シェラトングランド広州花都リゾート 宿泊記

この日は広州出張の機会を利用してシェラトングランド広州花都リゾート(広州花都合景喜来登度仮酒店)での週末ホテルステイをエンジョイしに行くことに。え?ボッチでリゾートホテル宿泊?もう慣れたんで自分的には一人カラオケよりハードルが低いわw

シェラトングランドは2020年までに150軒の新規開業を目指す「シェラトン2020プラン」に合わせて2015年に導入されたブランドで、第一弾として「シェラトングランド上海浦東ホテル&レジデンス」「シェラトングランド・ジャカルタ・ガンダリアシティホテル」と今回泊まる「シェラトングランド広州花都リゾート」の3軒がグランド認定された。「シェラトングランド」と「シェラトン」の線引きの基準は曖昧っぽいけど、まぁ「グランド」なんて冠が付いてるくらいだから役職無しの平シェラトンと比べると随分と大物なんだろう…なんて期待を胸に広州北郊の花都区へと移動する。

ホテルへのシャトルバスは事前予約が必要とのことでピックアップを拒否られ空港からタクシーで移動したのだが、ここでトラブル発生。「そんな辺鄙なとこ行ってられるか!俺は市内方面へ向かう乗客を待ってたんだ。空港で1時間も待った挙句に花都行きの客とかふざけんなよ!!」と大声で罵倒されてしまったのだ。お前が1時間待ってたとかこっちは知らんし、こちらだって30分まってこんなハゲで大声の運転手かよと自分の不運を呪うわ。結局、交通整理員が仲裁に入りシェラトンまで向かうことになったのだが、運転手は道中ずっと不満不平をこぼしてやがった。20元-30元程度で走れる距離ならこっちだって気を使うけど、20キロ以上も離れてるんだから良いじゃないか。

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シャトルバスの運賃は片道50元もしくは750スターポイント。4時間前までに要予約。

ひだり みぎ
白雲空港から距離にすると北に22キロ程なんだが、途中で凄まじい畦道を走った為に予想以上に時間がかかり、運賃も82元と高くついてしまった。その上、運ちゃんに100元渡したらお釣りを返してこないというね。曰く、「俺はこんな辺鄙なところまで連れてきてやったのに釣銭を返す訳なくね?冗談は寝て言え(意訳)」と。中国のタクシーでトラブったのは多分初めての経験だな。こんなトラブルを避けるためにもシャトルバスの利用をお勧めしたい。


ひだり みぎ
しかしまあ着いてみてびっくり。緑豊かな山々と湖に囲まれた美しい環境の中に建つ開放的なリゾートホテルで、素晴らしい秘境感にハゲドライバーとの苦い争いの記憶が一瞬にして吹っ飛んだ。イメージ的にはスワンナプームのメリディアンに更に辺境感を加えた感じかな。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
これはグランドですわwホテルの中は近未来的で、どこか宇宙船の中のようなミステリアスな雰囲気だ。秘境の中の宇宙船、良いじゃないっすかw。凄い規模感で開発されたリゾートホテルでロビーもでかいのに、これで100室以下というから本当に驚きだ。

ひだり みぎ
リゾートホテルでラウンジが無いので、SPGプラチナ特典の権利を行使し代わりにロビーバーで一杯ひっかけてから部屋へと向かう。

ホテルの敷地が広大で部屋まで遠い為にカートでの無料送迎をオファーされたけど、部屋へと続く道が良い感じの雰囲気だったので夜風を浴びながら歩いていくことに。
ひだり みぎ
ひだり みぎ
美しい湖と壮大な山に囲まれた水上テラスにレストランがあったり、湖を一望できる丘の上の自然環境に溶け込んだパビリオンが茶館になってたりと、まさに秘境の中のリゾート。僅か98室の為にここまで広域な一帯を管理するって…絶対ペイしないだろと余計な心配をしてまう。

部屋:レイクビューヴィラルーム


ロビーから歩いて10分程、ご用意頂いたヴィラタイプの部屋に到着した。今回の自分の予約は込々でも800元程度の宿泊費だというのに、何だか申し訳なくなる程に素晴らしいクオリティのホテルである。

ひだり みぎ
部屋の中はベージュ系のモダンなインテリアが配され、温かみのある癒し空間となっている。自然が香り、鳥や虫の鳴き声なんかも聞こえてきますからね。これぞ五感で楽しむリゾートホテル…都会生活からのリトリートに最適である。

ひだり みぎ
ウェルカムフルーツもがっさりドカ盛り。


広々としたプライベートテラスまで付いちゃってるし。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
水周りにも小さな庭が設けられていたり。これは久々の当たりホテルだなー。

朝食

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ひだり みぎ
清々しい朝、自然の豊かさを体感しながら朝食会場へ。広々としたリゾート内には水圧マッサージ付きプール・ゴルフ練習場・スパ・フィットネスセンター・チームビルディング用キャンプなどの施設も充実してる。こういう所に1か月くらい籠ってデジタルデトックスでストレスフリーな日々を送ったら若返れるんだろうな。

ひだり みぎ
ひだり みぎ
ひだり みぎ
朝食の質も申し分無し。自然に囲まれ心地よい静寂の中で優雅な食事が楽しめる。部屋数が少なく利用客も少ないし。

《営業時間》 06:30-10:30(平日)・06:30-11:00(土日)

チェックアウト後もホテル施設内でまったりと過ごし、16:00ギリギリまでホテルステイを楽しんだ。しかも…本来は市内へのシャトルバス午後便の出発時刻が13:00か17:00のところ、特別サービスとのことで小生のチェックアウトタイムに合わせてくれるという神対応をして頂けた。17:00出発便の予約が無かったので、特別に1時間前倒ししてくれたのだと。素晴らしい融通の利かせっぷりである。感謝感謝。

チェックアウト時にはロビーでGMが待機してて、わざわざシャトルバスまでお見送りしてくれましたし…。最安値部屋での宿泊が本当に申し訳なくなるVIP対応である。

絶対に年内に再訪するぞーって誓ってホテルを後にしたんだが、残念ながら6月30日をもってSPGからの脱退が決まったらしい…。これだけ小規模で客室単価を安くしてたら開発費をペイするどころか赤字垂れ流しなんじゃないかと思うけど、どうなんだろう。北京のグレートウォールシェラトンも今月末をもって脱退が決まってるらしいし。寂しいなぁ。やっぱりマリオットとの合併で契約更新を見合わす既存ホテルが多いのかな…。

【シェラトングランド広州花都リゾート】

住所:広州市花都区山前大道東北側天湖峰境園
電話:(86)20-3695-3888
チェックイン: 15:00
チェックアウト: 12:00
SPGカテゴリー:3

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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    スペクター様
    おお、これはこれは大変ご無沙汰しております。
    仕事都合で長期離脱を余儀なくされておりましたが、しれぇ~と復帰を果たしておりましたw

    シェラトンのグランデやメリディアンのロイヤルは正直基準がよく分からんとですね。少なくとも上海の方のグランドシェラトンは他のシェラトンと比べて優位性があるわけでもなかったですし…。
    ただ、花都のコスパは驚きました。サムイのWのようにビーチがあるわけではないですが、宿泊費もWの5-6万円に対して税込1万円台前半ですから。ビーチの代わりにスワンボート付きの湖あるし(笑)。個人的には当たりホテルだっただけにSPGからの脱退が悔やまれますが、開拓精神にのっとって今後も新規優良ホテルを探し出していきたいと思います。

    今後も微妙に悪態をつきながらの宿泊記をお届けできればと思いますw今後とも宜しくお願いします^^

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