JAL201 羽田ー中部(名古屋)クラスJ搭乗記

羽田空港内の簡易宿泊施設・ファーストキャビンで夜を明かし、08:05発のJAL201便で名古屋へと向かう。JALが拠点とする第一ターミナルの一階にありフライト出発のギリギリまで休めるファーストキャビンは本当に便利が良い。チェックアウトもルームキー等を返却するだけのあっさり手続きですし、国内線利用の場合は出発時間の1時間前までゆっくり寝てられますから。

目覚ましに一っ風呂浴びてからフライトの30分前にチェックアウトを済ませ、2階の保安検査上に向かう。エレベーターまたはエスカレーターで1階から2階に上がるだけですからね。紅組乗り継ぎ客には最高の立地条件である。

2階に着き、タッチアンドゴーで搭乗案内を入手。そのままダイヤモンドプレミア専用保安検査場を抜け、専用通路の先に待ち構えるダイヤモンドプレミアラウンジへと進む。

ファーストクラスPAX・JGP・ダイヤモンド・ワンワールドエメラルド会員のみが利用できるダイヤモンドプレミアラウンジ。ダイヤモンドプレミア…その豪華な語感とは裏腹に、中に入ると平日朝の出発ラッシュ時だからかスーツを装備したサラリーマンだらけという一片の優雅さも無い光景に愕然とした。ラウンジの利用対象者多すぎぃぃぃぃ。カウンタータイプ、個室タイプ、デスクタイプと揃っていて椅子の数は少なくはないんだけど、余りの混雑ぶりに椅子取り合戦にも一苦労。国内線ラウンジなんで端から期待はしていなかったが、余りにゆとりのない待合室クラスのラウンジに失望した。

これでも一応サクララウンジとは差別化が図られていて、ビールは所謂ユルプレミアム形でヱビスやプレモルが揃えられているし、ウィスキーも山崎の12年が用意されている。この他に軽食もあるようだが、目玉のメゾンカイザーのパンは既にハイエナのように飢えたサラリーマン集団により食い尽されてしまっていて、柿ピーくらいしか腹の足しになるようなものは残されていなかった。

熾烈すぎる椅子取り合戦・飯取り合戦が繰り広げられるような戦場ラウンジは早々に見切り、搭乗ゲート傍の椅子でゆったりと時間を潰すことに。ラウンジより外の方がゆっくり静かに寛げるというね。ダイヤモンドプレミアラウンジというのは完全に名前負けだな。

搭乗開始時刻の5分程前になると、ゲート周辺に搭乗を待つ人たちの列が徐々に出来始めた。単に東京から名古屋へ行くのであれば新幹線の方が便利だと思うのだが、意外と利用客が多いようでビックリした。

機材は台北-中部便なんかに投入されている国際線仕様の738で、間合い運用で羽田に飛んできているようだ。座席数165に対してこの日は9割弱は埋まっていたんじゃなかろうか。東阪路線と違ってスーツ率が高くないところを見ると、国際線への乗り継ぎ客や飛行機フリークの方々なのだろうか。大人しい学生のような若者や御年配の方がかなりの割合を占めているようだった。

国際線仕様なんでクラスJの座席はスカイラックス。

この日は乗り継ぎ時間が短かったので最前列の1A。富士山どっち?というJALアプリでも確認できるけど、この路線は南アルプスを間近に眺められる航路を取り、A側の窓際だと富士山の絶景を拝むことができるのでお勧め。

バンコク行きの乗継便が10:25発だったので遅延が怖かったが、無事に定刻通りにドアクローズ⇒プッシュバックされて一安心。羽田の朝の渋滞に巻き込まれることもなくテイクオフまでの流れもスムーズだったし、これなら問題無く乗り継げそうだ。
ひだり みぎ
空気が澄み切って気持ちの良い朝の東京。やっぱり羽田は良いね。

ひだり みぎ
開園前のディズニー、そして見えてくる鉄鋼団地に新浦安。震災後に地価が落ちたと聞いていたが、それでもウメタテーゼが増えているのか、暫く見ないうちにまーた新浦安のマンションが増えているようだ。


新浦安上空で思いっきりレフトターンし、一路、中部国際空港へと飛んでいく。


足元に東京ドーム、遠く向こうに雪化粧の富士山。やっぱり国内線は窓際席に限る。


山麓になだらかに広がる裾野突き出す崇高で優美な御姿の富士の山。すっかりと冠雪していて、畏怖の念・崇拝の念すら抱かせられる神々しさである。


この世界遺産の絶景が見れるだけでもこの路線に乗る価値がありますわ。なんか吉兆の訪れすら感じさせてくれる。


テイクオフから僅か40分弱で機長のアナウンスが入り、飛行機はあっという間に着陸態勢に。短時間のフライトで飲食サービスは無かったけど、窓の外に広がる壮観を眺めているだけで十分に楽しめた。


中部国際空港には風もなくスムーズなアプローチで、08:48にスポットイン。すると、後ろから「乗継、間に合うかなぁ」との声が…。NGO-BKK便ダブルFOPキャンペーンを利用する修行僧・修行尼らしきカップル(夫婦?)がいらっしゃるようで、思わず仲間意識を持ってしまった。

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