宿泊記 アロフト東莞ダイナミックタウン Aloft Dongguan Dynamic Town【東莞じゃない】

昨日はホテル名に「深セン」とあるのに東莞との市境にあって不便極まりないコートヤード深セン宝安をご紹介しましたが、今度はその逆パターン。ホテル名に東莞とあるのに深センにほど近い辺鄙なところにあるホテルをご紹介します。

その名もアロフト東莞ダイナミックタウン(東莞活力城雅楽軒酒店/Aloft Dongguan Dynamic Town)。マリオットリワードカテゴリーは最低ランクの1で、一泊7,500ポイントから泊まれるお手軽なホテルではあるんですがね。

目下、東莞には2か所のアロフトが営業中。もう一か所のアロフト東莞松山湖も不便な場所にあるとはいえ、こちらはまだ東莞市内から移動できないこともないのでセーフ。一方で、このダイナミックタウンは立地がやばい。激しくやばい。

え!?ってなる。東莞と言えば深センの西北に位置しているというすっごくザックリとしたイメージを持っていた自分の既成概念が一気に崩壊。深センから見て東莞市街地とは真逆の東の方角に位置していて、これで東莞にあるとか紹介されている。こんなんモロに深センですやん。

もしかして中国については然程お詳しくないグーグル先生の得意のポカミスかと思い、念の為にお百度先生にもコンサルティング。グーグル先生は中国の地図に関してはあまり頼りにならないっすからね。

うーん、百度情報でもやっぱ間違いないみたい。でもホテル名は活力城じゃなくて、百度先生で見ると大運城邦雅楽軒酒店となっている。活力城ではなく大運城。即ちオリンピックタウン。これでピンと来たのだが、恐らく2011年に開かれた深センユニバーシアード大会のメイン会場の方であろう。


尚も百度先生に頼って調べてみると、東莞駅からは最短ルートでも72.9km離れているとの衝撃の事実が。同じ市内の移動なのに高速に乗らんといけないようだし、渋滞が無い時間帯に走っても1時間半弱かかる。これもう東莞じゃないっしょ。


もう少し調べてみると、以前にIHG修行で泊まった深セン市の外れにある龍崗のクラウンプラザと僅か5kmの距離であることが判明。それなのにクラウンプラザは深センで、アロフトは東莞ときた。


でも中国発のホテル予約サイトであるCtripでは思いっきり深セン大運城邦雅楽軒酒店と紹介されてるし…

もう訳分かんないが、とにかく行ってみようとタクシーに乗車。ホテル名だけを言っても100%通じないので、住所と地図を運転手に見せてから出発する。

GPSがあったので道中で特に迷うこともなくスムーズに移動し、益田暇日天地なるコンプレックスの前で降ろされた(この写真はアロフト内から撮影)。ホテルの前にはこの新天地モールとアパートが一体となった複合施設があるくらいで、ダイナミックと自ら名乗る割には全然ダイナミックな感じがしない。Dongguan Dynamic Cityとか、東莞のダウンタウンを連想させるようですっごいミスリーディングだわ。

ロビー

ひだり みぎ
ウッディフロアのロビー中央にポツンとある円形デスクのフロントにてチェックイン。アロフトなんで部屋のアップグレードがあるわけでもなく、プラチナ会員特典といえばウェルカムギフトとして朝食もしくはポイントを選択でき、16:00までレイトチェックアウトできるくらいのもの。一応数室はスイートルームもあるみたいなんだけど、残念ながらアロフトは規約的にはプラチナ会員といえどもアップグレード対象外のところが殆どです。



他のアロフトと同じくロビーフロアには24時間営業のRe: Fuelもあり、各種ドリンクや軽食が販売されている。

ひだり みぎ
XYZバーも夜には営業する。

それにしても…この日は他の宿泊客を一切見かけることもなかったのだが、一体どのような客層に利用されているのだろうか。2016年開業なのでユニバーシアード特需を見込んで建てられた訳でもないし。近くにクラウンプラザもあるくらいなのだから一定のホテル需要はあるのだろうが、この日は館内全体が恐ろしくガランと静まり返ってた。もしかしたらユニバーシアード会場でスポーツイベントがある際にだけ滅茶苦茶込み合う感じなのかな。

