バス(ミニバン)でジョージアのトビリシからアルメニアのエレバンへ移動する

ジョージアに着くなりジプシーの強盗団に襲われてしまうという不幸に見舞われたこともあり、トビリシ滞在を1泊で切り上げアルメニアのエレバンへと移動することに。悪いことの後に良いことの倍返しが待ってますように…

トビリシ→エレバン 列車 or バス

トビリシからエレバンへの陸路移動は国際列車かバスの2択。
列車は冬のオフシーズンだと隔日20:20発の夜行列車のみなので、一刻も早くジョージアから脱出したい自分は午前中発のバスで移動することに。

バスの乗車券をオンライン発券

ひだり みぎ
バスの乗車券はhttps://biletebi.geというウェブサイトで事前購入可能で、座席指定もできちゃいます。運賃はセントラルステーションからの出発の場合は30ラリ(≒1,100円)で、エレバンへの所要時間は6-7時間。

ホテルのコンシェルジュが教えてくれたんだから、間違いのないウェブサイトなんでしょう。そう信じてオンラインで出発前夜のうちに発券を済ませておきました。


トビリシからアルメニアの首都エレバンまでは、直線距離だとたかだか170km、走行距離にしても300km程度の距離なんですけど、3,000m級の山越えがあったりと過酷なルートを走ることになるので時間がかかる。直線では時速100kmで走っちゃうようなジョージアの爆走ドライバーの荒々しい運転をもってしても、最低6時間はかかるようです。

中央バスターミナル

エレバン行きバスの乗り場はトビリシ鉄道駅西口のバスターミナルオルタチャラ・バスターミナル(通称・中央バスターミナル)の2カ所。宿泊先からのアクセスを考え、自分は後者を選択しました。

07:40、旧ソ感たっぷりの中央バスターミナル着。中央バスターミナルという割には思いのほか小さなターミナルです。

TBILISIと書かれたバスの窓口でオンライン発券時に入手したバウチャーを提示。すると、中にいたやる気のない係員から思いもしない返事が返ってきた。

08:00発のバスは10分前に出発しました

???
あれ、ここだけ
時空が歪んでるのかな?08:00発の乗車券を買ってたのに置いてけぼりですか?って気になる点を突っ込んでみると、あくびしながら「おー、Youリラ~ックス」みたいな緩~い返事が返ってきたw

You、次のバスに乗りなさいな!ってことでターミナル内にいた次発のバスへと案内されると、バスではなくミニバンが待ってました。7時間もかかるのにマルシュルートカw しかも隣人ガチャでもハズレを引いちゃって、相撲レスラーみたいな恰幅の良い中年男性が乗り込んできました。
ひだり みぎ
出発時刻もぐちゃぐちゃだわ、予約の際のシートマップも適当だわ、biletebi.geの情報は全くもってあてにならないことが分かりました。

ジョージア出国

結局、バスは集客を終えた09:30にトビリシのセントラルバスターミナルを出発。後れを取り戻すかのように爆走し、1時間半ほどでジョージア側の国境へと到着しました。

ここで乗客全員が出国手続きの為にバスを降りてイミグレの建物へ。乗客の中では唯一の非現地人っぽかったので、出国手続きに時間がかかって皆を待たせることになったらどうしよう!そういう心配をしてた自分がアホに思えるほど、質問や荷物検査も無くあっさり出国完了。イミグレ担当者が電話しながら出国スタンプ押すくらいの緩~い雰囲気でしたからねw 電話で談笑の最中に出国手続きをお願いするのも悪いと思って、パスポート渡す時Sorry to disturb youって言いましたもんw そしたらウインク返されたw

建物を出た先で再びミニバンへと乗り込んでアルメニア側の入国検査場へと移動します。

アルメニア入国


年甲斐もなくセクシーな白衣を着てキメキメ化粧をした妖怪BBAがビザ代払え的なことを言って迫ってくるシーンがありましたが、懸念していたアゼルバイジャン絡みの質問も無く、ここでもあっさりと入国できました。


ひだり みぎ
無事にアルメニアに入国できましたが、こっからが長い。山あり谷あり雪景色ありの道を走り、石丸謙二郎気分で車窓からの景色を楽しめます。こういった田舎町の風景を堪能できるのも陸路国境超えの醍醐味ですよね。

ひだり みぎ
トビリシからエレバンまで走行距離にすると300Kmですが、3,000m超級の冠雪の山越えもあったりするので時間がかかります。雲の中のヘアピンカーブとかどんな上級者コースだよ!みたいな道を走るんで。


