ドーハに着いて先ず向かうはドーハ名物・カタール航空のアルサファファーストクラスラウンジ(Al Safwa First Class Lounge)。
このアルサファラウンジ、何が特別かって、羽田や香港のファーストクラスラウンジとは異なりワンワールド上級会員ステータスの印籠をもってしても入ることはできず、ファーストクラス利用客のみが入室を許されるという敷居の高いが高く特別なラウンジなんですわ。バンコク⇒ドーハはファーストクラスだったが、ドーハからオマーンのサラーラに向かう乗継便にはファーストクラスが無くビジネスクラスになるのだが、果たして入れてもらえるのだろうか。不安と共にラウンジを目指す。
時計を見るとカタール時間23:30。サラーラ行きの出発時刻は01:45なので、ボーディングまでは2時間切ってるので急ぎ足でラウンジへと向かう。
飛行機を降り、係員の誘導に従って歩いていたら荷物検査とかも何も無く普通にそのまま出発フロアへ。
巨大な空間の中に殆ど人のいない何ともいえない不気味さの中、ラウンジのあるコンコースA・コンコースB側へとシャトルで移動。
アイコン的存在のクマが鎮座する空港の中心部に着くも、ラウンジが沢山あって紛らわしく迷うw
Al Safwa First Class Lounge:ファーストクラスの乗客限定
Al Mourjan Business Lounge:ビジネスクラスの乗客限定
First Class Lounge:QRプラチナ会員+ワンワールドエメラルド会員用
Business Class Lounge:QRゴールド・シルバー会員+ワンワールドサファイヤ会員用
Al Maha Services Lounge:トランジット乗客用?
インド人顔負けのカースト制度w
係員に道を尋ねながらアルサファを目指し、漸く辿り着いたエントランス。
この長いエレベーターを上った先に…
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!エントランスからして超別世界。入室が許されるか些か不安ではあったが、バンコクからの搭乗券と乗継便の搭乗券を提示すると、あっさり過ぎるくらいあっさりと入室許可を賜ることができた。
館内地図。左半分がファーストクラスラウンジで、右半分がアルムルジャンラウンジ。ファーストクラスの乗客限定ということで利用客は限られているだろうに…地図だけ見るとすっごい広くて古代遺跡のよう。
とりあえずこの奇妙な世界に足を踏み入れてみる。
床や壁の独特の質感が宗教性溢れる独特の世界観を創り出していて、神様に扮したモーガン・フリーマンとかが歩いてても違和感ない感じ。空港の雑踏からも隔離された静粛さと人口密度の低さもまたこの宗教性を増幅させている。
歴史あるタイルや壺などがさりげなく展示された館内は中東美術をテーマとした博物館ぽくすらあって、内部を徘徊しているだけでも楽しめる。
食事
メインダイニングエリアへ。ここからは復路での利用時に撮った画像もセットでご紹介をさせて頂きます。
手前にバーカウンターがあって、暇で死にそうにしていたバーテンダーに声をかけられる。
【2017年12月度時点でのドリンクリスト(一部抜粋)】
Champagne:
Pommery Cuvee Louise Brut 2002
Philipponat Brut Rose Reserve
Red Wine:
Chassagne Montrachet 1st Cru 2011
Billa Maria 2015
Buchegger Gebling 2011
White Wine:
Chateau Leoville Poyferre 2008
Fox Creek Maclaren Vale 2013
Losada Vinos de Finca 2011
Castle Rock Pinot Noir 2012
Altano Douro Reserva 2013
お料理が来るまでの間どうぞ…ともう一杯。今度は普段飲まないロゼで。
オーダー式とのことで、ロブスターのテルミドールと“Festive Pudding”を注文し、合わせて“本日のカクテル”もお願いすることに。メニュー画像はクリックで拡大可能。
