シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ひっそりとした丘に建つワット・サパーンヒン


続いては遺跡公園の外に出て、城壁の西側にあるワット・サパーンヒンを目指す。
城壁の西部は、権力と交わることを嫌い人里離れた森に居を構えた保守的な仙人様のような僧の一派が世間との接触を避け修行に励んだ地域らしい。今でも人影が少ないことから日没後は危険とのことで、2007年には日本人女性が殺害・遺棄されるという痛ましい事件も起きている。こんな情報を聞いたらちょっと躊躇するけど、日中の訪問ならまず問題あるまい。


遺跡公園からは西へ一直線。どこかで左折する必要があるのだが、左折する場所が分からず延々と一本道を直進する。道路は舗装されているし、道の両端に高い街路樹が並んでいて直射日光を遮ってくれるので、走り心地は悪くない。


10分以上走っただろうか。衝撃の看板が目に入る。ボンボヤージュ!?知らぬ間にミャンマーへと続く国道12号線に出ちゃったし。どうやらワット・サパーンヒンへと続く小路を通過してしまったようで、来た道を延々と引き返す羽目に。無駄に時間とガソリンを食ってしまった。


これか!城壁から西に4Km程の地点に小さく目立たない標識を発見。この小路を入った所にチケットセンターがあり、入域料として100バーツを支払うことに。スコータイ遺跡公園に入るのに100バーツ払っているのに、城壁の西部を見て回るのにも追加で100バーツ払わされるシステムは本当に頂けない。因みに、ワット・シーチュムやワット・プラパーイルアンがある城壁の北部に行くのにも100バーツを徴収される。


うっわー。城壁に西側は確かに人気が殆ど無く、女性が一人で行動してたら危ないかもな。特に陽が暮れてからはヤバそうだ。


こんな細々とした小路をチケットセンターから西に300mほど進んだところにワット・サパーンヒンへの参道を発見。どうやら小高い丘の頂上に遺跡があるようで、萎える心に鞭打ち打って足元の悪い石畳の上をせっせとハイキングすることに。


寺院名の「サパーンヒン」は「石の橋」という意味らしい。丘の高さは200m程と大したことなんだが、暑いのと足下が悪いのとで思ったよりシンドイぞ。


振り返ると木々に埋もれた遺跡群や田畑が見下ろせる。かつてこの地に都があったとは思えない静けさと長閑な風景に心が安らぐ。


頂上の境内ではレンガの壁を背にして立つ凛々しいご尊顔の仏像がお出迎え。当時は壁も屋根もあったのだろうが、今は風化しきったラテライトの柱だけに囲まれた立像がポツンと建つだけで、どこか寂しく物悲しい空気が流れている。


どうです、このキリリとした目鼻立ちとスマートなお口元w。二体の仏像と何本かの柱を除くと何も建造物がない廃れた廃墟だが、右手を上げてスマートに微笑む仏像の姿は疲れた心と体を癒してくれる。

イケメンな立仏にご挨拶差し上げた後はスコータイ遺跡公園へと戻る。

ワット・サパーンヒンの南にも遺跡があるとのことなので、南側から戻ることに。


バイクに跨り城壁方面に走り始めると、森の中にゴーレムの棲家かのような荒廃しきった遺跡がポツポツと現れてきた。直角カーブを東に曲がった直後にはストゥーパが姿を現したり、右手の小高い丘にも丘への遺跡へと続くのであろう石段があったりするので、カンボジアのアンコール遺跡群のようにスコータイも城壁周辺に無数の遺跡が点在しているようだ。多分、地図にも載ってないようなマイナーな遺跡もあるんだと思う。

ひだり みぎ
ワット・サパーンヒンから道なりに行くと、未知なる古代世界に入っていくような感じで冒険心が擽られる。


林の開けた部分に残るワット・マンコーン。最上部は捥げて無くなっているものの、どっしりした造りの仏塔や本堂の基壇と柱、結界石等がしっかりとした形で残っている。

ひだり みぎ
そして再び城壁内へ。



Booking.com

【2016年スコータイ・ピサヌローク旅行記】















Related posts (関連記事):

巨大な黄金坐仏が鎮座する プラ・モンコン・ボピット
白と深紅に彩どられた三角屋根の面白い建物物を発見。観光マップを見ると、高さ12.45メートル(台座を含めると16.95m)、幅9.55メートルというタイ最大の青銅仏であるプラ・モンコン・ボピット仏を本...
ラオスの大地に建つ中国資本のカジノリゾート
切っ掛けは取引先の方の一言。先月、マカオのポルトガル料理屋で食事中、急にラオスのカジノの話を振られた。「国慶節のラオスはどうでしたか、ラオスにもカジノあるんですよね。」と。へー、そうなんですかー、ラオ...
日本人の夜の城・メリディアンバンコク宿泊記
ずいぶん前に週末キャンペーンで連泊したメリディアンバンコク。ホテルのホームページでは「バンコクのビジネス地区、シーロムに位置」なんて紹介されているが、どちらかというと「日本人向け歓楽街のタニヤや、怪し...
象に護られたワット・チャーン・ローム
続いてワット・チェディ・チェット・テーオの正面にあるワット・チャーン・ロームへ。こちらはラームカムヘン大王の命令で13世紀に作られた寺院の遺跡で、寺院名はタイ語で「象に囲まれた寺」くらいの意味らしい。...

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする