別にソウル自体には何ら用事は無いんだが、今回は時間にゆとりがあったので広州からアシアナ航空を使ってソウル経由で東京へと帰ることに。社用フライトはワンワールドのJAL、プライベートはスカイチームの南方航空に集中してしまってるので、たまにはスタアラも相手してやらんといけんしな。
この日はちょっと寝坊してギリギリの時間帯に空港入り。翌日のソウル発成田行きOZ104のボーディングパスも頂いてからラウンジへと直行する。
Asiana Loungeと書かれたInvitationを頂いたが、広州にはアシアナラウンジが無いのでクレカラウンジでもあるPremier Loungeへ。まぁクレカラウンジとはいえ広州白雲空港のもう一つのラウンジである南方航空休憩室よりは高級感があるし飯もマシ。
休憩室よりはマシってレベルなので決して食事は美味しくないけれど。韓国での美食を楽しみにしているので、ここでは食欲を抑えフルーツタルトのツマミ食いだけに止めておく。
CAN-ICNの機材はA330-300。ラウンジで搭乗開始のアナウンスを受けゲートに向かったんだけど、THAAD配備への報復措置の影響だろうか数十人程度しか搭乗客がいなくてワロタ。禁韓令として平気で政府が旅行会社の取り扱い商材にまで介入しちゃう国だからな。「韓国行きツアーの扱いを自粛するように」とのお達しが下れば旅行会社は従わざるを得ないという。まぁきっと相次ぐ着陸事故なんかも影響してるんだろうけど…295席もある中型機が泣いているぞ。
ライフラットだけど足元広々で2時間半程度のフライトには勿体ないくらいのシートである。座席間にマガジンラックがあるので、A333でも新タイプになるのかな。
CAさんも全員若くスラーっとした美女ばかりで緊張するw。髪型から化粧まで揃っていてプロのモデル集団みたいだったわ。愛想良いし、どきっとする可愛さだった。
シートピッチ58インチ(147cm)と短足の自分には勿体ないほどに広々とした足元のスペース。
中央肘掛下には充電コンセントとUSBコネクタもあるし、単距離路線としては非常に優秀。収納スペースも豊富だし、個人的にはJALのシェルフラットネオより好み。
ただ、リクライニングは中途半端で傾斜角168°。今回は単距離路線だったので寝る必要は無かったが、試しに寝転がってみたら思った以上に傾斜がきつく「ずり下がり系」のシートでしっくりこなかった。独立席じゃないし、これで長距離だと少しシンドイかな。
単距離路線なのでアメニティはないものの、スリッパは予めシートポケットに準備されている。
ウェルカムドリンクを持ってきてくれたCAの方がわざわざ袋からスリッパを出してくれたり、搭乗から降機まで介護かよと思うくらいに気を使って頂いて恐縮しきり。なんか一挙手一投足に注目されてるんじゃないかという監視具合で、税関申告書を手にしただけでCAがすっ飛んできてペンを渡されたのはビックリしたわ。
そんな密着系の対応も、乗客が少なくCAさんが暇だったからこそのものなんだろうけど。なんせ自分含めて二人しか乗ってないのにドアクローズになっちゃいましたからw。中国を怒らせたら怖いっすねw
さぁ、そんなガラガラのアシアナ航空機。搭乗前から美人CAさんを楽しみにしていた訳であるが、CAさん以外にももう一つ楽しみにしていた物がある。国際的にも人気のあるアシアナ航空の機内食だ。
単距離路線だけど一応フルコースになっていて、メインは「ビーフグヤーシュ」「スパイシーシーフード炒め」「プルコギの」3択。プルコギが無いのが痛恨の極みだが、ここは迷うことなくビビンパを注文。「プルコギをトライしてみませんか?」の流れからの「NO!」は中々言えんしな。
ワインリストはこちら。泡はドラピエ・カルト・ドール・ブリュット。
まずはオードブルとして生ハムとメロンのサラダがドリンクと共に運ばれてきた。銀のお箸が如何にも韓国風だが、オードブルはもろに洋風。
続いてやって来たビビンパは本格仕様。通常はご飯の上に肉や野菜が載ってくる形だと思うのだが、機内食だからかお椀に具がはいっていて、ご飯は別に来た。スープやキムチも一緒でプレートが実に彩どり豊かで賑やかである。
食べ方の手ほどきを受けてから食したのだが、御飯もホクホクアツアツで美味。シンプルな料理なんですけどね、本当に。
食後のコーヒーと合わせて頂いたナッツ二袋は開封されぬまま。いやー、でも短距離便なのに食わせて頂いたわ。質量共に満足。
フライトの方も出発の遅れを取り戻すかのように順調に飛行を続け、チェジュを越え山がちな朝鮮半島へと入っていく。
結局、提示から10分遅れで仁川着。仕事以外で初のソウル、この日はタイミング良く仁川に来ていた会社の人間と合流してカジノへと繰り出すぞー。
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