山を越えたあたりから皆さん続々と途中下車されていって、気づけばワイ一人。前方にエレバンの町が見えてきた時はホッとしましたね~。

エレバン(キリキアバスターミナル)到着


ひだり みぎ
朝の9時半にトビリシを発ち、エレバンのキリキアバスターミナル(Kilikia Bus Terminal)に到着したのは16時過ぎ。

ここからエレバン市内の中心地へは2-3km程。

路線バスも走ってるみたいだけど、土地勘を付けるためにも歩いてゆっくりと宿泊先を目指します。特に急ぐ理由も無いですし。

ジョージアの首都トビリシでジプシー団による強盗被害に遭う

ジョージアの首都トビリシでの悲しい経験について。こんな被害に遭ってしまって恥ずかしいし情けない限りですが、注意喚起の為に書き残しておきます。

ええ、ジプシー(定住地を持たず、どこの国にも属さない放浪者)集団に背後から襲撃されて、財布を奪われた件です。
ひだり みぎ
トビリシ随一の観光名所であるグルジア正教の旧総本山・シオニ大聖堂を出て直ぐ、携帯でグーグルマップを確認しようと立ち止まったところ、いきなり背後から腕やら脚やらを抑え込まれまして。観光地ド真ん中での白昼堂々の犯行に、一瞬何が起こったのか分かりませんでした。

何?何?何?と思ってパニくりながらも必死に抵抗して強盗団を自分の身から引き剥がす。あまりに一瞬の出来事で本当に何が起きたのか分からなかったし、その時点ではスられた認識も無かったです。今思い返せば、観光地ド真ん中だったので油断したのと、まさか自分が強盗被害に遭うはずがないという根拠の無い過信が強盗団に付け入られる隙を生んでしまったのかもしれません。

ようやく不良集団を追い払ってから我に返って身の回り品を確認すると、首掛けバッグに入れた財布が見事にすられてました。 首掛けバッグの上にジャケットを着てたんですが、携帯を取り出す時にジャケットのジッパーを下ろしたままにしてたのかもしれません。

イメージこんな感じ。いくら腕力の弱い未成年が相手とはいえ、無防備の状態で5人もの人に背後からアタックされたら、千手観音でもない限り防ぎきるのはムリゲーっす。相手は手が10本あるわけですから。携帯の画面に意識を集中してしまい、背後からの接近を許した時点で自分の負けでした。

リスク管理的にはここで諦めて損切りした方が良かったのかもしれませんが、クレカだけは絶対に取り返したかったので、執念で奴らを30分ほど追跡。でも、1対5だと捕まえきれないので、通りすがりの人達に助けを求めながら。

20-30人くらいには助太刀を頼んだと思うのですが、皆さん揃いも揃ってガン無視で、素敵な見て見ぬふり芸を披露してくださいました。白昼堂々背後から襲われたのも衝撃でしたが、誰一人として手を貸してくれないのにはもっと驚きましたw

のちにホテルのスタッフにこの話をしたら、ジプシーの少年少女による窃盗や強盗は決して物珍しい事件でもないし、通行人もわざわざ自分からトラブルに巻き込まれるようなことはしないと思いますと言い放たれました。事なかれ主義。まぁ確かに見ず知らずの外国人を助ける義理は無いですし、犯罪に巻き込まれるリスクを取ってまで人助けする人の方が珍しいですよね。

結局、付近をパトロールしてた警察が奴ら5人のうち3人を取り押さえてくれ、パトカー2台に分かれて警察署に行くことに。自分の不注意により、警察の方々まで巻き込んでしまって申し訳ない限りです。

しかし、実行犯は未成年ということで、せっかく取り押さえたのに法的に裁かれることはないままリリース。なんなら色々と調書を求められたりと拘束され続けた私より早く解放されてましたからね。ジョージア正教会の神が代わりに奴らと奴らの親玉に天罰を与えてくれると信じることにしますw

ジプシーの子供強盗団によるスリ被害は増加傾向にあるけれど、警察としては子供を取り押さえても法的には何ら対処のしようがない、ジョージア警察が決して無能というわけではないという点を強く強調されました。あいつら仮に捕まっても失うもののない無敵の人ですからね。こういった無敵の子供隊を裏で操っているのはジョージア国外に拠点を置く国際的巨大闇組織らしく、ジョージア警察としても手が打てずに困っているのだそう。

結局、一番年長の赤服女が下着の中に隠していたというくしゃくしゃになったUS$紙幣数枚とクレジットカード2枚は返ってきましたが、殆どのお金は逃げ遂せた2人が持っていったのであろうということで回収できませんでした。

