マスカットでの初日の宿はオマーン湾に面したインターコンチネンタルマスカット。
ああああああ!すっごい気になってたマスカットのAl Bustan Palace, A Ritz-Carlton Hotel、改装中とかで来年2月1日まで予約できんがな…。オマーン旅行早くも興ざめだ pic.twitter.com/VuXnJeCb6q
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年7月30日
本当はオマーン国王によって建てられたというAl Bustan Palace a Ritz-Carlton Hotelに泊まりたかったのだが、前年ながらリノベーションの為に長期休業中だったので、仕方なくインターコンチネンタルを代打として起用することに。
明晩宿泊予定のインタコの部屋がキングエグゼクティブスイートにアップグレードされてるじゃあないですか。アップグレードの場合は流石にラウンジアクセスまでは付与されないだろうとは思うが、果たしてどうなるか。 pic.twitter.com/UBOzpc6VOJ
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年12月29日
天井まで吹き抜けとなった開放的なロビー。スタイルが一昔も二昔も前の五つ星ホテルといった感じだったんで創業年を伺ったところ、建物は今年で築40年になるんだと。最後のリノベからも10年近く経過しているし、随所に古臭さが感じられてしまう。
館内はマスカットを題材にしたオマーンアートやアラビアンなインテリアがさりげなく飾られている。立地的にもリゾート風かと思ったけど、どちらかといえばビジネススタイルに寄せたコンセプトになっているようで、宿泊客は観光客よりもビジネスマンが多いようだった。
ウェルカムドリンクはデーツと共に頂くアラビアンコーヒー。デーツを眺めてたら「お一ついかがですか」と一人の男が吹っ飛んできた。白いワンピース+オマーンハットを着用してどっからどう見ても外で普通に歩いてるようなオマーン人なんだけど、言動から察するにどうもホテル職員らしい。どうやらホテルスタッフは背広組と伝統衣装組の2種類に分かれているようだ。
遺影みたいな国王の写真に見守られながらチェックイン。部屋はオマーン湾側のエグゼスイートにU/Gして頂けたが、やはり規定通りラウンジアクセスは有償オファー(OMR20≒JPY6,000)だった。夜は外食予定だったし、パッと見た感じラウンジがショボかったので、今回はラウンジは敬遠して明日の朝適当にホテル内のレストランで食べお金を落とすことにした。
エレベーターホールでも国王に見守られながら用意された部屋のある3階へ。中国のホテルに毛沢東やら習近平の写真とかが掲げられてたらドン引きするけど、オマーンに於けるスルタン画はインテリアの一種くらいの感じで上手い具合に周囲に溶け込んでるのが面白い。
部屋:エグゼクティブスイート
入って正面がリビングルーム。古いながらも重厚感ある家具が並んでいて、出来る大人の執務室といった感じ。
ブラウン系の色で統一されていて落ち着きのある部屋で、鏡の縁やスタンドライトの脚の部分なんかにちょこちょことしたオマーン的要素が見られるのが面白い。
ミニバー。一応5つ星ホテルだけあってお酒も用意されているが、やっぱり高い。
インタコマスカットのアンバサダーギフトはこの500円ワインということで良いのかな?イスラム圏で酒代が高いし後で後学請求が回ってきても嫌なので、ミニバーリストにこのワインが載ってないことを確認してからボトルを開け一人乾杯だ pic.twitter.com/5wIBVW2BDo
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年12月30日
日本での市場価格が500円でもイスラム圏では5,000円にもなるかもしれんからな。後になってのサプライズを避ける為にも抜かりなくチェックする必要がある。
ベッドルームも広々してて、普通のスーペリアルームの広さがある。贅沢にも二部屋分使ってるんだな、エグゼスイートは。最安値の部屋から3段階もアップグレードして頂き感謝感謝である。
バルコニーもリビング・ベッドルームの両方に設置されていて、オマーン湾からのしょっぱい海風を浴びながらくつろぐことができる。
ベッドルームの横に設けられたウェットエリアで特筆すべきはビデの存在か。トイレの横のアレ、便器のような、流し台のような微妙な形をしたアレっすわ。足とかちょちょっと洗い流すのにも便利なので、来たるべきオマーン国際女子マラソン開催に向けインフラ設備を整えたということだろうか。
プール・ビーチ
プロセッコとフレッシュマンゴージュースのカクテルを飲みながら独りプールサイドでゆっくりと過ごす南国ビーチリゾート(オマーンw)での大晦日 pic.twitter.com/t6ExZYlW5t
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年12月31日
プールサイドにはトマトというオープンエアーのレストラン&バーがあり、子供を遊ばせる白人のお父さんお母さんで朝から賑わっていた。オマーンという言葉の響きだけでエロく聞こえてしまうようで本当に申し訳ないのだが、オマーンで飲むマンゴージュース、自然の酸味があり美味しかった。カクテル一杯OR4.0~(≒JPY1,200)と手頃な価格設定だし、部屋で飲むよりよっぽど良いわ。
プールの一番奥にはオマーン湾のビーチに繋がるドアがあり、ルームキーで気軽にビーチにアクセスできるようになっている。
黄昏のオマーン湾は雰囲気抜群。
ここから対岸のイランまでは僅か300km、船でサクッとイランまで行けるなら行ってみたかったのだが。
波も穏やかだけど、この時期のオマーンの朝晩は比較的過ごし易いどころか薄ら寒いくらいで、この晩の気温は17℃と泳ぐにはちと寒すぎるか。
故に、冬のビーチは泳ぐところではなくサッカーをするところらしい。なんか「仮想サウジ」「仮想イラン」みたいな感じで結構よく日本代表とも試合してるイメージのサッカーオマーン代表。あまり強くはないけど国民のサッカーに対する関心は高いらしく、新聞でもサッカーネタをよく見かけた。
本日のオマーン紙朝刊の一面記事一覧。「クウェートで開催されるガルフカップ準決勝にオマーンサッカー代表を応援に行こう」「モールで警察が刺殺される」「暴行殺人罪で5人を逮捕」「ボリウッドスター、オマーンに来たる」。大晦日感は全く無し pic.twitter.com/OMK2crVHGR
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年12月31日
オマーン代表は無事にガルフカップ決勝に進出したのだが、決勝戦観戦の為に試合前日に出発した特別機は国王の計らいにより全席無料だったらしい。そりゃあ国王愛されますわw
翌朝…ビーチに出てみると、どこか物悲しい雰囲気を醸し出していた黄昏時とは違い、空気も澄んですがすがしい表情のビーチを見ることができた。
ホテルを出て左手に数分のところには、ジャハラート・アル・シャティ・コンプレックスという小さな小さなモールがある。
スタバやサブウェイも入居するほか、高品質な土産物が揃うオマーニヘリテージギャラリーも。
所感
ルイやマトラといった旧市街地方面で遊ぶにはちょっと不便で、ホテル内でゆっくり休んだりビーチでのんびり黄昏れたいという方向けのホテルである。せめて市内へのシャトルバスがあったらな…。
【インターコンチネンタルマスカット(InterContinental Muscat)】
Booking.com
住所:P.O. Box 398, Al Kharjiya Street, Al Shati Area, Muttrah, Muscat.
電話:+968-24-680000
ホームページ:https://www.ihg.com/intercontinental/hotels/jp/ja/muscat/mscha/hoteldetail
Booking.com
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