部屋:ブリージールーム

ひだり みぎ
部屋は可もなく不可もなく。全世界に展開する他の都市のアロフトと同じ仕様っす。

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部屋に入り5分、なんちゃらマネージャーから電話があり、今からウェルカムフルーツをお届けに上がりますと。ということでリンゴが三つやってきた。リンゴ三つってw マネージャーさんが凄く早口で難しい中国を喋るので電話で話した内容をあまり聞き取れなかったのだが、もしかしたらリンゴ狩りに行ってきたのでお裾分けします的な発言をしてたのかなw

ひだり みぎ
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水周りも他のアロフトと同じなので、あえてここでご紹介をさせて頂くようなこともない。

とりあえず参考までに他のアロフトの宿泊記を貼っておきます。





窓の外の景色くらいかな、他のアロフトとは異なるのは。こちらのアロフトからはワールドユニバーシアードニュータウンが見渡せる。北京五輪の会場地の一部は廃墟と化してしまったようだけど、こちらは選手村を一般市民向けアパートとして開放するなど、跡地もしっかり有効活用されているらしい。

さて、こんなところで飯をどうするか。適当に微信で検索してみると、1.2km先に吉野家を発見。

吉野家に救われ夕食難民にならずに済んだ。


うな重まであるし。


微信で注文すると22元も割引が効いて、牛丼大、白米小、キノコ丼と頼んでデリバリーチャージ込みで33元(≒530円)。店内で食べるより全然安く済んじゃうという。


ついでにセブンイレブンでビールも注文。

ひだり みぎ
40分後、注文の品が到着する。わざわざ東莞の僻地まで牛丼を食べるだけの為に来たと思うと若干悲しくなってくるが…年間100泊に向けて貴重な1泊分のクレジットを稼げたということでポジティブに考えるようにします。

朝食

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朝食はアロフトの割には意外と充実してた。比較対象が他のアロフトなので、すっごい期待をしていくとガッカリされてしまうかと思いますが。アロフトレベルで考えると悪くない内容でした。

所感

ロビーのスタッフは皆さんフレンドリーだし対応も丁寧で良い感じ。ただ、やっぱり場所が場所だけに使い勝手は宜しくないので、いくらカテゴリーが1だといっても修行の為に何度も訪問しようとは思わない。とりあえず、東莞のアロフトだ!と思って松山湖のアロフトとお間違えになることは無きよう、くれぐれもご注意くださいw

【アロフト東莞ダイナミックタウン(Aloft Dongguan Dynamic Town)】

住所:広東省東莞市風岡区大運城

【遠すぎ不便】コートヤード深セン宝安(深圳联投東方万怡酒店)宿泊記

久しぶりの深セン。この週末はどこに泊まってやろうかの…とホテルを検索してみると、マリオットの公式サイトで見覚えのないコートヤード深セン宝安(深圳联投東方万怡酒店・Courtyard By Marriott Shenzhen Baoan)なるホテルを発見。レビューが2件しかないので新しいホテルであろう。宝安にはもう一つCourtyard Shenzhen Northwestが新しく出来たし、同じく深センの南山区にも2018年12月にCourtyard Shenzhen Bayが開業予定。今まで深センのマリオットブランドは一泊1,000元超えのハイエンドブランドしかなかったのが、ここにきて急ピッチで中級ブランドのコートヤードを乱立し始めた。

これで2018年年末までに深セン市内のコートヤードは一気に3箇所に。その中でも一番早く2018年5月にオープンしたコートヤード深セン宝安に泊まろうとしてるわけなんだけど、その立地は3つのコートヤードの中でも一番奥の奥。深センの北西に位置する深セン空港よりも更に北の僻地に位置するようだ。自分が前日に泊まっていた深センの羅湖からだと若干遠いけど、ルームレートも手頃だったので遠足気分で泊まりにいってみることに…

しかし…実際は若干遠いどころかだいぶ遠かった。

最寄り駅は深センの果ての果て、東莞との市境に近い地下鉄11号線の松岡。しかも駅からも4kmも離れているし、駅とホテルとを結ぶシャトルバスの提供も無いという。辿り着くのも難易度が高そうなホテルである。

羅湖からの距離は60kmほど。地下鉄1号線⇒11号線と乗換えホテル最寄り駅まで1時間半以上かかる計算だ。
猿岩石も飛行機使ったんだし、自分もタクシーで楽しようかとも考えたけど。でもやっぱり急いでる訳でもないので、ちょっとした冒険感を味わう為にも地下鉄ですることに。
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日々進化する深セン、地下鉄がWe ChatのQRコードをかざすだけで乗れるようになっていたっす。車内も綺麗だったし、野人や盗賊みたいなのも出現しなかったので、全然冒険感がなかったっす。

