ミャワディーでミャンマーの魅力を再確認

てな訳で、昨年のタチレクに次いで二か所目のミャンマーとなるミャワディーにやって来た。
国境を抜けた先にはスカートを巻いたインド人ぽい顔つきの男や白っぽい泥みたいなのを顔に塗りたくった女性陣がうじゃうじゃ溢れるように歩いているし、地面には吐き捨てられた赤い紙タバコが血糊のようにへばり付いていたりして、川を一本渡っただけでいきなり異国感・未知の文化感満点なのが良い。

国境前の大通りは意外に栄えていて、メーソート同様にこちらもランボー最後の戦場での描かれ方とは異なり内戦の戦地と化したカオスな密林地帯や野蛮な鬼畜将軍共の姿も確認できなければ銃声や阿鼻叫喚の声も聞こえない。カレン民族解放軍の過激派が籠る山々はもう少し奥まったところにあるようだ。

国境から伸びる大通りの左右には見渡す限りなんとも埃臭い雑多な個人商店が密集しているが、主に闇両替商・バスのチケット売りの店が多く、観光地ではなく至って庶民的な地方都市といった第一印象だ。タイとの貿易でそれなりに潤ってはいるのかな。


ただ、平凡な地方都市でもやっぱり未知なる土地の未知なる文化圏にいるってだけで、目に飛び込んでくる全てが刺激的に思えてくる。


ミャンマーの達人旅行者には至って普通なんだろうけど、ほぼミャンマー童貞の自分は看板に書かれた訳わからんグニャグニャとした文字を見てるだけでワクワクドキドキときめいてしまいますからね。一部の白人様みたいに判読できんくせに漢字にハマって意味不明な漢字タトゥーを入れちゃうような愚行には走らんが。


そんなこんなで国境前の大通りをそぞろ歩いていると、チャリとリヤカーを繋げて作ったような人力タクシーの運ちゃん達が群がってきた。タチレクの時と同様、100バーツで観光スポットを回ってくれるとのオファーが入ってきたが、先ずは自分の足で周辺を歩きたかったので丁重にお断り。彼・彼女らの足を見ると明らかに自分で歩いた方が移動速度が速そうだしw


リキシャ軍団の脇にある駐車場的な広場ではレトロなバスを発見。

ひだり みぎ
どこか見覚えある車体だと思ったら、なんか千葉駅行きとか書いてるしw。日本での職務を全うし終えた車体が遠く離れた東南アジアのミャンマーの地で余生を送っているとか胸アツだわ。こんな初期のスケルトンバスが生まれ故郷を離れて現役バリバリで世のため人のため頑張ってるんだもんな。燃え尽きるまで完全燃焼してくれたまえ。

ひだり みぎ
ふと駐車場の外に目をやると、テトリスの感覚で隙間なく貨物を屋根に積む男が汗を滝のようにしたたり落としてる。すっごい頑張って天にも届けとばかりに高く積んでるけど、これで悪名高きミャンマーの悪路を走るのかと思うと心配でならない。職人的には高く積めば積めば積む程うれしいのだろうが、普通に考えて高く積めば積む程危ないだろ。到着地で預入荷物紛失クレームの嵐とならなきゃ良いのだが。


こいつは銃の持ち込み禁止マークが生々しい。


ピックアップトランクの後ろには人騒がせな貨物が載せられてるし、なんかもうすっごい破天荒な感じの町の雰囲気が気に入った。

ひだり みぎ

ひだり みぎ

ひだり みぎ


2時間ほどミャワディーの町を歩き回ってみたけど、やはり一番賑やかなのは国境前の大通り。この大通りを中心線として左右に簡易な住宅やら学校やらがごっちゃごちゃに広がっているイメージだな。

ひだり みぎ
若者向けの流行ファション(?)の店やビリヤードホールまであったりと、中心部はそれなりに若者で賑わっていて活気がある。


Designed in Myammer, made in Myammerというオリジナルパーカー、700バーツ。町はバーツが流通しているので、数時間程度の滞在ならミャンマーの通過に両替することもないだろう。


買い物だけじゃない。ミャワディーは最新映画(?)だって見られる若者の夢の都のようである。

ひだり みぎ
少し歩き疲れたんで、国境脇の一等地に建つ場末感漂う酒場で小休憩することに。前回のタチレク訪問の残り銭3,000チャット(≒270円)を使っておきたかったしな。


ミャンマービールの大瓶が1,000チャット(≒90円)。これにモヒンガーを足したかったけど、お手洗いを借りた際に裏手にある調理場の惨状を我が目で目の当たりにしてしまった為に自重。

なんか、何しにわざわざこんな僻地を訪れたのか分からないグダグダぶりですが、良いんですよ。町を歩いてるだけで面白い、それがミャンマー。

【2016年スコータイ・ピサヌローク旅行記】




Related posts(関連記事):

ラオスの大地に建つ中国資本のカジノリゾート
切っ掛けは取引先の方の一言。先月、マカオのポルトガル料理屋で食事中、急にラオスのカジノの話を振られた。「国慶節のラオスはどうでしたか、ラオスにもカジノあるんですよね。」と。へー、そうなんですかー、ラオスのカジノと聞いても全然そそられませんわー。なんて言ってたが、後日ググってみたところ、ちょっと興味が湧いてきた。ゴールデントライアングルのラオス側に中国資本の金木綿集団が金三角経済特区なるリゾート地を...
ワット・チェディ・シー・ホーンと謎多き城壁南部の寺院群
続いて、ワット・チェトゥポンの向かい側にあるワット・チェディ・シー・ホーン(Wat Chedi Sri Hong)へ。相変わらず観光客はおろか地元民の姿すら見えず閑散としている。一応は城壁南部も世界遺産の一部として登録されている筈だが、城壁内部から距離があるからか、マニア向けのような扱いになっているのかな。 敷地内にはベル型のチェディの奥に壁の一部を残した御堂もあるようだ。誰がいつ建立し...
ロイヤルオーキッド・シェラトンホテル&タワーズ 宿泊記
これも去年の話だけど、バンコクのチャオプラヤ川沿いにあるロイヤルオーキッド・シェラトンに3泊してたんで今更ながら過去の記憶を穿り返して宿泊記を。 マンダリンオリエンタル・ペニンシュラ・アナンタラ・シャングリラと錚々たる面子の高級ホテルが挙って進出する魅惑のバンコク・リバーサイドエリアだが、SPG推しの小生は迷うことなくシェラトンを選択。リバーサイドというと宿泊費が高そうな感じがするが、ちょう...
パッポンで飲むドイツビール@G's Bangkok
今回のバンコク滞在では一晩だけフリーな日があったので、ホテル近くのパッポン通りで見つけたジャーマンパブ「G's Bangkok」に行ってみることに。 パッポン通りは言わずと知れたバンコク屈指の歓楽街。昼間は何の変哲も無い平凡な通りだが、夕方からぼちぼち屋台の組立てと商品の搬入作業が始まって、18:00を過ぎる頃には路面一面に露店が広がるエネルギッシュなアジアンナイトマーケットに変身する...