一応、この件は外務省にも被害届を提出。すると、やはり同様の被害に遭われた方も多数いらっしゃるとのことでした。
参考までに、外務省の情報も載せておきます。
http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbcrimesituation_200.html

近年,各国からの観光客増加を目指す政府方針の下,ジョージア内務省は国内の安全対策に力を入れており,首都トビリシ市内では多くの警察官がパトカーや徒歩で巡回していますが,2018年の登録犯罪件数は,ジョージア内務省が公表した犯罪統計によると,2017年と比較して増加傾向にあり,必ずしも安全とは言い切れませんので,適切な防犯対策を講じる必要があります。

1.邦人の犯罪被害
トビリシでは,以前に比べ治安状況は改善していますが,依然として外国人をねらったひったくり,置き引き等の窃盗事件や暴行事件も発生しています。場所によっては,複数の子供がグループで観光客を狙うケースも見られます。夜間のみならず,ひと気のない場所を一人で歩く際には,十分な注意が必要です。日本人被害の事例として,これまで以下の事件の発生が報告されています。

●旧市街を歩いていたところ,背後から複数の子供の物乞いに襲われ,財布を奪取される。
●大通りのベンチに座っていたところ,複数の物乞いが近寄ってきて,財布を取られそうになる。
●脱衣したジャケットから旅券を盗まれる。
●路上で親しくなった現地人と飲酒したところ,意識を失い現金等を強取される(睡眠強盗)。
●駅や路上でスリ・ひったくり被害にあう。
●外国人が多く行く店の周辺や繁華街で子供を含む数人から金銭を強要される。
●路上で親しくなった男に観光案内すると誘われ,夕暮れになったところでひと気のない路地裏に連れて行かれ,頭部を石で殴打され,軽傷を負った上,金品を強奪されそうになる。
●公衆浴場で入浴中,衣類から財布等を盗まれる。
●親しげに声をかけてきた若い男に,暗がりに連れ込まれ,いきなり顔面を殴られ,刃物で刺すなどされ,所持品を強奪される。

トビリシ市内で人が多く集まる場所では,スリや置き引き等に気を付ける必要があります。市内の主な繁華街は,ショタ・ルスタベリ(Shota Rustaveli)通り,アフヴレディアニ(Akhvlediani)通り,トビリシ中央駅前のピロスマニ(Pirosmani)通り,メテヒ教会付近のゴルガサリ(Gorgasali)広場付近,バケ(Vake)地区,チャフチャバゼ(Chavchavadze)通り,ベラ(Vera)地区,サブルタロ(Saburtalo)地区,ディドゥベ(Didube)地区等です。

こうしてみると、金銭的被害だけで済んで良かったと思うべきですかね。頭部を石で殴打とか、刃物で刺すとか物騒でなことこの上ない。

自分がたまたま被害に遭ったからといってトビリシ=治安が悪いと一方的に主張するつもりはありませんが、少なくともネット上に氾濫してるジョージア安全神話を鵜呑みにして安心するのは危険かと。凶悪犯罪が比較的少なく相対的には安全な国の部類には入るのでしょうが、少なくとも観光客の財布を狙う不良集団は存在しているわけなんで、一人で外を歩く際は観光地であっても警戒モードでいた方が良いかと思います。お気をつけくださいませ。

宿泊記 コートヤードバイマリオット トビリシ(Courtyard by Marriott Tbilisi)

トビリシでの宿も、マリオット系のコートヤードバイマリオット トビリシ(Courtyard by Marriott Tbilisi)。

バクーでは20:00in-20:00outのyour24を申請しましたが、ここでは10:00in-10:00outでyour24の権利を行使。トビリシに着くなり真っ先にホテルへと向かいました。せっかくのアンバサダーステータス、思いっきり特典を使い倒させて頂いてます。


町のシンボルである自由広場に面して建っていて、立地は抜群。地下鉄の駅も近いですし観光の拠点とするには申し分のないホテルです。


トビリシって地味にカテゴリー2から5までマリオット系列のホテルが揃ってるんですよね。ブランドもヒップなバジェット系のモクシーから正統派のマリオットまで、良い感じのバラエティですし。ただ、観光の拠点として利用するのであれば、この中でもコートヤードが一番でしょう。とにかく立地が良すぎます。


