたいなコンセプトになるんすかね。ACホテル・バイ・マリオット東京銀座がコートヤード銀座あたりとどういった差別化を図ってくるか、ちょい楽しみっすね。

【AC Hotel Isutanbul Marriott Macka】

公式サイト:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/istac-ac-hotel-istanbul-macka/
所在地:Visnezade, Suleyman Seba Cd. No 75, 34357 Besiktas, Istanbul
電話:+90 212 327 28 28

サビハ・ギョクチェン国際空港からイスタンブール市内(ヨーロッパ大陸側)へ


エミFでドバイからイスタンブールへと飛んできたワイ、SAW⇒ISTの同日乗り継ぎを限られた時間内に卒なくこなせる自信が無かったので、この日はイスタンブールで1泊することに決めました。

イスタンブールにはヨーロッパ大陸側にある新しくて大きなイスタンブール国際空港(IST)とアジア大陸側にある古くて小さいサビハ・ギョクチェン国際空港(SAW)という2つの空港があり、今回は市内への移動が不便なSAWから市内への移動となります。

目指すはヨーロッパ大陸側のイスタンブール新市街地に位置するベシクタシュ。アジア大陸側にあるサビハ・ギョクチェン国際空港には電車は通っておらず、ヨーロッパ大陸側へ移動するにはバスまたはタクシーを利用することになります。

1. タクシー
市内との距離が40kmもあるので却下しましたが、運賃は約200~250リラ(≒4,000~5,000円)と意外に安かったみたいです。リラ安のお陰で邦貨換算した際に安く感じられるだけでしょうが。

2. 路線バス(E-10、E11)
ボスポラス海峡のアジア側の岸にあるカドゥキョイまで約50分、5リラ
⇒フェリーに乗り換え

3. 空港バス(Havatas)
カドゥキョイまで約40分、10リラ
⇒フェリーに乗り換え
or
新市街地のタクシムまで約1時間、17.5リラ

タクシムまで出てトラムかメトロに乗り換える手もあったけど、タクシム周辺は渋滞が醜いらしいので、今回はアジア側の最西端にあるカドゥキョイで降りフェリーでベシクタシュへと移動することに。

【Havatas時刻表】
人が集まらないと出発しないといった新興国パターンではなく、きちんと出発時刻が定められたまっとうなエアポートバスのようです。

タイムテーブルがサビハ・ギョクチェン国際空港のホームページに掲載されていたので貼っておきます。
出典:https://www.sabihagokcen.aero/passengers-and-visitors/transport-and-parking/transportation/havabus-en

【Havatas乗り場】

Havatasの乗り場は、空港の到着ロビーを出て正面にある道路を渡った先の駐車場脇。普通の路線バスのターミナルとごっちゃになってますが、車体に大きくHAVABUSと書いてあるので乗り間違えることはないかと思います。


乗車料金は10リラで、座席に着いてから係員が集金にやってくる仕組み。現金でしか支払えませんので、両替するかATMで引き落とすかでトルコリラを調達しておく必要があります。


バスは普通に広くて快適ですが、乗客は僅か5人のみという悲しい状況。治安上の懸念が高まっていることからイスタンブールを訪れる観光客が減ってるんですかね。トルコリラが安くて寧ろトルコ旅行の魅力が高まってると思うのですが。


2008年に1リラ94円だったのが、今や19円っすからね。トルコリラ預金の金利すばらしい!トルコリラ預金こそが最強の錬金術や!とか金利が高い背景も知らずにリラを大絶賛してた謎の勢力の皆様方が今でも息してらっしゃるのか心配ですが。さいあくの場合は円に戻さずトルコで生活を営むくらいの覚悟でリラったのでしょうが。

エアポートバスの運賃の10リラも、今のレートだと僅か200円。イスタンブールでは何をしてもお得感があります。

バスは安定の定時発着でトルコの印象が更にアップ。ただ、市街地に入る手前で大渋滞に遭ってしまい、普通であれば40分かかるところ、1時間20分もかかってしまったのは想定外。SAWには電車が通ってなく移動時間が読めないので、SAW⇔IST間の当日乗り継ぎはできるだけ避けたいところです。

ちな、INRIXという調査会社の発表で、2018年の世界で最も渋滞のひどい都市ランキングに於いてイスタンブールが2位にランクインしてました。


対象が38ヵ国限定でアジアが漏れ漏れなので凄く微妙なデータですけど。アジアの強烈な渋滞で日々揉まれるワイには40kmで1時間20分とか楽勝っすわ。


ということで、渋滞に巻き込まれながらもアジア大陸の終点、カドゥキョイ着。バスを降りるなりケバブスタンドなどのアジアの香りムンムンの活気のある露店が並んでいて、やっとイスタンブールに着いたんだと感じられます。東京で食べたら600円ほどのボリュームのケバブが150円で食べれるとか、どんな天国ですかイスタンブール!