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因みにQRコード決済は大活躍で、傘を借りれたり携帯も充電できたり、なんでも出来るしなんでも買える。ここ2年くらいのあいだに中国ではキャッシュレス化が急速に進んでいて、今回の2週間の滞在期間中に一度も現金を使わずに済んだくらい。いや、ほんとっすよ。2週間、1度も現金を使う機会が無かった。


地下鉄の駅を出ると、バイタクのオッサン集団の集中砲撃を一身に受ける。こいつらへの支払いも勿論Wechat Payだし、代わりに配車サービスを使ったとしても、支払いはWechat Pay。



地下鉄の駅からバイタクで揺られること15分。「ここだぜ朋友」と降ろされた目の前はガラス張りの超高層ビル。ここ1,000元弱くらいするんだろ?と羨望の眼差しで見つめてくる運ちゃんに聞かれたが、実際は税金・サービス料込みでも600元弱とお手頃価格だった。深センの羅湖や福田あたりの最新高層ビルのホテルだとこの値段ではとてもじゃないけど泊まれない。

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ロビーもゴージャスで、ハード面だけで見ると、ここがJWマリオットと言われても疑わないレベル。ただ、やっぱりスタッフの対応は不慣れ極まりなく、私が外国人ということもあってかやたらと宿泊登録手続きに時間を要された。10分弱かかったんじゃないか。しかも、ラウンジサービスについても大変に不案内で、他のスタッフに一々確認しなければ回答できない散々の為体。いきなり素人を現場に放り出してゲストとのやりとりを一人でさせるとか、ちょっと無茶させすぎでしょう。

コンシェルジュもコンシェルジュで、チェックアウトの際にタクシーをお願いしたら、「この時間(出社ラッシュのピーク)だし、雨降ってるので無理。配車サービスを使って自分で呼んで下さい」と平気で言い放ってきやたりと、スタッフの対応やサービスには難がある。

プラチナ特典


・16:00までのレイトチェックアウト
・ウェルカムフルーツ
・部屋のアップグレード
・ラウンジアクセス
・ウェルカムギフト(スナック+ドリンクもしくは500ポイント)
日本のコートヤードはラウンジが無いホテル場合の方が多いが、中国のコートヤードはラウンジ付きのホテルが多く、ここ深セン宝安のコートヤードも嬉しいエグゼクティブラウンジ付き。

部屋:エグゼクティブルーム

デラックススイート・グランドデラックススイートといった部屋もあるけれど、今回のアップグレードは27階のコーナーエグゼクティブルーム泊まり。

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部屋のレイアウトは最安値部屋のデラックスと同じだけど、それでもやっぱりJWマリオット感がある。とても東京駅前のコートヤード東京ステーションと同じブランドとは思えんわ。

窓際のソファから外に目をやると、数キロ北に流れる川の向こうの長安まで見渡すことができる。宝安とはいえ、深セン空港より更に北の北。暇だったとはいえ随分と遠くまで来てしまったものだ。

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ベッドタウンの需要の高まりを受け、ガンガン攻めろよとばかりに無計画に開発されたのであろう大規模な高層マンションが立ち並ぶホテルの周囲。地下鉄11号線が2016年に開通してから市街地へのアクセスが改善されたというのに、あまり人の住む気配が無いマンションばかり。投機目的で購入して実際には住みつかない者ばかりだからということ?

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ミニバーと気合の入ったウェルカムフルーツ。プラム・イチゴ・アップル・オレンジ・グレープ・マンゴー・ドラゴンフルーツ・バナナと、ここまで揃ったウェルカムフルーツも珍しい。

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新しい木の香りがたっぷりのクローゼット。

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シャワールームもピッカピカっす。

エグゼクティブラウンジ

営業時間:06:00-00:00
オールデイリフレッシュメント:10:30-00:00
ハッピーアワー:17:30-21:30
オードブル:17:30-19:30
イブニングデザート:19:30-21:00

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28階のエグゼクティブラウンジもピカピカ。やはりまだまだホテルの存在が認知されていないからか、それとも場所が辺鄙すぎるからか、利用客は私以外に二組しかいなかった。


パソコン、プリンター等も完備。

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カクテルアワーのミール群。中国のホテルのラウンジ飯にしては野菜がシャキシャキしてて美味かった。

