遂に現実世界へ引き戻される時がやってきた。
GA225 11:35ソロ発―12:50ジャカルタ着
CX776 14:25ジャカルタ発―20:30香港着
CX524 01:00香港発-06:25成田着
という旅程で日本に戻る予定だが、キャセイからの連絡によると台風による影響で香港離発着便で欠航/遅延が相次いでいて、CX776・CX524共に大幅遅延になるそうだ。まさかのスカルノハッタ缶詰コースだけは勘弁してもらいたいところ。
9泊の旅行を終え、いよいよ現実世界へと引き戻される時がやってきた。が…CXの情報に拠ると、台風の影響で香港離発着便で欠航/遅延が相次いでて、小生の搭乗予定便も大幅遅延になるのだと。ヘボヘボなスカルノハッタ空港での缶詰とか御免だよ。 pic.twitter.com/gNWu573V7X
— ポンズ (@Worldtravelog) 2015, 10月 4
当日は最後の最後まで観光を楽しみ、フライト二時間前にホテルを出発する。
今回は空港までの片道送迎付きプランでMギャラリーに泊まっていたので、ホテルのバンで悠々とソロのアディスマルモ国際空港へ。クアラルンプール及びシンガポール便が就航しているので国際空港との名が付いているが、中身は地方都市の弱小空港そのもの。
チェックインカウンターも両手で数えられるほどしかなく、この時間帯もGA225の搭乗客しかいないようだった。
インドネシアで何故か人気のバゲージラッピング。40,000ルピアと安くはないけれど、この日も順番待ちが出来るほど。
チェックインも至ってスムーズで、事前に座席指定をしていたこともあり、パスポートを提示してから1分後には搭乗券が手渡された。英語でのコミュニケーションも問題無し。
座席は事前予約していた通り最前列6Aで。マイルも他社(中国南方航空)付けにしたけれど、搭乗日から5日できっちり加算されていた。
空港内には菓子や民芸品販売コーナーもあるし、空港規模にしては座席数がやたらとあるので、椅子取り合戦に敗れて立ちっぱなしなんてこともないだろう。規模の割には機能面で充実した空港という印象だ。
エグゼクティブラウンジ。特定のクレカホールダー、スカイチームエリート、ビジネスクラスの乗客だけでなく、60,000ルピア払えば平民でも入場可能となっている。
ホットミールはペヤングみたいな焼きそばオンリーで、他にパンやクッキーのスナックが用意されている。
ドリンクは瓶の炭酸飲料とオレンジジュースに水、珈琲と、ノンアルコール限定。環境への配慮なのか、瓶はリサイクルで思いっきり使い回されたものが使われている。
飲食ラインナップはまぁ地方都市のクレカラウンジと然程の差はないが、問題は室内環境。テレビを爆音で流しててラウンジの外より煩いし、wifiも使いものにならずと、全くもって寛げないし安らげない。受付のおばちゃんも栓抜きを探す私を尻目に携帯アプリ遊びに没頭するだけだし…
結局、搭乗開始までゲート前の椅子で待機することに。ボーディンブリッジが思いっきり機体に被さっていたので搭乗時の機材画像はないが、本日の機材は往路のジャカルタ⇒ジョグジャカルタと同様にB738。
Jは2×2が3列、Yが3×3が23列という座席配置となっていて、この日のJ席は最後方に陣取った自社パイロット3名と、最前列K・F側のインドネシア人富豪コンビ2名と私の計6名。Yはパッと見た感じ搭乗率50%程か。バスや鉄道の交通網が発達しているということの表れだろうが、一大観光地からインドネシアの空の玄関ジャカルタ行きの便なのに観光客の姿が殆ど無かったのが意外だった。
バルク席の足下がヤバく広い。特にA・C側。どんだけ足の長い乗客を想定したらこんなスペースの取り方になるんだというくらい。
シートポケットまで1m程あるので、思いっきり前屈運動して手を伸ばしてもシートポケットに手が届かない。ダルシム専用座席かよ。
シートは地味に座席部分がバティック柄になっている。マレーシア航空の下手な革張りよりは落ち着いるし、フカフカして座り心地も悪くないので個人的には嫌いじゃない。
席に着くなりウェルカムドリンクと食後のホットドリンクの選択を聞かれ、首尾良くおしぼりとドリンクが運ばれる。
ウェルカムドリンクは水・オレンジジュース・アップルジュースという基本メニューで、ホットドリンクは茶か珈琲の二択のみ。まぁ飛行時間1時間の国内線ですからね。
大変お美しいCA。顔が特定される画像のアップは控えるが、カバヤとバティックサロンの制服が美しすぎて、人生で初めてCAの方に写真撮影をお願いしてしまった。エキゾチックな物に惹かれる今日この頃。
ドリンクに次いで新聞が配られるのだが、残念ながら今日はローカル誌しか積んでないとのことで、わざわざ英文のTimeとEconomist誌を用意してくれた。あんな迫力ある豪傑な人なのに170cmもないとか、毎度毎度プーチン氏の性格と体格のギャップに驚かされる。もう本当にコラ画像のようだわ。
ガルーダ航空の機内誌を漁る。羽田でCXの隣に威風堂々とした姿で駐機してた777-300ER、乗ってみたいけどファーストクラスだと片道60万円越えか…スカイチームのマイルもそんなに貯まることはないだろうし、今世は無理そうなので来世にでも宜しくお願いします。
雑誌を楽しんでいるとあっという間に出発時刻となり、定刻通りにプッシュバック。
緑溢れる美しい中部ジャワを発ち、水平飛行になると同時に機内サービスが開始される。J客6名に対してCAは1人、それに加え飛行時間1時間程度とスピードある対応が求められる単距離便であり、ややもすればサービスが雑になってしまうようなところだが、この日のCAのお姉さんの手にかかれば問題無し。非常に器量のある方で、テキパキと丁寧な仕事ぶりを披露してくれた。
機内食は鳥そぼろのラップとカステラにフルーツという構成。こいつが中々美味かったし、竹の葉に載ってきたりとプレゼンテーションの工夫が見られるのも高評価。演出って大事ですからね!
珈琲を飲み終わると直ぐに着陸態勢に。もっと機内サービスを満喫したかったわぁ。
沖止めだけど、どこかのドラゴン航空と違ってビジネスクラスは専用の送迎者を用意してもらえるので苦にならないというか、巨大なスカルノハッタ空港なので、変なゲートをアサインされてからの徒歩移動より沖止めの方が楽なくらい。
ガルーダの牙城・スカルノハッタ空港。右も左も前も後ろも見渡す限りガルーダしかいなくてワロタ。
国内線専用の2Eターミナルから国際線2Dターミナルへと移動する。
品物損害クラームのサイン、撲滅されたと思ったんだが国内線は未修整だったのか。日本人の利用客が余りいないからって手抜きしたな!
ターミナルを移動する前にガルーダ航空版の到着ラウンジであるプレミアムアライバルサービスのラウンジを視察。
ここで待ってりゃ預入荷物をラウンジまで運んできてもらえるらしい。これはなかなか有り難いサービスだ。
アライバルラウンジ見学後、看板の矢印に沿って国際線ターミナルへ。
2E国内線ターミナル2階にあるBRI Transfer Loungeの脇からターミナルを出ると…
直ぐ横が国際線ターミナルのチェックインフロアになっている。ここでキャセイに乗り換えだ。ありがとう、ガルーダ・インドネシア航空!
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