巨大カジノリゾートが立ち並ぶマカオのコタイを歩く

せっかくコタイのシェラトンマカオに来ているので、ホテル周辺の巨大リゾートホテル巡りでもしてみることに。

今でこそ大規模な超高級カジノリゾートが立ち並ぶコタイだが、ここは元々はタイパ島とコロアン島の間の穏やかな海だった。それが1980年代に入り、人口過密問題の解消策として宅地開発の為に埋め立てられた。これで人口密度の問題が解決されたと思いきや、どういうわけか当初の社会問題は忘却の彼方へと葬り去られたようで、気付けば宅地開発用の埋立地は大規模な高級ホテル・カジノ・リゾート施設が立ち並ぶ世界的エンターテイメント街に…。今では人口密度世界第一位のマカオに毎年3,000万人の観光客が訪れる面白い事態になってしまっている。

そのコタイの中心地がコタイ地区の中心にある「コタイストリップ」。思いっきり「ラスベガス・ストリップ」を意識した名前のこの大通り周辺に巨大リゾート施設がわんさかと集結してる。

こちらはコタイストリップに面して建つリゾート施設「コタイセントラル」。赤と紫に光る右二棟がのシェラトンと、妖しい赤系の光を放つコンラッド/ホリデイインが並ぶ。もはや見た感じはサイエンスフィクションの世界で、タイムスリップでもして未来都市を歩いているかのような錯覚に陥ってしまう。

昨日のシェラトンマカオの記事でも記載したが、このコタイにはコタイセントラルの他にも「ヴェネチアン」「プラザ」「シティ・オブ・ドリームズ」「ギャラクシー」という巨大カジノリゾート施設が徒歩圏内に揃っている。

それぞれのリゾートに入るホテルもまた錚々たる顔ぶれとなっている。

【ヴェネチアン】
ヴェネチアンホテル

【プラザ】
フォーシーズンズ

【コタイセントラル】
コンラッド
セントレジス
シェラトン
ホリデイイン

【シティ・オブ・ドリームズ】
グランドハイアット
ハードロックホテル
クラウンタワーズ

【ギャラクシー】
ギャラクシー
バンヤンツリー
オークラ
JWマリオット
リッツカールトン

各リゾート施設は独自のテーマ性をもって運営されている為、それぞれの施設でそれぞれのテーマに合わせたエンターテイメントを楽しめるようになっている。ひだり みぎ
コタイセントラルからコタイストリップの道路を隔てた先にあるベネチアン。客室は全室スイート仕様。水の都とも呼ばれるイタリアのヴェネチアをイメージしてショッピングモール内に巡らされた水路の上を船頭さんが小船でどんぶらこと漕いでくれたりと、ヨーロピアンちっくな非日常体験が味わえる。

ひだり みぎ
ヴェネチアンのお隣にはフォーシーズンズ。

ひだり みぎ
一歩入った瞬間に感じる威厳ある空気に息をのむ。派手で巨大なホテルばかりのマカオにあっても、フォーシーズンズはフォーシーズンズで何だかホッとする。

ひだり みぎ
まるで宮殿内部かのような上品・上質なクオリティ。宿泊してないのにウロウロとロビーを徘徊する不審者の私にもスタッフは親切にしてくれるし、素晴らしく居心地が良い。2015年度はJWマリオット・リッツカールトン・セントレジスとハイクラスなホテルが続々とオープンしたマカオだが、やっぱり現時点ではフォーシーズンズが一番かな。

ひだり みぎ
フォーシーズンズのショッピングモールもコタイセントラルより高級感がある。

ひだり みぎ
フォーシーズンズのモールを出て再びベネチアン方面へ。ここら一帯は、レトロなゴシック調の建物の角からカウボーイハットにサングラスのギャングがこっちを見ていそうな独特の雰囲気がある。

ひだり みぎ
中に入ると、相変わらず無駄に豪華な装飾に目を奪われる。


ヴェネチアンの内部は地獄の迷路。もの凄っく広いので、一度方向を間違うと元へ戻る気が無くなり、さらに間違ってドツボにはまる。この分かりずらいレイアウトは何とかならないものなのか。

DSC_3748
迷路地獄から脱出すると、目の前には新しくオープンしたコタイセントラルの「セントレジス」と、シティ・オブ・ドリームズの「クラウン・タワーズ」「ハードロック・ホテル」「グランドハイアット」が。シティ・オブ・ドリームズは異世界に誘うようなワクワク感に溢れたデザインになっていて、実際、アミューズメント施設しての色合いはここが最も濃いと思う。定番だけど、シティーオブドリームズの「ザ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーターショー」は本当におススメ。

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=M06t0uIkMf0[/youtube]


2015年12月17日開業のセントレジス。オープンしたてでオペレーションが不安だが、思ったより安いんで早よ泊まってみたい。

ひだり みぎ コタイにはまだまだ現在進行形で建設が行われてる現場も多く、通りを歩いているだけでリゾートの進化の過程を目の当たりにする。パリジャン・マカオ、MGMコタイ、ウィン・パレスなどのベガス資本の大型ホテルも開業を控えているし、2016年末には香港とマカオ・珠海を結ぶ港珠澳大橋が完成、マカオ市内もI商事とM菱重工さんが受注したモノレールマカオLRTが開通するなど交通網も整備され、マカオはリゾートシティとしてさらなる進化・発展を遂げていくようだ。VIPルームの売上低迷等で工期を遅らせているようではあるけれど、さてどうなるか。

ひだり みぎ 右を見渡しても左を見渡しても視線の先にカジノリゾート…。個々のホテルやカジノ等、施設の数や大きさはラスベガスを上回るようだが、やっぱりラスベガスの方が総合的にはエンターテイメント性が高い街だとは思う。前にロサンゼルス行ったのなんて10年も前だけどw 。


日が暮れるとカジノのネオンがギラギラと光り始め、夜の蝶なる美女が街角に立つ妖しげな魅力に包まれる。いやー、やっぱりタイパは刺激的だ。マカオ半島側の歴史街探索も良いけれど、たまには刺激の強いバブリーなカジノタウンを歩き回るのも悪くない。

カジノは来る度に「もう手は出さない」と誓うんですけどね…

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コメント

  1. ポンズ ポンズ

    いやー、それが、珠海のタクシー運ちゃんの話だと、習近平国家主席様がマカオで汚職マネーロンダリングの取り締まりを強めてたことから、大陸の超VIP層からの収入が大減少しているみたいです。それに加えて大陸の経済悪化…大陸の超VIP頼みだったマカオ全体がどうなっていくか、運転手が我が事のように心配してましたw
    まぁ超VIPルームがどうなろうが庶民には関係無い話なので、私はこれからもどんどんマカオを攻めていきたいと思いますが!

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