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ドリンク群。グラスを飲み干すと、ロボットと見間違える程に表情の無いスタッフがグラスを片付けにやってくる。会話をする様子もどこか機械的だったし、ここのスタッフはもしかしたら本当に人型ロボットだったのかもしれない。とにかく人間味を感じなかった。

朝食


朝食はロビーフロアのレストランで。


生絞りのフレッシュジュースも美味しいし、料理も及第点。これで138元なら安いものっす。ラウンジは気休め程度しかないので、朝食はロビーフロアのレストランで摂られる方が良いでしょう。

ジム

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一応あります程度のもの。

所感

ホテル名に「深セン」という文字が含まれていても、実際はほとんど東莞みたいな立地にあるので要注意。宝安とはいえ空港からも距離が離れている上に市街地とは反対側の方向にあるので、深セン着⇒翌日に深セン市街地へといった場合に泊まるにも便利が悪い。ホテル近くに目的が無いのであれば、「おっ、新しいホテルが出来てるやんけ」程度の軽いノリで行くようなホテルでもない。深セン北部や長安に仕事で用事がある方向けのホテルっす。

あとはあれだな。SPGの新規開業ホテルでオファーされるようなダブルポイント付きオープニングキャンペーンプランがマリオット系列ホテルでは一切オファーされていないのが残念。

【コートヤード深セン宝安(深圳联投東方万怡酒店、Courtyard by Marriott Shenzhen Baoan)】

住所:深セン宝安区松岗東方大道46号
マリオットリワードカテゴリー:2

クラウンプラザランドマーク深セン スパイア特典でクラブラウンジを利用

この日は久しぶりに深センの羅湖にあるクラウンプラザランドマーク深セン(Crowne Plaza Hotel and Suites Landmark Shenzhen/深セン富苑皇冠假日套房)に泊まることに。2018年は円班にマリオット/SPGに寄せ過ぎたこともあり、その反動で後半はIHG系列が多めの配分となってきた。マリオットの糞みたいな対応が続いていて嫌気がさしてきたというのもあるけれど。

クラウンプラザランドマーク深センの前回の宿泊記はこちら。


こちらの記事でご紹介差し上げました通り、中国のクラウンプラザではスパイア会員向けにラウンジアクセスを提供し始めたので、前回の滞在時には利用できなかったクラブラウンジを視察して参ります。

ということでホテルへ…。と、その前にショッピングモールに立ち寄ったら、お一人用無人カラオケボックスを発見。電話ボックスよりちょい大きいくらいの広さのブースの中に一通りの設備が揃っていて、ブースの一台一台が独立したカラオケボックスとして機能しているようだ。自分の歌声を録音してそのまま友人に送りつけたりSNSでシェアするといった機能なんかもある。

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こんなブースが5台連なっているのだが…音漏れこそしないものの、歌ってる姿が外から丸見えの仕様なんすね、これ。カラオケも「ところ変われば」というか。しかもデパートやらモールやら、やたらと人通りのある場所に設置されているので、日本の一人カラオケよりだいぶハードル高いぞ。


気になるお値段は1時間55元(≒820円)とそれなり。まさか日本発のカラオケがこんな形態で中国のお一人様ビジネスと結びつくとは。

IHGスパイア会員特典

話が思わぬ方向に逸れてしまったが、モールでちょこちょこっとしたスナックを調達してからホテルへと向かう。

こちらのホテルの良い所は、深セン龍岡のクラウンプラザと比べるとコスパは劣るものの、常時5,000ポイント付きプランがオファーされているところ。5,000ポイント付きの最安値部屋で税サ抜き1,000元程度というのが相場で、香港のホリデイインエクスプレスよりも高くはあるが、立地は良いし、部屋も広くてそれなりに豪華。ここで最安値部屋の予約でもラウンジが使えるようになるのであれば、利用価値は遥かに高まってくる。

うおっしゃ!来い、ラウンジアクセス!と念じながらチェックインをお願いすると、全く問題無くクラブフロアにアップグレード頂けた。中国のIHGマジナイス。普通にクラブルームに泊まろうと思うと最安値部屋から400元(≒6,500円)ほど追加しないといけないっすからね。

【主な特典】
・14:00までのレイトチェックアウト
・ウェルカムドリンクとウェルカムアメニティ
・1ランクのアップグレード
・クラブラウンジアクセス

アップグレードについては2ランクアップのスタジオルームへ。ラウンジアクセスについては案内書にちょこっとだけ言及があるものの、チェックイン時にその説明は一切なかった。ヘタするとラウンジを使えることを知らぬまま滞在を終えてしまう可哀想なスパイア会員様もでてきてしまうかもしれん。

部屋:スタジオルーム


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今回のエントリーでは部屋の紹介にフォーカスしてないので、ここでは思いっきり手抜きしてサクッと写真だけでご紹介。


ウェルカムフルーツとクッキー。


結構凝ったデザインの犬のぬいぐるみ。こいつはルームアメニティか?