ケバブスタンドの裏にはアジア大陸とヨーロッパ大陸とを分かつボスポラス海峡が広がっていて、アジアの最果てまでやってきた感がこみ上げてきます。ここからフェリーに乗って対岸に渡ればもうそこはヨーロッパ!

フェリー カドゥキョイ⇒ベシクタシュ


カドゥキョイ港(Kadikoy)からベシクタシュ港(Besiktas)へのフェリーは30分おきに運行で、所要約30分。5リラ(イスタンブールカード利用で3リラ)というローカル価格でボスポラス海峡クルーズを楽しめます。


ベシクタシュ以外にもいくつかの行先のフェリーが出ているようで、運行会社が異なるからか乗り場が一々分かれてるので要注意。

乗車券は多言語対応型の自動発券機で購入する形で、「1回券」と、「イスタンブールカード(いわゆるスイカのようなチャージ可能な交通系ICカード)」という2つの選択肢があります。戦術の通り、前者だと5リラ、後者だと3リラで乗車可能。
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20リラ札を突っ込んだらゲーセンのコイン落としゲームの勢いでお釣りの硬貨が落ちてきてドン引き。

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コインを回収し終えたところでタイミング良く出航の時間となり、サラリーマンや学生の方々と一緒にアジアからヨーロッパ大陸へとボスポラス海峡を渡ります。通勤・通学の度に大陸間を移動するとかダイナミック過ぎだろイスタンブール民。


ヨーロッパ大陸が見えて感無量…とはならず、ひたすら寒さに耐えるという罰ゲームのような30分でした。


ひだり みぎ
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ヨーロッパの玄関口にふさわしいお洒落な町ベシクタシュ。


お洒落な街並みの中にサラっと昇竜拳専用みたいなパンチングマシンが置かれててクソワロw しょ~りゅ~!しょ~りゅ~!しょ~りゅ~!と昇竜拳を連発するドラゴンダンスはゲーム内に於いては効果的でしたが、現実世界で繰り出すのはいくら練習してもちょい難しいっすよ…

【サビハ・ギョクチェン国際食う子⇒イスタンブール新市街地への移動のまとめ】
空港バス(Havatas)でサビハ・ギョクチェン国際空港⇒カドゥキョイ
約40分、10リラ

フェリーでカドゥキョイ⇒ベシクタシュ
約30分、5リラ

結論、渋滞は怖いですが、エアポートバスもフェリーも頻繁に運行してますし、バス⇒フェリーの接続も面倒なレベルではないので、サビハ・ギョクチェンからイスタンブール市内への移動は言うほど大変ではなかったです。

搭乗記 エミレーツ航空B777-300ER ファーストクラス ドバイ⇒イスタンブール


この日はドバイからエミレーツ航空のフライトでイスタンブールへ。

残念ながらイスタンブール新空港(IST)・アタトゥルク空港(ISL)行き機材にはファーストクラスが設定されていなかったので、イスタンブールのアジア大陸側の旧市街地にあるサビハギョクチェン空港(SAW)へと飛ぶことに。次のイスタンブール⇒バクーのフライトはヨーロッパ大陸側のISTから出るのに…
SAW⇒IST乗り継ぎの絶望感たるや、上海の浦東⇔虹橋のそれをも上回るので、今回は流石にイスタンブールで一泊することにしました。


中東のドバイからヨーロッパへの玄関口・イスタンブールへは1845マイル、約5時間のフライト。F付き主要機材をイスタンブールのメイン空港であるIST/ISLではなく小さくしょぼいSAWへ回すということは、IST便よりもSAW便の方がF需要が高いということなんすかね。それか、エコ需要が強いが為に、Y席を多く詰め込めるF付き機材にしたのか。

イメージ的には、ISTが羽田や虹橋で、SAWが成田や浦東枠みたいな?
因みに、エミレーツはSAWにはデイリーでフライトを飛ばしていますが、この日のSAW便は大型機材を飛ばす必要が感じられないほどガラガラでした。
サビハギョクチェン空港を羽田や虹橋と同列で比較するのは羽田と虹橋に失礼か。格的には茨城空港や南通空港くらい?

