ホテルインディゴ上海 オン・ザ・バンド(上海外灘英迪格酒店)宿泊記

この日はIHGスパイヤ更新修行で5,000ポイント付き宿泊プランのあるホテルインディゴ上海(Hotel Indigo Shanghai on The Bund/上海外灘英迪格酒店)に泊まることに。レートは最安値ルームの5,000P付きプランで税別RMB1,480(≒JPY25,000)と、中国のIHGブランドとしては中々のお値段。流石にインディゴなんでホリデイインエクスプレスのような値段では泊まることができません。

ただ、結論から言うとそれだけの価値があるホテルだった。インディゴに泊まるのは香港・シンガポールに次いで3箇所目だけど、ハード面はインスピレーションが効いてて上海が一番。アジアのインディゴの中では地域文化の取り込みというインディゴのブランドコンセプトを最も色濃く体現したホテルだと思う。個性が濃い分だけ好き嫌いも分れるところなんで万人受けするようなホテルではないが、クラシーなオールド上海文化に浸りたい方にはアリだと思う。

メトロの最寄り駅は10号線の豫園駅だけど、地下鉄2・10号線の南京東路駅から黄浦江に沿って歩いてもアクセス可能。豫園からは1.5km・南京東路からは2.5Kmといずれも微妙に歩くことになるが、それぞれ豫園・外灘という上海を代表する観光地のど真ん中を通ることになるので、荷物が少ないのであれば歩いてみても退屈な思いはせんと思う。
ひだり みぎ
自分は南京東路から外灘の街並みを眺めながら30分程歩いてホテルへと移動。黄浦江に沿って南に真っ直ぐ歩くだけだし、インディゴは31階建ての目立つ建物なので、初上海の方でも迷うことはないでしょう。方向音痴な自分でも大丈夫でしたので!

ひだり みぎ
ホテルの玄関口である車寄せは184部屋ある中規模ホテルにしては小ぶりで、ベルも殆ど仕事しない怠け者揃い。はっきりいって従業員の仕事ぶりは相当ラフというかフランクというか…。近くのシェラトンやウェスティンのようにマニュアルが徹底されている訳ではない。

ロビー


ひだり みぎ
独特のオールド上海を意識したシノズワリーでフォトジェニックな装飾品で彩どられたロビーでは地元上海を拠点とするThe Bund Tea Companyのブラックティーがコンプリメンタリーでふるまわれていたりと、さっそく上海モード全開。

小さな池に金魚が泳いでたりアジアン風味たっぷりな屏風や観葉植物が配置されてたりと、こじんまりとしたロビーの中にオリエンタルな要素が思いっきり凝縮されている。
ひだり みぎ

中にはレトログッズだけでなく近未来を思わせるようなかっちょ良いインテリアもさりげなく配置されていて、外灘と豫園といった歴史風情ある左岸と奇抜な高層ビルが乱立する近未来的な浦東エリアの右岸という新旧上海を象徴する新黄浦江の両サイドを表現されているかのような独特の雰囲気のロビーである。

IHG会員特典


先述の通りスタッフの対応はむっちゃフランクでサバサバしてる。IHGメンバーに対するスタッフのレコグニションも極々一般的なものだったけど、部屋のアップグレード(一段階)だけでなく、スパイヤギフトとして90元の飲食バウチャーにウェルカムドリンククーポンが頂けたのはポイント高い。今年の3月くらいからかな、中国のインターコンチネンタルでは120元・インディゴでは90元分のバウチャーを配布するホテルが多くなってきた。スパイヤでもラウンジアクセス特典が付かないIHGにあって飲食バウチャーの配布は本当にありがたい。

ひだり みぎ
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エレベーターホールの赤い飾りでは上海の地図が表現されていたりと、ゲストが楽しめるよう様々な工夫が施された館内の仕掛けを楽しみながら19階の部屋へと移動する。