クラブラウンジ カクテルアワー


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夜は上層階のクラブラウンジへ。ハードルの低いスパイア会員なんて腐るほどいると思うのに、ラウンジは一人占め状態。中華美人二名による付きっきりの濃厚サービスを味あわせて頂いた。

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ミールは美味しいとはいえんが、まぁ夕食代わりにはなると思う。

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ドリンクは豊富。とりあえずローエンド系の基本スピリッツは一通り揃っている。


ご丁寧にワインリストも置かれている。ラウンジスタッフはワインに関する知識が無いので、代わりにこれを各自読んどいてくれと。まぁ改まって紹介するような内容のラインアップでもないんですが、8種類も用意しているのはそれはそれで凄いこと。

クラブラウンジ 朝食

朝食もラウンジで。ほんとスパイア会員向けのラウンジサービスは助かるわ。ホテル修行・デブ活修行が捗るね。
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エッグタルトや手巻きなんかもあったり。

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牛たたきのサラダは美味かった。

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ホットミールもラウンジ飯にしては充実。もちろん洋食だけでなく、もちろん、蒸餃子、叉焼包、豆沙包、揚げパン、お粥、豆乳といった中華なラインナップも。カクテルアワーより気合入ってるわ、ミールに関しては。

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麺の種類も三種類から選べるし、エッグステーションのオムレツも中々。

所感

クラウンプラザというと中の下から中の上級ホテルという印象のホテルだけど、中国のクラウンプラザは中の上級寄りのホテルが多いので、ラウンジもそれなりに豪華なところが多い。ガンガン活用し過ぎて大阪のクラウンプラザのようにスパイア会員用のラウンジサービスが打ち切られるようなことがなければ良いが…

また、参考までにクラウンプラザ以外のスパイア特典も最後に書き残しておきます。
インターコンチネンタル:ウェルカムドリンク+フルーツ、120元分の飲食バウチャー
HUALUXE:ラウンジアクセス
インディゴ:ウェルカムドリンク+フルーツ、90元分の飲食バウチャー
ホリデイイン:ウェルカムドリンク+フルーツ、60元分の飲食バウチャー
ホリデイインエクスプレス:ウェルカムバッグ
2018年11月時点で陽江・海口・南昌・昆明・芜湖・厦門・張家口の8箇所にしか展開しかない希少種のホテルではあるが、HUALUXEでもラウンジアクセスが与えられる。

では。



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宿泊記 リッツカールトン深セン Ritz Carlton Shenzhen

この日の宿は銀河の彼方の深圳星河麗思卡爾頓(リッツカールトン深セン)。クラブラウンジのサービスが評判のホテルだが、今回はホテルご自慢のラウンジサービスを堪能できる程の滞在時間が確保できなそうだったため、ラウンジアクセス抜きでの予約。少しでも早くリッツスピリッツを味わいたいとホテルへと急ぐ。

ひだり みぎ
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丸の内もびっくりのオフィス街、ギンギラ銀に輝く雨中の深セン福田を歩く。深センと言えば少し前までは製造業とコピー品のイメージしかなかったが、今や紅いシリコンバレーと呼ばれる最先端テクノロジーの聖地へと変貌を遂げた。ワイなんかより若い世代が興したスタートアップが中心となって深センの発展を支えているのだから、これは素直に凄いと思う。


ただ、やっぱりこんなに発展した大都市でも中国は中国で、Four SeasonsがOur Seasonsになってたり。

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リッツカールトンも「The」のライトが落ちているが、この国ではそんな細かなことを気にしていては仕方がない。幾らこの街が成長を続けても、神は細部に宿るなんて言葉は絶対に浸透しないと思う。