機材は長距離機フライト用のB777-300ER。沖止めスポットへとバスで移動します。


豪華なファーストクラス専用車での移動なら沖止めも悪くないっすね。流石はエミレーツです。

ちな、エミレーツのB773ERは新型と従来型の2種類が同時に運用されてて、当然ながら機内での快適度合いは新型が上。オイルマネーに物を言わせて最新機材を投入するだけでなく、バンバンと革新的なアイディアを具現化していくエミレーツは本当凄いっす。
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メルセデス・ベンツSクラスのデザイン哲学にインスピレーションを受けデザインされたというB777-300ERの新型ファーストクラス“Game Changer”が来ないかなーなんて淡い期待を抱いてましたが、こんなマイナー路線に花形機材があてがわれる訳もなく。旧型機材へと乗り込みます。


B777のファーストクラスは1-2-1が2列の計8席と、14席のファーストクラスシートが積まれるA380に比べてより濃密なサービスが期待できるかもしれません。

エミレーツ航空A380のファーストクラスの搭乗記はこちら。



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シートは香港⇒ドバイと同じく1A。今回はワイ以外に若い女性がもう1人いるだけで、乗客2人に対して2人のCAさんが付きっきりというマンツーマンの専属対応となりました。

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A380とシートデザインのコンセプトは同じですが、2階部分に詰め込まれたA380よりはキャビンが全体的のスペースにゆとりがある印象を受けます。


コーランの視聴もばっちり。

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美味しくないスナック盛りや、美容意識ゼロのおっさんには使い道のないコスメもA380の物とほぼほぼ同じ。B777とA380との最大の違いはバーラウンジとシャワーが無いことでしょうか。
5時間もフライトではシャワーも浴びないし、ファーストクラスならオンデマンドで飲みたいドリンクをいつでもお願いできるので、バーとシャワーが無くても特に問題はありません。


テイクオフの時の振動や騒音レベルはA380の方が小さくて、乗り心地という点ではやっぱりA380に軍配が上がりますでしょうか。

ただ、静粛性が劣る分、二重窓のA380と比べると外の景色は撮りやすいっすね。A380は二重窓の上に内窓から外窓までの幅が大きくて、窓の外の写真は非常に撮りずらいので。

さらばパーム・ジュメイラ。やっぱり旅行者とすれば景色の写真を撮りやすいにこしたことないっす。

あわよくばバグダッドの様子も上空から激写したかったけど寝落ち。

まぁ無事に高射砲を喰らわずイラク領空を通過できたから良しとする。


ワイの為だけにボトルを開けてしまって大変申し訳ないが、無事を祝ってテセロンlot29で乾杯。肴はトラディショナルアラビアンアペタイザー3種盛り。


続いて冬眠明けのクマがごとくオーシャントラウトをペロッと平らげ…


間髪入れずにナイルパーチの直火焼きを飲み込むように一瞬で完食。

美味い美味くないは別にして、5時間程度のフライトなのに食のオプションがやたらと多いのは相変わらず凄いっすね。
アペタイザー:
キャビア盛り
ビーフコンソメ
トマトスープ
トラディショナルアラビアンメッゼ
オーシャントラウト
ビーフカルパッチョ
季節のサラダ

メイン:
ドルマ(ラム肉のロールキャベツ)
アラビアンスタイルキャセロール
ナイルパーチ直火焼き
リコッタチーズとマッシュルームのラビオリ
ローストサーモン


チーズボードも6種類w 座席数はA380より少ないですが、メニューの充実ぶりは変わりませんでした。


選りすぐりのチーズをつまみに、ボトルを開けた責任を取るべくぐびぐび行っちゃいます。料理は地上で食べた方が断然美味しいけど、コニャックとチーズのセレクションは素晴らしかったっす。


コニャックを飲みながらエキゾチックなイラン映画を見てるとあっという間にびっしりと小さな家屋が詰め込まれたイスタンブールの旧市街地へのアプローチが始まりました。良い時間というのは早く過ぎさってしまうものですね。


新しく開港したイスタンブール国際空港とは違って小さくショボいサビハ・ギョクチェン国際空港着。いやー、やっぱりエミFの酒とチーズは良いっすね。