JL720 ジャカルター成田 スカイスイート767 ビジネスクラス搭乗記

ジャカルタからの帰国はJL720のスカイスイート767で。朝04:30にホテル出発し、ジャカルタ名物・暴走狂ドライバーによる荒~い運転で夜闇に包まれたスカルノハッタ航空へと移動する。

空港到着後の荷物検査を経てC客専用のプレミアラウンジ直通プライオリティチェックインカウンターへ。

しかし、JALはプライオリティカウンターが使えないとのことで敢え無く撃退され、せっかく空港の端っこまで来たのにJALのチェックインカウンターに引き返す。JALは指定ラウンジこそPura Indah Loungeだけど、JAS Premier Loungeにも入れるんだが…。どうもプライオリティチェックインに対応しているのは、キャセイ・全日空・エミレーツ・ルフトハンザ・カタール・エバー・KLMオランダ・フィリピンだけとのことである。


JALのチェックインカウンターに行くと、この便にしては珍しく混んでいる。この便はC席24席に対して乗客10名弱とガラガラの場合が殆どだけど、この日は空席僅かに6。今日は「インドネシア人の団体客様が~…」とのこと。

出国後はJAL指定のPura Indah First and Business Class Loungeに直行。エントランスを入って右側がビジネスクラス・左手がファーストクラスのラウンジとクラスごとに空間が分かれているけれど、フードやドリンクの内容は殆ど差別なし。

ビジネスクラスのエリアはプライオリティパスや各種クレカでも入れたりするので混雑してるが、流石にFクラスは利用客少なく静か。ただ、座席の詰め具合はビジネスクラス以上なので、だいぶ窮屈に感じられる。


シャワーもトイレ内にあるけれど、外の小便器との距離が近すぎて、とてもシャワーを浴びる気持ちになれん。

ひだり みぎ
ラウンジ飯はパン・粥・炒飯・味噌汁・焼きそば・おにぎり・サンドイッチと基本メニューが揃っていて、毒々しいはぐれメタル色のゼリーやケーキなんかのデザートも置かれてる。

ひだり みぎ
ドリンク。禁酒制も審議されているくらい酒に対する規制が厳しいインドネシアにあって、アルコールは建前でバックステージに隠しておかないといけないのか、ビール等はオーダー制。もう一つのJASプレミアラウンジはビールサーバーがあってビンタンの生が飲めたと思ったけど。


ハッキリ言ってミールはどれもこれも見た目からして頂けないんだが、朝04:30発でホテルでの朝食が食べれなかったので、ここで簡単に炭水化物を補給。お味の方はお察しあれ。

炭水化物を摂取し、早めにゲートへと向かう。ジャカルタはゲートの手前で再び保安検査があるんで、時間にゆとりをもってゲートに向かう必要がある。

朝一のフライトなのにスーツを装備したサラリーマン同志で溢れるゲート前待合室。このエキゾチックな待合エリアに来ると「あぁ、今回もようやくジャカルタから解放された。」と妙な安堵感で胸がいっぱいになる。アデュー、ジャカルタ!また会う日まで!

搭乗は予定時刻通りに開始、今回も767でのお気に入り席である窓際2Kに着席する。チェックイン時に聞いていた通り、インドネシア人家族が中央席1-4列目の合計8席を占拠して、観光地域ローカル電車ボックス席かのような、ちょいとワイワイガヤガヤ煩い系。そんな空気を察してか、パーサーさんも「今日は団体客様がいらして~…少しでも皆様に快適なフライトになるように一方懸念明頑張りますー」なんて出発前挨拶の際に殊勝な発言をされていた。別に深夜便で消灯時に騒ぎ立てる訳でもないし、来たる日本旅行の楽しみから少しばかり興奮してる程度なので、特に不快には思わなかったけどな。
ひだり みぎ
プッシュバックも予定通り、ランウェイでの渋滞も無く、テイクオフまでも全てが順調だ。

飛行時間7時間40分のジャカルタ-成田便。まずはシートベルト着用サインが消えると同時にサンドイッチ等の軽食がサーブされる。
ひだり みぎ
ここで、無理言ってエコ席で出されるヤクルトをお願いし、乳酸菌を注入。体質的なものか知らんが、早起きした日は無性に乳酸菌を摂りたくなるんです。


映画も往路でバッチリ見倒したし、この日は疲れもあったので軽食後はフルフラットにして爆睡。

日本領空に入ったあたりで遅めのランチを頂くことに。

前菜はハーブチキンのグリルに蜂蜜風味のスパイシー海老のグリル。もちろん、ここでもヤクルトを追加でリクエストw。


メインはミニッツステーキ。味付けは安っぽかったが、溢れんばかりにペッパーソースとパスタが盛られていてボリュームは中々のものである。


タンザニアのコーヒーが美味かった。タンザニアと言えばキリマンジェロですかと聞くと、キリマンジェロ近くで作られているコーヒー豆らしい。調べたら「ンジャメナ」や「ンギグミ」と並んでシリトリを持続させる切り札として有名なンゴロンゴロが産地なんだと。

ひだり みぎ
ちょうどコーヒーを飲み終えたタイミングで着陸態勢に入り、最後は揺れに揺れたものの無事に飛行計画通りの16:25に成田に到着した。

ナイスフライトに気分良く入国審査を済ませ、バゲージクレームエリアで荷物を引き取ると…なんとリモワのハンドルのプラスチック部分が破損してるではないか!

JALの問題というより現地空港スタッフの乱雑なハンドリングが問題だとは思うのだが、恐る恐る到着フロアにあるJAL窓口にて修理のお願いをしてみると、修理して頂けるだけでなく、修理期間の代打として金リモアまで貸し出して頂けた。

1週間で修理を受けたリモアが返ってきて事なきを得た。

実は預け入れ荷物の破損は人生二度目。以前、ベトナム航空利用時にハンドルが完全に取れて返ってきたことがあったが、その際はロープをハンドル替わりにしろみたいなことで縄を渡されたことがある。その際のVNの珍提案と違って日系はこういう対応では安心できると再確認させてもらいましたわ。

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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    疾風さん
    コメントどうもです!
    ジャカルタはANA指定の方が未だ若干マシですかね。生ビールサーバーもあるし。ただ、「人が多い」「wifiの繋がりが悪い」「飯がショボい」「陰気臭い」は両ラウンジの共通項ですw。

    顧客クレームの対応は仰せの通り、航空会社の体質を測る上でも重要視しているのですが、まさか紐が出てくるとは…。100%の補償は求めておらず、VNが荷物破損クレームに対してどういった対応をするのか見たかったのですが、見事に小生の予測の斜め上を行かれて評価に窮しましたw。こういった対応一つ一つで長く付き合える会社かどうか決まってくるんですけどね…。その点、JALは「お客様は神様です」の姿勢が浸透し過ぎてて、良い意味で小生の予測の斜め上を行く対応をして頂き、これはこれで驚きました。

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