えっ、330-300が定番のホーチミン⇒香港にまさかのB777-300(77H)降臨。飛行時間2時間半程度のフライトにシラスは勿体ない気もしたが、飛行距離1200マイル以下の片道のビジネスへのアップグレードは12,500マイルと高くもないので、勢いでMクラスからポチっといてみる。
さて、出発前夜は日式カラオケでウィスキーを浴びるように飲み、意識が朦朧とする中をタンソンニャット国際空港へと向かう。仕事付き合いだからある程度は仕方がないとはいえ、翌日に残してしまうくらい飲み過ぎたことは猛省。もしかしたら明日の移動はシラスで楽できるからという気の緩みも作用したのかもしれない。
フォーは薬味や肉など具材を好きなだけぶっこんでスープを注ぐセルフ式。他にも軽食が揃っているが、今日は食欲が湧かなかったので飲まず食わずでひたすら仮眠。体力の回復を図る。
ラウンジの一番奥に隠れるようにひっそりと置かれたマッサージチェア。こいつで休憩しようと思いきや、作動しない。うーん、ベトナムクオリティ。
結局、30分の間ぼーっとしてるだけで搭乗開始時刻となり、ゲートへ向かう。機材変更がないかドキドキだったが、駐機場にB777-300がデーンと構えているのを見て胸をなでおろす。
客層はコードシェアのAAの白人上級顧客がやたらと多いようだ。皆さんご自慢の上級会員タグをお鞄に付けていらっしゃる。その他はスーツを装備したJGCのビジネスマン数名いるくらいで、マルコタグは余り見かけなかった。
本日の御座席は窓側23A。メインのCAはアラブなのかインドなのか分からないが、アダム・ランパードをアジアンな感じにして髭を思いっきり濃くした感じ。髪型もあのアシンメトリーだし、ものすごい濃い化粧をしてるのもアダムランパードっぽい。絶対意識してる思う。こいつがニッコニコして元気で意外と感じが良い。グラスの水が無いのを見て水を注いでくれるのかと思いきや、ジャストアモーメントとか言って走ってエビアンボトル持ってきてくれるし。黒服にも貰ってたのでエビアン2本。小走りで取りに行ってもらった手前、「いや、さっきもボトル貰ってるん不要です」とは言いだせず、何だか悪いので黒服にもらったエビアンは彼の目に入らぬよう隠しておいたw
エコノミーもビジネスも半分以下の搭乗率。どっから飛んできたのか聞いてないが、SGN⇒HKGは目も当てられない程の大幅な採算割れでしょう。
飛んだ。うねうねと濁流するサイゴン川を見下ろし、ぐんぐんと高度を上げていく。
実質飛行時間2時間ちょいのフライトなもんだから、水平飛行になると同時に黒服自ら先陣切って速攻で配食開始。このおばさん、動きがロボットみたく妙にカクカクと不自然だったが、テキパキとして対応は早い。
お品書き。メインはチキン、ビーフ、フィッシュカレーの3択。重いなぁ。
カレーはやだ、チキンもやだで、消去法により一番重そうなテンダーロインを選択w二日酔い時の昼食にしてはボリューミー過ぎる…それでもサラダは萎びてたのでノータッチだったものの、何とか健闘して肉は完食した。「せっかくなんで食べないと勿体無い」という貧乏根性が二日酔いに打ち勝った。
実質飛行時間2時間ちょっとでのショートトリップの為、フルーツやチーズはなく最終ステージはハーゲンダッツ。あっという間の2時間で横になる時間も十分になかったけど、アップグレードに12,500マイルならまぁアリかな。
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