ヤンゴン市内のシャン料理の名店 Shan Yoe Yar(シャンヨーヤー)

ヤンゴンでの最後の晩餐は、宿泊先のシャングリラホテル直結のショッピングモールに入るシャン料理の名店“Shan Yoe Yar シャンヨーヤー”で摂ることに。

多民族国家であるミャンマーには民族ならではの郷土料理も多数存在するのだが、今回頂くシャン料理は、ミャンマー東部にあるシャン州山間部の盆地に多く住むシャン族の民族料理。中国雲南省・ラオス・タイとも国境を接しており、ミャンマー要素は比較的薄い料理のようだ。

脂っこい料理が基本のミャンマー料理にあって、山岳地方で生まれたシャン料理は油控え目で、ハーブや野菜を多用するなどヘルシー志向。高菜や豆腐、味噌など日本でも馴染み深い発酵食品が味わえることもあり、和食にも通ずるエスニック料理的な物らしい。

結論から申し上げると、油ギッシュなミャンマー料理で常に食傷気味だったミャンマー滞在期間中で、一番自分の口と胃に合った料理だったかと思う。

ヤンゴンの一等地中の一等地に建つスーレースクエアの二階にある。シャン族の伝統的家屋風の外観でいかにもお高そうな雰囲気をプンプンと漂させていてちょっと尻込み。


店頭の看板に案内されているセットメニューが手頃だったので安心して入店することにw。お昼のサービスランチ的な内容なのかな。

ひだり みぎ
ダークブラウンの木の空間が広がり落ち着く雰囲気の店内。民族衣装を身に纏った陽気な店員さんも色の黒く細面のミャンマー人と違い、色白丸顔でシャン族風。

経営者は日本にも滞在経験のあるシャン族の御方らしく、welocome!と言って笑顔で差し出されたのはまさかの日本語メニュー。「カィエンディータゥン 2,500 KS ナッツを炭火で焼き、すり潰す。ご飯のお供にもおつまみにも」といった解説がメニューの写真と合わせて載っているので、シャン料理のことを全く知らなくても安心してオーダーできる。
ひだり みぎ
「ギンナンとアスパラガスの炒め物」「豆腐サラダ」「納豆チャーハン」「イカと納豆の揚げ物 」などなど、確かにカレーごり押しのミャンマー料理とは毛色の違うメニューが並ぶ。一品料理が多いので大人数でちょいちょいつつきたい系レストランかな。

今回は一人でのボッチ飯だったので、やはりここはセットメニューをオーダーすることに。
Set Menu (A)
– Spicy Fried Shredded Pork
– Steamed Sticky Rice
– Pounded Eggplant
– Today’s Salad
– Meatball Soup
– Peanut
– Coffee
これだけ色々揃って9,000チャット(≒720円)は日本人感覚的にはお得感あるな。これでも現地相場からはかけ離れた高級料理になるんだろうけど。

ひだり みぎ
適当にオススメセットメニュー頼んだら続々と小料理が運ばれてきて、何からどう手をつけていけば分からない状態になったw でも、いずれの料理も確かに日本人の口に良く合うさっぱりマイルドな味付けで、今まで食べてきた“ミャンマー料理”の中では一番じゃないかなと思えるくらい。ペースト状にすりおろされた茄子なんて和食料理屋で出てきても違和感ない一品だったし。


ただ、調子のって注文した“シャン酒”がちょっとねw まんま白酒で、アルコール度数50度超だってさ。これは完全に宴会向け。

所感

ハーブや発酵食品を使ったヘルシーなメニューから、ガッツリ食べたい肉系海鮮系メニューまで揃っているし、一品あたりのお値段も大変手頃。日々脂っこいミャンマー料理ばかりで食傷気味…というそこのあなた、日本円で1,000円そこらで腹いっぱい食べれるシャン料理は如何でございますでしょうか…

【Shan Yoe Yar(シャンヨーヤー)】

ホームページ:https://ja-jp.facebook.com/ShanYoeYar/
住所:Sule Square, Sule Pagoda Road
電話:+95 9 250 566 695


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