ウェスティンナゴヤキャッスル(現ホテルナゴヤキャッスル) 宿泊記

この日は2018年2月をもってSPGからの脱退が決まったウェスティンナゴヤキャッスルで泊まり納めをすることに。

ナゴヤキャッスルといえば1969年開業の老舗中の老舗だが、名古屋マリオットアソシアホテルに対する対抗策として2000年からはSPGと手を組みウェスティンナゴヤキャッスルとして運営されてきた。でも元々独自で運営したいという気持ちが経営層の間で強く持たれてるんですかね、今回のフランチャイズ契約満了を機にウェスティンの冠を外して独自のブランディングでやっていく決断をしたんだと。建物自体の古臭さから積極的に泊まりたいと思えるホテルというわけではなかったが、1泊1万円そこらで泊まれることを考えれるとSPG(マリオット)のホテルリストから無くなってしまうには惜しいと思えるホテルである。

ということで…でもなんだかんだで名古屋だと名古屋駅併設のマリオットが最強だよなーと思いつつ、ホテルの無料シャトルバスでウェスティンへと向かう。

ホテルまでは毎時00分に名古屋駅広小路口の成城石井前から出る無料シャトルバスで約20分。栄などの繁華街へ行くにも基本タクシー移動が必要となるので、観光の拠点として使うには若干不便な場所にある。

*SPGを離れホテルナゴヤキャッスルとなってもシャトルバスサービスは引き継がれているみたい。
⇒ホテルナゴヤキャッスル公式サイト:https://www.castle.co.jp/hnc/access/


この日は残念ながらバスの出発時間まで40分ほどあったので、ホテルへの移動前に腹ごしらえしていくことに。ちょうど広小路口に名古屋メシを食べれる“名古屋うまいもん通り”があるので時間潰し&小腹満たしには困らない。

ひだり みぎ
胃袋がえびふりゃあぁぁぁが欲していたのでまるは食堂を発見して入ってみるも、お目当ての特大エビフライは入荷待ちとの情報にテンションダウン。


代わりにJR名古屋駅定食を喰らってからバスへ。いや、ほんとは同じ値段のエビフライ定食が食べたかったんだけど、限定物への弱さが露呈して名古屋駅定食など頼んでしまった。


シャトルバスに乗り込むと、シートポケットにもSPGからの脱退に関する案内書が入っていた。SPGからは脱退しますが、これからも新生ホテルナゴヤキャッスルとして頑張っていきまっせ、と。後でリリースされた報道に拠ると、なんでも2020年頃を目途に建て替えを始め、2025年までには富裕層を意識した真のトップブランドのホテルに生まれ変わるのだと。やっぱり外資チェーンの集客力に頼らず独自のマーケティングでやっていきたいみたいだが…ラグジュアリーコレクションあたりでまたマリオットに戻ってきてくれんかなw


そんなこんなでホテルナゴヤキャッスルの将来に想いを馳せながら20分程バスに揺られていると、ウェスティンナゴヤキャッスルに到着した。ホテル名にキャッスルとあるが、大連にある同じくSPG系列のキャッスルホテルのようにホテル自体が城というわけではないので悪しからずw


本館からちょっと離れたところにはフィットネスクラブとプールも併設されているのだが…まるで遺跡の様な古い建物だし、これはホテルの古臭さを醸し出しているだけなのでちょっといただけない。


ひだり みぎ

これはやばい、前時代的なおんぼろホテルに来ちゃったか…と覚悟して館内に入ると、モダンな雰囲気に改装されたロビーの姿に一安心。特に古臭さを感じることもなかったし、ロビーやベーカリーのスタッフも極めて親切。ロビーからして普通に居心地良いじゃないですか。

ひだり みぎ
ロビーの一角には金のシャチホコならぬパールのシャチホコなんかの芸術品も展示されていて、泊まっているだけで地域性が感じられたり観光した気分にさせてくれる。

