宿泊記 バンコク・マリオット・マーキス・クイーンズパーク (Bangkok Marriott Marquis Queen’s Park)

本日の宿泊先はバンコク一の大箱ホテルであるバンコク・マリオット・マーキス・クイーンズパーク バンコク

世界127カ国に6,500以上の宿泊施設を擁するマリオット・インターナショナルのなかでも、マーキス・ブランドはドバイ、ニューヨーク、シカゴ、ワシントンなど10箇所のみ。マリオットの名前は聞いたことがある方が多いけど、「マーキス(Marquis)」という名前は(特にアジアでは)あまり馴染みが無いかと思う。それもそのはず、マーキスというマリオットのサブブランドは通常の平マリオットとは明確に差別化されたブランドで、マーキス(侯爵)の名を冠するには、1,000室超の客室数(マイアミのJWだけ例外)や立地などの条件を満たす必要があるらしい。確かに爵位を頂くここバンコクのマリオットマーキスも、1,388室が入るバンコク一の規模を誇っている。

ホテルがあるのは、バンコクの中でも日本人が多く住むプロンポンエリア。BTSのプロンポン(Phrom Phong)駅から徒歩5分強のロケーションにある(ホテルの裏口からの方が駅に近く、表のエントランスからだともっと歩く)。

マーキスアピールなのか、MARQUISの文字が赤枠で囲われ強調されている。


サウスタワーとノースタワーの二棟構造のバンコク・マリオットマーキス。もともとここには「インペリアル・クイーンズパーク」という老舗ホテルがあり、2016年に2年もの年月をかけた全面改装を終え、マリオット・マーキスとしてリブランドオープンを果たした。老舗ホテルの改装⇒リブランドというのは難しい点も多くあるが、ここバンコクのマリオットマーキスは果たして…

ロビー

ひだり みぎ
コンセプトは、「タイの伝統とモダンの融合」。インペリアルクイーンズパークホテル時代のコンセプトを継承しながら最新設備を突っ込んだという感じか。とにかく広くてモダンだし、超巨大なシャンデリアに代表されるように超豪華。また、大箱ホテルだけあって会議施設も大変な規模で、1,100人を収容するボールルームなんかもあるそうだ。MICEの規模もマーキスブランドの条件にあるのかな。

ひだり みぎ

二階からロビーを見下ろしてみると、エントランスを中心に左右にカフェが広がっているのが分かる。ただ、ホテル利用客が多すぎて、本来はカフェなんだろうけど、ただのシーティングエリアと化している。実際、私も部屋が用意出来るまでこちらのカフェスペースで待たされた。


エントランス入って左手奥、タイ伝統家屋をモチーフとしたこの部分はティールーム&ベーカーリーとなっている。インペリアル時代はエグゼクティブチェックインカウンターだったそうだ。内装は一新されているが、基本構造は変わってないのかな。

ひだり みぎ
フロント周りはクールだが、対応はクールじゃない。正規のチェックイン時間を過ぎていたにもかかわらず、部屋が用意されていないとのことでカフェにて待たされた。因みにスイートへのアップグレードあったから部屋が用意されていないという訳でもなく、アップグレード無しの通常クラブルームでこの対応。クラブルームなんて相当数あるでしょうに。この日は稼働率が高かったこともあるのだろうが、とにかく部屋数が多すぎてチェックインの対応も凄く事務的で、如何に早くゲストを捌けるかといった感じだった。ラウンジでのチェックインもオファーされなかったし。

評価の高いホテルなので普段の対応は問題ないのでしょう。高稼働率の日の忙しい時間帯に乗り込むもんじゃないですね。夏休み真っただ中の繁忙期に大箱ホテルに突っ込んでしまったことを反省。

プラチナ特典


・ラウンジアクセス
・バンコク市内への無料電話
・1日2点までのプレスサービス
・靴磨きサービス
等々。詳しいラウンジサービスについては後ほど追ってご紹介をさせて頂きます。

部屋カテゴリー

デラックス 32㎡ 、4,067バーツ(≒14,000円)~
デラックスパークビュー 32㎡ 、4,557バーツ(≒15,500円)~
Mクラブルーム 32㎡ 、6,517バーツ(≒25,500円)~
Mスイート 62㎡ 、6,517バーツ(≒25,500円)~
ガーデンスイート 94㎡ 、11,417バーツ(≒39,000円)~
ファミリースイート 126㎡ 、15,729バーツ(≒54,000円)~
グランドマーキススイート 128㎡ 、16,317バーツ(≒56,000円)~
スカイスイート 1002㎡ 、50,000バーツ(≒172,000円)~
今回はデラックスルームを予約し、Mクラブルームがあてがわれた。


