シェラトンサイゴン ホテル&タワーズ クラブフロア宿泊記

ソフィテル、Mギャラリー、プルマン、ノボテル、ibisと、アコー系列のホテルが充実しているホーチミン。今回の出張では新規開業したばかりのMギャラリーを試したかったところだが、やはりここでも見事にシェラトン無料宿泊キャンペーンに釣られてしまい、シェラトンサイゴンホテル&タワーズに宿泊することに。プロモーションとかに流され易い自分の性格は一生治らない不治の病だと思う。

ひだり みぎ
シェラトンサイゴンはホーチミン市街地ど真ん中に建つ高層ビル2棟からなるタワーホテル。ホーチミン市内のホテルでは一番の高さを誇り、市内を一望できる高層階からの展望がウリの一つになっている。立地条件も良いし、ホテル内の飲食施設やカジノやプールなどの娯楽施設も充実しているので、長期滞在でホーチミンの町を楽しむには絶好のホテルである。


エントランスにはキビキビと動くポーターや、艶やかなアオザイを身に纏った可愛らしいドアウーマンが常に待機をしていて、ホテルに足を踏み入れる前から最高のおもてなしで迎えてくれる。年季は入ってるけどハイクラスなホテルです。ハードもソフトも。


4年程前に宿泊した際は薄暗く、活気がなく、華がないヌボーっとした印象だったけど、今やベトナムの民族楽器の生演奏なんかもやったりして、ロビーの雰囲気が随分と改善され、5つ星ホテルとして貫禄がでてきてる。ただ、ロビーの座る場所は極端に少ないので、ロビー周りにもう少し配慮があると尚よいか。


4年程前に一度泊まって以来。先月にも2泊しているので、今回は2ヵ月連続通算3度目の滞在となる。チェックイン時にはわざわざマネージャー風の男女が部屋から出てきて手厚い挨拶をしてくださり、そのままクラブラウンジへとエスコートされた。老舗故にこの辺の対応は流石にスムーズで洗練されている。滞在時は昼夜問わずいつでも連絡下さいねってわざわざ名刺まで渡してくれるし、ゲストの滞在をより良いものにしたいという心からのホスピタリティが伝わってくる。

ただ、部屋はちょっと…メインタワーのクラブルームとエグゼクティブスイートに宿泊したが、共に古臭さは否めない。新しいグランドタワーの部屋は快適なんだろうけど…

【シェラトンクラブルーム】

先月は21階のクラブフロアにある部屋をアサインされる。37㎡と広くはないが、天井が高いからか面積以上の開放感がある。でもやっぱり茶色の地味系で見た目が野暮ったいのと、シーツが少し湿っぽかったのが気になった。


設計もインテリアも、やっぱり一世代前のシェラトン。一部客室を改装する計画があると言っていたが、いつになることやら。

ひだり みぎ


総大理石のバスルームはアースカラーの色調に白黒のディテールとクラウンモールディングがあしらわれている。清掃が行き届いているので古さの割に清潔感がある。


設備的には古いが、水圧・水温・排水は全て問題無いレベル。腰の高に水圧マッサージ用のあるシャワーが備え付けられてるのは面白い。

ひだり みぎ

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窓の外はサイゴンリバーがゆっくりと流れている。22階の高層だけあって見晴らし素晴らしい。


ウェルカムフルーツ。「ドリアン、ジャックフルーツ、マンゴスチンをお部屋で召し上がるのはお控え下さいませ。~規則に反した場合はお部屋の掃除代金として4,000,000ドン(≒21,500円)をご請求させて頂きます。ご協力有難うございます!」ご協力有難うございますというか、高額な罰金を課しての半強制的な協力だ。ホテル側の事情は分かるが、南国フルーツが全力で否定されててちょい悲しい。


こちらはクラブルーム特典。コンチネンタルブレックファーストや1日3ピースまでの無料プレスサービスがありがたい。

・ラウンジまたはSaigon Cafeでの朝食
・カクテルアワー(17:00~19:30)
・パック、アンパックのバトラーサービス
・1日3ピースまでの無料プレスサービス
などが代表的なベネフィット。

【エグゼクティブスイート】
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今月はエグゼクティブスイートにアップグレードしてくれた。床面積で91㎡と広すぎるくらい広く、一人での滞在ではどうしてもスペースを持て余してしまう。

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ソファーと椅子もやたらと多いので、単身での滞在ではとても使いこなすことができない。小さめのパウダールームまであったりするし。

ひだり みぎ
小さい方の机にはチェスボードがセットされている。明らかに独り身の滞在は想定されていないようだ。こんな広々とした部屋をアサインされて恐縮である。


チェスはベトナム版なのか、ポーンが管笠をかぶったりしてるし、キングに至っては中世の東洋哲学者が如く長髭を蓄えられてらっしゃる。各駒の表情がリアルすぎぃぃ。

ひだり みぎ

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窓からはファイナンシャルタワーやサイゴンリバーの夜景が見えるよう2方向に窓が面していて、眼下にはホーチミン屈指のブランドブティックストリートのドンコイ通りが広がっている。グランドタワーからだとメインタワーが見晴らしの妨げになるので、眺望の面ではメインタワーがいいと思われる。部屋は古いけど。

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ムードが出る民俗音楽的なCDまで用意してくれているが、オーディオシステムもかなーりの年季物のビクター製で、カセットテープのプレーヤーまでついている。

【ラウンジ】

こちらはメインタワー22階にあるクラブラウンジ。いつ来ても凄まじい日本人宿泊客とのエンカウンター率。特にハッピーアワー時は家族総出で出動してくるご家族の皆さまが多いようで、ワイワイ賑やかになる場合もある。どうやら大手旅行代理店がラウンジアクセス付きのツアーを開催しているようだ。

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ドリンクはセルフサービスだけど飲み放題ですからね。家族団欒で騒いだり、現地妻帯同ではしゃいだり…海外旅行で羽目を外し過ぎてしまう気持ちは分かります。

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刺身や寿司など日本人を意識したメニューも多い。焼きプリンなど、別腹系メニューがおススメ。

【朝食】

続いて朝食。2階のサイゴンカフェは座席数は十分にあるものの、ホテルの規模上どうしても客数が多くなり混雑してしまう。

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卵料理だけでなく、フォーやベトナム風サンドイッチ、ステーキなどはその場で調理してくれるし、ワッフルやホットケーキも好みの通りに作ってくれる。料理の種類や質は悪くない。

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毎朝朝食を食べるのを楽しみにしてしまうくらい充実した内容。

もう一つのホテルの特徴が、2階にあるカジノ。

キッズコーナーの向こうに見えるのがカジノ“パラッツォクラブ”。バカラ4台、ブラックジャック2台、殆どがルーレットという構成で、ゲームセンター感覚のなんちゃってカジノ。ディーラーはいるけど全部コンピューターでプレイするので臨場感はないけれど、寂しい夜の暇つぶし程度にはなる。

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一丁前に会員特典などもあり、ポイントはシェラトンの宿泊券なんかと交換できるような仕組みになっている。


ジムの使い勝手やプールのムードも◎。

部屋は多少古いものの、歴史を重ねたホテルだけあって、その分スタッフの対応は洗練されてる。2か月連続で泊まってみて前回の悪印象は拭い去られたかな。シェラトンは何処の国に行っても暖かく私を迎え入れてくれる頼れる相棒だ。

シェラトンサイゴンホテル&タワーズ(Sheraton Saigon Hotel and Towers)】





住所:88 Dong Khoi Street, Thanh pho Ho Chi Minh, Vietnam
電話:08 3827 2828



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