この日の帰国は広州から。「JAL、羽田発着中国路線のネットワークを拡大!!」ということで2015年10月25日に新規開設された羽田―広州便でキャンペーンをやってたのでね。マイル乞食の時分としてはついつい釣られてしまったという訳。
因みに、今回のネットワーク拡大で増便・新規開設となったのは以下3便。
路線 | 便名 | 運航機材 | 運航ダイヤ |
羽田=浦東 | JL085/JL086 | 767-300ER | JL085便 羽田発14:40 浦東着17:10 JL086便 浦東発18:35 羽田着22:20 |
羽田=広州 | JL087/JL088 | 767-300ER | JL087便 羽田発08:50 広州着13:05 JL088便 広州発14:50 羽田着19:45 |
羽田=北京 | JL025/JL020 | 767-300ER | JL025便 羽田発17:20 北京着20:30 JL020便 北京発08:25 羽田着12:45 |
同時にデイリーで飛んでた広州―成田便のJL855/856が運休となったから、自分にしてみれば増便じゃなくて成田便が羽田便に入れ替わっただけなんだけど。
JL088便の広州発は14:50。朝は広州の観光地である北京路を当ても無くブラブラし、チェックインカウンターの受付開始時刻11:50に合わせて空港入り。
中国人スタッフは礼儀正しいし、女性客の荷物をカウンターに載せるのを手伝ったりと良く訓練されている。広州でこれだけ気遣いできるスタッフを揃えているのはJALくらいのものだろうと感心する。
チケットを入手した後はラウンジへと直行。ビジネスクラスだと保安検査は優先ラインを使えるけど出国検査は一般レーンに並ぶので、昼過ぎの込み合う時間だと結構並ぶ。年間旅客者数5千5百万人のメガ空港ですからね。その上、どいたどいたと悪びれる様子も無く強引に人波掻き分け割り込む無作法者もいたりするんで、余計に時間がかかってしまう。
JALの場合、ラウンジはプレミアムラウンジを利用することになる。プライオリティパスやクレカでも入れるのもあり時間帯によってはエライ混雑するけど、キャセイドラゴンで飛ぶ際に利用できる南方航空ラウンジと比べれば随分とマシなラウンジだ。野放図に振る舞うような出稼ぎ労働者のような方もラウンジの外に比べれば極端に少ないですしね。
食事は中華食が濃いー感じの茶色い系メニューばかりだけど、南方航空ラウンジよりは総じてレベルが高い。
人民様の餌を恵んでもらう訳ですから文句は言えません。この他にはサンドイッチ・サラダ・デザート系なんかも一応は揃えられているので、それなりの腹ごしらえは出来るだろう。
麺もオーダー可能。汁に殆ど味が付いてないので、パクチーやらザーサイやらお粥感覚で適当にぶっこんでから食べるものらしいが、余り美味しくはない。
広州空港は規模の割に見どころに欠けるので、最後の最後までラウンジで粘って搭乗ゲートへと向かう。機材は767-300でスカイリクライナーのヤツ。決してスカイスイートⅡを積んでる方じゃない。
優先搭乗の大名行列はCXの香港―羽田便並。その殆どがスーツを着た日本人サラリーマンで、観光客の姿は極々一部だけ。
中国の殺人的忘年会ラッシュを回避するかのように中国出国。敵前逃亡と罵られても良い、我が身が大事。
因みに…今回利用したJAL広州―羽田便、Aコン30席のうち12-13席しか埋まっていなかった。羽田―広州便就航プロモ中なのに… pic.twitter.com/rFOB2yihpN— ポンズ (@Worldtravelog) 2015年12月15日
ゲートは大混雑だったけど、C席は余り埋まっておらず。
通常時とリクライニング全開時のシート。どっちがリクライニング状態か分からないくらい倒れない。
傾斜があってズリ落ちる。ホント、スキージャンプのラージヒルくらいの傾斜で、これだけ角度があったら全盛期の原田雅彦なら130m飛んでるレベル。
全力リクライニング時の目線。申し訳程度のブラインドはあるので、隣人の視線はギリギリ気にならない。
モニターはアーム式で、ヘッドセットはやる気なし。ただ、エンタメはやっぱり日本人向けの内容はすこぶる充実。
ショーシャンクの空に・ラストサムライ・フォレストガンプ・トイストーリー・ダヴィンチコート・オペラ座の怪人…他にも踊る大捜査線・プリズンブレイク・バックトゥーザフューチャー1~3・ダイハード・ハリーポッター等ミーハー受けする分かり易いラインナップがズラリ。
離陸は今日も定刻通り。アナウンスでも「本日も定刻出発にご協力頂き誠にありがとうございました。」と御礼が入る。意地でも定時性世界第一位の座を譲りたくないんだろうな。搭乗時にもたもたしてたら後ろから蹴飛ばされそう。
離陸して間もなくすると、熟練のマダムパーサーにより機内サービスが開始される。機内食のメニューは以下の通り和食か洋食の二択。
お品書き | ||
和食 | 前菜 | 鳥賊の芋寿司・鮭の砧巻き・海老の黄身酢添え・銀杏と黒豆の串打ち・牛肉葱巻き・鰻巻き玉子 |
向付 | 鴨肉のロースト レタスソテー添え・干し柿のおろし和え | |
小鉢 | 素麺 | |
台の物 | 銀鱈の銀杏餡掛けと牛肉じゃが芋煮 | |
ご飯 | ||
味噌汁 | ||
香の物 | ||
アイスクリーム | ||
洋食 | アペタイザー | チキンムースサンド・ミートローフ・クリームチーズとキャビア チェリートマトキャップ・長芋のフライとトマト フェタチーズのせ・サーモンマリネ ドライトマトとエシェロットのペースト添え |
メイン | コックオヴァン | |
フレッシュサラダ | ||
パン | ||
アイスクリーム |
洋食メインの「コックオヴァン」のイメージが湧かなかったというどうしようもない理由で和食を選択。
所狭しと並べられた前菜の数々はいずれも美味しかったが、肝心のメインの味付けがしつこ過ぎて舌に合わず。謎の西洋料理コックオヴァンの方が正解だったかも。
〆はいつものハーゲンダッツ。前の週に乗ったマレーシア航空の豪快な機内食で胃が拡張されていたからか、ちょっと物足りなかったな。腹八分目ならぬ腹五分目くらいで収まった。
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