イランに来るにあたって一番困ったこと、それは宿泊先の確保。
イランにはエアポートホテルのノボテルとイビス以外に大手外資ホテルは展開していないだけでなく、アゴダ等の予約サイトでもイランの宿は殆ど取り扱ってないですからね。
テヘラン到着後に自分の足で周ってホテルを探すなんてバックパッカーばりの曲芸もあったけど、ホテルの予約なしだとそもそも入国すらできない可能性すらありますし…。
困った困った。
もうね、仕方なく適当にローカルサイトをあたりまくりまして。
口コミとかも殆どなくどんなホテルかも良く分かりませんが、適当にヒットしたFerdowsi International Grand Hotelを予約してみました。ホテルの公式サイトでの直予約で、サイト内で予約したら速攻で予約確認のメールが飛んでくるなど、中々の対応。InternationalとかGrandって付いてますし、国際的でそれなりのホテルなんでしょう。
レートは、Twin VIP With Free Breakfastという空港でのピックアップ付きプランで一泊込々US$60でした。
空港からの移動は渋滞無しで1時間程。地下鉄駅も近いし、ゴレスターン宮殿・バザール・考古学博物館といったテヘラン市内の見所も徒歩圏内に集まっていて観光にはうってつけの便利な立地にあります。
自称四つ星ホテルだけあって、思いのほか立派なホテルで一安心。エントランス前の道路は保安検査をパスした車輛しか入れないようになっていたりと、セキュリティ面もばっちりで安心して泊まれますし。
ローカルサイトでペルシャ風ホテルと紹介されてことが決め手の一つとなってここを予約したんだけど、頭に想い描いてたペルシャの感じとはちょっと違いましたかね。チャラいドアマンの風貌も含めてモダンペルシャな感じが凄いです。
廊下も凄いド派手なテイストで、ハウスキーパーの御婆さんも魔女みたいな感じでしたw
部屋:Double VIP With Free Breakfast
部屋も真っ赤でラブホみたいなデザインだったらどうしようw なんて心配をよそに、室内は普通に落ち着いた雰囲気で、ところどころ控えめなペルシャ文化要素が盛り込まれてて異国情緒ある感じです。
wifiのユーザーネームとパスワードも異国情緒ありすぎて読解不能。Englishを選択してUsernameとかは英語になったのに、肝心のところがペルシャ文字になったままというねw
壁には傾城傾国のペルシャ美女の絵が飾られているのですが、これがまた見れば見るほど吸い込まれていきそうというか。単に写実的だけでなく、妙に奥行きがあって立体的なんですよね。夜になってこいつら動き出すとか、絵画の中の世界に引きずりこまれるんじゃね?ってくらい少し気味が悪い作品でした。
ペットボトルの水、金庫、ハンガー、スリッパなどなど、必要な物は粗方揃ってるかな。
ウェルカムフルーツとスイーツは食べてなくてもデイリーで追加されていくという気前の良さw
水回りも清潔で良いじゃないですかー。流石はグランドにインターナショナルなホテル!
ただ、インターナショナルと言ってもやっぱりアメニティ類はイランの国産品オンリー。
朝食
焼けたぜーっていって陽気なにっこりナーン配給おじさんが焼き立てナーンをホイってテーブルに置いてくれるんだけど、分量が明らかにファミリー用。
スープにナーン、ソーセージにナーン、チーズにナーン、ジャムにナーン。誰とでも合わせられるし単独でも良い味出す。やばいナーン万能選手すぎるやで。
パリっとカリっとした仕上がりだったら肉やら茄子やらチーズやらを載せクリスピーピザのようにして食べたり、モチモチ感強めだったらクリームやデーツと合わせてクレープにしてみたりと、その日の状態によっても使い分けられますし。最強の主食じゃないですかナーン選手!
チェックアウト
支払いは米ドルでの現金支払いが良いでしょう。アメリカ資本のビザやマスターカードも8%の手数料を上乗せすれば使えるとホームページ上では謳われてますが、私が泊まった時はダメでした。経済制裁が続いているうちは無理でしょうね。
もっとネタ的なトラブルやイベントがあるかなーと思ってたんですが、意外にといったら失礼ですが普通に泊まれてしまいました。次にまたテヘランに来ることがあったら間違いなくまたここに泊まると思います。
【Ferdowsi International Grand Hotel Tehran】
所在地:Tehran, No.20, Kooshk e Mesri street, Beginning of Ferdowsi Ave., North of Imam، Khomeini square،
電話:+98 21 6672 7026
公式サイト:http://www.ferdowsihotel.com/en
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