さて、このリッツカールトン、ロビーは狭くて特別な高級感はないけれど、スタッフの対応はピカ一。足元が濡れたワイが来るのを見るなりドアマンがホテル内のバトラー的スタッフに連絡。直ぐにバトラーが「Welcome to Ritz Carlton!」とタオルを持って笑顔で駆けつけてきた。凄いなこの対応は。ホテルに入った時点では宿泊客とも判断できなかったかと思うのに、ここまでやるかと。


このままフロントまでエスコートされるも、フロントには順番待ちの列が。フロント周りにはシートスペースが無いので、もし宜しければとフロント正面のバーへと案内される。バースタッフには伝えておくので注文も不要、チェックインの列が捌けたらお呼びしますって。


フロント正面にあるバー・CURVへ。

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注文する必要は無いと言われたが、またフロントが空いたらこちらから伺いますと伝えてカクテルを一杯。オリジナルカクテルが98元⁺⁺~。

プラチナ特典

一杯やってからフロントにてチェックイン。先ほどのバトラーとのやり取りを見ていたのかバトラーから話が通されていたのか、チェックインをお願いするなり「先ほどは混雑してしまっており、お待たせしてしまうこととなり申し訳ございません」との一言が。ほんとしっかりしたホテルだわ。

ただ、マリオットの会員規約にある通り、プラチナ特典は残念ながら充実しているとは言い難い。
リッツカールトンでのプラチナプレミアアンバサダー会員の特典案内はこちら
・16:00までのレイトチェックアウト
・ウェルカムギフト(1,000ポイント)
・アップグレード(スイートを含む。但しラウンジアクセスは含まれず)
マリオットブランドの一つだけど、別格扱いなのでラウンジアクセスが付かない他、ウェルカムギフトで朝食を選ぶこともできない。それでいてウェルカムギフトのポイントはルネッサンスやシェラトンと同じ1,000ポイントっていのがまた面白い。別格じゃないんかいw

部屋カテゴリー

予約可能な部屋は全9タイプ。今回は最安値の部屋からアップグレード頂きプレミアルームにお通し頂けることに。
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フロントにエスコートされるまでのスタッフの対応が素晴らしかったので、次回は是非ともクラブフロアで予約したいと伝えたところ、このようなパッケージオファーをご案内頂いた。

Discover Art and Culture Promotion。ラウンジアクセス付きジュニアスイートでの滞在にArtron Art Centerでの英中ガイドサービスとArtron Art Centerでの500元分のバウチャーがパッケージになったプロモで、一泊2,488元⁺⁺。普通にジュニアスイートを予約するより安いじゃないっすかw

リッツカールト深センでは文化施設なんかとタイアップしたプロモを定期的に開催しているので、またお越しになる際には是非ご連絡下さい、と。うまいなー、営業。



スタイルとしては古臭いながらも、良い香りに包まれた館内。エレベーターの中でお会いしたスタッフもフレンドリーで、気持ち良く部屋へと向かうことができた。

部屋:プレミアルーム

フロアプランはこんな感じ。


入って正面のリビングスペース。セントレジス深センのように100階建ての高層ビルに入っているわけでもなく、最新のホテルという訳でもないけれど、独特の落ち着きが感じられる良質な部屋である。



低層フロアながら窓の外の景色が圧巻。直ぐ足元が交通量の多いオフィス街だけど、部屋の中の静けさはきちんと保たれている。

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ミニバー。ソフトドリンク48元~、ビールが58元~。クラブフロアではないので部屋のビールでも…と思ったけど無料のネスプレッソとウェルカムフルーツで済ますことに。


レベルの高いウェルカムフルーツで喉の渇きを癒す。イチゴとかバナナとかグレープとか、手を汚さず簡単に食べれる果物にはついつい手が伸びちゃいますw


チェアの正面にあるテレビの奥がベッドルーム。

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仕切りの両面にテレビ。サイドのミラー戸は開閉可能で、中にはバゲージラックが収納されていた。


ツインベッドの寝心地は極々一般的。もう少し包まれる感じが欲しかったかな。枕もマットも少しへたりが来てしまってる印象を受けた。

ひだり みぎ
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バスルームは広々としているし、バスタブのサイズや水温・水圧も合格点。もちろんAspreyのバスアメニティも最高っす。ホテルのアメニティではAspreyが一番かな。二位はインターコンチネンタルのアグラリア。

プール


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雨が止んだので屋外プールへ。シリコンバレーのド中心で高層ビルに囲まれた中で非日常を味わえた。排気ガスはヤバそうだったけど。

朝食


翌朝の朝食は、ホテル内にある7軒のダイニングの1つ、2階にある「Flavorz」で。だが、ここでも利用客多数につき順番待ち。ヒルトンのように会員優先レーンも無く、10分程順番待たされることに。


エッグステーションとヌードルコーナーもカオス。どういった職業の人たちなのか想像もできんが、すごく庶民的な中国の方々が主な客層であった。

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麺料理は2018年に泊まったホテルの中でもダントツ一番。自分で麺と食材を容器に入れて麺の達人みたいな恰好の料理人に手渡して調理をしてもらうシステムなんだけど、面も具材も調味料も種類が半端無い。麺だけで腹いっぱいいけちゃいます。


これで税サ込216元(≒3,500円)なら満足度は高い。

チェックアウト


フロントはチェックアウト時もやっぱり混んでいて、昨晩と同様バーで待つことに。昼間のバーはラウンジのように解放されていて、氷水で冷やされた水やソフトドリンクが用意されたりと順番待ちの客の為の配慮がなされていた。

しかも、ホテルを出ようとすると、朝にエレベーターホールで一緒だったスタッフと遭遇。わざわざ外までご一緒してくれて、大手を振ってお見送りしてくれた。一人一人の従業員のレベルが高すぎるぞ本当に。

所感

その後、ランチでもこちらのホテルを利用してみたけど、たぶん従業員のレベルは中国一。自分以外の評判もすこぶる良いので、彼・彼女らの実力は本物なのかと思う。次はクラブフロアの予約で再訪しますが、素晴らしい滞在になると確信しています。

また、安くラウンジを使いたいプラチナ会員の方には、隣のブロックにあるシェラトン福田をお勧めします。

リッツカールトンから歩いて5分のことろにあるシェラトン福田。超大箱ホテルだけど、ラウンジサービスは中々のものでした。

リッツカールトン深セン/Ritz Carlton Shenzhen


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ホームページ:https://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/china/shenzhen/
住所:広東省深圳福田区福田区福華三路116号

セントレジス深セン メトロポリタンスイート宿泊記

この週末は深センに行く用事があったので、ついで前々から泊まってみたいと思っていた京基100に入居するセントレジス深センに泊まってみることにした。

京基100は深センにある100階建ての摩天楼。2011年の完成当時に深センで一番の高層ビルとしてもてはやされたランドマーク的存在の建物で、セントレジスは贅沢にもその最上階層である75~100階を占拠する。
因みに深セン一の高層ビルの座は2014年に完成した高さ600メートルの平安国際金融中心へ譲り渡して三日天下ならぬ三年天下に終わってしまったが、それでも京基100も441.8メートルと高いことにこしたことはない。日本の最高層ビル・あべのハルカスですら300mですからね。セントレジスの部屋からは想像もできないような素晴らしい展望が楽しめるに違いない。
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ということで香港は紅カンから香港鉄路の東鉄線に乗って深センへ。香港から深センへはMTRで1時間程度の距離にあるので、週末を使ってのぶらり深セン旅行なんてのも気軽に楽しめる。


中国に入ってから中国側の地鉄・羅宝線に乗り換える。羅宝線の羅湖駅からセントレジス深センの最寄り駅である大劇院駅までは僅か3駅、更には駅からホテルまではKK Mallというショッピングモール経由で直結という便利な立地となっている。

ひだり みぎ
京基100の真下に到着すると、やっぱりその圧倒的な大きさに驚愕する。高すぎて見上げるのに首が痛いくらいだわ。


黒スーツを着用した強面スタッフが何をやるでもなくウロウロと徘徊する館内に恐る恐る入ってみると…宿泊客は96階のロビーへと上がってチェックインしてくださいーということでセントレジス専用のエレベーターへと案内された。


1階と96階しか停まらないエレベーターとか凄すぎる。96階ってw

ガラス張りのロビーからは深センの町を360度見下ろせるようになっていて、96階でエレベーターの扉が開くと同時に目の前に大パノラマが展開する。
ひだり みぎ
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煌びやかなオブジェや芸術品が配されセントレジスならではの上品な世界感が楽しめる…と思いきや、よれっよれのシャツを着た集団がしゃぎながら記念撮影をしていたり、子供が奇声を発しながら走り回っていたりとゴージャスなセントレジスの雰囲気を損ねてしまっていた。なんでもこのロビーは展望台を兼ねているようで、幾らかのお金を払えば非宿泊者でも上がってこられるらしい。グランドフロアの強面スーツマンたちは集金係だったのかな。