部屋へ…と思ったら自分の部屋番号がどうしてもみつからない。フロントに電話して確認すると、ノースタワーとサウスタワーに分かれていて、自分の部屋があるタワーとは別のタワーに行ってしまったらしい。こちらのホテルは初めてと伝えているのだから、ツインタワー仕様ならエレベーターの位置くらい説明してくれよ。ノースタワーが奇数の部屋番号で、サウスタワーが偶数の部屋番号らしいので、皆様はお間違えなきよう。

部屋:Mクラブルーム

ひだり みぎ

部屋はマーキスブランドだからといって特別なことはなく。典型的な最新鋭のマリオットスタンダードの部屋、タイドレスの絵が描かれてたりタイ語の文字があったり、陶器が置かれていたりとタイ要素が付け足されている。


スタイリッシュなデスク周り。コンセントの数はやたらと多いけど、デスクは自分にはちょっと小さすぎた。


クローゼット。改装されたばかりだけあって、備品の一点一点もあたらしいですし、部屋自体は悪くないっす。

ひだり みぎ

ミニバーとウェルカムスイーツ。ミニバーのプライスリストにある岡本XLサイズ、くっそワロタ。XLサイズのみを用意することになった背景を教えてもらいたいw

ひだり みぎ
水周りもしっかりとリファビッシュされていて、1972年開業のインペリアルホテルの名残は一切無い。ただ、シャワーブースのパッキンが何故だか既に経年劣化のような感じで弛んでいて、水が外に出てしまうようになっていた。

クラブラウンジ

Mラウンジことクラブラウンジはサウスタワーの27階に設けられている。
営業時間: 06:30-22:30
朝食: 06:30-10:30
軽い昼食: 12:00-14:00
オードブル: 17:30-19:30
カクテルタイム: 17:30-20:30
デザート: 19:30-21:30

ひだり みぎ
すっごい広々としているし、見晴らしも良いので居心地は満点です。ただ、部屋数が多いだけにカクテルタイムには主に白人様の利用客が殺到して一気に座席が埋まります。同じくツインタワー仕様のルネッサンスクアラルンプールみたく両塔にラウンジが用意されているわけではないですからね。オフシーズンは快適に過ごせるのでしょうが、オンシーズンはそれなりの混雑を覚悟した方が良いでしょう。

ひだり みぎ
アホみたいに混んでたのでフードコーナーの写真は撮れなかったけど、ミールはそれなりに充実してたし、どんどんと補充が来るので取りっぱぐれるようなことはなかった。


ひだり みぎ
ドリンクはビールやソフトドリンクといった基本どころに加え、本格的なカクテルまで作って頂けます。

朝食


06:30のスタートと同時に突撃。10分でチェックアウトしてホテルを出る必要があったのでぱっとかっ喰らった。特に印象には残っていないが、オレンジの生絞りジュースがイケてたのは覚えてる。

所感

超がつく大箱ホテルなので、稼働状況等々によって印象が変わるのでしょう。スペース的にも人員的にも余力のあるオフシーズンは良いでしょうが、いくら部屋やラウンジが快適でもフル稼働時はちょっと御免被りたいかなという印象。場所も駅近という訳ではなく観光で使うにも便利とは言い難く…ハードは良いのですが、バンコクには他にも良いホテルが腐るほどありますからね。残念ながら再訪するにはちょっと決め手に欠けるので、他のホテルの宿泊費と比べての相対評価で、著しくこちらが安ければ泊まろうかなと思う程度。

Bangkok Marriott Marquis Queen’s Park


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住所: 199 Sukhumvit Soi 22 Klong Ton, Klong Toey Klong Toey Bangkok
電話: +66 2 059 5555

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コメント

  1. Hiro

    お疲れ様でした。マーキスはMクラブでチェックインした方がいいですよー。プラチナアプリ見せて、35th チェックインといえば案内してもらえます。今まで反対のタワーにアサインされたことはありません。あと、基本的にお籠りホテルですはい。
    クリスマス連休、年末年始はバンコクにいます。

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