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ワット・プラ・シー・イリヤーボット


続いて一風変わった名前のワット・プラ・シー・イリヤーボットへ。寺院の名であるイリヤーボットというのは4体の仏像という意味を表した言葉だそうで、その名の通り境内には座仏・涅槃仏・立像・遊行仏がセットになって祀られているみたいだ。よう分からんが、4体合体ロボみたいな感じなんだろうか。


入り口を入ると最初に目に飛び込んでくるのは高さ2mはあろうかという柵つきの立派な礼拝堂跡。基壇の上から生い茂る木々が何とも時の経過を感じさせる。


ここも御多分に漏れず屋根は跡形もなく土台と柱の根元、そして、本尊様が祀られていたであろう祭壇が辛うじて原型を留めているのみ。でも、いいんです。この遺跡のウリは礼拝堂跡ではない。


ワット・プラ・シー・イリヤーボットの最大の見せ場はこの部分。大きな煉瓦造りの四角柱の4面にそれぞれ異なった姿態で背中合わせに祀られた4体の仏像だ。正面(東面)に遊行仏、北面に涅槃仏、西面に立仏、南面に座仏が背中合わせで祀られている。


正面の東向きの壁面には大きな遊行仏の姿が辛うじて見て取れる。


ラテライトのブロックで成形された後に漆喰で体裁が整えられているようだが、残念な事に体の大半は崩れ落ちてしまっている。


時計回りにということで南側に回ると、恐らく座仏だったと思われる膝っぽい残骸と台座が残っている。北側の涅槃仏に至っては背面の壁に痕跡が残るのみで姿形は全くもって確認できず。


唯一まともに残っているのは西側の立像くらいのもの。やたらと肩幅があって不格好というか不均等な体つきではあるが、それでも品のある表情で優美な立ち姿を見せてくれている。

見所はこれだけでこじんまりとした遺跡ではあるが、個人的にはカムペーンペットで3本の指に入る面白遺跡だと思う。

【2016年スコータイ・ピサヌローク旅行記】







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