ドーハに着き、カタール航空のアライバルラウンジであっつあつのシャワーを浴びてから宿泊先のインターコンチネンタルホテルへと移動する。
ドーハにはInterContinental Doha, InterContinental Doha Regidence, InterContinental The Cityと狭い範囲の中に3か所のインターコンチネンタルがあるが、今回泊まるのはディプロマティックエリアにあるアーバンオアシスことインターコンチネンタル ザ・シティ。「ザ シティ」と名乗るとか、名前からして恰好よくて期待ができますね。
空港⇒インターコンチネンタルの移動
トリプルセブン(777番)の路線バスに乗り、外交地区にあるシティセンターモールまで下車。インターコンチネンタル ザ・シティはそこから歩いて5分ほどのところにある。
空港内の窓口が閉まってたので、乗車カードは運転手のおっさん(出稼ぎケニア人、良い人)から購入。乗車カードはスイカみたいなトップアップ可能なICカードの他、旅行者用にも2種類のカードが用意されている。
【バス乗車カード】
Limited Card, QR10 Card (USD 3) : two inner-city trips within a 24 hour period
Unlimited Card, QR20 Card (USD 5): unlimited trips across Qatar within a 24 hour period
24時間の乗り放題で600円とは安い。物価が高くて無味乾燥なつまらない町という印象が、バスカードと愉快なケニア人のおっさんによりいきなり覆された。
車窓の外の情景も、湾岸都市ドーハらしく風情があって楽しめる。
建物も奇抜な設計の物が多く、シェラトン沖縄サンマリーナっぽい建物があったり…
シャープな刃のような建物があったりと、窓の外を眺めているだけで意外と楽しめます。
バスを降りても360°見渡す限りの高層ビルビューで、シムシティの世界に迷い込んだかのよう。道路もゴミ一つ落ちておらずきちっと整備されていて、近未来都市感が半端ないっす。The Cityの名前は伊達ではなかった。
モールもすっごい大きく、大型のカルフールやアイスリンクまで入ってる。物価については、家電や輸入物の高級食材とかはぼったくりレベルだったけど、出稼ぎ労働者が食べるようなローカル飯は普通に500円も出せばお腹いっぱいに食べれるレベルの物もあって安心した。空港でスタバのカプチーノのミニボトルが800円とかしてたんで滅茶苦茶ビビってた。
インターコンチネンタルドーハ “ザ・シティ”
スカイラインのド真ん中にあり、インターコンチネンタルも超高層ビル。2012年完成、58階建ての建物だとさ。
近代的ビルのあちらこちらに幾何学模様があしらわれたアーバンイスラミックオアシス。従業員も国籍不明の中東系・アフリカ系・アジア系・ヨーロッパ系と幅広くてエキゾチックな感じ。
ちな、日本語使いはいらっしゃらないようですが、Languages Spoken By Staffも非常に幅広い。
Afrikaans
Arabic
Chinese
Dutch
English
French
German
Greek
Hindi
Indonesian
Italian
Punjabi
Romanian
Russian
Spanish
Swahili
Tagalog
Turkish
Albanian
Kazakh
Ukrainian
さすが、人口の約9割が外から来た労働者という移民大国である。
部屋:エグゼクティブスイート
今回はポイントを使っての最安値部屋予約だったけど、スパイアアンバサダーパワーでエグゼクティブスイートへとアップグレード頂いた。もちろんラウンジアクセスまでは付きませんが。
ドアを開けて正面がリビングスペース。ドア開けた瞬間にアイスリンクかのようにギンギンに冷え切っていて全身凍り付くところでした。
奥のベッドルームは窓二面のコーナールーム。日当たりが良すぎてカーテン開けたままだとテレビがまともに見えません。
バスルームも開放感抜群、夜はカーテンフルオープンでポロリし放題っす。
ただ、凹凸コンビのトイレとビデの高さがあまりに低すぎて、座って小便するのも不便、立って小便すると跳ねて不便と使い勝手が悪かった。子供用かよ。
アンバサダーウェルカムギフト
アンバサダーギフトは夕食代わりになるくらいのレベルのがっつりした内容。アラブ世界の定番スイーツのデーツがすっごく甘くて柔らかい焼き芋のような味で印象的だった。
ルーフトッププール
日中はサウナのように蒸したけど、陽が落ちて涼しくなってからは雰囲気も良く最高でした。
狭いけど夜も雰囲気は素晴らしくて、色鉛筆みたいにニョキニョキと地面から生えるカラフルな高層ビルを眺めながらのひと泳ぎを楽しめた。混んでなければ雰囲気良くて楽しめるプールです。
館内レストラン“Al Jalsa Garden Lounge”
夕食は、妖艶な曲調のアラビアンミュージックに惹かれてホテルの中庭で営業するミドルイースタンレストランへ。カタールでも所謂カタール料理と呼ばれるものはなく、シリア、レバノン、イラク料理、イエメンあたりの料理が中東料理として出されているみたいで、鶏、牛、羊の肉料理がパンやビリヤニとセットになったメニューが多い。あとは定番のメッゼあたり。今回は、とりあえず無難にシャワルマとアラビックヨーグルトをオーダー。
ドリンクは、カルピスのようなサッパリした見た目なのに超絶エキゾチックで癖のある匂いと味をしたターキッシュラク。青汁の「不味い、もう一杯!」に通ずるものがあって、ついつい不味いのに飲み過ぎてしまう。陽が落ちると流石に寒くなってきたけれど、獣臭するシャワルマとトルコの蒸留酒ラクを胃袋に流しんだら、地球内部のマグマのように体内が燃えるように熱くなってきたぞ。
夜の町に繰り出すかー!といっても、ここは世界一退屈な町。気楽に行ける赤ちょうちんの居酒屋やら面白スポットもない。ネオンだけはギランギランに輝いてるんですけどね。
うむ。これで一泊25,000ポイントならお得っすわ。ウェスティン=25,000ポイント、リッツカールトン=35,000ポイント~、セントレジス=40,000ポイント~、W=30,000ポイント、マリオット=20,000ポイント~と、ドーハのホテルのポイント泊はコスパが高いっす。
【InterContinental Doha The City(インターコンチネンタル ドーハ ザ・シティ)】
所在地: Off Al Wehda St, Doha
電話: +974 4015 8888
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