部屋:Hotel Indigo Premier Room

ひだり みぎ
大衆的なホテルの内装とは大きく異なり、シノズワリー要素を全面に押し出した家具がびっしり詰まっていて良くも悪くも上海らしさが味わえる部屋となっている。


また、ホテル名で「On The Bund」を謳うだけあって景色も◎。足元の外灘をゆっくりと往来する船舶に、忙しいモダンな上海とは違う時間の流れを感じることができる。

ひだり みぎ
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照明も凝っていて、赤提灯を灯すと魔都上海(?)のようなムードになったりと、部屋にいながらにして上海ムードを堪能することができる。


ひだり みぎ
インテリアの一つ一つもシノワズリ―シノワズリ―していて面白い。


ひだり みぎ
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キャビネットの中身もレトロチックなセンスで統一されていて非常に凝っている。

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こちらはコンプリメンタリーギフト。昔懐かしのレトロな大白兎までもをさらーっとインテリアの一部としてマッチさせてしまうあたりは流石のインディゴセンス。

ひだり みぎ
クローゼットも一味違う。特に傘の柄なんか一味も二味も違い過ぎて外では使いずらい。


スリッパもオッサンの一人宿泊は余り想定されていないかのような柄で苦笑い。

ひだり みぎ
水周りはこぎれいでさっぱりした印象。シャワールームはインディゴカラーのタイル張りで爽やかにまとまっている。

ひだり みぎ

アメニティーはオーガニックコスメBa Yan Ka La。初めてみるブランドだけど、お茶のBund Teaと同じく上海発のブランドらしい。ブランドの選定も徹底しているな。

ひだり みぎ
そんな上海上海したインディゴであるが、ウォシュレットはアメリカンスタンダード製。これがまた秀逸でしてね…。


「反復移動(RHYTHM)」というシュール過ぎる字面も反則的で、完全にネタ要因なウォシュレットである。

バー

ホテルの館内施設でお勧めできるのは30階のchar bar。

ひだり みぎ

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空気が靄ってて残念ではあるが、テラス席から眺めるバンドビューの迫力はただただ圧巻。雲が横に流れている屋上で上海のスカイラインを眺めながら飲めるとか極上の空間ですわ。

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外灘の南端にある為、浦西側に残る老上海の歴史的建造物から浦東の金融センターに林立する最先端のビル群まで黄浦江を挟んだ新旧上海の両方を一望できるという訳。外灘ビューのバーとしては外灘の北側に建つハイアット オンザバンドのVUE Barが有名だけど、ここインディゴのChar Barの雰囲気も負けとらんですよ。



飯は注文した品が悪かったのか高いだけで不味かったけど、自家製ビールは美味かった。

ジム・プール・その他ホテル内施設


ジム。

ひだり みぎ
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ジム・プールからの展望も贅沢そのもので、夜の雰囲気はちょっとWホテルっぽくてエロいw。

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6階にはパソコンやマッサージチェアなんかが用意されたライブラリーも。オープン時間は06:30-23:00で、本だけでなくDVDの貸し出しなんかもされている。

朝食

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飲食バウチャーを利用してアラカルトメニューからエッグベネディクトのみを注文。至って普通レベルでした。

周辺環境

虹橋国際空港から約17km、浦東国際空港からは約39kmというロケーション。
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外灘・南京東路・豫園など上海を代表する観光地まで徒歩圏内というだけでなくホテル足元には夜景クルーズの船着き場「十六鋪」もあるので、上海を初めて訪問される方が「ザ・上海」な定番観光コースを手っ取り早く見て回るには良いかもな。

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南京東路と豫園には上海名物「お茶詐欺」に気を付けて下さいませw。この日も詐欺師と思しき若者から「写真を撮って」と声かけられましたw

ホテルインディゴ上海(上海外灘英迪格酒店)


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ホームページ:こちら
住所:No 585 Zhongshan Dong Er Road,Shanghai 200010
電話:021-3302-9999
チェックイン:14:00
チェックアウト:12:00
階数: 31
全客室数: 184
スイート数: 23


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