部屋:メトロポリタンスイート

ロビーの雰囲気は残念極まりなかったけど、予約のハンドリングは流石。予約時にプラチナ特典として「最も眺望のよい部屋」を選択していたこともしっかり確認済みで、「展望の良い部屋であれば…」とのことでメトロポリタンスイートなる部屋をご用意頂いた。

贅沢にも2フロアを使ったメゾネットスイート、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ひだり みぎ


ひだり みぎ
ひだり みぎ

下階はリビングスペース。季節柄モヤモヤが立ち込めてて視界が悪いのが残念だが、それでも2フロア分の巨大窓から見下ろすダイナミックな深センの街並みはただただ圧巻。部屋に入ったら目の前にファンタジー感溢れる深センの町がズドーンですからインパクトはこれ以上なく強烈である。

ひだり みぎ

目の前に広がる圧巻の景色を堪能していると、宿泊中の忠実なる執事なるバトラーさんがギフトのピーチティーやらフルーツやら茶菓子やらを持ってやってきた。この専属バトラーサービスはセントレジスの特徴で、「御用の際は何でもお申し付けください。」と言い残して爽やかに去っていったが、いまいち何をどこまで頼んでい良いのかは分からない。荷解きや荷造りであったりプレスサービス、お茶やコーヒーの24/7サービスを頼むくらいが限界なんだろうけど。


ピーチティーを飲み干し意気揚々と上階へ。

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上階はデスク・ベッドルーム・ウェットエリアという構成。光調を調整するiPadで電気を消すと徐々にフェードアウトしながら暗くなったりするなど細かなところにもこだわりを見せてくるのがセントレジス。



ギラギラしたバスルーム。お手洗いだけは下階にも設けられている。

イブニングカクテル

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他の多くのセントレジスと同様にクラブラウンジは設けられていないが、地上430メートルの100階にある天空のバー・Decanterにてイブニングカクテルサービスが提供される。


ワインは安物だが、ビールは輸入物の白ビールも黒ビールも飲み放題とビール党にも満足頂けるかという内容。中国の他のホテルは青島とハイネケンだけというとこが多いですからね。


この雲の上にある洒落た空間でゴージャスな雰囲気に浸りながらビールグラスを片手に…といきたいところだったのだが、ここ数日しこたま飲んだのでここではぐっと堪えて生搾り西瓜汁でデトックス。


ホットミールは中華な内容だけど6種類。肉と野菜のバランスも良いし、いずれもなかなか上品なお味。ここで食べればディナー要らずっす。

ひだり みぎ
デザートも充実。パンナコッタ・プリン・マカロン・ブルーベリーチーズケーキが特に美味かった。


フルーツも新鮮で冷えっ冷えだし、スタッフのホスピタリティも含めてかなーり満足度の高いイブニングカクテルであった。

朝食


朝食は95階のSocialで。残念ながらSPG特典には朝食は含まれていないので、朝食込みレートで予約するかウェルカムギフトで朝食を選ぶ必要があります。あ、でもマリオットと統合になったらセントレジスではウェルカムギフトで朝食を選べなくなるのかな。

ひだり みぎ
中華も洋食も非常に満足いく品揃えで、特にこの肉ね、肉が良い。グレイビーソース付き。朝からガッツリ行きたい食べ盛りの乞食の要望にアツく応えてくれてます。

ひだり みぎ
ペイストリーも朝に焼きたての一級品揃い。

ひだり みぎ
ドリンクも充実していましてね…


塩胡椒をきかせたセントレジス深センオリジナルブラッディマリー“塩マリー”のウォッカを抜いたバージンバージョンが置かれてる。たのめばウォッカも入れてくれるみたいだけど、まぁ朝から流石に塩マリーはやり過ぎだと自重する。


幸せな日曜日の朝。

プール

ひだり みぎ
サウナ・プール・ジャグジー・ジムも貸し切り状態で使うことができたし。これだからSPライフは止められないわーと再認識させられた滞在となりやした。SPGプラチナにはお勧めのホテルです。

セントレジス深セン(The St. Regis Shenzhen)


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住所:中国深圳羅湖区深南東路5016号京基100大厦75-100層 518001
電話:+86 755 8308 8888


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