宿泊記 アロフト東莞ダイナミックタウン Aloft Dongguan Dynamic Town【東莞じゃない】

昨日はホテル名に「深セン」とあるのに東莞との市境にあって不便極まりないコートヤード深セン宝安をご紹介しましたが、今度はその逆パターン。ホテル名に東莞とあるのに深センにほど近い辺鄙なところにあるホテルをご紹介します。

その名もアロフト東莞ダイナミックタウン(東莞活力城雅楽軒酒店/Aloft Dongguan Dynamic Town)。マリオットリワードカテゴリーは最低ランクの1で、一泊7,500ポイントから泊まれるお手軽なホテルではあるんですがね。

目下、東莞には2か所のアロフトが営業中。もう一か所のアロフト東莞松山湖も不便な場所にあるとはいえ、こちらはまだ東莞市内から移動できないこともないのでセーフ。一方で、このダイナミックタウンは立地がやばい。激しくやばい。

え!?ってなる。東莞と言えば深センの西北に位置しているというすっごくザックリとしたイメージを持っていた自分の既成概念が一気に崩壊。深センから見て東莞市街地とは真逆の東の方角に位置していて、これで東莞にあるとか紹介されている。こんなんモロに深センですやん。

もしかして中国については然程お詳しくないグーグル先生の得意のポカミスかと思い、念の為にお百度先生にもコンサルティング。グーグル先生は中国の地図に関してはあまり頼りにならないっすからね。

うーん、百度情報でもやっぱ間違いないみたい。でもホテル名は活力城じゃなくて、百度先生で見ると大運城邦雅楽軒酒店となっている。活力城ではなく大運城。即ちオリンピックタウン。これでピンと来たのだが、恐らく2011年に開かれた深センユニバーシアード大会のメイン会場の方であろう。


尚も百度先生に頼って調べてみると、東莞駅からは最短ルートでも72.9km離れているとの衝撃の事実が。同じ市内の移動なのに高速に乗らんといけないようだし、渋滞が無い時間帯に走っても1時間半弱かかる。これもう東莞じゃないっしょ。


もう少し調べてみると、以前にIHG修行で泊まった深セン市の外れにある龍崗のクラウンプラザと僅か5kmの距離であることが判明。それなのにクラウンプラザは深センで、アロフトは東莞ときた。


でも中国発のホテル予約サイトであるCtripでは思いっきり深セン大運城邦雅楽軒酒店と紹介されてるし…

もう訳分かんないが、とにかく行ってみようとタクシーに乗車。ホテル名だけを言っても100%通じないので、住所と地図を運転手に見せてから出発する。

GPSがあったので道中で特に迷うこともなくスムーズに移動し、益田暇日天地なるコンプレックスの前で降ろされた(この写真はアロフト内から撮影)。ホテルの前にはこの新天地モールとアパートが一体となった複合施設があるくらいで、ダイナミックと自ら名乗る割には全然ダイナミックな感じがしない。Dongguan Dynamic Cityとか、東莞のダウンタウンを連想させるようですっごいミスリーディングだわ。

ロビー

ひだり みぎ
ウッディフロアのロビー中央にポツンとある円形デスクのフロントにてチェックイン。アロフトなんで部屋のアップグレードがあるわけでもなく、プラチナ会員特典といえばウェルカムギフトとして朝食もしくはポイントを選択でき、16:00までレイトチェックアウトできるくらいのもの。一応数室はスイートルームもあるみたいなんだけど、残念ながらアロフトは規約的にはプラチナ会員といえどもアップグレード対象外のところが殆どです。



他のアロフトと同じくロビーフロアには24時間営業のRe: Fuelもあり、各種ドリンクや軽食が販売されている。

ひだり みぎ
XYZバーも夜には営業する。

それにしても…この日は他の宿泊客を一切見かけることもなかったのだが、一体どのような客層に利用されているのだろうか。2016年開業なのでユニバーシアード特需を見込んで建てられた訳でもないし。近くにクラウンプラザもあるくらいなのだから一定のホテル需要はあるのだろうが、この日は館内全体が恐ろしくガランと静まり返ってた。もしかしたらユニバーシアード会場でスポーツイベントがある際にだけ滅茶苦茶込み合う感じなのかな。

部屋:ブリージールーム

ひだり みぎ
部屋は可もなく不可もなく。全世界に展開する他の都市のアロフトと同じ仕様っす。

ひだり みぎ
部屋に入り5分、なんちゃらマネージャーから電話があり、今からウェルカムフルーツをお届けに上がりますと。ということでリンゴが三つやってきた。リンゴ三つってw マネージャーさんが凄く早口で難しい中国を喋るので電話で話した内容をあまり聞き取れなかったのだが、もしかしたらリンゴ狩りに行ってきたのでお裾分けします的な発言をしてたのかなw

ひだり みぎ
ひだり みぎ
水周りも他のアロフトと同じなので、あえてここでご紹介をさせて頂くようなこともない。

とりあえず参考までに他のアロフトの宿泊記を貼っておきます。





窓の外の景色くらいかな、他のアロフトとは異なるのは。こちらのアロフトからはワールドユニバーシアードニュータウンが見渡せる。北京五輪の会場地の一部は廃墟と化してしまったようだけど、こちらは選手村を一般市民向けアパートとして開放するなど、跡地もしっかり有効活用されているらしい。

さて、こんなところで飯をどうするか。適当に微信で検索してみると、1.2km先に吉野家を発見。

吉野家に救われ夕食難民にならずに済んだ。


うな重まであるし。


微信で注文すると22元も割引が効いて、牛丼大、白米小、キノコ丼と頼んでデリバリーチャージ込みで33元(≒530円)。店内で食べるより全然安く済んじゃうという。


ついでにセブンイレブンでビールも注文。

ひだり みぎ
40分後、注文の品が到着する。わざわざ東莞の僻地まで牛丼を食べるだけの為に来たと思うと若干悲しくなってくるが…年間100泊に向けて貴重な1泊分のクレジットを稼げたということでポジティブに考えるようにします。

朝食

ひだり みぎ
朝食はアロフトの割には意外と充実してた。比較対象が他のアロフトなので、すっごい期待をしていくとガッカリされてしまうかと思いますが。アロフトレベルで考えると悪くない内容でした。

所感

ロビーのスタッフは皆さんフレンドリーだし対応も丁寧で良い感じ。ただ、やっぱり場所が場所だけに使い勝手は宜しくないので、いくらカテゴリーが1だといっても修行の為に何度も訪問しようとは思わない。とりあえず、東莞のアロフトだ!と思って松山湖のアロフトとお間違えになることは無きよう、くれぐれもご注意くださいw

【アロフト東莞ダイナミックタウン(Aloft Dongguan Dynamic Town)】

住所:広東省東莞市風岡区大運城

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