ルネッサンス バンコク ラッチャプラソーン クラブルーム宿泊記/Renaissance Bangkok Ratchaprasong Hotel

今回のバンコク滞在は、前々から気になってたバンコクのチットロムにあるルネッサンスホテルに泊まってみることに。以前にエラワン周辺を散歩していて偶然迷い込んでしまったのだが、マリオット系列にしては滅茶苦茶にチャラいロビーを見て痛く衝撃を受けたものだ。きっとバブル期の六本木のディスコがこんな感じだったに違いない…みたいな刺激的すぎるド派手ロビー、その当時はこんなとこ泊まりたくねーわーと思っていたが、幼少時に嫌いだったアスパラガスを好んで食べるようになったように、ホテルの好みもまた変わるものである。あのけばけばしさに溢れるホテルにちょっと泊まりたくなってきたのだ。

さて、このルネッサンスホテル、正式名称をルネッサンス バンコク ラッチャプラソーン ホテルという通り、インターコンチやグランドハイアット、セントレジスなど各ホテルチェーンの高級ブランドが立ち並ぶラッチャプラソーンエリアにある。BTSのチットロム駅から徒歩三分くらいかな。チットロム通りにあるハーゲンダッツ脇の駐車場の奥に建つモダンな建物がルネッサンス。目の前が駐車場というのは情緒に欠けるところだが、スカイウォークと横のビルの脇を通れば雨・直射日光を避けてチットロム駅からアクセス可能なのは◎。BTSに沿った大通りは車やバイクが大騒音とともに行き交いますが、逆にこれくらい離れてた方が静かで良いのかもな。遠すぎず、近すぎず。

バンコクのマリオット系列の大定番であるJWマリオットは老朽化が進んでいるが、こちらは2010年オープンとまだキラッキラ、ピッカピカの印象。ナナプラザ前というJWマリオットの立地条件は捨てがたいが、建物自体はこっちの方が断然良い。なんというか、都会の勢いが上手くデザインされたモダンなホテルを見ると、心がワクワク駆り立てられるというもんだ。ポストバブル期に育った小生には分からぬが、これがバブル期のディスコに興奮する人々の心理なのだろうか。


スワンナプーム空港からタクシーで移動、ホテルに着いたらこんなんですからね、車寄せ。左手がRバーで、向かって正面がロビーへと繋がる正面玄関。どこの高級ケバケバクラブですかと。

ひだり みぎ
車寄せからキラッキラとガラス越しに見えるロビー階のRバー。ぎらぎらしすぎぃぃぃ。

ひだり みぎ
大都市バンコクの勢いを表すかのように高級車が並ぶ煌びやかな車寄せは超都会的。タクシーから降りると同時に、テキパキとしたベルボーイが助手席に置かれたスーツケースを取り出してくれ、そのままスムーズにロビーへと案内される。

入った手前がレセプションで、右手がオリジナルギフトを揃えたルネッサンスショップになっている。館内も外観と同様にモダン過ぎるくらいモダンで、チャラいというかケバイ。スタイリッシュに仕上げたいという狙いは分かるが、どこかコンセプトにチグハグ感を感じるんだよな。Wホテルはあれでも洗練されていて品を保っている印象だったが、こちらは上品さには欠けるというか、なーんか作りがちょっとチープでバラバラな印象。
ひだり みぎ
スタッフも見事に若くてチャライ。妙にナヨナヨした女みたいな話し方をする黒髪のウエンツみたいなスタッフにナヨナヨとフレンドリーに対応される。ウェルカムトゥールネッサンスの後の二言目が、「えっ、一泊しかしないんですか?残念だなー」というのは冗談だと思うのだが、目が笑ってなくて怖かった。その後、ウエンツにエレベーターホールまでエスコートされる。「今ならまだイブニングカクテルに間に合います」と。


エレベーターホールwww。エレベーター自体はSchindler製で、合計4基。一番近くのフロアに待機してる奴じゃなくてわざわざ遠くにあるのが来て待たされたりと、不可解な動きをしたのが謎。


ギンギラギンのエレベーターで21階のラウンジへ直行すると、ラウンジの入り口も落ち着かない。エントランスでの挨拶などは無く、ルームキーでドアを開け、勝手に着席して良い仕組み。

ラウンジ姐も黒のドレスでチャラく決めている。高橋由伸を女にしたようなハイソで上品な感じの方と、ちょっと肌が浅黒いイケイケギャルの2名がメインで取り仕切ってる。

ロビーではTシャツ・短パン・ビーサンの3点セット装備の旅行者風のヒッピーも目立ったけど、ラウンジは見事に襟付きシャツを身に纏った白人ビジネスマンだらけ。どうみてもビジネスパートナーには見えないタイ人の若いお姐さんを連れた爺さんもいましたがw