こちらはパリ行き便の前に頂いたフルコース。2017年12月⇒2018年1月と月を跨いだ利用だったがメニューは変わらずだった。
続いて朝食メニュー。
獲物の匂いを嗅ぎ付けた熊のように香ばしい匂いに誘われダイニングスペースへ、Al Safwaスペシャルを頼むもこれと言って特に特別感がない。
あとはもう一か所小さくてカジュアルな雰囲気のダイニングスペースがあって、こちらでは手巻き寿司やサラダが置かれてる他、ライブキッチンでサンドイッチ等の軽食を作って頂ける。
エビやらチキンやらチーズやらズッキーニやらサンドライトマトやらと具材を指定すればシェフがお好み通りに仕上げてくれる。
シャワー・ゲームルーム・ペアレンツルーム・ファミリースペース
シャワールームを探していたところ、ゲームルームに彷徨いこんでしまう。
カーレーシングゲームは電源が落とされていて、プレーするにはレセプションに連絡する必要があった。素晴らしい飲酒運転テクを披露してやりたかったが、一人だと流石に頼みずらいので遠慮することに。
シャワーでさっぱりしてから往路はサラーラ行きの搭乗ゲートへと向かいやした。
クワイエットエリア
復路はオマーンのマスカットからドーハ経由でパリへと向かうのに13時間程の乗継時間があったので、馬小屋ことクワイエットエリアを使わせて頂くことに。
施錠可能な個室にベッドだけでなくシャワーやテレビまで付いているクワイエットエリア。まぁ言うならば仮眠室みたいなもんですかね。ラウンジの開業当時は制限時間無しに使えたみたいだが、いつからかルールが改悪となり、今では最大6時間までという制限が設けられている。これが本当に厳しくて、他に利用客がいなくても6時間ルールは厳守されているし、体質が少しでも遅れようものなら電話とノックによる攻撃で叩き起こされるようだ。
ベッドもふかふかだし、寝るだけなら言うことなし。ただ、やっぱり6時間縛りの制限がなぁ。今回も03:00過ぎにチェックインすることになり朝早くからベッド難民に。
砂岩の壁と古代アラブ世界の骨董品やコーランなんかの装飾がなんともイスラームなアルサファラウンジ。なんかもう凄すぎて他のラウンジと比べようもないというか、単なるラウンジを超越した何かだわ。凄いの一言。
Related posts(関連記事):
さて、年も明け2016年。各ホテルの年度宿泊実績や飛行機の搭乗実績もゼロにリセットされましたね。 SPGのダッシュボードに記録されていた各ブランドごとの宿泊実績も… あちゃ~。やっぱりゼロ。昨年のブランド制覇キャンペーンでは9ブランドに宿泊で9,000ポイント、10ブランドで10,000ポイント、11ブランドの全制覇で11,000ポイントのボーナスが付与されることになっていて、自分は果...
本日はシャングリラ天津へと移動。といっても今回はナイトクラブの天津Shangri-La SECRET CLUBではなく、香格里拉ホテルの方。2日間お世話になったシェラトン天津からタクシーで15分、河東区の海河沿いに建つシャングリラに到着した。天津浜海国際空港からタクシーで約30分(50元)、天津駅から約10分(15元)と、出張で来るにはアクセスが良く便利な位置にある。北京からの移動の場合には車で2...
前回のエントリー“アジアマイルのワンワールド複数航空会社特典で行く中東旅行”で記載した通り、2017/2018の年末年始はアジアマイルを使ってオマーン旅行に行って参りやした。 先ずは第一区間の香港⇒バンコクをキャセイにて。 香港⇒ドーハはキャセイが直行便も飛ばしているんだけど、残念ながらファーストクラスの無いA330での運航。そこで、短距離路線ながらもFクラス付き機材で飛ぶ予定となっていた...
マットレスランの為にホリデイイン シーロムをチェックアウトし、次なる宿泊先であるアコー系・ノボテル バンコク フェニックス シーロム(Novotel Bangkok Fenix Silom)へ移動する。40%だか50%だかの割引率だったアコーのスーパーセールで一泊4,000円弱という、これまた破格のお値段だった。 ホリデイインシーロムから徒歩3分。タニヤ・パッポンの繁華街まで歩いて行くには厳...