コートヤードは中流ブランドなので決して豪華ではないですが、マリオットの名を冠するホテルとしての最低限の上質さは担保されています。

フロントではアニメを見て日本語を勉強しているというジョージア美女が1名で対応してくださいました。
夕方まで待てばジュニアスイートにアップグレードできますが、如何致しますか?とのオファーも頂きましたが、夜行列車で移動したばかりで観光前にシャワーを浴びたかったので、レギュラータイプの部屋に通してもらうことに。コートヤードのジュニアスイートなんて、失礼ながらデラックスに毛が生えた程度でしょうし…

部屋:リバティースクエアビュー


どうせ観光で出ずっぱりで、ホテルでは寝るだけみたいな泊まり方ですしね。普通のデラックスルームでも十分っす。


窓を開けてみると、びっくり。レギュラータイプの部屋とはいえ、少しレートの高い自由広場側の部屋にアップグレードして頂いてたみたいです。敵対心剥き出しでロシアともバチバチにやりあってるジョージアですが、この景色だけ見るとロシアの辺縁部感が強いっすね。



タオルマットやごみ箱の置き方がちょっと雑w



シャワーを浴び終わると、ちょうど良いタイミングでウェルカムアメニティのフルーツ盛りとグルジアワインが運ばれてきました。ワインはフルボトルですし、フルーツ盛りもディナー代わりになりそうなボリュームですw

朝食


朝食はロビーフロアのBrasserie Freedom Restaurant and Barで。通常はUS$16⁺⁺ですが、クラブラウンジが無い代わりのオファーとしてプラチナ会員以上は無料にして頂けます。


ホットミールはしょっぼい内容ですが、ワイン発祥の地を主張する国だけあって朝から白ワインが置かれてますw コートヤードクラスで朝食会場にワインが置かれてるのは初めて見ました。


家庭的なおばさんが作ってくれた温かみあるオムレツだけ頂き、早々にトビリシを離れることに。トビリシでは人生初の強盗被害に遭うなど、散々な思いをさせられましたからね…。

【コートヤードバイマリオット トビリシ(Courtyard by Marriott Tbilisi)】

所在地:4 Freedom Square, Tbilisi 0105
公式サイト:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/tbscy-courtyard-tbilisi/
電話:+995 32 277 91 00

アゼルバイジャン鉄道の寝台列車で国境越え バクーからジョージアのトビリシへ

うっす。

この日は、アゼルバイジャンのバクーからジョージアのトビリシへの移動日。アゼルバイジャンでの滞在の最後の最後まで食って飲んでと胃袋を鍛え、列車に乗って寝て翌朝起きたらもうジョージアですからね。寝台夜行列車での移動は最高っす。

直線距離だとたかだか450km程の距離だけど、列車が遅いのか出入国の手続きに時間がかかるのか所要12時間の鉄路の旅。アゼルバイジャン鉄道の鈍行国際寝台列車でノロノロとコーカサスの大地を移動します。

運行頻度:1日1便
出発時刻:20:40
到着時刻:翌08:50
所要時間:約12時間

東京-金沢間の450kmは北陸新幹線で2時間半っすからね…


バクーからトビリシまでの国際列車が出るのは、地下鉄28Mayメ駅直結のセントラルステーション。セントラルステーションというだけあって、大きめのショッピングセンターやらなんやらが揃う新市街の中心にあります。

乗車券の購入


駅舎に入り、先ず向かうべきは一階の発券カウンター。発券機で整理券を取り、電光掲示板に自分の番号が表示されてから窓口へと向かい購入手続きを済ませます。支払いにはクレジットカードも使えました。

係員との英語でのやりとりに不安を覚える方は、アゼルバイジャン鉄道の公式サイトアゼルバイジャン鉄道の公式サイトで事前予約していけば間違いないでしょう。席を取りっぱぐれることもないし、座席まで指定できるので楽だし安心です。購入後にメールで送られてくるバウチャーを出発1時間前までに駅のカウンターに出向いて搭乗券に引き換えるだけなので、英語に自信の無い方やコミュ障の方でも大丈夫かとw


ちな、アゼルバイジャン鉄道のクラス割りと運賃設定はこんな感じ。

1等:59.65マナト(≒3,700円)、ツインベッドの個室型
2等:35.07マナト(≒2,200円)、2段ベッド2台の4人部屋タイプのコンパートメント
3等:23.83マナト(≒1,500円)、2段ベッドが並ぶ開放型コンパートメント

クラス間の値差が小さかったので、今回は奮発して1等席で発券してみました。ファーストクラス、何度でも口ずさみたい良い響きの単語ですよねw

乗車


駅の2階は待合室とプラットフォームになっていて、出発時刻までここでぶらぶらと時間をつぶします。もちろん冷暖房完備だし、充電場所や無料wi-fiもあって旅行者フレンドリーでした。