カクテルは頼めばラウンジ姐がシャカシャカとシェーカーを振って作ってくれる。もちろん、セルフサービスで勝手に飲み倒すのもあり。飲み過ぎたファランは避けの勢いラウンジ姐に対して下品に絡んだりしてたけど、ああなってはいけないと、自分を戒める。

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サラミナポリは上級で、これだけで酒が進む。

ひだり みぎ

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お好み焼きはちょっと…当たりはサラミにロールキャベツ、ラズベリータルトくらいか。これらをつまみに自作のハイボールを飲み倒す。


部屋はラウンジより高い22階。ロビーのような派手派手なスタイリッシュさではなく、部屋自体はウッドフロアで意外に落ち着いていて洗練されたな空間といった印象。

ひだり みぎ
窓際右側にエルゴノミックデザインのチェア&人工皮革張りワークデスク、左側にオットマン付きのミニソファーが配置されている。


バスルームはガラス張りのシースルータイプ。

ひだり みぎ
清潔で広々としたバスルーム。バスタブの大きさも十分。また、バスタブとは独立してハンドシャワーとレインシャワーを付けたシャワーブースもある。ちょっとベイシン周りが狭いかな、というくらい。


このようにバスルームからベッドルームが丸見えだが、電動式ロールスクリーンが下がるのでバスルームのプライベートの確保も可能。

ひだり みぎ
バスアメニティはトウキョウミルク。クリエーターはどこぞやの白人で、アイコンはマリー・アントワネットという「極度乾燥(しなさい)」的な謎ブランド。使ってみると、結構自分には合うことが判明。

ひだり みぎ
ここらへんはまぁ無難。ミニバーもスナックからアルコール、ソフトドリンクまで過不足なしの内容になっている。

ひだり みぎ
窓からの景色も素晴らしい。

ひだり みぎ
アルコール飲んだので運動は控えたが、ジムも上下半身強化系、心拍強化系とバランスよく取り揃えられているし、見晴らしも良し。

ひだり みぎ
プールは一応外も見渡せるし外の空気も入ってくるようにはなっているが、やっぱり完全な屋外プールの開放感には負ける。シャワーも仕切りがなくて浴びてるところ丸見えだったし、ちょっと残念。


こちらはクラブルームのベネフィット。主だったところを抜粋する。カクテルアワーが長くて素晴らしいし、若手ビジネスマン向けのサービスが多い印象。
・06:00-11:00 朝食(月から金は06:00-10:30)
・15:00-17:00 ハイティー
・16:30-20:30 カクテルアワー(カナッペは18:00-20:00)
・ミーティングルームの利用が2時間まで無料
・無料のローカル電話
・1pcのランドリーサービスまたはプレシングサービス(毎日)
・REVIVEスパで15分の頭/肩無料マッサージ
・白黒ページ10ページまで印刷無料(毎日)

朝食。
ひだり みぎ
バンコクのホテルにしては凄く珍しいのだが、フルーツは熟れてなく硬いのが残念。グァバとドラゴンフルーツ、パパイヤには心底失望した。

ひだり みぎ

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オードブルというよりはガッツリ系のメニューも豊富で、朝からチャーシューをがっついた。


もちろん、卵料理もある。間違えてハラピーノを抜いてもらうのを忘れ、オムレツが辛くてヒーヒーしちゃったけど。

更に、チェックアウト後もラウンジを使わせてもらえたので、ハイティーに行ってみる。マリオットってレイトチェックアウトには超絶渋ちんな印象だったけど、ルネッサンスバンコクは結構融通利かせてくれた。感謝感謝。
ひだり みぎ
丸く切り抜いたマンゴーの実がのったパイが最強。シャンパンまで飲ませてもらい、上機嫌でホテルを後にする。スーツケースだけ預けて買い物を楽しみ、夜にはタイの名門ホテル・デュシタニバンコクへと移動する。

ひだり みぎ
昼間のルネッサンス。


ちょっと派手で落ち着かない部分もあるので、完全に好みが分かれるところ。ホテルに何を求めるのかはそれぞれに異なるだろうが、日常生活を忘れてスタイリッシュな空間で過ごすのにはぴったりで、「BTSの駅すぐ」「ショッピング街」「スタイリッシュ」をキーワードにしてたら最適なホテルかと。インターコンチネンタルやセントレジス、グランドハイアットよりは若干程度安いですし。

ルネッサンスホテル バンコク


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Renaissance Bangkok Ratchaprasong Hotel
住所:518/8 Ploenchit Rd.
電話:0-2125-5000
HP: www.renaissancebangkok.com



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