チェックイン・SPGプラチナ特典

老舗だけあってフロントスタッフのチェックインの対応もこなれたもので、「プラチナ会員様ですね。ウェルカムアメニティはどうなさりますか?」とすっとアメニティの選択肢が書かれた紙を渡された。わざわざ紙で選択肢を提示してくるくらいだから選択肢も多いのかと思いきや、至って普通に500ポイントもしくは朝食という内容。ラウンジが無い上に朝食もギフトで選択しなければ付かないので、プラチナ会員の特典はショボいと評価せざるを得ない。
ひだり みぎ
ただ、部屋に関してはシティービューからキャッスルビューにアップグレード頂けたようだ。

部屋:デラックスキャッスルビュー

ひだり みぎ
うーん。改装されているとはいえ、やっぱり建物自体は古いので全体的に一昔前感がある。まぁ値段的にも他のウェスティンよりはだいぶ安いので高級感を求めてはいけないか。


ひだり みぎ
ホテルがウリにするキャッスルビューは確かに圧巻で、部屋の正面に綺麗に天守閣が見える。ちらっと見えるパーシャルビューではなく、真正面に見えるという贅沢。ベッドに全裸で(?)寝ころびながら名古屋城の全景を眺めたりもできるw これは確かに贅沢だわ。

ひだり みぎ
ひだり みぎ

他はデスクが気持ち小さすぎたくらいで、特に特筆すべき点は無い。あ、チップスターが冷蔵庫冷やされてたのもびっくりしたか。開封後のものならともかく賞味期限もまだまだ先の未開封のポテチなら常温放置で良いとおもうのだが、名古屋ではポテトチップは冷やして食べる物扱いなのだろうか。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
バスルームも古いけど清潔だし全面タイル張りで高級感がある。

ライブラリーカフェ

ひだり みぎ

残念ながらこちらのホテルにはラウンジが無く、代わりエグゼクティブライブラリーというコーヒー等が飲める待合室的スペースが用意されていた。一昔前まではカクテルアワー付きのクラブラウンジとして使われてみたいなんだけど、随分とサービスが簡素化されてしまったようだ。


不愛想なスタッフ1名の監視のもとに簡単なペイストリーやカプセル式コーヒーが無料で提供されているくらいで、チェックイン・チェックアウトといったフロント機能も無し。

朝食

朝食は地階にあるブローニュにて。エッグステーションもあるし、和洋一通り揃っている。「スモークサーモンとアボカドと豆腐」というなんの捻りもない名前のサラダ料理が特に旨かった。
ひだり みぎ
あと、ホテルの朝食でおでんは初めて見たな。しかも名古屋らしくミソが添えられている。黙後も出汁巻ではなく伊達巻だし、豆腐も普通の豆腐ではなくおぼろ豆腐。さつま揚げなんてのもあるし、全体的に和食系は他のホテルに比べて変わり種メニューが多くて楽しめる印象。


がっつり食べさせてもらったんだけど、オムレツが何の具材も無いプレーンオムレツのみというのは個人的には物足りなさを感じたかな。結局作り置きのスクランブルエッグにしちゃったし。

所感

昭和44年創業という古い歴史を持つホテルナゴヤキャッスル。外観や客室の内装から少し古びた印象を受けたが、リニューアルされているので滞在中に特に不快に感じることはありませんでした。マリオットからの脱退・更なるリニューアルで新生ホテルナゴヤキャッスルがどのように変化していくのか。もちろん勝算あっての決定なんだろうけど、リニューアル後に集客に苦戦してまたマリオットに戻ってきてくれないかなと期待してみたりw

【ウェスティンナゴヤキャッスル(現ホテルナゴヤキャッスル)】


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ホームページ:https://www.castle.co.jp/hnc/
住所: 〒451-0034 愛知県 名古屋市西区樋の口町3-19
電話: 052-521-2121

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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    ひでた様

    いつもツイッターの方でもお世話になっております。ご返信が遅れてしまい申し訳ございません!
    やはりあの部屋はアタリ部屋だったのですね!
    従業員の方々も感じ良いですし、何より宿泊費が安く安定していたので、マリオットのラインナップから抜けると地味に痛い!

    オーナー様も色々とお考えをお持ちのようで、マリオット脱退後にどのようなホテルへと変貌していくのか楽しみで仕方ありません。
    マリオット廚としてはまたマリオットと出戻り提携してくれないかな~と願っておりますが、それはオーナー様のプライドが許さなそうですねw
    ポンズ

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