時刻表を見てみると、週一の運行ながらモスクワやキエフとも繋がってるんすね。キエフまで59時間とか痔になりそうですがw


プラットフォームへは出発時刻40分前から入ることができました。おっ、シュタッドラーの新しい車輛やん!と思いきや、バクー行きは端っこの1番線にポツンと追いやられた旧ソ時代のノスタルジックなVL10になるんですと。


深緑と淡いクリーム色が渋いノスタルジックな客車にテンションが高まります。


哀愁のアゼルバイジャン鉄道。各車両で腕組んで仁王立ちしている係員も見事に皆様ロシア系の巨漢なオバさんで、ハード・ソフト共にオーセンティックソビエトワールドな雰囲気を楽しめます。ハラショー!ハラショー!


トイレもまぁ清潔。エミFに勝るとも劣らないアゼルバイジャン鉄道豪華ファーストクラス寝台席での贅の限りを尽くした移動になりそうです。


座席は個室のツインベッドタイプ。寝具はあらかじめ備わっていました。

ひだり みぎ
きちんとクリーニングされていて清潔ですし、今回は閑散期ということもあり個室を独り占め。エミFのような煌びやかさは無いですが、普通に快適そのものです。


ベッドの下に収納スペースもあったり、セキュリティも万全。流石にこの中に貴重品ぶっこんで寝れば、盗難に遭うことはないでしょう。

20:50 バクー出発


バクーの出発は定刻通りの20:50シャープ。アゼルバイジャン側の国境到着は翌朝05:30の予定なので、それまでぐっすりと眠れます。

05:10 アゼルバイジャン出国


05:10、アゼルバイジャン側の国境駅となるBoyuk Kasikで停車。出国手続きじゃー!ということで、社会主義時代の雰囲気たっぷりの軍帽と制服を身に纏った軍人が武骨なデザインのアタッシュケースを持って部屋に乗り込んできました。アタッシュケースにはパソコンやらカメラが備わっていて、軍人係官が慣れた手つきでパソコンのデータベース上に何やら情報をインプット。その後、備え付けのカメラで顔写真を撮影されて出国手続き完了という流れ。威厳たっぷりな強面な軍人でしたが、特に厳しい追及もなく、あっさりとしたものでした。

08:00 ジョージア入国

ジョージア側のイミグレ担当者の出社でも待っていたのか、その後、2時間強ほど停車してからジョージア側の国境駅であるGardabaniへ。
今度はフレンドリーなオッサンが「朝ですねー。ジョージアですよー。荷物は何もってますかー?何か悪いもの(Bad stuff)をお持ちですかー?」なんて軽いノリで部屋に入ってきた。
「所持しているのは衣類、書籍…」と馬鹿正直に一々申告してたたら「いや詳細とかいらないからw」みたいな感じで止められパスポート持ってかれましたw Are You Terrorist?と同じくらい間抜けな質問w

その後、ジョージア入国のスタンプが押されたパスポートが戻ってきて入国手続き完了。出入国審査の全てを係員が車内に乗り込んでやってくれるのですっごい楽でした。

ひだり みぎ
アゼルバイジャン鉄道のスタンプがセンス良い。


ひだり みぎ
こっからはあっという間。顔を洗って歯を磨いてと身支度をしているうちに、トビリシ駅到着に向け列車の速度が徐々に落ちていきました。前衛的なデザインの高層ビルが多く、少なくとも表向きだけは煌びやかバクーと比べると、なんとも廃れた雰囲気です…

09:10 トビリシ到着


定刻より20分遅れてトビリシ着。


どこか荒んだ雰囲気のトビリシ中央駅。メトロのStation Squareに接続してるので、トビリシ各所への移動も不便ありません。

ひだり みぎ
地下鉄駅にも子供の物乞いに服を引っ張られましたし、なんか雰囲気悪いなーと思ったら更なる衝撃が。ジョージアの地下鉄運転手はせっかちなのか、完全に停車する前からドアを開いて乗客を吐き出してましたw ロシアやタシケントのギロチンドアもやばかったですし、旧ソ連圏のメトロはどうしてこうもネタ満載なのかw

スケジュール纏め

20:50 アゼルバイジャン出発
05:10 アゼルバイジャン出国
08:00 ジョージア入国
09:10 トビリシ到着

市内⇔空港間の移動や飛行機の待ち時間なんかを考えたら、バクー⇒トビリシの移動は寝台列車が便利かと。宿代も浮いてコスパも良いですし。