ホリデイイン エクスプレス 羅湖深セン 価格重視のIHG修行用ホテル

今回の深セン出張の宿泊先はホリデイイン エクスプレス羅湖深センホテル(Holiday Inn Express Shenzhen Luohu Hotel)。最寄り駅は老街駅・紅嶺駅・大劇院駅になるが、いずれもホテルまでは1Kmちょいあるので、夏にスーツケースを転がしての徒歩での移動は難しい。羅湖からの移動の場合はホテルまで3Kmちょいなので、タクシーを利用した方が賢明だ。

羅湖からタクシーを走らせやってきたホリデイイン。ホリデイイン・エクスプレスはホリデイイングループの中でも低価格ビジネスホテル&モーテル的な位置づけで、宿泊者に必ず朝食が付く事を特徴としているブランドだ。コストのかかるサービスを削ぎ落すことで低価格を実現しているので、ドアマンなど無論いるはずもありません。
ひだり みぎ
スリムでアメリカンスタイルな高層ホテル。大通りに面しているわけでなく、入り組んだ住宅街の路地に入った一帯という分かりずらい場所にある。周囲を高層アパートで埋め尽くされているので余計に迷いやすい。


全318室の高層ホテルにしては小さめなエントランスになっている。

ロビーの設計からも価格追求型ブランドが目指さんとするコンセプトが伝わってくる。シンプルで無駄のないすっきりとした空間だ。典型的なビジネスホテルといって言いだろう。
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フロントスタッフもギリギリの人手で回しているようだが、手際の良いシステマチックな対応で、長く待たされることはない。ここらへんは価格を重視したブランドとはいえ流石IHG。スタッフの英語も問題無いレベル。


IHGメンバーはチェックイン時にウェルカムドリンクサービスを受けることができる。ビール・コーラ・スプライト等の中から一種類を選択し、ロビーに置かれた冷蔵庫から取り出したドリンクを渡されるだけという単純なサービスだけど。


部屋はナチュラルな色合いの家具に寒色系のモダンなファブリックを合わせたIHGらしいデザインで、こちらも無駄のないつくり。ベッドはビジネスホテルには十分な大きさで、枕も硬軟二種類ずつデフォでセットされている。

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同価格帯の中国系ホテルよりは清潔でしょう。

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一応、湯沸しポットにティーバッグ・コーヒー、目覚まし時計やメモ帳といった宿泊に必要最低限な物資は用意されている。

クローゼットの中はハンガー数本に薄っぺらいスリッパのみ。

金庫やアイロン、バスローブなどが無いのは想定の範囲内だが、冷蔵庫までないというのは誤算。2階のレストランでアイスとアイスペール的な容器を貸し出してるとのことだが、やはり夏に冷蔵庫が無いのは便利が悪く、長期滞在には不向き。

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水回りは配管臭が気になるところ。

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バスアメニティーは“力士”ことラックスのシャンプー兼ボディーウォッシュがシャワー内に取り付けられているのみ。他には必要最低限の歯ブラシとミネラルウォーター、櫛、シャワーキャップ、備え付けのボトルでハンドソープがあるくらい。ビジネスホテルと割り切りましょう。

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窓の外には四方八方を高層ビルに囲まれた閉塞感ある景観が広がっている。カーテンを開けていて気持ちの良い展望ではない。


ランドリーサービスはこちら、部屋のカードキーで入れるコインランドリー室でセルフサービス。3台の洗濯機にパウダー状の洗濯洗剤、アイロン、テレビ、カゴなどが用意されている。08:00-22:00オープンで、利用は一回30元。フロントロビーでクーポンを買う仕組みになっている。


ロビー階には自販があり、簡単な飲み物・菓子・コンドームなどを買い求めることができる。普通にコンドームがロビーで売られているんだから中国も開放的になったものです。

ホテル内にはレストランもあるが、食事メニューがしょぼかったので夜は外に繰り出してみることに。殆ど観光客がいないエリアだが、ホテル周辺に個人経営のコンビニ地元の飲食店が多数あるので、ローカル料理に慣れていれば食事には困らない。

生活感あふれる古びれた高層住宅群の中を歩く。歩行者の怒声に近い大声や響き渡るクラクションの連続に活気を感じます。


煤場路と宝安南路の交差点に東北料理を発見。その名も北方餃子館、餃子の館。東北料理ならハズレは無いだろうと判断し、入店。「歓迎光臨(中国語でいらっしゃいませ)」という大声が店内に響き渡る。ザ・熱烈歓迎。余りに威勢の良いお出迎えに内心ビビる。


清潔でアットホームな雰囲気の店内。目の前に座る姐さんは半ケツ状態、無我夢中、一心不乱に餃子を頬張っている。さぞかし美味い餃子なのだろう。


先ずは食器類と熱湯を入れたポットが運ばれる。食器類は外部委託先で消毒されているのだが、そのまま使わずに熱湯で洗い流すのが当地の風習。


今宵はジンジャンロースと焼き餃子という日本人丸出しのオーダーで独り乾杯することに。やっぱり東北料理は日本人の口に合う。普通に美味しかった。これだけ腹一杯食べてお会計は55元(≒1,000円)。


続いて数軒離れた先にみつけた香港式甜品店でデザート。明日から暫く中華圏を離れるので、今宵は胃袋の許す限り中国の美食を楽しんだる。

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仙草海底椰西米露、19元。西米露(タピオカココナッツミルク)で〆る。これだけ食べたらもう満足。心置きなく中国を離れられる。


夜の深セン。人や車でごった返していて煩いのなんのって。落ち着いて夜の散歩を楽しめる環境にはないので、真っ直ぐホテルに帰還する。後はシャワーを浴びて寝るだけだ。

翌朝、腰に若干の痛みを感じながら起床。自分にはベッドがちょっと硬かったかな。
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身支度をして2階の朝食会場へ。宿泊客全員に朝食サービスが付くだけあって、酷く賑わっている。宿泊客の客層レベルも低いようで、品位に欠ける方々も多数だし、清掃が追い付いていないので机の上にゴミが散乱したままの状態になってたりする。
食事の内容としてはビュッフェ形式で、コーン、揚げパン、お粥、マントウ、炒飯、焼きウドン、サラダ(レタス)、青梗菜炒め、豆乳などチャイナな朝食がギッシリ。ソフトドリンクはオレンジにグレープフルーツジュース、牛乳、コーヒー、紅茶などなど一通り揃っているが、シリアルの牛乳が常温で気持ち悪かったし、炒飯の米も固すぎてオイシイと評価できる内容ではなかった。残飯以上給食以下といったところで、ダイエット中の人には良いかもしれない。

因みに今回の宿泊費は一滞在に付き2,000ポイント付きプランで512元(≒9,500円)++。ボーナスポイント無しの事前支払最安値プランなら372元++で泊まることができる。コスパだけ見れば羅湖まで徒歩圏内の中国ローカル系のホテルの方が優秀だが、IHGのステイカウントやポイントまで考えるとどうしてもこういった安めのボーナスパッケージ付きホテルに頼らざるを得ない。何度も宿泊していれば色々とボロが出てくるんだろうなー、という危なっかしさは感じたが、寝るだけだと割り切って、ステータスの為の修行や香港への移動前の前泊としてたまーに使う分にはアリだと思う。

ホリデイイン エクスプレス羅湖深センホテル(Holiday Inn Express Shenzhen Luohu Hotel)


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公式ウェブサイト:こちら
住所:中国深圳罗湖区桂園北路6号
TEL:86-755-25596999



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