宿泊記 Golden Triangle Boutique Hotel サンクトペテルブルク

レニングラード、もとい、現サンクトペテルブルクでの宿をどこにするか。高級ホテルからゴリゴリのスターリン様式で建てられた変化球系ホテルまで、良さげなホテルが多いモスクワでもホテルの絞り込みで迷ったけど、ペテルブルクでは逆に選択肢が少なくて迷いに迷った。

マリオット系列のWサンクトペテルブルク様がご存命であれば即決だったんですけどね、残念ながらアコー系列のソフィテルにリブランドされてお逝きになられてしまったようで。

マリオット系列ではルネッサンスコートヤードがあるが、いずれもどうもピンとこない。IHGもインディゴがあるけれど、こちらは観光の足場としては立地がいささか…。

悩んだ結果、立地条件を重視しノーブランドのゴールデントライアングルブティックホテルなる宿をアゴダで予約することに。
1泊約14,000円、立地至便の中級ブティックホテル。サンクトペテルブルグの目抜き通りにあたるネフスキー大通りから徒歩3分の他、エルミタージュ美術館・ミハイロフスキー劇場・ロシア美術館・血の上の救世主教会・ミハイロフスキー城・イサク大聖堂といった町の主要観光スポットは全て徒歩圏内で、川の対岸にあるクンストカメラやペトロバブロフスク要塞までも歩いて行けるという優れた立地が最大の魅力。部屋が狭いのが欠点だが、どんな欠点ですら霞んで見えてくるくらいのロケーションの良さに心奪われました。

夜に空港から公共交通機関で市内に入るのに、メトロ2号線のネフスキープロスペクトが最寄り駅という点も魅力的だった。

成田からフィンエアーで飛び、ヘルシンキ経由でやってきたサンクトペテルブルクの町。現地時間21時(日本時間3時)過ぎにホテルの最寄り駅・ネフスキープロスペクトに到着した。くっそ寒くて、駅から出た瞬間に眠気が吹っ飛んだわ。周りを歩く人たちの顔立ちもアジアとは全然異なるし、別の惑星に来ちゃったかと思うくらい。


外人狩りのスキンヘッド集団に出会わないことを祈りながら駅から歩いて5分弱…地図を見る限り、この辺りにあるはずなのだが。ホテルが見つからずに極寒の中を右往左往。マイナス7℃と寒い上に風も強く、寒い寒い。


手前のチョコレート屋さんの奥の隠し扉がホテルのエントランス。地味すぎて気づかなかったし、認知度が低いのか誰に聞いてもそんなホテルは知らんと言う。オシャレなブティックホテルとして敢えて隠れ家的な演出をしてるのかしらんが、これはちょっと隠れすぎ。


翌朝に撮影したエントランス。下手したら普通のアパートみたい。


こじんまりとしたフロントデスクでチェックイン。夜間でも屈強な現役重量級MMAファイターみたいな警備員が二の腕を組んでエントランスに立っていたり、ルームキー無しには各階のフロアに入れない設定になっていたりと、賑やかな通りにあるけれどセキュリティは問題なさそう。

部屋:スタンダードダブル

部屋はネフスキープロスペクトが見渡せる側の3階。

高身長のロシア民族向け仕様なのか天井だけは高いのだが、部屋面積は15㎡と狭く、圧迫感がある。


反対側からドア方向を見ても、やっぱり狭い。これならベッド1つにしてスペースを広げてもらった方が良かったかも。面積の大部分がダブルベッド(シングルベッド×2)で占拠されてしまってます。


貧弱なシングルベッドを二つ並べて作ったダブルベッド。これがまたね、布団(というかシーツ)が薄っぺらすぎて寒い寒い。ウィンタージャケットを着て凍えながら寝ましたわ。


一応はしょっぱいラジエーターが窓際にあるんだけど、焼け石に水程度。



窓の外の雰囲気は良いが、魂で歌い上げる系ミュージシャンの演奏がガンガン聞こえて夜はきつかった。

ひだり みぎ
備品関係を見てみると、バスローブとスリッパはある。水は一本で、それ以上は有料。

水周りにはシャンプー・リンス・ボディーシャンプー・ボディーローション・デンタルキットがそれぞれ二名分と、ドライヤーが揃っている。シャワーの水圧と水温も問題ない。


ただ、バスタブは無い。


予約サイトの説明ではシャワーと浴槽(別々)と表示されていて、ご丁寧にバスタブの画像まで載せているのだが。英語でもSeparate Shower/bathtubと表示されているのに、狭い部屋のどこを探してもあるのはシャワーだけ。これ、シャワーとバスタブが別々に設置されているという意味じゃなかったのか。

フロントにて抗議してみるも、ホテル側に過失はなく、予約サイト側の問題だとの一点張り。他に空室もないのでどうしようもないので我慢して寝ろと。


因みにバスタブの無い部屋は普通にShowerとのみ表示されていて、画像にもバスタブは載ってない。これ、ミスリーディング過ぎるだろ。9月末とはいってもサンクトペテルブルクは既に寒い為、バスタブ目当てで敢えてダブルの部屋を予約したのに。

外は氷点下の上に暖房も弱く、かつネットも使い物にならないレベル。ホテル自体の雰囲気は良いんだが、どうやら外れ部屋を引いてしまったようだ。

朝食


狭いけど雰囲気は良い朝食会場。07:00-10:30。


日本時間の昼過ぎに始まるホテルの朝食タイム。サラダにサーモン、ライ麦パンにサーモン、サラダにサーモン、チーズにサーモン、とりあえずなんでもサーモンと一緒に食べれば良いという風潮のようで、とにかくサーモン攻め。

他の料理はこんな感じ。二日とも内容は全く同じだったので、3日以上滞在する場合は飽きると思う。貴方が北極熊ならともかく、人間様なら天下のサーモンでも数日で飽きちゃいますよ。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
ひだり みぎ
サーモン以外は特筆すべき点は無し。ただ、サーモンが美味すぎたのでサーモンだけで合格点。

周辺環境

立地は先述の通り抜群に良い。観光スポットに近いだけでなく、隣には両替商とアウトローな雰囲気のバーもありますし、ツムデパートも徒歩1分。


バリバリ動き回りたい方にはお勧めできるホテルです。

Golden Triangle Hotel St. Petersburg


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公式ホームページ:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/mowxr-the-st-regis-moscow-nikolskaya/
所在地: Nikolskaya St, 12, Moscow
電話: +7 495 967-77-76
マリオットリワードカテゴリー:6(2019年4月現在)




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