サラーラ近くのビーチリゾート・マグセイルとMarneef cave

経済振興の為に設けられた保税区的なサラーラフリーゾーンの先にあるサラーラ湾を右に折れ、国道47号線をイエメン国境方面へと真っ直ぐ走る。目指すはビーチリゾートとして有名なマグセイル(Mughsayl)の町だ。マグセイルまで着けばイエメンとの国境まで残り70km程度となる。

ひだり みぎ
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砂漠ありビーチあり滝ありと多様性に富んだ自然環境が特徴的なサラーラだが、ここら一帯はまるで別の惑星にでもいるかと思わせるようなワイルドな土漠が広がっている。

ひだり みぎ
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ごつごつとした岩山を切削して作った切通しの道を抜けると…


ようやく開放的なビーチに出た。さっきまでの乾いた大地からは想像もできない景色だ。ただ、まだまだマグセイルはこの先にあり、ここはRaysutというビーチになるらしい。

ひだり みぎ
そろそろ休憩すっか~、じゃ、僕はお祈りの時間なんで。ビーチ楽しんでね!といつもの放置プレーでアザーンを鳴り響かす白亜のモスクへと入っていった運転手。

ひだり みぎ
モスク前の爽やかなビーチ通りで一人取り残される。冬のオフシーズンなんで、打ち捨てられたボートとカモメ以外には何にもないわ。



カモメが爽やかな白い砂浜のビーチを飛び交い、いかにも椰子の木でも生い茂っていそうな長閑な雰囲気だけど…後ろに聳えるは荒涼とした岩山というコントラストがワンダフルオマーンの大自然。

40分後、モスクから出てきた運転手と合流してビーチ沿いのレストランで遅めの昼食を摂ることに。

ここで出てきたのはまさかのラクダ肉の丼。確かに動植物の楽園でラクダと戯れた後にラクダが好きだと言ったけど、そういう意味じゃなかった…

ひだり みぎ
人生初のラクダ肉を喰らい、マグセイル方面に向け出発する。ここからオマーン-イエメン国境までは険しい山岳地帯が続くという。

Raysutのレストランから山岳地帯を走ること30分、Kahif Al Marnaifというマグセイル観光の目玉に到着した。

波で抉られて出来た奇妙な形の巨岩がポツリとある。


なみの浸食によって鍾乳洞のようになったこの巨大な奇岩の日陰でピクニックをして楽しむのが地元富裕層の楽しみ方らしい。

まぁそういうことなら…と、こいつがマグセイルの目玉かと思ってバシャバシャと記念撮影をしたのだが、この岩はたまたまここにある大きな岩というだけで、マグセイルの見所はもっと奥にあるらしい。なんやねん、岩。
ひだり みぎ
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ごつごつした岩場から眺めるアラビア海の足元には珊瑚礁も見え、澄んだ空に下に遮る物なくどこまでも続く大海原の向こうには遠くアフリカの角ことアフリカ東岸のソマリア半島まで視界に捉えることができそうだ。

いやー、やっぱりアラビア海すげーわー(小並感)と思ったら更に面白そうな仕掛けが。

ブローホールというか、いわゆる間欠泉的なやつ。鉄格子が嵌められた吹上穴が3箇所あり、マグセイルの海岸線に打ち寄せる波に連動して岩穴より海水が吹き出してくるというあれね。満潮近い状態で波が強ければ見れるみたいなのだが、この日は待てども待てども発射せず…

10分程待ってから「今日の潮の状態じゃ難しいよね」とぼそり呟く運転手。もっと早く言ってくれよ…

【マグセイルのブローホール】



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