この日はちょっとアクティブに、蒼山の麓にある中華映画の撮影ロケ地兼テーマパークである天龍八部影視城と大理白族により霊峰と崇め奉られる蒼山を見て回ることに。
先ずは大理古城からタクシーで天龍八部影視城へ。地図を見たら蒼山へのロープウェイ乗り場が影視城近くにあるので、影視城を見てから蒼山に登る計画で。
さっそく影視城への入場券を買い求めに行くとガッカリな告知が…入場料が52元⇒26元と半額になる一方、女真部落・西夏城・日本四僧塔といった影視城内の見所の殆どが改修中なんだと。こりゃあ・大切な国慶節の観光のピークまでに改修を終えれんかった現場責任者の安否が心配でならん。
楽しみにしていた女真部落・西夏城が観られずに大いに失望しながらも、入園料半額というメリットの部分をありがたく思うようにして入園する。
くぅ~、たまらんこの超B級感。大部分が改修中につきクローズとなってしまってるが、残る一部分だけでもこの荒廃したダメダメな感じは十分に味わうことができる。
道路脇に建つ建物の一つ一つが実演コーナーの舞台となっていて、中では民族衣装を身に纏ったオジサンオバサンたちが気怠そうに三味線風の楽器を弾いたり茶を淹れたりしてるんだが、やはり工事中につきツアー客がいないからだろう、誰も彼・彼女らを見る観光客がいなくて居た堪れない気持ちになる。
こんなにイベントが目白押しらしい。他にも酸っぱい借衣装を着ての記念撮影コーナーなんかも充実していて、酸っぱいB級テーマパークのよう。
入り口から一直線に伸びる大理街の左右に細々とした展示コーナーや実演コーナーの建物が並び、この大理街の一番奥に徳勝門と皇宮がある。天皇制でもない中国の大理で皇宮とは一体どういうことか定かでないが、行ってみることに。
ハリボテ感漂う徳勝門をくぐると、奥の方からなにやら打楽器を叩く音が聞こえてくる。どうやら何かしらのイベントが開催されているようだ。
ふむ、これは…大根役者による時代劇は披露されているものの、学芸会レベル以下の内容でお金を払う価値の無い内容。口パクにもほどがあるってくらい録音された音を流してるだけだし、肝心の格闘シーンなんかの演技も気怠そうでキレが全く無い。やはり観客が少なく演者の気持ちが乗っていないのだろうか。
時代劇なのに演者の一部はまさかの私服のプリントTシャツ姿だしw
しかもこのプリントT野郎、最後まで戦いに勝ち続ける主役だったしw
まぁこの入園料ならこれくらいのクオリティでも仕方がないのかな。行かれる方はB級テーマパークと割り切って入園下さい。
【天龍八部影視城】
入場料:52元
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