馬鹿と煙は高いところが好きとはよく言ったもので、バカなワイはアブダビに着くなりエティハドタワーにある展望台へと昇天しにいくことに。
それにしても、アブダビもタクシーが安くて助かるわい。
日中(06:00-22:00)の初乗り料金はAED5(150円)で、エティハドタワーまで20分弱走っても1,000円程度でした。
厳つい見た目と裏腹に安全運転をするアフリカ系移民(?)のドライバー。道中はうとうとと眠りこけてしまい、彼のドスの効いた「着いたぞー」という一声で起こされる。
着いたといっても、目を開くと目の前に高層ビルがありすぎて、どのタワーに行けば良いのか分からない。聞けば、エティハドタワーズは住居用3棟が、オフィスビル用1棟、ホテル用1棟の合計5棟で構成されており、展望台はタワー2のホテル棟に入っているとのこと。
どれがホテル棟か分からんが、とりあえず高層ビルが目の前で林立する様は凄まじい迫力です。
結局、ホテル棟に入るジュメイラ・アット・エティハド・タワーズのエントランスで降ろされた。
凄ぇ。同じジュメイラグループのホテルだけど、ドバイで泊まったジュメイラ・エミレーツタワーズホテルよりも全然格上な感じだわ。ここに泊まってれば展望台のオブザベーションデッキの入場料も無料になるらしいし、こりゃあアブダビのホテルはジュメイラでも良かったかもな。
オブザベーションデッキ アット300のエントランスには、アブダビ首長国の首長で、アラブ首長国連邦の初代大統領だったザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン氏の肖像画が掛けられてる。
めっちゃ渋い声で「ようこそ」と語りかけてきそう。
入場料はAED95ですが、展望台のカフェで使えるAED55のバウチャーが付いてるので、ドバイのブルジュハリファと比べると非常にお得感があります。
首長に見つめられながら首長の顔と同じくらい渋い味のアラビアンコーヒーを頂き、エレベーターに乗って74階のオブザベーションデッキ アット300へ。300というのは地上からの高さということらしい。360と空目したわ。
うおー。エレベーターのドアが開くなりいきなり圧巻のアブダビビューが眼下に広がります。ブルジュハリファと比べると人も少ないですし、単なる展望台と言うより眺望付き高級ラウンジと言った佇まいで落ち着いた雰囲気。窓に沿って座席やテーブルが置かれていて、眺望を楽しみながらゆったりシャンパンが飲めたりもします。
足元の海岸線にはアブダビの象徴ともいえるエミレーツパレスホテルが。
人工島にはマリーナモールとフェアモントホテルが。
オブザベーションデッキから半径2-3kmの範囲にハイアット系列の・グランドハイアット・アコーホテルズ系列のフェアモント・IHG系列のインターコンチネンタル・マリオット系列のセントレジスと泊まってみたいホテルが密集してます。ああ、あとヒルトンもありましたね。コンラッドではなくヒルトン。各チェーンがエース級を投入してくる中で、なんだかヒルトンだけ格下感あるなー。
ユニークな形の高層ビルが立ち並ぶ市街地方面。因みに、このエティハドタワー2はアブダビで4番目に高い建物になるそうです。単純な展望台の高さという点ではブルジュハリファに軍配が上がりますが、ダイナミックなドバイの街並みに対し開放的な街並みのアブダビの街並みも見応え十分。展望台の雰囲気も含めて考えると、アブダビの展望台も全然全然悪くないっすよ。
入場料に含まれるバウチャーを使ってビールも飲めちゃいますし。
どうせAED55のバウチャーを貰っても最安値のドリンクがAED100とかするんでしょーなんて思ってましたが、ビールや木テルはAED40(約1,200円)~だったりと、意外とドリンクもフードも良心的な値段設定なんすよね。もっと目が飛び出るほど高いと思ってたので、メニューを見るのが怖かった自分が情けなく思えますw
天空のバーで俗世界での嫌な出来事を忘れてゆったりまったり飲めますし、利用客もブルジュハリファと比べると全然いないので、意外と穴場的な場所なのかも。高いところが好きなバカな皆様にはお勧めです。
【Observation Deck at 300】
営業時間:10:00-19:00
所在地:Tower 2, Level 74, Jumeirah Hotel, Etihad Towers, Corniche W St, Abu Dhabi
電話番号:+971 2 811 5666
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