ウバール・ルブアルハリ砂漠巡りを終え、サラーラ市内のホテルへと移動する。前日に香港を発ってから30時間近く、まともに休みなくノンストップで来たのでもうへっとへとである。
サラーラはコスモポリタンなドバイやドーハと違い、イスラム装束を身に纏った純血アラブ人とちょっと緩いイスラム装備をしたパキスタン人ばかりという印象。男はまつ毛びっしり鼻毛びっしりお目めパッチリ、女は妖艶豊満メイクバッチリで、アラビアンコーヒーが如くとにかくエキゾチックで濃い。特濃。街中は綺麗に整備されてるんですけどね。人はとにかく濃い。
ホテルに近づくにつれ周囲の雰囲気がリゾートっぽくなり、市内から数分でビーチサイドの緑豊かなトロピカルガーデンに建つクラウンプラザホテルに到着した。
いいねー、外観からしてアラブ系リゾートって感じが出てますよ!
建物自体は古めかしいけど、随所に古風なオマーンテイストが溢れ出ていたりと独特の渋味を感じる館内。今回はポイント宿泊だったからかドリンククーポン等は一切もらえんかったが、1段階のルームアップグレードはしてもらえたし、部屋に入る前から悪くない印象。
ホテルに戻ったら昨日のチェックインの時に担当してくれたお姉さんに声かけられて、「サラーラ最高!観光ではしゃぎ過ぎて今日一日で一年分の汗いたわー」なんて話をしたら、ホテルからの差し入れですといってギンギンに冷えたフレッシュココナッツ二つが部屋に運ばれてきた。お心遣い痛み入りやす pic.twitter.com/HIe6FBcbdV
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年12月29日
二日目にはこんなスタッフによる差し入れもありましたしね。各スタッフの溢れんばかりのオマーンホスピタリティには驚かされた。
館内グランドフロアには良心的価格設定の土産物屋も。真っ白いワンピース+オマーンハットというオマーンのメンズ正装もこちらでお買い求めいただけます。ちなみにオマーンハットはほんとに皆さんいつでもどこでも被っているもんなんで、ハゲていても結婚するまで全く気づかなかった!という嘘のような本当の話もあるらしい。
部屋:King Sea Facing Nonsmoking Room
ちょこちょことしたインテリアに中東の風味が感じられるベッドルーム。
枕元に置いてあった快眠グッズと思しき怪しげなルームミスト、興味本位で使ってみたら、案の定思いっきりスパイシーでアラブな香りだった。
鏡の縁のウッドアートとか、マットや椅子のガラなんかがアラビアンの世界。
水周りは古いしタオルもえらい長いあいだ使い古されたものだけど、まぁ許容できる範囲にはある。
やっぱり最大の魅力はこのバルコニー。アラビア海が見渡せるバルコニーで海からの風に当たりながら寛ぐ時間が堪らなく幸せだった。絶対にオーシャンビューがお勧め。このレビューを見て「おっ、オマーン行ったるか!」ってなる勢いのある方は殆どいらっしゃらないと思うけど、もしいお泊りになられる方がいたら是非オーシャンビューの部屋をお取りください。
ルブアルハリ砂漠の探検を終え、オンザビーチのロケーションでアラビアンビーチリゾート感満載のクラウンプラザサラーサにチェックイン。白人たちが外でヒャッハーしてるのを部屋のテラスで見守りながら一人飲むモクテル・サラーラサンライズが五臓六腑に染み渡る pic.twitter.com/OsDHfkrLas
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年12月28日
プール・プライベートビーチ
リゾートホテルだけあってプールは3-4種類もある。でもプールの直ぐ隣がプライベートビーチですからね。皆さんビーチでヒャッハーしてた。
朝日と共に鳥が集まってきてなんとも和めそうな雰囲気になってきたので、オッサンも一人ビーチまで降りてみた。全力ダッシュすれば部屋から1分でビーチという贅沢。 pic.twitter.com/jxfhbO23UK
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年12月29日
ルームサービス
今回は観光で出ずっぱりだったので、クラブルームの予約ではなく好きな時に好きな物をホテル内レストランやルームサービスで食べることにした。
夜食はホテルのプライベートビーチに面したグリル料理屋にしようかと思ったけど、ヒャッハーな家族連れとカップルの集団の中に一人で突撃するのは気が引けたので、ルームダイニングのビリヤニ、オマーンの魚、本日三杯目のサラーラサンライズで済ますことに。昨晩に懲りずに中東系メニューを攻めますよ pic.twitter.com/6KgWdobW1N
— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年12月28日
20分待ってやっとルームサービスのコーヒーが来たところで再ツイート。
オマーニコーヒーの芳醇な香りと爽やかな波の音で目覚めるサラーラでの朝。そう、「オマーンの」という意味の形容詞は「オマーニ」。もうオマーニコーヒーとかそのお上品なお名前からして味わい深そうな感じがする pic.twitter.com/6qnZ3gcdD3— ポンズ (@Worldtravelog) 2017年12月29日
たかだか目覚めのコーヒー一杯なんだけど、このバルコニーで飲むオマーニコーヒーは本当に別格だった。
シャトルバス
このクラウンプラザには二泊して、次なる目的地のマスコットに飛ぶこととなった。
で、驚いたことに、空港までは車で30分弱もかかるのに無料シャトルバスのサービスが提供されているんですわ。しかも、希望者がいる限りサラーラ発の各フライトの出発時刻に合わせてバスを出してくれるんだと。タクシーがメーターで走らずくっそ高いのでこのサービスは本当に助かる。
いやー、本当に良心的なホテルだわ、色々と。2017年に泊まったホテルでは一番印象に残ったホテルだと思う。もちろん良い意味でね。今まで数多くのホテルに泊まってきたけど、「リピートしたいホテル部門第一位」になるかな、CPサラーラが。
【クラウン プラザ リゾート サラーラ(Crowne Plaza Resort Salalah)】
Booking.com
住所:Po Box 870, Salalah
電話:968-23-238000
Booking.com
コメント